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プロフィール

名前ブロッケンマン
出身西ドイツベルリン
身長180cm → 198cm(超人図鑑)
体重85kg → 86kg(超人図鑑)
超人強度90万パワー
CV水鳥鐵夫ブロッケンJr.と兼役)

概要

『第20回超人オリンピック編』に登場した、ドイツ代表選手である残虐超人

ドイツ超人の名門「ブロッケン一族」の出身で、後に登場するブロッケンJr.実父でもある。


その凄惨なファイトスタイルから、世間ではラーメンマンカレクックと並び「世界三大残虐超人」の一角として数えられ、怪獣がその名を聞いただけで逃げ出すほど恐れられていた。Jr.曰く、かつては「ドイツの鬼」という異名でも知られたという。


本編では、オリンピック本戦である決勝トーナメントで敗死し、早々に物語から離脱してしまうものの、後年の各メディアの作品で息子のブロッケンJr.や対戦したラーメンマン等の回想や口伝により、そのエピソードが徐々に掘り下げられている。


容姿

衣装はナチス将校を彷彿とさせる軍服姿で、ドクロの徽章のあしらわれた軍帽を深く被り、鍔の影から鋭い目付きを覗かせている。これらは息子のブロッケンJr.と殆ど同じ外見的特徴だが、後続の各作品では多少なり両者の外見に差別化がなされている。

Jr.の回想シーンでは成人したJr.よりも面長で顎が太く描かれている他、

肌の色は原作では父子ともに一般の地球人の肌色だが、アニメ版では父子ともに共青白い亜人的なカラーで、マッスルショットではブロッケンマンは少し茶色が入った一般の地球人の肌色でブロッケンJr.はピンクよりの一般の地球人の肌色をしている。

TVアニメ版では父ブロッケンマンは上半身(スーツ?)の色が黄色なのに対し、ブロッケンマンは青白い又は超人タッグ編以降では赤色となっている。

また最初のTVアニメ版ではブロッケンマンは緑色の軍服でブロッケンJr.は青い軍服を着ていた。(王位争奪編ではどちらも緑色だった)

ざっくり言うとパンツ姿がブロッケンマンで着込んでいたらブロッケンJr.であることが多い。

またPixivでは父子を描かれたイラストもあるが、傾向的にブロッケンマンは肌がアニメカラーに軍服は息子のアニメ版カラー、ブロッケンJr.は原作カラーよりで描かれてることが多い。


ちなみに、両肩にはナチスのシンボルであるハーケンクロイツ(鉤十字)の刺青(アニメではスーツの模様)があり、そのため海外の一部の国ではブロッケンマンの登場シーンが丸々カットされたこともあった。


人物像

初期データでは身長180cm、体重85kgと、超人の中では比較的小柄といえる体格。これは出自であるブロッケン一族が元々が普通の人間地球人)であることが起因していると思われる。因みに息子のブロッケンJr.(登場初期)とは、身長体重超人強度まで全く同じ数値となっている。

2019年出版『超人図鑑』に記載されたプロフィールでは身長198cm、体重86kgに修正された。


性格に関しては、本編での登場シーンが極々僅かで、そのシーンも反則技による惨い攻撃でラーメンマンを攻め立てたり、死んでいる相手から目玉を抉り出したり不気味な笑みを浮かべたりという狂気じみた奇行の数々が描写されたため、当時の読者の間では「常軌を逸した危険人物」という認識が強かったが、後のシリーズでのブロッケンJr.の回想によると、実子であるJr.を一族の伝統に倣い厳しく育てる厳格な人物として描かれている。「父さん」と呼ぶJr.に「父と呼んでいいのは家の中だけだ! 一歩外へ出れば血の繋がりは忘れろ! 俺は師匠だレイラァと呼べ!」と叱責し、家の外では親も子も関係のない厳しい姿勢で修行にあたっていたことが窺える。


ただし、こうした態度も息子の成長を何よりも願ってのことであり、小説『ディープオブマッスル!!』では、超人墓場から脱するために生命の玉を集めていたが、その理由もJr.に一族の秘義秘術を授けようという親心からであった。しかし、息子が正義超人の一員として成長し活躍していることを知ると「もはや私の出る幕はない」「ブロッケン一族の新たなる伝統を、Jr.がしっかりと築きあげて行ってくれることだろう」と安堵し、現世への未練を断ち切っている。


戦い方は残酷だが、地球支配や人類に危害を加える悪行超人などではなく、人類を守る正義の意志は持っていた「正義の残虐超人」と言うべき存在で、広義の意味で正義超人としての矜持は息子にも教え込んでおり『Ⅱ世』の時代には、彼もまた正義超人として扱われている。


作中での活躍

「第20回超人オリンピック」にドイツ代表超人として出場し、予選に勝ち抜き決勝トーナメントに進出する。


Bブロック第一試合で同じ残虐超人でもある中国代表のラーメンマンと対戦。ゴング前のボディチェック中のラーメンマンを急襲し、上着を覆い被せた上にエルボー、ストンピングで痛めつける。更にはメリケンサックでタコ殴りにし、毒ガスを吐きかけるなどの反則行為を繰り返し、相手に反撃の余地を与えぬように攻め立てた。しかし、僅かな隙を突かれ形勢は逆転し、今度は逆に一方的にラーメンマンの中国拳法の妙技による応酬を受け、最期はキャメルクラッチで胴体を真っ二つに分断され死亡した。ちなみに第20回大会超人オリンピックにおける決勝戦に上り詰めた超人の中では唯一の死亡者だった。


その後、「第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイト」にて息子のブロッケンJr.が同じくドイツ代表超人として出場。父の仇を打つ為、因縁であるラーメンマンに勝負を挑むことになるが、決勝トーナメントでの対戦を通しJr.はラーメンマンと和解。以降は完全に正義超人へ転身し、キン肉マンやラーメンマンの戦友として活躍することになる。


『王位争奪編』では、死亡して超人墓場に迷い込んだキン肉マンが、墓場を浮遊する死人たちの中にブロッケンマンの影を確認している。

2011年から連載された『完璧超人始祖編』の中で、ラーメンマンは彼を「過去最大の難敵」と評し、残虐殺法でしか対抗できなかった(=最初から殺す気で戦わないと勝てなかった)と語っている。


余談

ブロッケン一族

そもそもブロッケン一族は生まれながらの超人の一族ではなく、平時は普通の人間(地球人)として暮らす変身タイプの超人である。遥か昔、一族の先祖が超人の神に認められ、人間を超人に変身させる「ドクロの徽章」を授けられ、以降は一族が代々その製法を受け継ぎ、超人の一族として隆盛したという。


一族に生まれた男児は、幼少時から厳しい修行を課せられ、それを乗り越えた者だけが18歳を境に徽章を与えられ、晴れて超人として活動することが許された。この伝統は息子ブロッケンJr.にも継承され、子のいなかった彼は自身が手塩にかけて育て上げた愛弟子ジェイドに徽章を与えている。生まれがブロッケン一族ではないジェイドも伝統ある徽章とその意味を重んじており、対戦したガゼルマンに馬鹿にされた際には我を失うほどに激昂し、彼にブロッケンの伝家の宝刀「ベルリンの赤い雨」を浴びせ重傷を負わせた。


伝統の技・ベルリンの赤い雨

ブロッケン一族に代々伝わる手刀技。その切れ味は凄まじく、ときには人体すらも両断してしまう凄まじい威力を誇り、まさに文字通り「伝家の宝刀」と呼ぶに相応しい奥義でもある。


作中では、ブロッケンJr.がはじめて使用し、『キン肉マンⅡ世』では弟子のジェイドが同じく得意技の一つとしている。ブロッケンマン自身は作中でこの技を使うことがなかったが、『Ⅱ世』でのJr.の回想などから、この技が一族に代々伝わる奥義で、自身も戦いの師でもある父との激しい特訓の末に開眼したことが語られており、ブロッケンマンもこの技が使えたと考えられる。


ラーメンにされる

TVアニメ版では、制作陣が残虐描写への自主規制として考慮し、先の死亡シーンにも改変がなされた。キャメルクラッチで二つ折りにされるまでは原作と同じだが、その体は分断されること無くグニャリと曲がり、更にはラーメンマンの取り出した麺棒で平たく伸ばされ、小麦粉の塊に見立ててこねられ、最終的にラーメンの麺となって食べられるという描写に変更された。…確かに流血描写はなかったが、普通に考えてアニメ版の方が遥かに残虐・猟奇的であり、子供たちに与えたトラウマは上であろう


このお返しなのか、ブロッケンJr.がラーメンマンに挑戦状を叩きつけた際「黒パンの粉にしてやる」と発言している。


ちなみに、キン肉マンも同様にラーメンにされかけるも、ラーメンマンが隠し味に振り掛けたニンニクの粉で回復する事で難を逃れている。


Ⅱ世では

実は彼が残虐超人であった事が超人界における黒歴史状態となっている可能性が高いという考察が存在する(つまり生きてから死ぬまで正義超人として戦った扱いで死因も事故死と表記されている)。

本来ならブロッケンJr.は両親が悪行超人とは言っても正義超人であるヒカルドを批判出来ない立場である(仮にこれがまかり通るならブロッケンJr.は間違いなく悪行超人となる)。

そのため、一部の情報の改竄が行われ「残虐超人ブロッケンマン」は消され「正義超人ブロッケンマン」となったのだと思われる。

かつてのとある男の様に真実は隠され自身が真っ当な正義超人であったと伝えられていることを超人墓場にいるブロッケンマンはどう思うのだろうか…。


関連タグ

キン肉マン 西ドイツ(ドイツ) ベルリン ナチス

残虐超人 父親 ダークヒーロー

関連キャラクター

ブロッケンJr.

ラーメンマン

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