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概要

機械生命体「ヴァイス」の襲撃によって追い詰められた人類が、を砕き、くり抜いて方舟となした宇宙船。

「シャード」は「破片、かけら」を意味する。アクトレスたちの住む世界である。


一基ごとが州のような大きな自治体、共同体を内包し、それぞれに政府や都道府県庁に相当する「トラベルオーダー」が存在する。そしてその下に対ヴァイス戦を担う行政機関AEGiSが付随している。

ムーンシャードは船団を構成し、国際機関「アウトランド」によって取りまとめられている。

シャードによっては工業施設や農業地帯が大部分を占めているものも存在し、そこから各シャードに製品を輸出する形を取っている。なお、ヴァイスからの逃避行の最中に船団からはぐれてしまったり、ヴァイスの攻撃によって壊滅してしまったシャードもある模様。


シャード間の移動には「シンカンセン」、「ヒコウキ」などど呼ばれる小型宇宙船を使用する。テレポートドライブを搭載する遠距離用の大型宇宙船も所持しているが、シャードから離れる行為は死につながることを意味するため使用には上層部の許可が必要となる。

構造と環境

地球の様々な土地をテレポートドライブで転移させ、埋め込むように定着させてある。複数のシャードを連結させたアルフライラシャードのような形もある。ただし海は人工のものである。

シャードによってはプラズマを発生させる「フロギストン」という燃料が土地から産出され「石油」と通称されている。


一種のスペースコロニーであり、地球のような重力と人間が活動するための気温や大気組成が維持されている。水は濾過してシャード内で再利用される。


内部のほうが「上層」、外側に近いほうが「下層」に相当し、後者は「アンダーシャード」と呼ばれる。

アンダーシャードには、シャードの維持・運営のための設備や工業地帯がもうけられている。


住民の精神衛生のため、各階層共通で天井の「空エリア」に「地球のような空」が映し出され、太陽光ライトで「日が昇り日が沈む」様が再現されている。

文化

各シャードは様々な国や地域をテーマとして、特定の時代における様子が再現されている。

例えば東京シャードは2010年代の東京文化を再現している。実際、東京シャードは2010年代の都民なら生活に困らない程に、他の都道府県民なら区別もできないほどの再現度となっている。

こうした文化は「上層」において顕著であり、アウトランドの意向で意識的に維持されている。個別のシャードに設定された文化レベル以上の技術の利用を禁ずる「境界福祉法」が存在しており、先端医療すら例外ではないが、技術的に必要なものには許可されている(ただし公にはされない)。

いっぽう全シャード共通でヴァイス撃退に必要不可欠なアリスギアに関する技術はその対象外となっている。


同じ文化圏系列(例えば日系)シャード間でも、再現される年代に違いはあるが、教育機関における学習内容にさほどの差はない。


シャードの住民は地球のことに関しては教えられてはいるものの、「地球への帰還」を望む思想はほぼ無いようで、「もし地球に帰ることができたら?」という街頭インタビューでは「地球に帰りたいと思わない」がほぼ100%だったそうな。しかも中には「地球って(スペースコロニーであるムーンシャードと違って)開いているから、大気が逃げそうで怖い」という回答もあったそう(4世紀以上スペースコロニー暮らしをしていたのが理由らしい。我々地球の住人からすれば、「壁一枚隔てた先が死の空間である宇宙のスペースコロニーに住むなんてとんでもない」という感覚であるが)。

主なシャード

イベントやストーリーで内部や内情が描写されたもののみ紹介。

  • 日系シャード

東京シャード

2010年代の東京都が再現されたシャード。アリス・ギア・アイギスの物語の舞台。プレイヤーキャラである隊長が所属する成子坂製作所などが存在し、劇中登場するアクトレスの大半はこのシャードの出身。詳細は個別記事を参照。


埼玉シャード

1970年代の埼玉県が再現されたシャード。御蔵座梓希の出身地で、彼女の実家である豆菓子専門店「豆いち」の本店がある。


博多シャード

福岡県が再現されたシャード。年代は恐らく2010年代と思われる。九炉鉄悠都の出身地で、製鉄所とアリスギアメーカー用の素材を生産する会社が存在している。来祥会という武闘派極道が本拠地としていたり、武闘派ヤンキーが多数在籍する濠黒館工業高等学校という学校があったりと、中々に物騒。


津軽シャード

明治時代中期(1910年代)の青森県が再現されたシャード。依城えりの出身地。人間よりも野生生物の方が多いと言われており、更には航行プログラムのミスで津軽シャードへ向かう事を「漂流」と称する、イエティやバケモノ熊などのUMAまで生息しているなど、SF作品であるアリス・ギア・アイギスに似つかわしくない人外魔境である。


群馬シャード

都市部のみ2040年代の群馬県が再現されたシャードで、都市部以外は全て秘境めいた観光地にされている。四谷ゆみの出身地。かの有名な製糸場があったことからか、製糸業(特に絹糸)が盛んな模様。


  • 欧州系シャード

シャフハウゼンシャード

スイスのシャフハウゼン州を再現したシャード。再現している年代は不明だが、街並みは中世チック。紺堂地衛理アデライーデ・ブルートハウゼンの出身地。


イングランドシャード

恐らく2010年代のイングランドが再現されたシャード。「イングランド」と銘打っているが、実態は複合シャードで、イギリス全域を有していると思われる。二階堂司の出身地で、彼女の両親が暮らしている。また、アリスギアの大手メーカーであるセンテンス・インダストリーの本社所在地。パクスブリタニカ最盛期をモチーフに、スチームパンクをテーマにした有名なテーマパークが存在する。


  • アジア・中東系シャード

アルフライラシャード

千夜一夜物語の名を冠する中東系複合シャード。砂漠が広がっており、プラズマを発生させる液状物質「フロギストン」の最大産出シャード。最古かつ最大のシャードで、地球時代の住人の意思を無視して設立された経緯があり、それ故に「反アウトランド」を掲げる者が多く、その筆頭と言える「ヴァイス信奉組織SIN」の本拠地である。ファティマ・ベトロラムはこのシャード全域を国土とする「アルフライラ王国」の王女(王位継承権第一位なので皇太子と言った方が正しいか)である。


  • アメリカ大陸系シャード

ペンタゴンシャード

米国ワシントンシャードに隣接する正五角柱形の小型シャードで、ワシントンシャードからの陸路でしか入る事が出来ない。住民は皆米政府の関係者とその親族であり、それ故に関係者以外の立ち入りは全面禁止である。バージニア・グリンベレーの出身地。

関連タグ

アリス・ギア・アイギス アクトレス スペースコロニー


他作品

メガゾーン23:未来の人類が移動可能なコロニー内に移住し、宇宙を彷徨う点と時代設定(この作品では1980年代の文化)が類似。ただし経緯や目的などが真逆に近い。コロニーの存在についても隠蔽されており、そこに住む人類も真実を知らないのも大きな相違点である。


シドニアの騎士:正体不明の外敵によって地球が滅ぼされ、播種船と呼ばれる世代宇宙船に人類が住んでいるなどの類似点が見られる。

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