概要
マサチューセッツ州ボストンにある野球場。1911年に起工、翌1912年に開場した。2021年時点で使用されているMLBの本拠地としては最古の野球場である。
MLBのボストン・レッドソックスが開場から本拠地としている他、ボストン・ブレーブス(現:アトランタ・ブレーブス)や、AFL時代のボストン・ペイトリオッツ(現:NFLのニューイングランド・ペイトリオッツ)も本拠地にしていたことがある。
特徴として、「グリーン・モンスター」と呼ばれるレフトスタンドがある。これは球場自体がボストン市内の限られたスペースで建設されたために狭く、ホームベースからレフトスタンドまでの距離が約94.5mしかないうえに左中間が膨らまず、直線的に延びているため、プロの使用する球場としては極めて浅いので、容易に本塁打が出るのを防ぐため高さ約11.3mの巨大なフェンスが設置されのが、このグリーン・モンスターである。(但し、当初は広告で覆われおり、1947年にグリーンに塗られ現在に至る)
…が、高く上がったフライは結局はフェンスを越えてしまう。また本来ならフライアウトになるような打球もグリーンモンスターに当たってヒットになってしまうため、フライ系の打球が多い右打者には非常に有利となっているのが現状である。グリーン・モンスターのすぐ後方には道路と建物があるため、フィールドはこれ以上拡張できない。グリーン・モンスター下部のスコアボード表示部を打球が突き抜けた場合は、打球がバウンドしたか否かを問わずグラウンドルールにより二塁打(2個の安全進塁権)となる。
対して右中間は深いがフェンスが低いため、ライナー性の打球がホームランになることも多い。