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データ


性別
生年月日2008年(牡14)
血統父:ガリレオ/母:Kind/母父:デインヒル
毛色鹿毛
馬主Khaled Abdullah
調教師H.セシル(GB)

概要


生い立ち

イギリス出身。母Kindは重賞勝ちのないオープン馬で、本馬は2番仔。馬名は本馬が1歳だった時に亡くなったアメリカの調教師ロバート・ジュリアン・フランケル氏からとられている。1歳下の全弟に同じくG1馬のノーブルミッション(種牡馬入り後、2020年に輸入)がいる。

調教師はサー・ヘンリー・セシル。1970~1990年代に大活躍した人物である。しかし、その後の成績は落ち込み、一時は新聞に「過去の人」と酷評されるほどだった。フランケルやその他の管理馬とともに復活を果たし、2013年に癌で死去することになるセシル卿のドラマ性は、フランケルの人気の一因になっている。


競走馬時代

2歳夏にデビューし、溌剌とした調教の動きで注目を集めて1番人気に推されると、後の強豪ナサニエルが立ちはだかった「伝説の新馬戦」を1/2馬身差で勝ち上がる。フランケルが実戦で1馬身差以内に迫られたのは、このデビュー戦と、病気によって調子を落としていたとされるセントジェームズパレスの2戦のみである。9月のG2ではディープインパクトみたいな末脚で後の愛ダービー馬を11馬身突き放し、10月の1400m戦デューハーストS(日本の朝日杯に相当。ホープフルSに立ち位置が近いのはフューチュリティトロフィー)では不器用なところを見せながら楽勝してG1初勝利。欧州では日本よりも2歳王者の価値が高く、2歳馬として4戦4勝を果たしたフランケルは、公式レーティングで2010年の欧州5位タイという高い評価を受けた(同年1位はキングジョージ大差勝ちの4歳馬ハービンジャー)。

3歳を迎え、前哨戦を先行押し切りで制して迎えた英国クラシック第一弾2000ギニー(距離1600m。日本の皐月賞(2000m)に相当)で突如サイレンススズカじみた大逃げを打ってライバルを完封すると、その後は1マイル路線を進み、夏の3歳限定戦セントジェームズパレス→夏の古馬混合戦サセックス→秋の古馬混合戦クイーンエリザベスⅡと連勝して3歳シーズンを終え、3歳馬としては5戦5勝。爆発的な怪力と前向きさをもって、同期のエクセレブレーションや年上のキャンフォードクリフスなどを従え、欧州マイル界の天下を統一し、公式レーティングは堂々の2011年世界1位に輝いた。

欧州でこの戦績ならば3歳一杯で種牡馬入りしてもおかしくないのだが、その後は「距離延長」をテーマにして、4歳シーズンでも現役を続行。一度怪我をしたけど予定通り出走できたロッキンジ→王室主催の伝統の一戦クイーンアンの2戦で不憫な同期エクセレブレーションを徹底的に突き放した後、1.05倍という極限の単勝オッズでサセックスを連覇し、満を持してチャンピオンディスタンス(2000m)へ進出。フランケルは一見完璧な馬に見えるが2歳~3歳時の気性はあまり良いとは言えず、当時は前向きすぎる気性から不安の声も多かったのだが、その頃には一般人向けの宣伝が制作されるほどであったフランケルの支持は相変わらず単勝オッズ1.1倍台。結局のところ中距離戦でもフランケルのパフォーマンスはそれほど落ちることなく、平坦・良馬場のインターナショナルSではこれまで通りの圧勝を見せ、フランケルのキャリアで最もメンバーが集まったといえる険阻・重馬場のチャンピオンSでも同年世界2位の古豪シリュスデゼーグルを2馬身弱交わし去った。これをもって引退とし、4歳馬としては5戦5勝。2013年に発表された2012年の公式レーティング(1977~)では、同年の世界1位どころか、1986年の凱旋門賞ダンシングブレーヴを上回る歴代1位と評価された。


通算14戦14勝。圧倒的な能力があっただけに、全レースで1番人気&1着、レーティングも歴代1位と、とにかく「1」が多い。騎手もただ1人。トム・クウィリー氏を生涯の主戦とし、デビューから引退まで全レースともに彼が手綱を取った。


タイトルは、全欧年度代表馬×2、全欧最優秀2歳牡馬、全欧最優秀3歳牡馬、全欧最優秀古馬の五冠。この表彰歴は、日本の中央競馬ではいまだ類例がない(地方馬ならフリオーソがいる)。



種牡馬時代

引退後はガリレオの後継種牡馬という位置づけで種牡馬入りした。

14年生まれの初年度産駒からはチャンピオンS連覇などGⅠ4勝を挙げたクラックスマンや、母スタセリタの超良血馬として日本でオークスを制したソウルスターリングなどが出たこともあり安定した種付け頭数を数えており、最近ではアルピニスタインスパイラルなどの良質馬が次々と出ている。また、日本では、名牝ウオッカとの間に現役時4勝の種牡馬タニノフランケルを出したことでも知られる(Pixivに投稿されたフランケル関連の最初のイラストは、ウマ娘化フランケル×ウオッカを描いたものである)。他にレッツゴードンキヌーヴォレコルトとも交配された。

父は2000mまでだったが産駒は牡牝問わず2400m以上での活躍馬も多く、毎年のように産駒が英愛仏のクラシック戦線をにぎわしている。そして4世代目のアルピニスタでついに産駒による凱旋門賞制覇が成し遂げられた。


初期の産駒であるクラックスマンやモズアスコットは引退後種牡馬入りしており、クラックスマン産駒は22年にデビューを果たし、初年度産駒で無敗の仏ダービー馬を出した。


種牡馬としての代表的な産駒

日本以外


日本


母の父として


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