「集え!!!カキンへ!!!! 行こう!!新天地!!!
必ずオレが 連れて行く!!!」
タグとしてはビヨンドの作品もある。
この項目は、コミックス最新刊以降の内容を含みます。 |
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概要
前ハンター協会会長のアイザック=ネテロ(以下ネテロ)の息子を名乗る男。顔に大きな×十字の傷痕があり、古代中国の武将のような身なりをしている。
ネテロの死後、カキン帝国が全世界に向け暗黒大陸進出を宣言した際、暗黒大陸探検隊の総責任者として表舞台に姿を現す。
ネテロを髣髴とさせる容姿や話し方、人を惹きつけるカリスマ性を持ち、ネテロに心酔しているハンター"十二支ん"の面々はその演説で心が揺れ動いている。
またネテロの秘書をしていたビーンズとは旧知の間柄である。
父と違い量の多い黒々とした頭髪や髭を貯えているが、後述の通り最低でも70代前後の年齢と思われる。
性格
また、目的のために手段を選ばない狡猾さも併せ持つ。
具体的な脱走計画は無いにもかかわらず、ハンター協会に出頭し宣戦布告をしたかなりの自信家でもある。
一方で、あくまで自身の目的は自分の力で暗黒大陸を踏破することだとし、カキンを含めた国家や組織の思惑にはほとんど関心を示さない生粋のハンター気質であることも窺わせている。
父・ネテロの求めた強さは相手を必要とし、勝ち負けのある「個」としての強さであったのに対し彼の望む強さは「強かさ」と同義であり、新大陸探検には不可欠な要素である。
「誰にも邪魔されず、好き勝手に堂々と未踏を舐る」ことを信条としているが、一方で未知の探求のためなら自分の命を惜しまないジンともまた異なり、何らかのリターンを持って生還することを何より重要視する。
ネテロの言葉を借りれば「ハンターとしては真っ当」な思考の持ち主である。
過去
専門家の1人として調査団に参加し、暗黒大陸に挑戦した過去を持つ。
約50年前、ビヨンドは錬金植物メタリオンを目的としたクカンユ王国主導の調査団に同行したが、ネテロの忠告を聞かず未踏のルートに拘った結果探検は失敗、多大な犠牲者と新たな厄災("不死の病"ゾバエ病)を抱えて帰還、持ち帰ったメタリオンも枯れてしまう(この時の帰還者はゾバエ病に罹ったハンターを含めて6人)。
ビヨンドは再挑戦を望んだが、父ネテロにより「儂が死ぬ迄は許可せぬ」との条件を与えられる。
ネテロの死後
過去の探検失敗以来約50年もの間、ネテロの死による今回の機会を待っていた。
カキンと手を組み暗黒大陸進出を全世界に宣言した後、ハンター協会へ出頭、自ら拘束される。
チードルは早速騒乱罪でビヨンドを逮捕しようとするが、ビヨンドはV5の動きを見透かし、「俺は解放され、お前らは俺と共に暗黒大陸を目指すことになる」と断言、十二支んに宣戦布告する。
その言葉通り、V5が折れる形で「ハンター協会の監視付きでの渡航を認める」という決定が下される。
交渉の結果、ビヨンドは十二支んと共に大陸を目指すが、鉄格子付きの部屋で24時間監禁した上で、渡航中は協会への反抗は一切許されず、上陸後もビヨンドが獲得したリターンはV5改めV6が総取りし、抜け駆けして公開することは禁止するという条件で、暗黒大陸まで護送されることに。ビヨンドは、一応ホイコーロの顔を立てて大陸に着くまでは大人しくするが、それ以降のことは保証しないと念を押す。
これにより、ただでさえネテロの指令を巡って混乱していた十二支んは、ビヨンドの手綱を締めつつ、パリストンが送り込んでくる協専ハンターに対処しながら、全く未知の大陸で未知の厄災に対する解決策を見つける(一つでも失敗すれば協会は破滅)という無理ゲーを強いられることになる。しかもビヨンド自体は知らぬことだが、十二支んには内通者までいる始末である。この事態を打破するため、チードルはとあるルーキーハンターを頼ることとなる。
暗黒大陸探検隊総責任者
パリストンや協専ハンターなどで構成される探検チームを組織する。
チームの運営については「ナンバー2」のパリストンにほぼ丸投げしており、メンバーに対して暗黒大陸の詳細な情報を説明していなかったり、ハンター協会の拘束から逃れて合流する方法を具体的に考えていなかったり、パリストンの送り込んだ内通者の存在を把握していなかったりと、総責任者としての仕事は割といい加減である。そもそも、ビヨンドはカキンも協会も「踏み台」だと言い切っているので、ある意味では当然かもしれないが…。
渡航までに必要なものとして、ジンと同じく「許可」「資格」「手段」「契約」の4つを挙げた。
念能力
現時点では未登場であり、不明。
他のキャラからの評価
ごく一部を除いてネテロに心酔している十二支んは、その立ち居振る舞いを見ただけでネテロに生き写しであると感じ、総じて感情をかき乱されている。
ミザイに至っては、仮にネテロのメッセージより前にビヨンドの演説を聞いていたら迷わずビヨンド側につき、その後に「指令」のことを聞いても心変わりしなかったとまで断言し、自分がこちら側にいるのは順番の問題でしかないとまで言い切っている。
ジンは、当初は自分の楽しみにしていた暗黒大陸探検を横取りされて反感を抱いていたが、誰にも邪魔されずに未知を探求したいという姿勢は一致しているため協力したくもある、だがリターンを重視する姿勢は合わない…と、なかなか感情の整理をし切れずにおり、最終的にチームに加わりたいと思ったことは自分でも予想外だったという。