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メトロン星人

めとろんせいじん

メトロン星人とはウルトラシリーズに登場する、宇宙一ちゃぶ台の似合う宇宙人である。
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概要

別名「幻覚宇宙人」。『ウルトラセブン』第8話「狙われた街」にて登場。

吸った人間を凶暴化させる宇宙芥子の実を混入したタバコの入った自販機を使って地球人類を自滅させようと目論む。

終盤、潜伏場所を突き止めたモロボシ・ダン夕日の差し込む部屋でちゃぶ台を挟んで胡座で対談する場面はウルトラセブンでも屈指の名場面として評価されることが多い。

  • このシーンがあまりにシュールで印象深かったため、後年では公式・非公式問わずちゃぶ台夕焼けがセットであることが多い。今でこそ有名な場面ではあるが、同話の監督だった実相寺昭雄氏は海外への売り込みも考えていた上層部に「(日本でしか通用しない)ちゃぶ台出すとかこっちの事情も少しは考えろ!!」とこっぴどく怒られたらしい。

信頼関係を失ったら人間は自滅する」という、人類の本質的な弱点を突く陰湿な戦法をとっており、基本的に知的を謳っていても最終的には武力行使に及ぶことが多いウルトラシリーズ宇宙人(というより子供向け番組の悪役)が多い中、異質な部類に入る存在である。

同話ラストの締めのナレーションは、メトロン星人の計画が「遠い未来の話」(今で言うところの「この番組はフィクションです」のようなもの)であることを人類の現状を痛烈に皮肉りつつ語る内容であり、メトロン星人本人よりもこの口上のほうが印象的かもしれない。人によっては「故郷は地球」や「怪獣使いと少年」とは違ったベクトルのトラウマだろう。

メトロン星人の地球侵略計画はこうして終わったのです。
人間同士の信頼感を利用するとは恐るべき宇宙人です。
でもご安心下さい。このお話は遠い遠い未来の物語なのです。

え、何故ですって?

我々人類は今、宇宙人に狙われる程、お互いを信頼してはいませんから。

容姿

メトロン星人。
メトロン星人 【ニコニコ動画用イラスト】


赤く細長い上半身と青い下半身を持ち、頭頂部から背面・両肩には黄色い縁取りがある。後頭部にはタコやイカの吸盤のような突起があり、胸から腹に走る黄色い縁取りは発光器官になっている。手はチューリップのような形状で、人間の指に相当する器官は視認できないが物を持つことはできる様子。
なお、このド派手なカラーリングは製作現場で余っていた塗料を使いまわした結果の産物だという逸話が残っている(特撮美術では地味な色の使用頻度が高いため、原色の塗料は余っていた)。

後年の作品にて

ウルトラマンA

第7話「怪獣対超獣対宇宙人」と第8話「太陽の命 エースの命」に息子のメトロン星人jr.が登場している(ただし劇中で血縁関係は明言されていない)。

手に五本指、顔にV字の切れ込みなどの外見上の差異や積極的に戦闘に参加するなどの違いがあるが、何より変わっているのは宇宙人なのに地中から現れるという点。

最後はAのバーチカルギロチンで倒されてしまうが、その切断シーンは細かく作り込まれた極彩色の内臓と体液が切断面から零れ落ちるという無駄に凝った作りになっており、もの凄く気持ち悪い。

平成ウルトラセブン

『地球星人の大地』で別個体が3体登場。

地下都市エコポリスを建設し、地球の環境問題対策に協力するふりをしつつ、裏でオゾン層破壊を目論む狡猾な宇宙人として描かれているが、言動が微妙に小物くさい。

冒頭で1体がとある惑星でセブンと対決。逃げようとしたところをワイドショットで撃墜され、仲間が地球にいることを仄めかし絶命する。その後地球に侵入した男女の個体が北川市にエコポリスを建造、トネザキ教授に近づき利用しようと企む。トネザキ教授を人質に突入してきたウルトラ警備隊の抹殺を図るが、モロボシ・ダンに阻まれ失敗。自ら正体を明かし変身したセブンと対決となる。1体は等身大でセブンのシェイクハンド光線を、巨大化したもう1体は新技リュウ弾ショットで倒されたが、セブンはエコポリスの爆発に巻き込まれて一時的に行方不明となり、しかも『誕生30周年記念3部作』にて再登場した時はこの戦いの影響で記憶喪失になっていた…

ウルトラマンマックス

第24話「狙われない街」に同一人物が再登場。肩書きは「対話宇宙人」に変わっている。

「セブンに一刀両断されながらも着ぐるみの修繕の要領で治療されて一命を取りとめた」という設定で、普段は円谷プロの怪獣倉庫(着ぐるみ倉庫)に潜伏している。

今回は、携帯電話から電磁波を流すことで人間を凶暴化させていた。しかし、以前のようにそれによって積極的に地球侵略を狙ったわけではなく、「機械に頼りすぎる地球人は何もしなくてもいずれ自滅する」という結論に達しており、「その自滅をちょっと手助けしただけ」との事。
同話の後半になってもマイペースを貫き、自ら潜伏場所に案内したカイト隊員(ウルトラマンマックス)をお約束のちゃぶ台でおもてなし(弄り倒すとも言う)しながら「眼兎龍茶(めとろんちゃ)」というPB商品すら勧めてくる始末であった。帰還を賭けたじゃんけん合戦の末、トイレのスッポンから自分のソフビ人形をお土産に母星への帰還を果たした。マックスも思わず手を振って見送ってしまった。

中の人の怪演もあって、この回はシュールギャグとして受け取られがちだが、メトロン星人の美しい地球への愛情と、いつまでたっても進歩しない地球人への失望の両方が伺える仕様となっている。ある意味メトロン星人のキャラクターを掘り下げたドラマでもあった。なお、マックスは他のウルトラマンのシリーズとは独立した世界観であるが、この話は例外であるとのこと。

ウルトラギャラクシー大怪獣バトル

超獣使いのレイオニクスとして登場。

宇宙人同士の戦いを好まず、怪獣同士の戦いを望む。戦いの場にもちゃぶ台を持ち込み、眼兎龍茶を置くこだわり様。

暴走しているレイが操るゴモラと自信が操るドラゴリーレイオニクスバトルを行うがまったくかなわず「超獣が怪獣如きに!」と驚愕し、ドラゴリーのダメージがフィードバックしてきたため慌ててバトルナイザーに回収。その直後にレイモンに襲われるが、レイモンが別の怪獣の気配を察知したため「忘れんぞ、この屈辱」と捨て台詞を言って逃げていった。
その後レイに雪辱戦を挑むために等身大でペンドラゴンに現れレイを挑発し、ペンドラゴンが逃げようとするとバキシムを呼び出し空間転移と射撃で阻止。
ダイルとの戦いでまたしても暴走したレイモンとレイオニクスバトルを行うも、バキシムがレイオニックバースト状態のゴモラに敗北し、驚愕すると同時に自身の敗北を悟り消滅した。

ウルトラ銀河伝説

ウルトラマンベリアル百体モンスロードにて復活。

怪獣墓場でガッツ星人エレキングキングジョーブラックキングパンドンどこかで見たような面子で徒党を組みセブンに襲い掛かるが、アイスラッガーを受けて怯んだところをワイドショットで粉砕された。

ウルトラマンギンガS

君に会うために


ウルトラマンギンガS』第12話「君に会うために」にジェイスという個体が登場。
性格は温和かつ理知的であり、ガッツ星人ボルストとは反りが合わない。エクセラーからは『夕焼けのエージェント』との通称で呼ばれている。

ウルトラマンオーブ

ウルトラマンオーブ』にタルデという個体が登場。
声は外島孝一氏が担当。

漫画

かがやけ ウルトラの星

内山まもるの漫画作品。

メフィラス星人の配下として登場。
怪獣軍団を率いて九州を攻撃するがゾフィーの活躍により一時撤退、最後はアイスラッガーバルタン星人ガッツ星人ナックル星人巨大ヤプールと共に1コマで切り刻まれて倒された。

ウルトラマンSTORY0

幻惑を武器に使う星間連合幹部として登場。

自らの能力を模したメカメトロンとビーコンサータンコンビを使役し、ウルトラ兄弟を苦しめた。幻惑剤の原料となる植物を作る星のプラントがウルトラマンレオに破壊されると星間連合を脱退、どこへともなく逃走していった。

ウルトラ怪獣擬人化計画

電撃版とPOP版それぞれで擬人化されている。

電撃版

キミのハートは侵略済みだ


デザイン担当はむりりん氏。
長い頭をアップの髪に準え、発光器官をニプレス湿布のような形で再現したセクシーなもの。そのため、一部では“エロロン星人”等とも呼ばれている。
ここでもやっぱりちゃぶ台がセットで描かれている。

原画展で行われた第1回人気投票では6位にランクイン。その後9月に行われた第2回原画展での投票では4位へ躍進した。

「メトロン商店」という八百屋兼駄菓子屋の店主として登場(一方で、他の登場キャラのように学校に通学しているような描写はなく、現段階では学生かどうかは不明)。
円谷学園の怪獣図鑑に彼女と思われる人物の項目があることから、卒業生(OG)ではないかとする説がある。

メトロン星人のカイジューソウルを受け継いだ怪獣娘:「百地メル」として登場。
国連の国際怪獣指導組織GIRLSのメンバーの1人。
第1話の主人公である滑川シイナの担当カウンセラーであり、彼女に大怪獣ファイトに出るよう勧めた張本人でもある。
なお、登場したのはシイナの回想シーンのみで、挿絵も描かれていない。

POP版

夕焼けとオタ芸


こちらはパステルデザインのPOP氏によるデザイン。
長い頭を帽子(ちなみにこの帽子には収納スペースが設けられており、色々なものを入れることができるという裏設定がある)、フジツボ状の目をツインテール(髪型)を通す穴にし、電撃板より幼めに描かれている。

漫画版では準レギュラーで、マイペース不思議ちゃん、またはメカニック担当として活躍している。
当然ながら夕焼けやちゃぶ台はセット。加えて、原作で潜伏していたアパートが真っ二つに割れて宇宙船が現れたシーンを弄り、大掛かりなカラクリ等にこだわる気質として描かれる。
なお、脚に履いているのはタイツではなくミニスカートの中まである長~いニーソ(正確にはサイハイソックス)。
実はセブンに対して恋心を抱いており、同じくセブンにぞっこんなゴドラ星人とはそのことで初対面時からすっかり意気投合しており、地球来訪時には一緒にコスプレをして写真を撮って大はしゃぎするなど、とても仲が良い。

セブンと交戦して倒された個体であると明言されているが、一方で、眼兎龍茶をメフィラスに飲むよう勧める、体を真っ二つにされても縫い合わせることで元通りになる、ゴドラ星人から「対話宇宙人」と呼ばれる、オタ芸にはまっているなど、『マックス』に登場した個体や『ギンガS』に登場したジェイスの設定も盛り込まれている。

ちなみに、POP版デザインでは顔にフェイスペイントがあり、漫画版でも当初は顔にフェイスペイントがあったものの、途中からそれがなくなってしまっている(単行本第1巻では、これに統一する形で、初登場時からすべてのシーンにおいてフェイスペイントが消されている)。フェイスペイントを削除した理由として、風上氏は「漫画として見てあえて省略した」と語っている(同様の理由によりテンペラー星人もフェイスペイントが削除されているが、こちらはメトロンとは異なり、最初から描きこまれていない)。

ゲーム

ウルトラ闘魂伝説

雑魚敵として大量に登場し、タバコの毒ガスで攻撃してくる

スーパーヒーロー作戦

メフィラス星人配下として登場。
やはりタバコ作戦を行うも、最後はデビルガンダムの散布したDG細胞を浴びてザラブ星人共々ゾンビ怪獣に成り果てた。

怪獣バスターズ/怪獣バスターズパワード

ゲームを進行させると研究員として参戦。得意分野は『兵器』。無印とパワードで登場の経緯が異なるが、どちらでも二階の空部屋に畳とちゃぶ台・その他調度品を持ち込む。また彼を参加させることで、『メトロンスーツ』『メトロンアーム』が開発できる。MA『EXアーム』とアクセサリー『ちえのもんよう』も彼から受け取れる。

大怪獣ラッシュ

ラッシュハンターとして複数個体が参戦。両手にレーザー砲を仕込んだメタバー、の遣い手のウィップ、異様にムッキムキなデストロイなどがいる。

その他


担当俳優・声優

中江真司(セブン)
神威杏次椰野素子(平成セブン)
寺田農(マックス)
龍谷修武(大怪獣バトル)
しおつかこうへい(ウルトラマンギンガS)
外島孝一(ウルトラマンオーブ)

関連イラスト

夕焼けと言えば
まぁ、座りたまえ



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ウルトラマンA ウルトラマンマックス
ちゃぶ台 胡座 ノスタルジック 煙草
スイーツ・ドーパント

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