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曖昧さ回避

  1. 北米原産の肉食魚。
  2. レースゲーム「チョロQシリーズ」に登場するキャラクター。

本項では両方解説する。


概要

北米原産の肉食

正確にはオオクチバス、コクチバス等、硬骨魚綱スズキ目サンフィッシュ科に属する淡水魚の総称。

平たく言えば淡水性のスズキと言った趣の魚である。

なお、間違っても曖昧さ回避2.のようなBUSではない。


国内ではブルーギル共々、放流により在来魚を駆逐し問題になっている一方、本来は食用魚でありながら加工・調理に難があるために食用としてほとんど流通せず、漁獲量が増えにくいことがさらに問題を深刻化させている部分もある。


生態系や漁業にもたらす影響のために駆除が進められているが殺した死体をその場に捨てていくと腐って、蝿の大量発生、悪臭、水質の悪化などむしろ環境を悪くしてしまうため、捕まえた個体は殺して持ち帰って食べる(生きたまま持ち歩くと法律に触れる)か、バス回収用のボックスに入れるか、死体を放置するくらいならリリースしてしまったほうがいい(ただしリリース禁止の場所もある)。もちろん別の場所に放流するというのは決してやってはいけないし違法である。


バスは日本の淡水の生態系に間違いなく非常に大きい影響を与えており、ゼニタナゴなどおそらくバスの影響で絶滅寸前になっている種もいるため早急に駆除が必要である。

ただ、バスを日本に持ち込んだのも、ゲリラ放流で日本中に拡散させたのも人間である(現在でも釣りを楽しむために別の水域に放流しようとする連中が後を絶たない)。

バスはただ生きるために食べて、子孫を残しているだけである。

また、バスやブルーギルなど移入種だけを悪者扱いする人もいるが日本の淡水魚が危機に陥っている原因は決してバスだけではない。

河川改修やダム、堰の建設などの開発による影響(特に河川ではこれが一番大きい)、排水による水質の汚濁など淡水環境に大きな影響を与えてる要因は多い。

ブラックバス問題は環境についてさまざまなことを考えさせてくれるといえるだろう。


持ち込まれたブラックバスは日本だけではなく世界的に猛威をふるっており、イギリス韓国では生体の持込が禁止されている。


食べ方

味は普通の白身魚と言える(スズキ目の魚は総じて味の良い魚が多い)。実際食べたら泥臭くてまずかったという話も多いが、その多くは調理法に問題がある。


コツは

1. ごとを綺麗に取り除く(日本料理の用語で「鱗を梳く」と言い、鱗が細かい魚で良く用いられる方法。ちなみに泥臭さは皮から発せられるものであり、身は淡白で悪臭とは無縁である)。

2. 内臓は潰さずに取り除く。

3. を使って調理する(ムニエルフライとか)。

である。


なお、皮を取り除く際調理器具が臭くなってしまうのは避けられないので注意。

一度ブラックバスをさばくのに使ったまな板には臭いが移り他の魚や肉の調理に使えなくなってしまうので、専用の調理台を使う事。あるいは良質の水のバスでも臭いが映らない分、器具に顎口虫が付着する可能性があるため、念入りに洗浄する必要がある。


最近は給食のおかずや鮒ずしに使うフナの代用品、魚肉ソーセージ天ぷらなどに使うところも増えている。


ちなみに水のきれいな水域で育った場合は普通に塩焼き等にしても旨い(らしい)。

これはボラ等も同様である。流石に日本では寄生虫の問題、というサケと同じ理由があるので生食は基本的にNG。


琵琶湖周辺ではブラックバスを「ビワスズキ」と呼び、給食などで積極的に食用に利用する試みが続けられている。


チョロQシリーズのブラックバス

チョロQワンダフォー!」、「チョロQHG2」、「チョロQHG3」に登場するキャラクター。

水中に住んでいるチョロQ。

名前の由来は1.のブラックバスと「黒い色のバス」をかけたダジャレと思われる。

「チョロQワンダフォー!」では終盤のある場所でのキーパーソンとして登場。最低2台が確認できる。

「HG2」では「オルフェ」という名前がついて登場する。ホワイトマウンテンの近くにある海底神殿で暮らしているが、真っ黒な見た目から幽霊ではないかと疑われていた。

「HG3」にもグランジガーデンに住んでいるが、かなり奥まったところにいるのでなかなか会う機会がない。


関連タグ

 釣り ルアー BASS 淡水魚 外来種 特定外来生物 ブルーギル バスラオ バスラ


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