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概要

世界初の実用自動拳銃とされる。

後方に張り出したメイン・スプリング・ハウジングが形作るシルエットが特徴的だが、重心が後に偏ったため銃身の跳ね上がりが大きく、バランスを崩す要因となっていた。そのためか、命中率を上げるためのショルダー・ストックとセットで販売される事が多かった。


拳銃と同時に専用実包の7.63×25mmボルヒャルト弾が開発された。

これを元に7.63×25mmマウザー弾.30パラベラム弾が開発され、更には7.62×25mmトカレフ弾9mmパラベラム弾が開発された。


1860年、ヒューゴ・ボーチャード技師(1844~1921年)は16歳でアメリカ合衆国に移民し、コルト社、ウィンチェスター社などで銃の開発に従事した。

ウィンチェスター社のレバー・アクション・ライフルの機構からヒントを得てトグル・アクションを考案し、シャープス・ライフル社でオートマチックピストルの構想を練っていたが、1881年、シャープス・ライフル社が倒産。

その後はFEG社(ハンガリー)で研究を続け、1890年にレミントン社(アメリカ)のコンサルタントとなり、1893年にルートヴィヒ・レーヴェ社(ドイツ)でボルヒャルトC93(ボーチャードピストル)を開発し、1896年に販売を開始。

1897年にルートヴィヒ・レーヴェ社はドイツ金属弾薬製造会社と合併し、ドイツ兵器弾薬製造会社(DWM)となる。

ボーチャードピストルは極めて高価な拳銃だったがアメリカでの販売は好調で、1899年までの間に計3000挺が製造された。ボーチャード技師はアメリカ海軍にボーチャードピストルの売り込みを図ったが、制式採用されなかった。


DWM社のゲオルク・ルガー(ゲーオルク・ルーガー)技師は後に、ボーチャードピストルを元にルガーP08(パラベラム・ピストル)を開発した。


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オートマチックピストル ヒューゴ・ボーチャード ルガーP08

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