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概要

名前は水牛を意味し、マヒシャースラ(水牛の阿修羅)とも呼ばれる。

「動物名+アスラ」という名前のアスラは他にもシヴァに討たれたガシャースラ(象の阿修羅)がいる。


父親である阿修羅ラムバーが雌のスイギュウと交わって生まれた子。

デーヴァの敵であるアスラでありながら(地上世界では信者が少ない)ブラフマーを熱心に信仰し、そのためブラフマーもそれに応え、彼に加護を与えた。

ブラフマーの加護で「デーヴァ(神)と男には負けない」能力を得たマヒシャは配下の魔神とともに神々に戦いを挑み、武神インドラすらも退けた。

困った神々はシヴァヴィシュヌに助けを求めた。神々は「デーヴァと男では倒せない」マヒシャを倒すため、それぞれの光と力を集めて一柱の戦いの女神(デーヴィー)を生み出した。

それが後に「ドゥルガー」と呼ばれるチュンディー女神である。さらに神々はそれぞれの武器を彼女に手渡し、ヒマラヤの山神ヒマヴァットから提供された獅子ドゥンに乗ったチュンディーはそれらを振るい、魔神の軍勢を粉砕したあとマヒシャを殺害した。

マヒシャ・サンヴァラ

大乗仏教の尊格ヤマーンタカ(大威徳明王)は「マヒシャ・サンヴァラ(水牛を押しとどめる者)」の異名を持ち、非業の死を遂げた後、殺戮を行う水牛の鬼神となった僧侶を倒して救ったエピソードを持つ。


この説話での僧侶は種族的にはアスラではなく人間であり、インド神話のマヒシャとは他でも特徴を異とする。

ただし、大威徳明王はシヴァの一相「バイラヴァ」を含む「ヴァジュラ・バイラヴァ」の異名で呼ばれ、ドゥルガーはシヴァの妻パールヴァティーの相とされる。

この尊格の成立・発展にあたってシヴァ信仰系の影響を受けた可能性も想定できるのかもしれない。

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