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概要

CV:杉田智和

本作の発売が発表された際、たちよりも先に、そして最初に公表されたキャラクターである。


7度襲来しては、そのたびに十二星神とそれを信仰する人間たちの帝国と戦い、最後は散り散りになって緋の欠片となり世界へ降り注いだ邪神。


作中での出番は最終ボス。全部で3つの形態を持ち、倒されても規定回数までならば復活することができる(後の形態ほどその回数も多い)。本作の戦闘バランスは彼との戦いでも存分に発揮され、小技の仕込みや特殊効果の活用など多方面からの攻略を必要とする。また、「最強のファイアブリンガー」という攻撃パターンが強化されての登場もあり、ちょっとした選択肢であっさりそちらと戦うことにもなるので、準備は怠りなく。

現在に至るまで

十二星神たちによって作られたこの世界。かつて、力なき人間へ火を扱うことを教えた、この世界の「原初の神」。しかし人間たちは、冥魔と呼ばれる存在に入れ知恵されたこともあり、火を武器としても扱い始めた。ついにこの世界で信仰されていた星神たちへもその矛先は向けられる。その争いは、人間と星神だけでなく、冥魔および精霊をも巻き込むようになっていった。ファイアブリンガーは、それを食い止めようと精霊を味方につけ、冥魔たちは活動を停止。しかしその代償として、十二星神たちに追放されることになる。

もちろん彼がただ黙って去っていくことはなく、ここで十二星神たちと取引をする。1000年に1度なら戻ってきてもいいのではと。だが彼はその期間をもう少し短く700年にしたらどうかと持ちかける。

十二星神たちは、それを受け入れた。いや、受け入れるポーズを取り、彼を騙した。700年ではなく7000年に改竄してしまったのである。ところが彼もまたそれを見抜き、7000年に1度という設定を1000年に7度と書き換えたことで、上記の「7度襲来した」という状況が出来上がる元となっている。

十二星神たちに細工され隠された真実

この世界で人々に信仰されていながら、取引相手を騙すと言う行為に至った十二星神たち。何か裏がありそうな設定だが、実際その通りであった。そもそもサガの神のほとんどは、ロクなものではない。

まず、元々この世界は神によって作られた舞台ではない。世界が神々より先に存在していた。

次に、火を与えられた人間が悪影響を受けた冥魔だが、彼らはファイアブリンガーより後にこの世界へ生まれた神々であり、自分たちが支配しやすいよう人間や精霊たちを利用した末に、堕ちた存在だった。


そして問題の十二星神だが、この神々によって世界がメチャクチャにされようとしたことを危惧したファイアブリンガーが助けを求めて呼び寄せた、よその世界の神々というのがその正体。

そこまではよかったのだが、十二星神はこの世界を譲ってくれとファイアブリンガーへ持ちかける。ファイアブリンガーに落ち度があって追放されたのではなく、ファイアブリンガーが単に邪魔だと思ったので取引をしたのであった。結果は上記の通り。十二星神が人々から信仰されているのも、要はこの世界に居座りたいと考えた十二星神によるプロパガンダが成功しているからである。


こうして世界を巧みに奪った十二星神だが、ファイアブリンガーもこれに対して黙っているわけがなかった。しかし、かつて助けを求めた相手であるため、彼らに束になられては勝ち目がないこともわかっている。そこで、この世界のことを思って彼が起こした行動は、人間たちにこの世界を託すため、試練を与えることだった。つまり、悪と看做されたことを逆手にとって、悪役として人々の前に立ちふさがる格好で、人間の成長を促進しようという考えである。シリーズを振り返ってみればかなり珍しいダークヒーロー的存在。


上記の7度の襲来の件も、戦いの末に緋の欠片となって散ったこと自体、いわばそのための計画であったと言える。かつての人間の帝国は、ファイアブリンガーを倒すために団結していたのであって、ファイアブリンガーが倒されたと聞けば求心力を失う。十二星神たちも上記のありさまである(特にマリガン神が酷い)ことで互いに頂点を争い始めたことも、そして冥魔たちが再び活動を始めたことも、ファイアブリンガーにとっては都合が良かったといえる。このような混迷の時代だからこそ、時代を導く担い手が人間の中から出ると考えていた。最終ボスという立ち位置も、いわば悪役としての最後の仕事である。


ラストバトル前、例えばウルピナ編の一部エピソードでは、マリガン神を信じるウルピナに対して「人と星神の間につながりなどない」とバッサリ否定するが、正しいのは言うまでもなくファイアブリンガーのほうであった。邪神という肩書きも十二星神に都合のいいことを人間に広めるための言い回しに過ぎない。


総じて、騙された世界に生きる人々がどのようなありさまであるかは、彼の設定と物語が雄弁に物語っていると言えるだろう。

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