概要
ランドクルーザーの派生車種(兄弟車)で、正式名称は「ランドクルーザープラド」。
1990年に生産販売を開始し、現行モデルは2009年からの4代目なのだが、2024年前半を目処に登場する予定のランドクルーザー250に後を託す格好で廃止(発展的解消)を遂げることになった。
ただし、3代目以降の欧州仕様車は「ランドクルーザー」という商標になっている。
元々は70系型ランドクルーザーの貨物車モデルの足まわりを軽量化し、日野自動車が設計したSUVハイラックスサーフと同じ駆動システム装置を乗せて乗用車化したのがはじまりである(但し3代目まではトヨタ車体の製造)。2代目(90系)以降はフレームやサスペンションもサーフ系と共通化され「ランドクルーザー」を名乗るものの本家との繋がりはほぼ無くなり、実質的にはサーフの上級仕様のような位置付けとなった。
ダカールラリーでは、欧州トヨタの運用するプラドが日本のトヨタ車体のランクルを破って部門優勝している。
2021年公開の007 ノー・タイム・トゥ・ダイにおいてジェームズ・ボンドが乗ったのもこの車である。007シリーズで日本車がボンドカーとなったのは2000GT以来で、奇しくもどちらもトヨタ車だった。
これまでの登場型式は以下の通り。
- 70系ライト→70系ワゴン→70系プラド(1984年-1996年)
- 90系(1996年-2002年)
- 120系(2002年-2009年)
- 150系(2009年-2023年)
- 250系ランクル250(2023年-)
関連項目
FJクルーザー(プラットホームを共用)
日野自動車(現行4代目の日本向けにおける製造元)