概要
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場回はTC31巻収録「モーゼステッキ」。
旧約聖書のモーセをモチーフにしたステッキ型のひみつ道具で、ボタンを押すと湖や海、浴槽に溜まった風呂の水等、液体を2つに割ることが出来る。ただし電池式の為、電池切れになると2つに割れていた液体が元に戻ってしまう。
作中での活躍
のび太としずかが湖で貸しボートに乗っていた際、スネ夫のラジコンで遊んでいたジャイアンがのび太達にちょっかいをかけたのだが、操作ミスでのび太達が乗っていた船にラジコンを当ててしまい、そのままラジコンが湖に沈んでしまった。
その後、のび太はジャイアンとスネ夫から「弁償しろ！」と言われてしまい、彼から泣きつかれたドラえもんは上記のステッキを取り出した。
ドラえもんはのび太を連れてラジコンが沈んだ湖に向かい、この道具で湖の水を2つに割る。そしてドラえもん達は無事にラジコンを発見するのだが、ジャイアンとスネ夫がやって来てステッキを取り上げてしまう。
ジャイアン達はこの道具を使用して湖の底に埋まっている宝物を探そうとしたが、途中でステッキが電池切れになり、湖の水が元に戻ってしまう。そしてジャイアンとスネ夫は湖の真ん中で溺れかけてしまうという自業自得のオチで終わっている。
また、映画版『翼の勇者たち』にも登場し、湖に対して「スリバチモード」でステッキを使用することで雨を降らせ、火事を消し止めた。
