ブレイバックル

ぶれいばっくる

ブレイバックルとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダー剣』に登場する変身ベルトの一つ。

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目次 [非表示]

1 概要

2 機能・概観

3 玩具

3.1 ハンディシリーズ

3.2 DX

3.3 レジェンドライダーシリーズ

3.4 COMPLETE SELECTION MODIFICATION

4 関連タグ

5 外部リンク

Turn Up

概要

仮面ライダーブレイドの変身アイテムである、バックル型のツール。

「カテゴリーAのアンデッドの持つ力を引き出し、特殊強化服にそれを付加する」という、「ライダーシステム」の根幹を担うアイテムの一つとして、人類基盤史研究所BOARDが開発を手掛けたものである。

作中ではほぼ一貫して、ブレイドの適合者である剣崎一真が所持者であったが、ハイパーバトルビデオではトライアルシリーズの一体が、ブレイバックル（と、一部のラウズカード）をコピーし、偽ブレイドへと変身したこともある。

機能・概観

シルバーを基調とした本体の前面には、カードスロットを備えたパネル「ラウズリーダー」、右サイドにはそれと繋がるレバー「ターンアップ・ハンドル」がそれぞれ配されており、通常はバックル部のみの状態で携行される。

これらの基本的な機構や概観、それに以下に記す変身プロセスなどは、先行して開発されたギャレンバックルともほぼ同様である。

変身の際には、♠のカテゴリーAのカード（チェンジビートル）をまずスロットに装填し、腰に当てることで本体からベルト（シャッフルラップ）が自動的に伸長、使用者の腰に装着される（※）。

その上で、「変身！」の掛け声と共にレバーを引く（ターンアップ）ことにより、連動してパネルも180度転回しスペードのエンブレムが配された面が露出、そこから青い光の壁「オリハルコン・エレメント」を前方へと展開・形成する。このオリハルコン・エレメントに向かって、使用者が突っ込みくぐり抜けるのと共に強化服「ブレイドアーマー」が装着され、ブレイドへの変身が完了する。

オリハルコン・エレメントを展開する際に生じる勢いはかなりのものがあるようで、作中でも直撃を受けた相手が跳ね飛ばされるといった描写が散見される。回によってはこれを利用し、拘束状態から脱するという戦法も見せている。

（※　TVシリーズ第1話、それに『仮面ライダージオウ』の剣編では、メイン画像にもあるようにベルトの伸長に合わせてバックルもしばらくの間、剣崎の周囲を飛び回るという演出がなされている）

玩具

ハンディシリーズ

「ハンディシリーズ01 仮面ライダーブレイド変身セット」として、ブレイラウザーとセットで発売。商品名の通り手のひらサイズであり、ベルトは付属せずバックル部のみ。カードも小型のものである。

後述の通りDX版の発売が遅れたため、それまでの間はボーイズトイとして発売される唯一の玩具でもあった。

DX

2004年3月下旬に「DX変身ベルトブレイバックル」の商品名で発売。

バックル本体の他、3枚のラウズカード（うち1枚はチェンジビートル、他2枚は玩具オリジナルのカード）が付属。ベルト帯をバックル右サイドに装着することで変身待機音が鳴り始め、レバーを操作することで変身音が鳴る。

作中のブレイバックルと同様に、レバー操作に合わせて特徴的なパネルの転回ギミックが再現されているが、ラウズカードの装填の有無はこの動作とは無関係である。またこのギミックを再現するため、発売が放送開始から2ヶ月も遅れる形となった。

撮影に使用されたプロップのうち、変身シーンで用いられたものはこのDX版の改造品である。

レジェンドライダーシリーズ

2009年10月24日に「レジェンドライダーシリーズ変身ベルト仮面ライダーブレイド」の商品名で発売。本体の他、プラ製のチェンジビートルのカードが付属する。

こちらは電源をONにすることで変身待機音が鳴り始め、レバーを操作することで変身音が鳴る。パネルやそれと繋がったアームは前に飛び出さず、単純に本体に設けられた軸で可動する構造になっている。

COMPLETE SELECTION MODIFICATION

『剣』の放送15周年を記念し、TVシリーズ第1話の放送日から丸15年となる、2019年1月25日に予約開始。発送は同年8月に実施。

開発に当たり、DX版の金型が既に残っていなかったことから、CSMはDX版に準拠したサイズで新規造形が行われている。その都合上、先行して発売された同シリーズのVバックルやドラグバイザーとは異なり、付属のラウズカードもDX版基準のバーコード仕様となっている（DX版と異なり下地の部分は白ではなくカードと同じ色）。

また、DX版ではバックル本体と一体化していた左腰側のベルト部についても別パーツとされ、本体との接続と同時にベルト伸長時の効果音が鳴るギミックも新たに追加された。音声についてはこれ以外にも、剣崎役の椿隆之による新録セリフや、番組にて使用された複数のBGMが収録されている。

この他、CSMで新たに追加されたギミックとして、付属のプロジェクターとの連動による「オリハルコン・エレメント」の投影も盛り込まれた。

ブレイバックルと併せて、ブレイラウザーやラウズアブゾーバーといった関連アイテムもCSMとして商品化されており、バックル単品の他にこれらの商品とのセット販売も併せて実施されている。