概要
それは『ドキドキ!プリキュア』第31話「大貝町大ピンチ！誕生！ラブリーパッド」にて起きた。
ジコチュー植物の種を大貝町内に飛散、それを住民に浸透させ一気にジコチュー化させるという、リーヴァとグーラの起死回生の作戦を阻止するべく戦うプリキュア達だったが
合体魔獣化した二人の圧倒的力の前に完膚無きまでに打ちのめされた挙句、手に入れたばかりのプリキュア三種の神器の一つ、水晶の鏡まで破壊されてしまう。
世界があと少しで滅ぶという絶望、鏡を破壊された悲しみ、そして負けた悔しさに打ちひしがれたキュアハートは思わず大泣きしてしまう…（冒頭の文章はそのときのセリフである）
見よ！このどん底にまで突き落とされたヒロインの姿を。キュアハートは声を荒げ
滅びの時まで後わずかという現実を突きつけられ、絶望しながら涙を流している！！
だが！だからといってキュアハートがこの物語のヒロインの資格を失いはしない！
なぜなら！
地面に顔を伏せて泣き続けていたハート。かつて見たことがないハートの絶望の様子に心配する仲間たち。
だが、いきなりピタッと静かになり一秒ほど間があいた後…
突如、風圧が出るほどの強さで自分の顔を両手でひっぱたき、顔を上げた。
「あ～、泣いた、泣いた。スッキリした！」
何という立ち直りの早さ！ そう、ヒロインの資格を失うとすれば
闘う意思をキュアハートがなくした時だけなのだ！
な… 何が起こったのか（ryと状況についていけない仲間たちに対して、「落ち込むのはもうおしまい。さあ、反撃だよ！」と宣言。ハートの強い勇気に鼓舞された仲間たちは一致団結してリーヴァ達に再び戦いを挑む。そして鏡の欠片から再生した5つのマジカルラブリーパッドと新必殺技「ラブリーストレートフラッシュ」で見事に勝利を収めたのであった。
レジーナを喪った時には円亜久里＝キュアエースから活を入れられながらも、立ち直るまでまる2日を要したハートであるが、今回は泣くだけ泣き、落ち込むだけ落ち込んだあとに、自ら顔を打ち活を入れて立ち直り、即座に仲間とともに反撃に出ている。
その姿勢、言葉に、今度は亜久里が「教えられた」と語るまでに。
これはキュアハート＝相田マナが成長した証であり、仲間とともに新たなるステージに到達した瞬間であった。
…と同時に新たなネタが出来た瞬間でもあった。
全くの余談だが、元ネタのエシディシが熱を操る流法の使い手であり、当のマナさんはと言うとこの話の直後に熱を出してダウンしている。いかにプリキュアとはいえ柱の男の力を使い切れはしなかったということか。
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