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CV:河瀬茉希


概要

くまクマ熊ベアー主人公。15歳の少女で、本名は優奈(読み方は「ゆな」。フルネームは不明)。

不登校の引きこもり女子だが、ただの引きこもりではなく、若き敏腕株トレーダーでもある所謂ネオニート。既に一生遊んで暮らせるレベルの財産をもつ「おクマん長者」である。

その財力たるや、300クマん円をポンと小遣いにくれてやる程度の能力。


ある日、毎日遊んでいるVRMMOにて、アップデート記念キャンペーンと称したいくつかの不可解な質問の末に、くまさんセットなるアイテムを手に入れ、さらには、神を名乗る謎の存在の悪戯によって、ゲームの世界にそっくりな異世界へと飛ばされてしまった。

しかしながら、後述の家庭環境故に現実世界に未練はなく、冒険者として異世界生活を満喫している。


戦闘の都合で普段からクマの着ぐるみ姿であるため、ただでさえ奇異の目で見られるが、転移した異世界にデフォルメという概念がないことがそれに拍車をかけている。本人も自覚はしており、当初はこれを着て戦うことに抵抗はあった。


ニートらしくマイペースで大雑把な性格で、面倒くさいという理由で目立つのは避けがち。

だがその特徴的すぎる恰好に加え、強大な魔物や悪人をチート性能で軽々倒してしまう冒険者や、革新的かつ堅実な事業を広げる経営者として、その評判は嫌でも広まり続けている。


ただし後述する生い立ちのせいで自己評価は壮絶に低い。むしろ好評価を受ければ、それで自らが有頂天にならないように内心で意図的に自虐に走る傾向が見え隠れしている。


その一方本人は否定しているが、誰か(特に身内や子供)が困っているのを見過ごせない性格であり、結果的に多くの人達を救っている為、慕われている。

特に、フィナやノアをはじめとする年下の同性の子に多く懐かれているが、本人が子供好きなのかは不明だが、あまり悪くは思っていない。


設定でも緑がかった黒髪ロング美少女 (さらに言えば、異世界に来た経緯も「転生」ではなく「転移・召喚」のため、地球にいた頃から、美少女だったことになる)。

異世界で最初に会ったフィナが見惚れてしまうほどで、多くの人から容姿を褒められるが、容姿に自信がないことと本人は鈍感なため、「お世辞」「子供の言うこと」とスルー、髪も伸ばしているわけではなく、美容院へ行くのを面倒くさがって放置した結果らしい。


なお、アニメ2期EDで描かれた幼少期の姿は、ツインテールにオーバーオールという、どこにでもいそうな幼女コーデであった。


能力

各種戦闘力や特殊能力は、上記の金儲けの才能を除き悪く言えばテンプレなろう系主人公。

現実世界のお金を神様が異世界のお金に換金してくれたこと、くまセットのチート性能、更に元々ゲームをかなりやりこんでいたこともあって、特に苦労はしておらず、数々の常識はずれのチート能力から、ついたあだ名はブラッディベアー。冒険者としてのランクはCで、Aランクに昇格できるチャンスはあったが、目立ちたくないとして見送っている。


戦闘では魔法をメインに戦う。ただしクマをイメージすると効果が上がるというおかしな特徴があり、土魔法で作れる物も全て目立つクマ仕様になってしまう。

武器の扱いも上手いのだが、素手で十分強いのであまり使わない。


チートの塊の彼女だが、戦闘面はほぼ完全にくまさんセットに依存しており、自分自身に紐付いているのは「異世界言語」と「異世界文字」のみ。

新たにスキルを入手してもセットに付与される仕様で、セットが無ければただの幼児体型から抜けきれていない元ひきこもり少女となってしまう。そのため、どんなに目立ってもくまさんセットは常に着用している。

(尤も、後述の通り、商才には非常に長けているので、悪い輩に目をつけられない限りは、「やり手女社長」のような生き方もできなくはなさそうだが)


なお、くまさんセットなしでは魔法は使えないものの、入浴などの魔石の力を発揮しないといけない日常の場面で困っている描写はないので、彼女自身に魔力がないわけではないと思われる。


引きこもり生活が長く、家庭環境も後述の通り壊滅的だったため、家事全般、特に料理が得意で、異世界でプリンピザといったジャンクフードを作り出している。ここもテンプレ。


ちなみに、なろう系主人公にしては珍しく、同性からやけにモテる代わりに、異性からは恐ろしいぐらいにモテない(作中で年の近い異性があまり登場しないという理由もあるが)。


商才

一方、商売にの才能に関しては正真正銘己の才能。

概要欄の通り、転移前の時点で株で一生分の財産を築く程のもの。上記の料理が異世界で評判になったことを受けて、自身がオーナーとなってレストラン経営をしている(ほぼ同年代で、従業員のカリンからは「他人を自主的に動かすのが上手い」と、経営の才能を非常に評価されている)。

また一時期、漫画家になるために絵の勉強をしていたために絵も上手く、デフォルメの概念がないことを利用してユナとフィナをモデルに「くまさんと少女」という絵本を書いていたが、彼女の知らないうちに宮廷内で増刷されていた。


困窮していた孤児院を救うことになったときも、ただ援助するのではなく彼らが自活できるようにと、養鶏場を作り子供たちに仕事を与えるという形を取った。これにより、生息地が離れていることから高級食材だったコケッコウの卵をクリモニアの町で生産できるようにしただけでなく、わざと多めに流通させて一般家庭にも普及しやすいように値段を調整している。同様に真価が知られていなかったチーズジャガイモなどの普及にも成功。

他にも、クリモニアと山脈で隔てられていたミリーラを強引にトンネルで繋げ、海産物をはじめとする物流を容易にするなど、経済活動にも大いに貢献している。


だがそれゆえ金銭感覚が浮世離れしており、それをフィナに厳しく注意されてもいる。現にフィナ曰く「お父さんとお母さんが一生懸命長く働いてやっと購入できるレベルの値段」であるミスリルナイフを2本も独断で発注してしまった時は彼女の母であるティルミナからも軽くお説教を受けるハメになっていた。


服装

先述の通り、くまさんセットなしではほぼ無力に等しいため、常に着ぐるみ+パペット&クマ靴を着用している。着ぐるみの頭部はフルフェイスではなくフードタイプになっているが、視界の妨げにならないどころか、フード越しでないと使えないスキルもあることや、自分の顔への自信なさなどから、深々と被って顔を隠すことが多い(書籍版最初の挿絵では口元しか見えない状態が描かれていたが、それ以降の挿絵やコミカライズ及びアニメ版では、顔が隠れない程度の被り方しか描かれていない)。


着ぐるみの中はどんなに汚れても汚れず、汗や匂いも付かない「クマの下着」を着ているのだが、パンツにはクマがプリントしてあるクマさんパンツであり、これを見られることを、何よりも恐れている(同性であっても)。

作中では、パーティーや海水浴などのどうしようもない場面で、ドレスや水着などのTPOを弁えた格好をしたことはある。


以上のように非常事態以外は服装に無頓着なため、劇中で美的センスを問われる場面では、絶望的に自信がない様を露にする(ただし本人に自信がないだけで、実際には好評だったりもする)。


異世界に来る前の描写では、パーカーにショートパンツという格好をしていた。またVRMMOのアバターは銀髪ツインテールで、身長もちょっとだけ高めにしていた。


ちなみにくまさんセットは、脱ぐことは出来ても他人には譲渡不可であり、本人が掴んでいなくても、テーブルに置いていても、他者には持ち上げることすら出来ない(貸すことすら不可能)。


家庭環境(以下ネタバレ注意)

実家は企業の経営者一族であり、自身もお嬢様なのだが、父親は三兄弟の末っ子で出来の悪いドラ息子、母はそんな男に玉の輿当で近づいてきた悪女であり、そんな両親に「とりあえず一人は作っておこう」といったノリで産み落とされた毒親の被害者


そんな有様だった故、親戚一同からは両親共々嫌われ疎まれていた。唯一会社のCEOたる父方の祖父だけは味方して愛情を注いでくれていたことで、彼の家(庇護下)でだけは肩身の狭い思いをすることなく生活していた。

しかし、その事が余計に伯父・伯母や従兄弟たちの不興を買っており、親族内での祖父の立場を悪くしていて、祖父の手前、表には出さなかったものの気にはしていた。


そんな家庭環境で荒まないわけもなく、祖父の家にいたころから不登校の引きこもりであり、曰く「学校はバカの行くところ」。両親からは当然登校を促されるも、二人はユナの叩きつけた一億円の手切れ金であっさり引き下がってしまった。


結局自分たちの世間体のためでしかなかったことを思い知らされたユナは両親に愛想を尽かし、今後も自分に金を無心するだろうと見越して、二人が嬉々として海外旅行へ行った隙に、祖父を後見人にして正式に両親と絶縁。

「祖父の目の届く範囲にいること」を条件に、ハイテクマンションへと引っ越し、以後は引きこもり生活を満喫しながら本編冒頭へと至る。前述の通りの多額の貯金があるため引きこもっていても生活にはほぼ困らなかった様子。


商売人としての才能は祖父も認めており、「どうして(出来のいい)長男の子じゃなかったのか悔やまれる」とまで言われ、更には「ユナになら会社を任せてもいい」とも言っているが、本人は「面倒なことと、親戚がうるさいだろうから」と拒否していた(ゲーム部門には未練があったようだが)。


困っている子供に見て見ぬ振りができないのも、このように、自分が親や周囲の大人に愛されなかったことから来ている。

ユナには自分一人で生きていける才能があったが、元の世界ではそれを妬むか利用しようとする輩ばかりで、祖父以外に理解者などいなかった。


くまクマ熊ベアーとは、そんなユナが、居場所を見つける物語である。


なお、地球での描写は原作や書籍版ではちょろっとモノローグで語られる程度だが、コミカライズやアニメ版では祖父の姿、幼少期の姿〜闇を抱えた引きこもり期や召喚直前のそれなりに有意義に暮らしていたニートライフなど、はっきりとした描写がオリジナルで追加されていたりする。


交友関係

先述のフィナやノアのような、妹のように可愛がる子供たち以外に、同い年だとノアの姉であるシア、当代国王の第一王女ティリアや、彼女たちの学友などと、それなりの友人関係を築いている。しかしながら、いずれも貴族や王族、あるいは騎士団長などの、それなりに偉い立場の関係者であり、同年代で平民な友人はいない。


そのため、ティルミナから「子供の時に作った友人は一生の宝物」と説かれた時には、元の世界に友人がいなかったことも含めて、些か胸を動かされる描写もある(あくまで、地球にいた頃、ぼっちだったのは「同年代のクラスメイトたちがアホすぎた」ためで、上記のシアたちと、それなりの友人関係を築いていることから分かる通り、友人が要らないと思ってるわけではない。一方で、マリクスたち男子との接し方には当初どこか腫れ物に触れるような感じもあり、思春期特有の異性への壁も年相応に感じている)。


今いる異世界では未成年や保護責任者の概念はないようだが、一応、クリモニアではティルミナが、王都ではエレローラが、それぞれ保護者代わりとなって、ユナの面倒を見ている。

特に、エレローラからは、代わりどころか本気で養子に迎えようとするぐらいに気に入られているが、自身を養子にすることでクリフの苦労が増えることが確定的との考えからユナ本人は断っている。ただし、学生の護衛依頼を半強制的にやらせることでシアを始めとした同い年の友人をユナが作れるよう計らうなど、なんでも出来すぎる彼女が孤立しないよう密かに気がけてはいる。


ちなみに、ユナ本人に自覚がないだけで「地球の文化の持ち込みで、商売において多大なる成功を収める」「大型モンスターについても、ボランティア同然で倒す」「魔石も大小問わず、ほぼ無料で配る」「山に隔てられて行き来が困難だった都市と道を繋げて物流問題を解決する」など、エルファニカ王国に大いなる利益と発展をもたらしているため、国王フォルオートから国外流出を招かないよう、指示書が出されるほどの最重要人物として扱われており、貴族や王族とも引けを取らない地位は築いている。


ただ、ユナの性格上、無理に引き止められないのは明白なため、「国から出さない」のではなく、「国から出ようという気を起こさせない」ように、こっそりと便宜を図ったり、自由に過ごさせる方式を取っている。


アニメ版

「王都にて、同い年のシアが学園に行ったために、遊べないことに些か残念そうにする」「本音と建前を分けれずに、墓穴を掘る」「ミリーラの町に行く経緯が、駄々っ子に近いレベルの、禁断症状を発症した結果」など、年相応な内面の幼さが目立つキャラ付けとなっている。

一方で声の主が気の強い女性クール属性アイドルなど落ち着いた役を演じることの多い河瀬氏なため、ボイスはやや落ち着いた印象がつくところもあることから、そのギャップも見所となっている。


関連イラスト

森のくまさんユナ

ユナ🐾くまさん!


関連項目

くまクマ熊ベアー おねロリ 一級フラグ建築士 着ぐるみ ケモぐるみ

ブラッディベアー・・・彼女の二つ名


球磨(艦隊これくしょん)・・・容姿が似ており、クロスオーバーイラストがいくつかpixivにも投稿されている。「クマ」繋がりと言う点もある。

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