概要
第52話・53話『悪魔のチョコカプセル』で、デデデが村人たちをブームで踊らせるために、ナイトメア社からダウンロードした『ファイターシリーズ』のチョコカプセルフィギュアである。デデデは前もって「月の光を当てるとフィギュアがグレードアップする」という情報をテレビで流し、それを信じた村人たちがザコファイターのフィギュアを窓際に置いたことで目覚めて巨大化し、暴れまわる。
後編の53話では、デデデ城に作られたコロシアムで、5体のレアフィギュアがカービィとデスマッチを行う。全員波動らしき技を手から放つことができるが、それを吸い込んで変身したファイターカービィに倒されてしまう。
タゴとガング曰く、上記のカプセルは前シリーズ『銀河戦士団』の売れ行きが悪くなってきたときに、突然空から降ってきたらしい。また、アタリのフィギュアはデデデの手元にしかないため、村人たちはザコファイターしか出ないようになっている(やっていることは完全に詐欺である)。
フィギュアの種類
- ザコファイター
いわゆる量産型。
球型(体色が緑で髪はオレンジ)・四角型(体色がオレンジで髪は緑)・台形型(体色が青で髪はオレンジ)・三角型(体色が赤で髪は緑)の4種類がおり、どれも非戦闘員の村人たちでも倒せるほど弱い。また、作画ミスで配色が別のものに変化したシーンがある。
- カンフー・リー
CV.水谷優子
格闘技大会で最初の相手としてカービィと戦う。二つ名は『怪鳥の雄叫び』で波動の色は「オレンジ」。
華麗なパンチやキック、ヌンチャク攻撃でカービィを追い詰めるが、ヌンチャクが腕に絡まってしまったところを「スマッシュパンチ」で消し飛ばされて倒される。
名前の元ネタは某アクション俳優だと思われる。
- ボクサー・ダイソン
CV.長嶝高士
格闘技大会で2番手として戦う魔獣界超ヘビー級チャンピオン。波動の色は「青」。
彼がカービィと戦う際は、特別なリングが用意されている。連続パンチや「バルカンジャブ」のような技で腕の短いカービィを追い詰めるが、「ライジングブレイク」で倒される。
名前の元となった格闘技は「ボクシング」。
- カラテ・キッド(ブックレットでは前述の他に「カラテ・キット」と表記にバラつきがあるが、どちらが正しいかは不明)
CV.瀧本富士子
格闘技大会で3番手として戦う。波動の色は「緑」。
エスカルゴンの実況によると、彼は世界中のいじめっ子に鍛えられたらしい。
カービィを連続ビンタ攻撃で追い詰めるが、「ファイターつかみ(キスしてるようにしか見えないが)」からの「かたてなげ」や「ともえなげ」で投げ飛ばされて倒される。
フーム曰く、5人の中で選ぶなら彼らしいが、あくまでも「ファイターシリーズの中で選ぶなら」という話であり、彼がカービィにやられても特に哀れむ様子はなかった。
名前の元となった格闘技は「空手」。
- タイキョク・ロウジン
CV.関根一則
格闘技大会で4番手として戦う。波動の色は「赤」。
エスカルゴンの実況によると、彼は4000年も太極拳の修業を積んだらしい。
動きが異常にのんびりしており好々爺に見えるが、これは相手を油断させるためであり、カービィを連続キックからの髪の毛攻撃で吹き飛ばすが、落下するカービィに「ふみつけげり」をされたことであっけなく倒される(恐らく彼がファイターシリーズの中では最弱である)。
名前の元ネタは中国武術の「太極拳」。
- ヤンキー・セキトリ
CV.私市淳
格闘技大会の最後の相手であるグランド相撲チャンピオン。波動の色は「黄」。
ダイソンのときと同じく、彼と戦う際は特別な土俵が用意されている(それに合わせてエスカルゴンも行司(相撲における審判)になっている)。
相撲では反則技のパンチでカービィを追い詰めるが、猫騙し(リアルな猫の画像が出てくる)で油断させられたところを「足払い」で転ばされる。しかし、最後のトリだけあって再び起き上がり、カービィを潰そうとするが「ライジングブレイク」で吹き飛ばされて倒される。
名前の元となった格闘技は「相撲」。