ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ブラッドゲーム

ぶらっどげーむ

「ブラッドゲーム」とは「動物戦隊ジュウオウジャー」と登場する敵組織「デスガリアン」のゲーム。
目次 [非表示]

ジニス「期待しているよ。アザルドクバル。最も私を楽しませてくれた方には褒美を出そう。

さぁ、地球生物の悶え苦しむ様、最初に見せてくれるのはどちらだい?」


概要

ジュウオウジャーの敵組織「デスガリアン」のオーナー、ジニスが考案した遊び。

狙った惑星を遊び場として選び、チームリーダー率いるチームのプレイヤーが、どれだけ生き物を苦しめ葬るのかを争い合う最悪のゲームで、これにより今まで生命豊かな星を99個も滅ぼしており、記念すべき100個目の星として地球を選びゲームを開始した。

惑星の征服が目的ではなく、侵略行為をゲームと捉え、あくまでゲーム感覚で生物の命を苦しめて甚振り楽しむ事が目的である。


デスガリアンにとって命と言う物は、敵の物であれ味方の物であれ大して重要では無いらしく、第1話で幹部の一人ジャグドが死んだにもかかわらず、怒りも悲しみも見せず全く意に介していない。

それどころか「今までの星は歯ごたえがなさ過ぎた」と対抗勢力の存在を喜ぶ余裕を見せている。


勝利条件は「生命がもがき苦しむ様が大好きなジニスを喜ばせる」事である。たとえ出動件数が少ない者でも、ジニスを一番喜ばせられれば勝利となる模様。結局勝者の判定はジニスの裁量で決まるので、実質外的な要因が無ければ(主に玩ぶ星が壊滅する等)ブラッドゲーム自体が止まる事は無い。

後述する様に、最終的に競い合うチームリーダーが全滅したので、勝者への見返りに付いては一切不明で終わった。


第26話から第31話まで、バングレイが参戦した影響でブラッドゲームは休止していたが、第30話でジニスが伝説の巨獣・キューブホエールの力を確かめる為に休止していた事が判明した。


その後はバングレイの戦死を境に、ジニスへの復讐を胸に秘めていたクバルが反逆劇を決行して失敗、第42話で殆ど自滅する形で戦死。そこから時を置かずにアザルド真の姿を取り戻すが、覚醒後の態度がジニスの不興を買い第46話で実質謀殺されてしまう。

これを持って地球へ来訪した際にいたチームリーダーは全滅、ブラッドゲームの結果はドローで終わったのだが、その状況に納得していないジニスが遂に自らゲームに乗り出す。


第47話で、ジニスは自らの拠点であったサジタリアークや、量産型ギフトナリアをも惜しみなく使った『最後のゲーム』を行うのだが、王者の集まりとして自分達と多くの“繋がり”を作って来た経緯から、地球を守り抜く決意を新たにしたジュウオウジャーの前に阻止されてしまう。これによって実質、デスガリアンは壊滅しブラッドゲームは完全終了したが……。


ブラッドゲームの一覧

話数プレイヤー所属ジャンル内容
1話ジャグドジャグドSTGスティブラスターカノンで四方八方に撃ちまくり、周りを火の海に変える
2話ハルバゴイアザルドSTGヤリスギッスピアの雨を降らして、街を破壊
3話ボウガンスアザルドハイスピードシューティング高所から次々と人間が運転している車を狙撃
4話アミガルドクバル対戦型格闘ゲーム仲の良い人間のペアを捕獲し、バトルショーで競わせる。敗北した方は樽に変えられて宇宙へ追放されてしまう
6話ガブリオアザルドドットイートビル等の建造物を喰らい尽くす
8話ヤバイカーアザルド音ゲーマフラッパーから出すパラリラノイズで生命を凶暴化させ、同士討ちを起こさせる
9話ハナヤイダークバル育成ゲーム悪夢パフュームにより人間を永遠に覚めない悪夢に落とし、無防備になった所を自分の育てた食肉植物「カニバリブルボ」に喰わせる
10話ギフトジニス直属探索ゲーム?ジニス主催による特別ゲーム。触れた生物を消滅させるバリアを町中で発生・縮小させる事で、バリアの解除スイッチを探す事をジュウオウジャーに強いる。さらに解除スイッチを押されても、それに擬態した殺戮マシーン「ギフト」が起動。大規模な破壊活動を展開する
12話ハッテナークバルAVGワードハンティングで文字(数字等も含まれる)を奪い、人間を読み書き出来なくし、文字のやり取りで成り立っている文明社会を麻痺させる
13話ノボリゾンアザルドクライミングスイドリルで山からエネルギーを吸い取り、山の植物を枯らし絶滅させる。ただし、エネルギーを吸う過程がひたすら地味で時間がかかる為、アザルドに時間稼ぎの派手な罠を山中に仕掛けて貰っていた
14話ドロボーズジャグド(元)収集ゲーム現金や宝石を強奪して、地球の経済を滅ぼす…らしいが、どう見ても単なる窃盗行為でブラッドゲームでは無い。ただし、盗みの過程で弱みを握った人間に取引をする恰好で盗みを手伝わせ、用が済んだ後は約束を反故にして騙そうとした。ジニスは彼のゲームに対し「疲れるゲーム」と言いあまり楽しそうでは無かった
15話ハンタジイジャグド(元)スナイパーシューティング撃った獲物を人形に変える弾丸を用い、遠距離狙撃で人間を人形へと変える。目標は1日で1000人
17話トランパスクバルトランプマークの書かれたカードを人間に張り付け、町中を彷徨わせる。同じマークの人間が近づくとお互い感電してしまう
18話トランプペアである人間の片割れをボックスに閉じ込め、ボックスを開く為として正面に貼られたカードを引かせる。しかしカードは全てババ(爆発して吹き飛ばされるハズレ)で、当たりは一切無い
19話ボウリンゲンアザルドボウリング腰のバックルから放つ光線で人間達をピン状に並べ、そこへボールになった自分が突っ込み吹き飛ばす(所詮人間ボウリング)
21話プリズナブルアザルド脱出ゲーム人間を捕らえ、囚人として地下牢獄に送り込むが、開始する以前にジュウオウジャーに倒された為、どの様なゲームを行おうとしていたかは不明。なんかプレイスタイルがチームクバルっぽい気もする。
22話イルジオンクバル爆弾アクション町中にありふれている物体を爆弾に変え、爆発させる事で破壊や恐怖、混乱を巻き起こす
23話クルーザアザルド海戦アクションウチマクラスターで町や人間を無差別砲撃する
24話バングレイ本人不明テストプレイ(暫定的なプレイヤー扱い)の名目でエントリー。自身の能力でターゲットの記憶から死別した人物を再現。暫く後、再現した人物をターゲットの前で斬り殺し絶望させる
25話ジャシンガーアザルドカメラアクションゲキシャッターで人間を写真に閉じ込め、それでアルバムを作る
32話オモテウリャークバル反転ゲーム人間同士の裏の顔を曝け出し、仲違いさせて争わせる
33話スモートロンアザルド相撲特殊な戦闘フィールドで相撲を強要、負けた相手に相撲の強制特訓をさせる事で混乱と屈辱を与える。勝つごとに強化されていくが別に対戦相手は誰でもいいので八百長や仲間割れもOK
36話サンババアザルドリズムアクションサンバを踊る事で猛火を発生させ、町を破壊する
37・38話サグイルブラザーズアザルド縄跳び物体を切断する力を持ったロープを二人一組で張り、それでのダブルダッチを強要させるべく町を破壊しながら人間を追い回す
39話シェフードンクバル料理ゲーム美味だが異常に高カロリーな料理を人間に食べさせ、動けない程の激太りにして屈辱を与える
40話キルメンチアザルド喧嘩アクション出会った人間にケンカをふっかけ、負けた相手のボンタン(ズボン)を剥ぎ取る事で痛め付け恥をかかせる。…所謂只の『ボンタン狩り』(もっと言えば追い剥ぎ)で、面白いとは言い難い
41話ジニス本人鬼ごっこ自身の強化形態のテストも兼ねて、以前より泳がせていたクバルが反逆したのをゲームのターゲットとして逆利用。強化形態でクバルの配下を次々と仕留め、相手が逃げ出したら残った配下を操り巨大化させて町ごと攻撃する。その一方でクバル自身にはワザと攻撃を当てずに逃し、絶望と恐怖を与える
42話クバルクバルやけくそ日没までに独力で地球を滅ぼす(※物理的に無理な上、クバルらしからぬ力押しな内容。精神が錯乱した故の、成功する見込みすら無い事実上の自殺劇である)
43話ガッカリゼアザルドお絵描きゲーム描いた絵を実体化させる能力を駆使して、人間社会に混乱を引き起こす
46話アザルド・レガシーアザルド不明ジニスに“対等宣言”をした上で、どちらが先に地球を滅ぼすか競争、大規模破壊を行う。…しかし実際は“対等宣言”に不興を感じたジニスにより、ナリアを介して自身が意思と記憶を消去され、ただ暴れ回るだけの存在と化してしまった
47話シン・ジニス本人不明サジタリアーク中央にあった矢を地球へ撃ち込み、矢から宇宙船に伸びたケーブルを介して自身の細胞エネルギーを地球に注入。そのエネルギーで地球そのものを爆破する

ゲームの真相

『ゲーム』と称して多数の星々を破壊し楽しんでいたジニスだが、これには彼の正体が影響している。ジニスは自らが無数のメーバから構成された存在であり、それに終始激しい劣等感を苛まれているのだが、『ゲーム』と称して自分より進んだ星の高等生物を滅ぼし、自分が進化した存在を証明する、つまり「自らが『下等生物』である事を劣等感の原因となる、他生物の存在自体を否定し、それを苦しめ優越感で快楽を得る」と言う、彼の歪んだ思想が生み出したものだった(プレイヤーの存在自体も、自分の秘密を知りえる可能性を持つ外部の敵対者を防いだり、逆に裏切ったり反逆者が出れば、それ自体もゲームの駒にしてリスクを抑えつつ、自身の楽しみの1つになると言う利点もある為、使い捨ての素材としても利用価値がある)。


こうした背景故に「ゲーム」の部分が強調されるが、上記の通り苦しめジニスを喜ばせる事以外は、明確なルール自体は特に徹底して決まっている訳では無く、自らが参加したり、部外者を招いたり、「対等宣言」したと言うだけでアザルドを暴走させる等、ゲームマスターとして見るとかなり無茶苦茶な事をしており、ある意味彼の閉じた世界を象徴していると言っても過言ではない。


もう1つのブラッドゲーム、「デスガリアンvsジュウオウジャー

上記した内容で繰り広げられるブラッドゲームは、いずれも地球の生命を脅かす物ばかりである(例外もあるが)。当然それを止めるべく出動するジュウオウジャーとデスガリアンは交戦する事になるが、そうなってもジニスはジュウオウジャーを攻撃する事も無いばかりか、一度倒されたプレイヤー達をコンティニューする程度の支援しかしない。

結局ジニスに取っては、ジュウオウジャーもそれに倒されるデスガリアンの仲間達も、「もがき苦しんで自分を楽しませる命」の1つに過ぎない模様である。その為、妨害や抵抗をするジュウオウジャーとの戦闘は、各プレイヤーの仕掛ける各々のブラッドゲームと同時進行する、もう1つのブラッドゲームとして事実上扱われる。

しかし、こちらをクリア(=ジュウオウジャーに勝利)するプレイヤーはおらず、更にはチームリーダー達やナリアすらも同様に脱落(戦死)。そして、前述の様に最後のゲームに失敗したジニスも、無し崩し的にこれへ挑む事となったが、そこで自身が長らく隠し続けた劣等感を曝け出した末に、心身共に打ちのめされて完全敗北、ジニス自身もゲームオーバー(=死亡)となった。

そしてこれを持って本当に、ブラッドゲームは完全終了した。


関連項目

動物戦隊ジュウオウジャー デスガリアン

ジニス ナリア クバル アザルド ジャグド

プレイヤー


関連タグ

ゲゲルグロンギが行う殺人ゲームで、ゲーム感覚で行っている。ただし、その本質は究極の闇を齎す者への挑戦権を得る“儀式”』の為、ブラッドゲームと違い仔細かつ厳格なルールが設けられている。


仮面ライダークロニクル幻夢コーポレーション社長の檀黎斗バグスターと死のデータを集めて開発し、彼の死後パラドが完成させた殺人ゲーム。一般人がライドプレイヤーなる量産型ライダーに変身してバグスターと戦うゲームと見せ掛けて実はバグスターが人類を滅亡させるのが目的。ブラッドゲームにおけるジニス同様、パラド達バグスターが楽しめればそれで良いと言う点が酷似している。


デェムシュレデュエ2年前の30分後に登場した怪人達。前者は「弱者を嬲ることは強者の当然の権利だ」と思い、それに起因する破壊活動そのものに快感を覚える外道。後者は「同胞を含めた他者全てを使い捨ての『オモチャ』」と認識、自身の快楽の為に他人の命を弄び、特に『血を分けた血族同士』が殺し合う様を見て悦ぶ猟奇的な外道である。因みにこの2人の上司はアザルドと同じ声


文明自滅ゲームデスガリアンの同類が行う、内容が大同小異のジェノサイド

関連記事

親記事

デスガリアン ですがりあん

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 498

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました