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ブルースワット

ぶるーすわっと

メタルヒーローシリーズ第13弾。また、それに登場するチームの名前。同名の競走馬も存在する。
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Go ahead! BLUE SWAT!

概要

1994年1月30日から1995年1月29日にかけて、テレビ朝日系列局で毎週日曜8時00分から8時30分の時間帯において(ただし一部系列局は放送日時差し替え)全51話が放映された、東映制作の特撮テレビ番組、および作品内に登場する架空の組織の名称。

なお、岩手放送テレビ山梨山陰放送テレビ高知(以上TBS系列局)、四国放送日本テレビ系列局)でも、番販購入という形で放送されてはいる。


メタルヒーローシリーズの第13作目にして、徹底したリアル路線を追求した異色中の異色作として知られる。


切ないバラード調のOPテーマ『TRUE DREAM』に始まり、隊員服の上にプロテクターを重ね着しただけの装甲服、リアル志向で地味な配色の装備品、変身後の名称がなく能力も個体差がないなど、意図的にヒーローらしさを廃した作風となっていた。特に装甲服は磁雷矢以下である。


加えて第1話にて防衛組織が壊滅、秘密組織故に後ろ盾が得られず孤独な戦いを続けるストーリーは、上記のリアル路線も相まってヒーローとしては非常に心許なく重苦しい展開であった。

第14話以降は大幅な路線変更が行われ、従来のメタルヒーローを意識した明るい作風に無理矢理回帰するような展開となっており賛否が分かれるが、明るく仲の良いメンバーのやりとりが微笑ましいという評価や、後半につれてシグが人間に近づいていくカタルシスと一致する等評価する声もある。

ただし路線変更が一切なかった場合、誰がラスボスなのか見当がつかない。

実作品から候補は3人ほど推測できるが…。13話分を作った時点で、本当に無理を感じたのだろう。


ストーリー

エイリアン集団「スペースマフィア」を討つために作られた秘密組織「ブルースワット」に所属するショウ、サラ、シグの3人は、初出撃で見事にエイリアンを倒すが、ブルースワット攻撃セクション主任・不破にインヴェード(憑依)したエイリアンによって組織は滅ぼされてしまった。


組織の中で唯一生き残ったショウ達3人は、ダミー企業「ブルーリサーチ」を拠点に、民間人のセイジやスミレと共にスペースマフィアと戦ってゆく。


ブルースワット関係者

メンバーは基本的に世間に認知されないまま戦いを続けており、当人たちもそれに甘んじていたが、後期になるとエイリアンの存在を世間に認知してもらおうとする動きが度々見られた。


ショウ/鳴海翔

瞳の合図ひとつ強く頷けばブルスワ他80年代~90年代まとめ

ブルースワットの隊員で、隊員NO.153。戦闘時にはメタリックブルーのアーマーを装着する。

元トライアスロン選手で、各地の大会で優勝を繰り返してきた賞金稼ぎとして名をはせた。

その運動神経を買われブルースワットに入隊したのはいいが、金にがめついうえに組織が壊滅して報酬が得られなくなったとたんさっさと脱退しようとするなど、当初はドライな面が前面に出ていた。

しかしスペースマフィアの暗躍を目の当たりにして放ってはおけず結局舞い戻り、戦いの中に身を置くうち次第に熱血漢な性格へと変貌していく。

サラの再起のために狙撃を任せたり、銃を隊員以外の人間に貸したことがあり、ブルースワットに参加しようとした老人の鉢巻を巻いて戦いに臨むなど、常に他人の意思を汲んだり尊重する性格。

また、ラビに洗脳されてショウを止めるため抱きついたサラの行動の第一声が「サラ、意外とボイン」やセイジと共同で女子高生の制服図鑑を所持しているスケベな一面を持つ。

戦闘時もストイックなサラや沈着冷静なシグと対照的に、お気楽モードである。格闘の際は「ヨイショ!」という掛け声が特徴。


サラ/美杉沙羅

特撮まとめサラちゃん

ブルースワットの隊員で、隊員NO.071。戦闘時にはメタリックパープルのアーマーを装着する。

美人で性格は勝気かつストイック。射撃と格闘術に長けている。

元ロサンゼルス市警特殊火器戦術隊(スワット)のメンバーで、ロス市警スワット時代に、インヴェードされていたテロリストとの戦いに遭遇、同僚の制止も聞かずに自らの過信から状況を見極めずに飛び込んだ挙句に同僚を亡くし、自分以外は全滅した出来事から「地獄帰りのサラ」と呼ばれるようになった経緯を持つ。その後、スワットを辞めて放浪していたところをブルースワットに請われた。

隊員の紅一点だが、往年の女バトルコップを彷彿とさせる単独のアクションシーンも多く、それまでのメタルヒーローはおろか東映特撮の中でも珍しく実力派のバトルヒロインなのが特徴。特に中盤以降スペースマフィアと戦い馴れしてくると彼らを圧倒する場面も増え、第20話では一人で2体のスペースマフィアを空手や護身術といった素手での格闘で叩きのめす、フレイムスローワーとレーザーライフルを同時に持って使用する等、バトルでの見所も多い。

プライベートでは常に大人のメイクで決めつつ、エレガントなファッションを好むが、自室には大きな縫い包みも幾つか置いてあったりと可愛らしい一面もある。また中盤以降はショウと特に仲良くなり、お互いからかい合うなどお茶目な所も見せる。


別冊コロコロ版はなにも三鷹公一氏の最高傑作というわけではないが、

この沙羅に関しては年齢より10歳は若く中学生みたいである。萌える。

でも、肩幅で大人と判断できる。


シグ

兵士の休息【特撮ワンドロ 662】ブルースワット

ブルースワットの隊員で、隊員NO.011。戦闘時にはガンメタルのアーマーを装着する。

実は人間ではなく、スペーススワットの生き残りにして緑色の血を持つエイリアンであり、地球年齢で800歳。スペースマフィアとの戦いで仲間が全滅し、単身スペースマフィアを追って地球に降り立った。

地球環境に適応して活動する為、インヴェードを検討するも「人の精神を支配すればスペースマフィアと変わらない」と悩んでいたが、最終的に苦渋の判断として、事故により脳死状態になっていた地球人「広瀬剛」にインヴェードすることにし、ブルースワットの設立に尽力した。

人間以上の聴力を持ち、テレパシーやサイコキネシスといった超能力も使える。ただし視覚は人間のそれに準ずる為、インヴェードの探知はできない。

また、人間として社会知識に乏しい一方、逆にエイリアンの言語翻訳や地球では未知の技術・機械装置から作戦の推測などブレーン役を務める。

スペーススワットの隊員の証「戦士のナイフ」を3本持っており、うち2本はショウとサラのためにシグが作ったレプリカである。剣術の心得があるのか、日本刀でエイリアンと戦うこともあった。

一人称は「私」で丁寧語で会話する。常に冷静で感情的なショウの抑え役に回ることも多かったが、インヴェードしている広瀬の息子のザジが敵として立ちはだかるようになってからは旧知の宇宙人が持ってきた猛毒の宇宙植物「J-3000」の雄花をショウたちの猛反対を押し切って強引に繁殖しようとしたり、鬼塚お抱えの傭兵部隊が潜伏しているアジトにいきなり単身突入したりと強情かつ迂闊な性格が前面に出るようになる。

ビーファイター客演時も当時と同じように丁寧語で喋っておりショウから「相変わらず固いな」と言われている。また、そのころには、髭を生やしていたが、周りからの反応は微妙だった。

物語終盤には、長く広瀬剛の肉体にインヴェードし続けた結果、彼との完全な同化が起こってしまう。そしてそれと同時に、前述の超能力も次第に失われていった。

しかし彼自身も、広瀬剛から引き継いだ思い出を切っ掛けにザジを息子として愛するようになり、元のエイリアンに戻ることよりも父親としてザジと共に生きることを選ぶ。

物語の軸を担っている立場であることから「裏の主人公」とも言える人物である。


広瀬剛

シグがインヴェードしている肉体。交通事故で脳死となり、ザジへの臓器移植用に(事故当時の医療技術では移植が不可能であり、技術が発達するまで)冷凍保存されていた。そのためザジとの年齢差が縮まったように見える。

CD「TVサイズ!メタルヒーロー全主題歌集(2002)」では広瀬剛/シグ=シグの変身者、と明記されている。実際の作品での扱いは上記の通りだが、設定の段階でこのような方向性もあるいは模索されていたのかも知れない。


宇佐美星児/セイジ

コンピューターの知識に精通する天才少年で、ブルースワットのサポーターを自称する。

中泉シンクタンクのエンジニアだった頃、ブルースワットの組織について盗聴・ハッキングなどで把握しており、ブルースワット壊滅後、シグ達に連絡を取ったところエイリアンに捕らえられ、ショウ達に助け出され仲間となる。

シグ曰く「ブルースワットのサテライト」というポジション。その頭脳を駆使して情報収集・武器・装備の改良・各種薬品や探知機の開発などで活躍する。

若干の遊び感覚が抜け切らない態度や、迂闊に戦線に出てブルースワットの足を引っ張ったり、ある化学薬品を精製しながら中和剤を作らず、その薬剤を浴びたショウを危うく爆死させそうになったりと危機感の薄さが目立つ。


麻生すみれ/スミレ

ほら!プラチナムも笑って!

ブルーリサーチ(よろず相談調査オフィス)にアルバイトとして雇われた大学生。

当初はすぐに事務所を空にするショウたちに疑念を抱き、正体を探ろうとしたこともあったが、ショウたちが正体を明かした後は仲間として行動する。

先走りとおっちょこちょいの性格でショウたちを危機にさらすこともあるが、偶然ながら行方不明になっていた偵察衛星・SS17を発見するなど貢献もしている。

皆に内緒で後述のブライアンに隊員教育を受けたときの厳しい課題をこなすなど、実は身体能力はそこそこ高くショウ達にとって彼女もなくてはならないサポーターである。


ゴールドプラチナム

XG2弾/ゴールドプラチナム

後期から登場する宇宙を守る正義の戦士。ショウの怒りに反応して、時空を超えて現れるが、時空の壁の持つ「復元力」のために長時間地球に留まれない(このため、「暴け!(秘)計画書」では…)。

修復能力などの超能力を持つ。ショウにシルバニック・ギアとドラムガンナーを授けた。

その正体は、人々の平和を願う意志の結晶であると自ら語っている。


ザジ

ブルースワットのシグとザジ妄想漫画

シグがインヴェードしている「広瀬剛」の息子。母はフランス人。10年前に親子共々交通事故を起こし以後意識を回復していなかった。そこをジスプにインヴェードされ、ブルースワットを襲った。

後にザジの体調が一変したことで、救出され、ゴールドプラチナムの力で避難し、広瀬剛(シグ)から移植手術を受ける。


ブルースワットの戦力

ショウたちブルースワット隊員の服装は現実の警察特殊部隊に近いもので、この上から「プロテクトギア」というアーマーを装着、様々な装備類を駆使してエイリアンを殲滅する。

秘密組織でありながら、隊員服は目立ち易く、プロテクトギアを装着すると更に目立つ為、隠密性は低いのが難点。


プロテクトギア

ブルースワット隊員の標準装備で、隊員が自らの身体に手動で装着する。

ヘルメットと胸部プロテクターの二つで構成されている。これらはエイリアンの攻撃から身を守る特殊装甲であり、エイリアンの接近を知らせるセンサーも備わっているが、人間にインヴェードしたエイリアンは探知できない。

身軽で動きやすい反面、致命傷にはならないものの腕部や脚部の装甲が無いので負傷率が高い。

また筋力強化機能がないため、月光仮面など怪人登場前夜と同じ条件で戦っていると言える。

プロテクトギアを装備した状態は玩具では「スワット○○(○○の中には装着者の名前が入る)」と呼称された。


シルバニック・ギア

センシティブな作品

中盤でプラチナムより託された、銀色に輝くディメントロニウム製のリアクティブアーマーであり、ヘルメット・プロテクター・肩アーマー・手甲・脚甲によって構成される。

戦いでプラチナムが現れるたびにショウのプロテクトギアが変化し、エイリアンの攻撃を吸収して跳ね返す力を持つが、一度反射するとそのパーツがもとに戻ってしまう。

シルバニック・ギアに変化したショウは「ハイパーショウ」と呼ばれる。

最終話で、プラチナムがショウに与えた力によりショウは自力でこの装備が可能となった為、次作重甲ビーファイターの特別編ではショウ単体でハイパーショウに変身している。


BW-01 ディクテイター

ブルースワットの制式自動拳銃で、セミ/フルオート発射の切り替えが可能なマシンピストル。

装弾数は10発で、ロングマガジン使用時は32発。銃口の下にレーザーポインターを装備している。

チタニウムコーティングされた人工ルビー製9mm徹甲弾であるアーマーピアシング弾「ハイパーブリット」を発射する。発射時には弾丸にエネルギーコーティングを行い、エイリアンに致命傷を与える事ができ、多くの戦いでエイリアンに止めを刺した。スペーススワットの制式銃がモデル。

エネルギーコーティングユニットは使用者の精神状態によって出力が左右され、激昂して発砲する際にユニットが激しく発光するエフェクトがかかる場合もあった。シングルカラムマガジン仕様のためグリップはスリムで握りやすいがその代わりロングマガジンがかなり長い。

ディクテイター使用不能時には通常の拳銃(ベレッタM92F)にアーマーピアシング弾を装填し、エネルギーコーティングユニットを取り付けて使ったことがある。ユニットの取り付けは自分の拳銃に弾丸を移していたサラを見かねたシグが行った。サラはディクテイター受領時に弾頭が特殊なことはともかく、ユニットのことはレクチャーされていなかったようである。また、この事からもブルースワットという組織内でのシグの立場がうかがえる。

第11話でセイジの手によってパワーアップされ、エネルギーコーティングが赤から金色になり威力が増すようになった。なお、『重甲ビーファイター』の特別編で、舞がサラから借りて使ったこともある。

本作では後半登場したドラムガンファイヤーを除き、作風の関係で、攻撃時にこのディクテイターを始めとする武器などの名前を発することは基本的にない。だが、『ビーファイター』で共闘した際には、他のヒーローに合わせるためかショウ達は「ディクテイター!」と叫んで攻撃していた。


BW-02 プラグローダ

対エイリアン用マルチショットライオットガン。ショットガンというよりどちらかというとグレネードランチャーに近い。

冷凍弾・ゴム弾・電撃弾・煙幕弾・曳光弾・炸裂弾・ワイヤーネット弾・ショック弾・麻酔弾を発射可能。

なお『宇宙船』では当初「リボルバーグレネードmk.III」という名称で紹介されていた。


ミサイルランチャー

二連装式のミサイル砲で、肩に担いで使う。見た目通りの高火力兵器であり、初期には強敵や複数の敵を一気に屠る必殺武器的扱いであったが、使用場所は限定された。


レーザーライフル

赤色のレーザーを発射するレーザー砲。ライフルと名づけられているが、サイズとしてはかなり大型である。「WARNING HIGH VOLTAGE」の警告表示があることから、エネルギーはバッテリーによる電力と推測される。重火器ながら無反動なので、サラがよく使う。


フレイムスローワー

特殊圧縮ボンベ使用により最高600秒の連続放射が可能な火炎放射器。作中ではショウがよく使う。


ドラムガンナー

ハイパーショウが左腕に装着して使う光線銃。後半でシルバニック・ギアと共にプラチナムより託された。


ドラムガンファイヤー

ディクテイターにドラムガンナーを合体させた最強銃。当時の子ども向け雑誌の解説ではショウのディクテイターの残弾を薬莢ごとエネルギーに変換して一気に打ち出すものとされている。


グラビオン

ゴールドプラチナムが使う次元振動銃。プラチナムの右手に直接出現し、フルパワーでは惑星さえも破壊できるほどの威力を持つ。

右手から取り出すという旨の記述が多いが、実際には投げキッスした後に腕が変化するので銃の分体積が増えてるといった感じである。


その他

セイジが開発・入手した兵器が幾つか存在する。また、後半ではナイフや日本刀を使った事もある。最初に日本刀が使われた際、爆発の衝撃や銃撃、熱エネルギーを寄せ付けない強化エイリアンを斬撃で倒すという理由付けがなされていたが、物語終盤では幹部格のゾドーとリーガを特に何の説明もなく滅多切りにして倒しており、後に視聴者から批判を受けた。


メカニック


CV-01 ストライカー

ショウが搭乗する特殊装甲車。物語中盤、エイリアンの猛攻により破壊されるが、修復の際にセイジが考えていた強化案を加えて改修され、チタンジルコニウム合金製の装甲と4門のインパクトキャノンを装備した「ブルーストライカー」となる。

ベース車はマツダ・AZ-1・・・のOEM版であるスズキ・キャラ。


CV-02 インターセプター

シグとサラが搭乗する追跡・戦闘用モーターサイクル。シグ用はバンパーが黄色、サラ用は赤である。

ベース車はスズキ・DR250と推測される。

後に1台は激走戦隊カーレンジャーに登場するシグナルマンの専用バイク・ポリスピーダーに改造された。


ガバナー

主にセイジが運転する大型のバン。ベース車はシボレー・シェビーバン。


SS17(エスエスセブンティーン)

ブルースワットの偵察衛星。宇宙からの偵察・追跡などに威力を発揮する。


スターフォートレス

プラチナムが搭乗する次元移動要塞。


パルサーポッド

プラチナムが地球に降臨するときに使用する大気圏突入用カプセル。スターフォートレスから発進する。


用語

ブルースワット

エイリアン殲滅を目的として密かに創設された組織。本部は城南地質学研究所をダミーに使っていた。初回にて、エイリアンにインヴェードされた不破主任の破壊工作によって本部は壊滅した。生き残ったショウ、サラ、シグは研究所放火の犯人で火災の際に死亡したとマスコミによって報じられた。


ブルーリサーチ

本部壊滅の後、ショウたちが設立したダミー企業。事務所の住所は渋谷区代官山9-36-7。

よろず相談調査オフィス・・・というのは表向きの顔で、その実態は当座の活動費の工面、そしてエイリアンの調査を目的としている。こちらも物語中盤でエイリアンの奇襲に遭い事務所は全焼、廃業を余儀なくされている。


スペースマフィア


インヴェード

ブルースワットでのインヴェードには、シグを含めて基本的に次の特徴がある。

・インヴェード出来るのは生きている人間のみで、死んでいる人間には不可能である。脳死状態の広瀬剛の体を使ったシグや、昏睡状態だったザジを利用したジスプなどから、完全に生命活動が停止していない肉体であればインヴェードが可能で肉体を操れる。

・インヴェードされた人間は流血した際、緑色の血を流す。

・インヴェードした人間は自在に操る事が可能となる。スペースマフィアに関する極秘情報を知ってしまった人間を自殺に見せかけ、死の寸前に肉体から離脱する事で口封じさせる手段を行っている。ただし、不破主任のようにインヴェードされた人間が精神力で自我を取り戻す事が可能。また、シグがザジに対して攻撃の手を緩める、インヴェードした人間の妻に贈り物をするなど、インヴェードされた肉体の深層欲求が優先して行動に出てしまう場合があり、完全に支配出来る訳ではない。

・インヴェードした肉体の記憶情報を得る事が可能。記憶喪失になると記憶を得る事は不可能。

・分離の際には膨大なエネルギーが放出され、周辺にいる人物の皮膚が振動するなどの現象が発生する。

なお、個々のエイリアン特有の例外はある。


各話リスト

第1クールのサブタイトルは、英語をカタカナ表記にしたものを採用している。

当初、サブタイトルの読み上げが無かったが(メタルヒーローシリーズでサブタイトル読み上げが無かったのは今作が唯一)、第2クール以降の路線変更に伴い、第17話からナレーションを務める垂木勉による読み上げが追加された。

話数サブタイトル登場エイリアン
第1話ビギニング!!レト、ボナ
第2話ロンリーバトルケル
第3話インヴェード!!レト、ボナ
第4話ゲッタウェイ!!ゴナ、ボナ
第5話ザ・ライバル!!ケル
第6話ワンチャンス!!レト、ボナ
第7話スクープ!!レト、ケル、ボナ
第8話E.Tベイビィバブリオ、レト、ボナ
第9話プリティガールラビ
第10話ザ・ミッションレト、ボナ
第11話イエスタディ…ザイバー、TR-99
第12話グッドバイ…ボナ
第13話デス・トラップレト、ボナ、ケル
第14話極悪スター誕生レト
第15話侵略CM大放送ボナ、デスキーラ
第16話激突!!暗殺カーレト
第17話ズッコケ新隊員ケル
第18話強盗犯は英雄(ヒーロー)!!レト、ボナ
第19話魔少年(デーモンキッド)の正体!!ジスプ、ゾドー、リーガ
第20話シグ衝撃の過去ジスプ、ゾドー、リーガ
第21話突撃爺ちゃん魂ザザンガ、レト、ボナ、ケル、クイ
第22話シグよ さらば!?ザイバー、ゾドー、リーガ
第23話超時空の新戦士ジスプ、ゾドー、リーガ
第24話地球征服0秒前ジスプ、ゾドー、リーガ
第25話進め凸凹探偵団ヤミニ、ゾドー
第26話真説・浦島太郎ヤミニ、ケル、宇宙生物ダル
第27話BS(ブルースワット)同士討ち!!ジスプ、ゾドー
第28話あぁ無情母の命グラガ、ゴア、ゾドー
第29話夏休み悪霊退治グラガ、ゾドー
第30話さらば!!魔少年(デーモンキッド)マドモアゼル・エバ、ジスプ、ゾドー
第31話異星人(エイリアン)純情す…ゲドン、ハル、リーガ
第32話無残ショウ爆死モーグ
第33話完成!!最強銃(ドラムガンファイヤー)ゲルマ
第34話極悪!!にせBS(ブルースワット)デスキーラ3兄弟
第35話銀河狼(ウルフ)炎の鉄拳ネロン
第36話脱線僕の(秘)指令レト、ボナ、ケル
第37話女王(クイーン)の宣戦布告ジスプ、ゾドー、リーガ
第38話GP(ゴールドプラチナム)抹殺指令!クイーン、ジスプ、ゾドー、リーガ、従者A、従者B
第39話宇宙獣命の絶叫ジスプ、エイリアン軍団
第40話女王(クイーン)に罠を張れクイーン、エイリアン軍団
第41話襲来!!殺人昆虫マザーブラバム、ブラバム
第42話救世主は悪魔ティア(クイーン)、エイリアン軍団、幻影の怪物達
第43話BS(ブルースワット)最期の日ギルガ、ジスプ、ゾドー、リーガ、エイリアン具団
第44話虫歯の電脳戦士パルス、ゴア
第45話狙われた肉体(ボディ)!合体エイリアン、ジスプ、ゾドー、リーガ、エイリアン軍団
第46話GP(ゴールドプラチナム)戦闘不能!マニー、ジスプ、ソドー、リーガ、エイリアン軍団
第47話暴け!(秘)計画書コズマ、処刑部隊、ムッシュJ、クイーン、従者A、従者B、エイリアンA、エイリアンB
第48話反逆!俺が王(キング)だキング・ジスプ、ソドー、リーガ、クイーン、エイリアン軍団、従者A、従者B、ドクター・アルド
第49話決戦!王(キング)の最期キング・ジスプ、ソドー、リーガ、クイーン、エイリアン軍団、従者A、従者B、ドクター・アルド
第50話大激突 生か死かクイーン、従者A、従者B、エイリアン軍団
第51話グッバイBS(ブルースワット)クイーン、従者A、従者B、エイリアン軍団

テコ入れ

幾多の新機軸を盛り込んだ本作ではあったが、回を追うたびに数々のテコ入れが施されていった。

  • エイリアンの言語能力追加

それまで人間にインヴェードする事でしか対話の手段がなかったエイリアンたちが、本体のまま喋れるようになり、それに伴い対話の際にあった発声を加工したり、インヴェードされた人間の影が変化したりという演出が見られなくなった。


  • 「ブルーリサーチ」廃業

序盤でショウたちの生活拠点と表向きの活動の場として用意された「ブルーリサーチ」。1クール目ではそこで調査の依頼を受けつつその過程でエイリアンとの戦いが展開されていくという話が多々あったものの、2クール目ではブルースワットとしての活動に話の主軸を置かれるようになった結果、ブルーリサーチとしての活動はおざなりになってしまい、名刺を鬼塚に渡したことできっかけで場所がエイリアンに知られ、廃業となった。ショウたちはその後アジトを転々とするが、その間彼らがどのようにして生活を凌いだかは語られなかった。


  • 子供キャラの性格変化

作品の序盤から子供キャラはたびたび登場していたが、その頃はそれ以前のメタルシリーズでよく散見された、メインゲストキャラとセットという位置づけに過ぎず、性格設定も健気なのが多かったが、25話の少年探偵団以降はブルースワットの面々を引っ掻き回すような捻た性格の子供キャラがよく登場するようになった。


  • ムッシュJの存在

それまでインヴェードしていたザジをブルースワットに救出されて以来、ずっと本来の姿で活動していたジスプは、突然別の人間にインヴェードしてこの名を名乗るようになった。ただインヴェード能力の有意義さが全く薄れていた後期の本作においては、全く無意味になっており、回によってはその姿から出た後再びインヴェードせずにジスプの姿のまま退散したかと思えば、翌回ではまた同じ人にインヴェードしていたり、アジト内のシーンでもインヴェードしたりしていなかったりといった扱いの不一致が顕著になっていった。


  • ゴールドプラチナムを始めとする新戦力の数々

所属している組織や縁のある技術者によって新装備などが開発投入されるケースが多い他のメタルシリーズに対して、所属組織や関連人材をすでに失っているブルースワットは特異なケースによる新戦力投入に頼らざる負えなかった。ゴールドプラチナムはその代表的な存在である。


別冊コロコロ最終回

TVシリーズとは異なり火事になど遭わず、探偵を続ける3人。

しかし12月号の依頼主は最初から寄生されており、

向かったサラが体をジャックされる。


でかいビームキャノンを担ぎ、自社オフィスを襲撃するサラ。

エイリアンはショウの挑発に乗り宿主を変えようとするが、

ショウの体に拒絶反応を起こし、移ることができない。

そこに駆け付けたのは、国連本部から散弾ディクテイターを携えやってきた

ライティとレフティ(おそらく兄妹)だった。

ひとまずサラは解放される。


ライティの口から、ICPO勤務だった父が異星人

(TV版の広瀬と同じ状態)であると告げられるショウ。

寄生に耐性があったのは、ショウが異星人との混血児だからであった。

「ショウ、なにも異星人総てが悪ではない。

地球人が善人ばかりではないのと同じようにね」

…それ以上にこれを聞いたサラは、先刻の寄生体験から

ショウを恐怖するように。


だが今回、ライティたちの用事はそもそも、

『日本国内二異星人ノ前線基地ヲ発見セリ』である。

気付けの暇もなく、屋敷に向かわされる3人。

ライティ・レフティは外からの陽動に回る。(プラグローダも持ってるぞ)


さて、邸内にいた異星人はたった一人。

しかしヤツは幻術の使い手で、いかにも大勢の異星人がたむろしてるかのように見せ、

サラとシグは同士討ちをさせられていた。


「同じだ…あの時と。 なぜかこの感じだけは覚えている。

この腕から伝わってくる力強い響き。

目に見えるものより…多くのの言葉より信じられるよ」


「ショウ…!!」 「オウ!」


いちはやく催眠から脱したショウの力で、正気を取り戻すサラとシグ。

トリプル・ディクテイターの前に屋敷の異星人は散った…。


『これで終わりということはない。

地球上に犯罪がなくならないのと同じように、悲しいことに

宇宙でもなくなることはないだろう。

しかし、他人を想う心がある限り、俺たちは明日を信じて戦い続ける』


「異星人とのハーフは新しいからニューハーフってか」

「ばーか!」 「……。」


『ありがとうブルースワット。 僕たちは君たちの活躍を忘れない!!』(編集部)


ちなみにレフティは口数が少なく、台詞はこれ。

「日本支部との連絡が途絶えて10カ月、やっと会えたね」(5回連載ってことか)

「サラ、ショウはいつでも最高の仲間だったんでしょ。

ショウが何者であろうとそれは変わらないはずよ」


___というわけで、漫画版のラスボスは一般怪人×2でした。

もしかしたら、ミカドロイドよろしく、(怪人の配分から見れば)

リアルマシンマンと呼ばれる結果になっていたのかもしれないね。


関連タグ

メタルヒーロー 特殊部隊 ブルー) SWAT

地味 イヤボーン 青の衝撃

特捜ロボジャンパーソンブルースワット重甲ビーファイター


仮面ライダー剣 第一話で組織が壊滅するという展開や、赤い血と緑の血がテーマに関わっているという共通点がある。特に後者に至ってはシグの緑の血が赤い血になる事と正反対のシュチュエーションが見られる。

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