基礎データ
全国図鑑 | No.0288 |
---|---|
ホウエン図鑑(RSE) | No.037 |
ホウエン図鑑(ORAS) | No.038 |
イッシュ図鑑(BW2) | No.277 |
パルデア図鑑 | No.079 |
ブルーベリー図鑑 | No.060 |
ローマ字表記 | Yarukimono |
ぶんるい | あばれザルポケモン |
タイプ | ノーマル |
たかさ | 1.4m |
おもさ | 46.5kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
とくせい | やるき |
おとしもの | ナマケロのけ |
タマゴグループ | りくじょう |
各言語版での名称
英語 | Vigoroth |
---|---|
ドイツ語 | Muntier |
フランス語 | Vigoroth |
韓国語 | 발바로 |
中国語 | 过动猿 |
進化
ナマケロ→ヤルキモノ(Lv.18)→ケッキング(Lv.36)
概要
『ポケットモンスター ルビー・サファイア』から登場したナマケロの進化形。
性質も外見の雰囲気も進化前とはガラリと変わるため、初見ではこの姿が最終形態だと思われがちだが、これでも中間進化である。
なまけ者→やる気者、ということか?
進化前とは一転、とにかく動き回らないとストレスがたまっておかしくなるという真逆の性質を持ったポケモンと化した。
その落ち着きのなさは1分も座っていることができず、眠ろうにも体中の血が滾ってしまうため、一日中森を駆けずり回ってクールダウンしなければならない程らしい。
また、常に暴れているので当然すぐ腹が減るが、食事中さえじっとしていられない……というあまりにも不便な体質をしている。
ちなみに心臓も人間の10倍の速度で鼓動しているとのこと。ものすごい速さで寿命が来そうである。
しかし、そこまで暴れまわったヤルキモノはケッキングという世界一ぐうたらなポケモンに堕落してしまうのであった……
ゲームでの特徴
ポケットモンスター ルビー・サファイア・エメラルド/オメガルビー・アルファサファイア
野生では出現せず、ナマケロがトウカの森にのみ1%の確率でしか出現しない。『オメガルビー・アルファサファイア』では確率は上がったものの、それでもわずか5%である。
作中では主人公の父でジムリーダーのセンリが進化後と共に使用。どのバージョンでも手持ちにいるが、『エメラルド』のみ一匹減り、パッチール・マッスグマが加わっている。
また『エメラルド』の冒頭のシーンでは『ルビー・サファイア』のゴーリキーに代わり引越し屋のポケモンとして登場。設定ミスにより鳴き声がゴーリキーのものになっている。
ケッキングに進化してしまうと仕事にならなくなるのが欠点らしい。
ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ/ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール
ハクタイのもりで大量発生するナマケロを進化させることで入手可能。
ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー
ジョウト地方のサファリゾーン(いわば)でもり56個、そうげん28個ブロックを設置すると出現する。まあカントー地方の25ばんどうろの木にずつきをするとナマケロが落ちてくるのだが。
ポケットモンスター ブラック・ホワイト/ブラック2・ホワイト2
『ブラック・ホワイト』では殿堂入り後にホワイトフォレストにのみ出現するナマケロを進化させることで入手可能。
『ブラック2・ホワイト2』ではヤグルマの森でケッキングと共に出現する。
ポケットモンスター サン・ムーン
野生では出現しない。ウラウラ島で金曜日に島スキャンすると出現するが、『ウルトラサン・ムーン』では出現しない。
ポケットモンスター スカーレット・バイオレット
『ポケットモンスター ソード・シールド』では登場できなかったが、本作には登場できた。
南5番エリア・西3番エリア・プルピケ山道・ナッペ山で地上を走り回っている。ナマケロも出現するのだが、木の上に生息しているため、図鑑を開いただけではわかりにくく、ミラコラのダッシュで激突して落とさないと出て来ない。ヤルキモノをゲットしてタマゴを作った方が楽(ケッキングもテラスタル個体がいるので発見は楽)。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
80 | 80 | 80 | 55 | 55 | 90 | 440 |
進化前および進化後と違って、特性は「やるき」。特にケッキングと違い特性によるデメリットが無いのが魅力的。というよりケッキングとはタイプ以外のあらゆる部分が異なるため、ほとんど比較対象にならなかったりする。
合計種族値は440と序盤ポケモン並みで低い方ではあるものの、能力にはあまり無駄がなく、特殊面が55とかなり低めな以外は対戦でもやっていける性能がある。とくこうも55しかないが、まあ遠慮なく物理型で殴りにいこう。
『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』以降はしんかのきせきを持たせる事により高い防御を獲得し、悲惨な特防も補って一定の耐久値を得る事ができる。積み技の「ビルドアップ」、回復手段となる「なまける」など一通り技も揃っており、特性により「さいみんじゅつ」への耐性もあるなど、見た目によらず耐久型に適性がある。
ただし、しんかのきせきを持たせるノーマルタイプとしては、より高耐久を得られ火力もあるポリゴン2やタイプ:ヌルなどが優先されがち。
ヤルキモノはこれらのポケモンに比べて素早さが遥かに高いため、それを活かした立ち回りを意識したいところ。
『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』以降は「どくどく」を失ったのが痛手。
使用トレーナー
ゲーム版
- センリ:ジムリーダー(ホウエン)
- ヨウジ:ゴーゴー4兄弟 (ポケモンレンジャー)
アニメ版
- センリ:『アドバンスジェネレーション』
- マキノ:『アドバンスジェネレーション』第88話
漫画版
- センリ:『ポケットモンスターSPECIAL』
番外作品
ポケモンレンジャー
ゴーゴー4兄弟の三男・ヨウジが進化前後と共に使用してくる。
ポケモン不思議のダンジョン 時・闇・空の探検隊
トレジャータウンの住人として登場。ストーリーに直接絡むことはないが、主人公やパートナーのことをいつも見守ってくれている。
アニメ版での登場
サトシの旅シリーズ
アドバンスジェネレーション
- センリのヤルキモノ
第3話でサトシが初めてトウカジムに来た際に初登場。その時のバトルではサトシのピカチュウに対してかなりの力を見せつけた。
その後の第70話におけるバッジを賭けたジム戦では二番手で登場、サトシのコータスの「オーバーヒート」を難なくかわし「ひっかく」の一撃でコータスを倒す。
ピカチュウ相手にはスピード戦となり「かえんほうしゃ」でピカチュウを消耗させるも、特性「せいでんき」でまひ状態になり「アイアンテール」を食らって倒れる。しかしピカチュウも消耗しきって倒れた為相打ちとなった。
第131話でも登場している。
- マキノのヤルキモノ
第88話にてバナナナマケロ園にカビゴンが現れた事でナマケロ達が片隅に隠れてしまっていたが、サトシ達の協力で1匹のナマケロがヤルキモノに進化。カビゴンと戦い、カビゴンを弱らせてゲットする事ができた。その後、バナナナマケロ園はバナナナマケロ&ヤルキモノ園へと改名された。
- 第179話
山に群れで住むポケモンで登場。巨大なケッキングを恐れて神主の言うままにふもとの果樹園を襲って木の実を集めてお供えをしていた。神主…もといロケット団のニャースの命令でサトシ達を襲うが、巨大ケッキングが神様ではなくロケット団のメカと分かると仲間たちと一致団結してメカを破壊した。
ベストウイッシュ
- 第134話
相撲大会の参加ポケモンとして登場。
その他
リコとロイの旅シリーズ
- 第1話
冒頭で登場。
- ラプラス海賊団のヤルキモノ
第31話から登場した六英雄のラプラスの仲間。続く第32話ではエテボース・リククラゲ・ビーダル・ガラルヤドラン・オクタン・ガメノデスと共にブレイブアサギ号船内を襲撃するも撃退され、ホエルオーに乗って逃亡。後にアジトでテラパゴスきっかけにリコ達と打ち解け、ラプラスの旅立ちに他の仲間ポケモン達と共に背中を押し、ホエルオーに乗って再出発していった。
ポケモンジェネレーションズ
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
4章でセンリの手持ちが登場。ジムリーダー試験に合格した際に連れていた2匹のナマケロのうち、せっかちな性格の方が進化した姿。突然襲撃した野生のキノガッサを一発で撃退、ルビーのZUZU(ヌマクロー)のマッドショットを拳で豪快に叩き返す等、実力が高い。
余談
人間の10倍の鼓動と言えば、現実の鼠とほぼ同じである。動きの激しい生物ほど酸素の消費が多く鼓動が早まるという点を鑑みると、常に暴れ回っているヤルキモノの鼓動が非常に早いのは意外にも生物としておかしなことではないと言える。
しかし、その一方で鼓動が早い生物ほど寿命が短いという説もある。ヤルキモノが進化して怠け者に逆戻りするのは、ひょっとすると生存本能が働いた結果かもしれない……
なお、分類が「あばれザルポケモン」で進化後も霊長類に近い見た目だが、ナマケモノ自体は猿ではなくアリクイに近い生き物だったりする。
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター ポケモン ポケットモンスター ルビー・サファイア
0287.ナマケロ→0288.ヤルキモノ→0289.ケッキング
同ノーマル単タイプ
- コラッタ/ラッタ ニャース(キョダイマックスニャース)/ペルシアン ベロリンガ/ベロベルト ピンプク/ラッキー/ハピナス ガルーラ/メガガルーラ ケンタロス メタモン イーブイ/キョダイマックスイーブイ ポリゴン/ポリゴン2/ポリゴンZ ゴンベ/カビゴン(キョダイマックスカビゴン)
- オタチ/オオタチ エイパム/エテボース ノコッチ/ノココッチ(みつふしフォルム/ふたふしフォルム) ヒメグマ/リングマ オドシシ ドーブル ミルタンク
- ジグザグマ/マッスグマ ゴニョニョ/ドゴーム/バクオング エネコ/エネコロロ パッチール ザングース ポワルン(ポワルンのすがた) カクレオン
- ビッパ ミミロル/ミミロップ ニャルマー/ブニャット レジギガス アルセウス
- ミネズミ/ミルホッグ ヨーテリー/ハーデリア/ムーランド タブンネ チラーミィ/チラチーノ バッフロン
- ホルビー トリミアン (やせいのすがた/ハートカット/スターカット/ダイヤカット/レディカット/マダムカット/ジェントルカット/クイーンカット/カブキカット/キングダムカット)
- ヤングース/デカグース タイプ:ヌル/シルヴァディ ネッコアラ
- ホシガリス/ヨクバリス ウールー/バイウールー
- グルトン/パフュートン(オス/メス) ワッカネズミ/イッカネズミ(3びきかぞく/4ひきかぞく) テラパゴス(ノーマルフォルム/テラスタルフォルム/ステラフォルム)
関連ポケモン等
- 猿ポケモン仲間
- ※:オコリザルも自身の生命活動に支障が出るほどの暴れ者である。
- その他