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フンメル

ふんめる

第二次世界大戦中のドイツ軍が開発した自走砲、制式番号『Sd Kfz 165』である。

概要

1941年の独ソ開戦後、戦車部隊の作戦展開に砲兵部隊が追従出来ないことからドイツ国防陸軍は新たな自走砲の開発に迫られた。こうした経緯を持って誕生したたのが、このフンメル自走砲だった。(フンメルとはドイツ語マルハナバチの意味)


これまでのドイツ軍は対戦車砲重歩兵砲を自走化したものは保有していたが、フンメルの様に火力支援を目的とした野戦榴弾砲を搭載したものは存在しなかった。本車はIII号戦車IV号戦車の車体部品を流用したものへ、ドイツ軍が師団砲兵用の主力として運用している『15cm sFH18』榴弾砲を開放型の戦闘室にそのまま搭載していた。

また、大型の榴弾砲を搭載したことから車内空間と重量バランスをとるために戦車用車台では後方にあったエンジンは車体中央に移動している。しかし、フンメルは搭載している榴弾砲が大口径であるために搭載弾薬が非常に少ないことから、それを補助するために同様の車体を流用したフンメル弾薬運搬車も誕生した。1942年に実戦配備が始まり、大戦終結終戦までに各種派生形含めて約700輌のフンメル自走砲と150輌ほどのフンメル弾薬輸送車が製造されている。


性能諸元

全長7.17m
全幅2.97m
全高2.81m
重量23.5t
装甲厚10~30mm
発動機マイバッハ液冷ガソリン/300馬力
最高速度10~42km/h
乗員数6~7名
武装15cm×30口径榴弾砲×1 7.92mm機関銃×1 MP40短機関銃×2

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