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ラプソーン

19

らぷそーん

RPG『ドラゴンクエストⅧ 空と海と大地と呪われし姫君』の登場人物。存在自体がネタバレのため閲覧注意。
RPG『ドラゴンクエストⅧ 空と海と大地と呪われし姫君』の登場人物。存在自体がネタバレのため閲覧注意。

CV(3DS版):高木渉(レオパルド憑依時、第1形態)/大友龍三郎(第2形態)


概要

概要

暗黒を司り、闇の世界を統べる邪神。DQ8におけるラスボス。

主人公達が住む光の世界と自身が座する闇の世界を一つに統合し、文字通りの「新世界の神」になろうと目論んでおり、大昔にも配下たちと共に侵攻したこともあった。だがこの時は七人の賢者と神鳥レティスが撃退し、魂を「神鳥の杖」に、肉体を聖地ゴルドの巨岩に封じられる形で敗北。その岩は賢者の一人であるシャマル(ゼシカのご先祖様)が女神象に設え、杖はトロデーン王家に受け継がれ、賢者達は各々の血脈を封印のカギとし、子々孫々が継承者となることで封印を維持してきた。

 

だがそれから長い時が経った現代で、ドルマゲスという男によって杖が奪われ、継承者のうち4人が殺害される事件が発生。ラプソーンは杖を介してドルマゲスの心身を乗っ取り、継承者達を皆殺しにしようとしたのだ。

ドルマゲスが討たれた後も、杖に触れたゼシカレオパルドマルチェロを操り、レオパルドが二人、マルチェロが最後の一人を殺害。こうして封印を破ったラプソーンは女神像を破壊して肉体を取り戻し、居城の「暗黒魔城都市」も復活する。

それに伴い空が赤く染まったり、世界中の魔物が凶暴化したりしており、邪神らしく存在しているだけでかなりの影響力を持つようだ。

また、上記二匹の他に闇の世界や暗黒魔城都市に住む夥しい数の魔物も配下として従えており、第二形態になると闇の世界の軍勢を召喚し、世界各地に凶悪な魔物が跋扈するようになる。


その後上空で神鳥レティスに乗った主人公たちと最終決戦を繰り広げる。

いわゆる「ラストダンジョン」を抜けた奥ではなく、フィールド上で戦う最終ボスは彼が初である。


各形態

各形態

第1形態

待ちかねたぞ。幾度となく我が行く手を遮ろうとした愚かなる者達よ。

我こそは暗黒神ラプソーン。この身を取り戻すために思えば随分長い旅をしたものだ。

旅の途中、お互い幾度もの悲しみを味わったな。


だが人間よ。今は共に喜び合おうではないか。

この光の世界と闇の世界はたった今より一つの世界となり、新たなる神を迎えるのだ。


新たなる神の名は暗黒神ラプソーン!

さあ我を崇めよ!! 身を引き裂くような激しい悲しみを我に捧げるがいい!!


通称プチソーン。

暗黒神としての本来の肉体を取り戻した姿だが、ドラゴンクエストモンスターズシリーズと25周年記念モンスター図鑑によると、まだ真の肉体は取り戻せておらず、完全復活前の姿という事になっている。ちなみに大きさは人間並み。

見た目こそマスコットっぽくて迫力に欠けるが、元々は強大な邪神なので結構強い。

完全2回行動。「つうこんのいちげき」のダメージは300程度で、HPの低いゼシカは即死の危険がある。

一撃の大きさが後述の第2形態を上回っており、見た目に騙されると酷い目に遭う。

背中には甲虫のような羽があり、怪しい瞳使用時には胴体が裂け、赤い目がギロりと三つ出現する。

杖の先端を牙を剥き出した大きな口に変形させ、そこから「こごえるふぶき」を吐くのがメインウェポン。

しっかりレベルを上げていなければ、「こごえるふぶき」と「つうこんのいちげき」を両方受けたキャラクターのHPは0になってしまうだろう。


3DS版ではモリーとゲルダが仲間になるようになった為か、HPの最大値と守備力が上昇し、若干タフになっている。

  • 使用技

凍える吹雪(全体に吹雪ブレス大ダメージ)、イオナズン(全体に最大級の爆発呪文)、メラゾーマ(単体に最大級の炎呪文)、つうこんのいちげき

あやしいひとみ(単体に回避不能の眠り)、まぶしい光(全体へ目くらましをして打撃命中率低下)、いてつくはどう(こちらの補助呪文等の完全解除)


第2形態

「死してなお消えぬ程の、永遠の恐怖をその魂に焼き付けてくれるわっ!!」


崩壊した魔城のパワーを吸収し、巨大な姿へと変貌したもの。通称デブソーン

おそらくあのブオーンに匹敵するぐらいかなり巨大化している。

ラプソーン自身も「なんというチカラか……我が魂はついに最強のチカラを持つ肉体を手に入れた」と驚いており、こうなるのは予想外だった模様。ちなみに体内には膨大な闇のパワーが満ち満ちているらしいので、風船みたいな状態なのだろう。

またレティスも巨大になったラプソーンを見て「あの者を封印するのはもはや不可能」と言っており、かつて七賢者に封印された時よりも強くなっているようだ。ドラゴンクエストモンスターズシリーズや25周年記念図鑑においては、こちらが真の肉体を取り戻して完全復活した姿という設定になっている。


ちなみにBGM「おおぞらにたたかう」は広大な大空をバックに流れる壮大な旋律と、レティスのテーマ曲とも言える「おおぞらをとぶ」のフレーズが含まれた熱い曲となっており、シリーズでも屈指の人気を誇っている。しかし、ハート様に更に贅肉を盛りまくったような全裸の魔人というビジュアルは多くのプレイヤーをずっこけさせた。

かつてこいつを撃退したレティスをして「もう封印しようがない」「あの者を滅ぼせる可能性はわずか」と言わせるくらいのパワーアップをしているのに、見た目で思い切り損している。

これはラスボスをとにかくデカくしようとしてしまった結果らしい。

また、太っている事が強調されるようにモーションが作られており、戦闘中にラプソーンが行動すると腹部の肉がやたらと揺れる。


 

3DS版ではボイスが付き、小悪党っぽい第一形態から邪神らしい威厳のある声になった。

 

  • 使用技

こごえるふぶき、あやしいひとみ、はげしいほのお(全体に炎ブレスダメージ)、腕で叩きつける(全体にダメージ)、念じボール(単体攻撃を二連射)、神々の怒り(単体攻撃を四連射)、流星(全体にダメージ)、メラゾーマ

マダンテ(全魔力を解放し全体に凄まじい炎ダメージ)、いのり(邪悪な力が溢れ出し魔力完全回復)、めいそう(HP500回復)、不敵に笑う(何もしてこない)、いてつくはどう


「念じボール」と「神々の怒り」は誰に命中するかがランダムで、一人に複数回命中した場合は一気にダメージが蓄積して危険。行動パターンはある程度決まっており、「めいそう」を使用したら次のターンに「マダンテ」が飛んでくる合図である。


3DS版ではHPの最大値、および「神々の怒り」の一撃のダメージがアップしており、危険度が増加。特筆すべき点は、時折行動パターンを無視して行動、更にバリア解除後に「不敵に笑う(無駄行動)」をしなくなった事で隙が無くなり、劇的なパワーアップを遂げている。

また、リメイク前とは異なり「マダンテ」→即座に腕で叩きつけるという行動をとるようになっており、味方全体に壊滅的なダメージが降りかかってしまう。

リメイク前においてはレベル40程度あれば十分とされていたが、リメイク版ではパワーアップし、冗談抜きで全員が即死しかねない。

即座にキズを修復する生命力、無限に湧き出す魔力、加えてこの魔力による「マダンテ」と腕力による叩きつけを合わせた全員を即死させかねない火力まで備えたこの形態は、「最強のチカラを持つ肉体」という設定に恥じないだけの強さを得たと言っていいだろう。


その他

 

  • バリア

第2形態が張っている強力な結界。ゾーマやニズゼルファの闇の衣と違ってダメージ自体を無効にするため、これを破らないとレベル99だろうと勝てない。

バリアを破るには全員で杖に祈り、賢者の魂とオーブを共鳴させる必要があるが、7人もいるのに1ターンに1人分しか解放できない(もちろんらプソーンは普通に攻撃してくる)ためかなりめんどくさい。バリアを破ればHPとMPを全回復してくれるので、無理せず回復・防御と祈りのターンを切り替えながら凌ごう。

  

  • 闇の遺跡

かつて彼を信仰していた邪教団の礼拝所。ドルマゲスと決着をつける場所もここ。

ククールは「ラプソーンを崇める人がいたなんてショックだ」と語っている。

ここに出現するモンスターはアンデッド系が多く、彼の信徒達の成れの果てという雰囲気がよく出ている。ちなみにここに描かれた彼の壁画はデスタムーアにローブを着せたような威風堂々とした姿であり、実際の姿とは異なっている。自分を美化させたのか、本来の姿だったのかは不明。

 

  • やみのころも

装備すると攻撃を1/4の確率でかわせる真っ黒なマント。

ラプソーン信徒たちは礼拝の正装として着ていたらしいが、呪われる事もなければ貴重品ということもない。みかわしのふく×あくまのしっぽ×コウモリのはねで作れる。

 

  • 暗黒魔城都市

ラプソーンの家。光と闇の世界を繋ぐ役割を担っていた邪悪な城。

ラプソーンは当初ここの玉座にいるが、主人公達が撃破すると崩壊してしまう。なお暗黒の魔人は崩壊したこの城のガレキから生まれたゴーレムみたいなもので、最後まで主を守ろうとする(もしくは敵を討とうとする)姿はなかなか健気…と言えるかもしれない。

 

  • ありがたくない神?

邪神なので当然といえば当然だが、光の世界においては魔物からも人間からもあまりありがたくない神と嫌われている。しかしこれは人間と共存している魔物の一個体の意見。

既に亡霊となった信者以外の者からの評価は低い。


長い間封印されていたせいとは言え、名のある部下の数は多くは無く、ラプソーンの伝承も人間達の世界にはまともに伝わっていないなどかなり風化している。

パーティメンバーのククールには人望が無いと言われる。(一応、3DS版では忠誠心溢れる新たな部下であるジャハガロスの存在が判明。名無しの配下魔物の数自体は多く、当のククールもラプソーンの闇の遺跡の信者の多さにショックを受けている)。


しかし最終目的は二つの世界を一つにした先の新世界の創造神となるといったもので、スケールで言うなら他作品のラスボスには負けておらず、外見から来る風評被害が多く占めている点は否めないだろう。前述のように3DS版ではラスボスの名に恥じない強さを手にした事で汚名を返上、総合的な評価が見直されつつあるようだ。


また、チキンドラゴには市販品である(あくまでドロップアイテムなので断言できないが)バスタードソードを与えたり、太ったドラゴンのリザードファッツを愛していたり、ザコ敵であるヘルクラッシャーの力を恐れて封印するなど、邪神なのに妙に人間味があるキャラでもある。

挙げ句こんなイラストも……


マダンテの演出は専用のものが用意されており、発生する爆発の規模は巨鳥のレティスが小鳥に、人間サイズの主人公は豆粒に見えるほどのもの。恐らく歴代で最も規模の大きいマダンテ。


その他の作品での登場

その他の作品での登場

ドラゴンクエストⅨ

宝の地図(魔王の地図)のボスとして第二形態が他の魔王共々登場。他の魔王とは異なり、1ターン3回行動するようにはならないが、HPはトップの数値である。

『ドラゴンクエストⅧ』と同じ様なラインナップの特技を使用するが、レベル99のラプソーンが使用するものは威力が比較にならないほど高くなっているのはもちろん、属性が「メラガイアー」「イオグランデ」「かがやく息」(全体に最大級の氷ブレス)「流星」「マダンテ」と様々な属性の攻撃を行うため、フォースを用いての属性対策ではどれか一つへの耐性しか作れないので気は抜けない。

腕での叩きつけは単体攻撃に変更された代わりにとんでもないダメージになっている上に、無属性なので属性耐性はつけられない。

弱点属性は光なのだが、ライトフォースを使う場合は属性の軽減を諦める事になってしまう。

その為、3回行動ではなくて本当に良かったと言われる事もある。


ドラゴンクエストⅪ(3DS版のみ)

亜種の魔物として「ラプソンフープ」が登場。「時の破壊者」の指示で『ドラゴンクエストⅧ』の歴史を改竄する悪事を働いており、ゼシカの性格を勝手に甘えん坊に変更するなどして主人公の旅を妨害していた。

ラプソーンの力を授かったという設定の魔物で、体の周囲に浮かべた無数の宝玉の一つ一つに世界を破壊する程の力を宿しているという。

状態異常が得意な相方の「モンス・デミーラ」と共に現れ、ラプソーンも使用していた「マダンテ」「いのり」「神々の怒り」によってこちらに壊滅的なダメージを叩き込んでくる。

更に、こちらを魅了して同士討ちさせる能力も有している為、『ドラゴンクエストⅪ』の裏ボスの中でもトップクラスの危険度が在ると言っていい強敵である。


また、アイテムとして「神鳥の杖」が登場。説明文を読むにラプソーンの魂が封印されたままの杖のようで、この杖を使用する事で誰でも最大級の闇の呪文「ドルマドン」が使用可能になる。まさかのアイテムとしての参戦である。無論、数値上の性能も杖の中では最強クラスである。

別にこの杖を持ち歩いていても体を乗っ取られたりはしない。


ドラゴンクエストモンスターズシリーズ

ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』から第1形態、第2形態ともに登場。

第1形態は能力値合計が最も高く、最大まで伸びるすばやさとみかわしアップの特性により強力な2回行動モンスターに対抗できる最強クラスの一体。攻撃力は低いが、かしこさも最大まで伸びるので呪文攻撃の威力は絶大。


第2形態にするとHPこそ伸びるものの、なんと弱体化する。

第1形態とは桁違いに低いすばやさにより特性のみかわしアップも死に特性に。しかも「ザキ」が通用するようになるなど耐性も穴あき。

攻撃力も伸びるがそれでもトップクラスとは言い難い微妙な数値で、しかもすばやさが遅いため通常攻撃をさせても回避されまくる。基本的に第一形態を使うべきだろう。


ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』及び『ジョーカー2 プロフェッショナル』でも続投。

第1形態はほとんど変わらない。かしこさが1000まで伸びるのでやはり呪文をメインに戦うべきだろう。第2形態は3枠のギガボディモンスターになっている。

『ジョーカー2』では1~2回行動しかできなかったが『ジョーカー2 プロフェッショナル』からは1~3回行動に強化された。

ドルマブレイクの特性からの「ドルマドン」や「ビッグバン」は激烈な威力を持ち、『ジョーカー』時代が嘘のように活躍する機会は増えた。

マホトラブレイクの特性を得たので敵のMPを「ギガ・マホトラ」で吸い尽くすことも可能。


テリーのワンダーランド3D』にも続投。

第1形態はスモールボディの特性が付加され、能力が減少。

しかし、『イルとルカの不思議なふしぎな鍵』ではスモールボディが行動順を変更する「リバース」「シャッフル」を無視して必ず先制行動するという仕様に変更された上、3回行動の特性を習得させて相手が行動する前に怒涛の連続攻撃で壊滅させてしまうという立ち回りも可能になった為、扱いやすくなった。

『テリーのワンダーランド3D』、『イルとルカの不思議なふしぎな鍵』ともに第二形態の能力傾向は『ジョーカー2 プロフェッショナル』とほぼ同じ。

『ジョーカー2』~『イルとルカの不思議なふしぎな鍵』においてはレオパルドが全ての呪文を封じる「いきなり黒い霧」と巨大モンスターに大ダメージを与える「ギガキラー」持ちなので、最強のチカラを持つ肉体を得た暗黒神が犬の肉体に憑依した暗黒神に相性上非常に不利という奇妙な自体に陥っていた。


ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』では第一形態は参戦しなかったが、第二形態はトップクラスの素早さと賢さを得たので呪文アタッカーとしては優秀な部類となった。

しかし、普通の魔物と同じサイズに縮小して運用する方が使い勝手が良いので、対戦では小さくされてしまった姿を見かける事の方が多い。

ジョーカー3プロフェッショナル』では第一形態も復活した。

また、『ジョーカー3』および『ジョーカー3プロフェッショナル』では次元の狭間にて敵ボスとしても登場する。

セリフが用意されており、こちらを虫ケラかなにかのように低く評価しつつ自分を崇めるように要求してくるが、ラプソーンに戦いを挑む事を選ぶと戦闘になる。

  • 使用技

てんぺんちい(全体に氷・光属性の最大級体技ダメージ)、通常攻撃(全体に命中し、高確率で「つうこんのいちげき」になる)、マダンテ、悪夢のよびごえ(単体対象の無属性ブレスダメージを四連射)、絶対零度(全体に最大級の氷ブレスダメージ+たまに1ターン休みにする)、ハイテンション(一気にテンションを二段階上げる事で次の攻撃の威力を約3倍にする)

  • 特性

ギガボディ(通常攻撃等の物理攻撃が全体に当たるようになり、他の特技の威力は上昇する)、4回行動、ときどき青天の霧(発動するとダメージ上限が9999になる)、プレッシャー(こちら全員に対して確率で休みにする)など


本編で使用していた「神々の怒り」同様に、「悪夢のよびごえ」は一発毎に誰を狙うかがランダム。

「マダンテ」を持っているのに魔力を回復する「いのり」を持たない事に疑問を抱いたかもしれないが、なんと今回はMPが無限なために回復を必要とせず、カンストダメージの「マダンテ」を叩き込んでくる。

つまり、光属性耐性が無効以上でなければ確実に全体に999ダメージ、「青天の霧」が発動していた場合は9999ダメージとなる。運が悪い場合はこれを一回の戦闘で何回でも叩き込んでくるので、無対策では全滅必死である。

ランダム行動で気まぐれに全体9999ダメージ、というのはドラゴンクエストシリーズという枠組みの中ではかなり異様であり、誇張抜きで歴代シリーズ中最強クラスの火力を持つ。

当然、「マダンテ」が通った時点でこちらのメンバーは一撃でHPが0となる。

更に、ハイテンション使用後には呪文反射の「マホカンタ」も貫通するので手に負えない。ただし、「呪文よそく」を覚えさせておけば貫通されずに反射する事が可能。

「マダンテ」を通さないだけならメタルスライムを用意する等して光属性を無効にすればよいが、メタルの守備力を貫通する「つうこんのいちげき」持ちなので過信は出来ない。「つねにアタカンタ」も習得させて物理攻撃対策もしておこう。

…とはいえ、こちらもテンションによって貫通されるのは同じ。「会心完全ガード」で「つうこんのいちげき」をシャットアウトするのも手。

しかし、今作にはこちらの火力を上げる方法が豊富であり、魔力の暴走によってボスに無理やり状態異常を通して封じる事も可能な為、十分に練ったパーティであれば相手が行動する前に倒してしまう事も可能。

10ターン以内に8000近くあるHPを削り切り見事倒す事が出来れば、こちらを虫ケラと言った事を訂正したラプソーンがなんと仲間になってくれる。

前述の通り今作のラプソーンは呪文アタッカーとしては最強とはいかなくとも優秀な部類であるため、せっかくなので戦力にするのもよい。


ちなみに、『ドラゴンクエストⅧ』時点での表記はどちらの形態も暗黒神ラプソーンだが、それ以降の作品ではラプソーン、魔王ラプソーン、大魔王ラプソーンなどと表記が頻繁に変化している。


余談

余談

3DS版で第1形態の役である高木渉氏は過去に『CDシアター ドラゴンクエストⅤ』にてジャミを演じており、ボス役からラスボス役への大出世を果たしている。


関連イラスト

関連イラスト


関連タグ

関連タグ

ドラゴンクエストⅧ 魔王系 ラスボス ドルマゲス 妖魔ゲモン ジャハガロス

大魔王バーン ミスト(ダイの大冒険) ピロロ(ダイの大冒険) 冥竜王ヴェルザー


デュラン(DQ):漫画版では剣を手にした人物を洗脳したり、最後の戦いでは城と合体したりなどラプソーンとよく似た行動を取っている。

CV(3DS版):高木渉(レオパルド憑依時、第1形態)/大友龍三郎(第2形態)


概要

概要

暗黒を司り、闇の世界を統べる邪神。DQ8におけるラスボス。

主人公達が住む光の世界と自身が座する闇の世界を一つに統合し、文字通りの「新世界の神」になろうと目論んでおり、大昔にも配下たちと共に侵攻したこともあった。だがこの時は七人の賢者と神鳥レティスが撃退し、魂を「神鳥の杖」に、肉体を聖地ゴルドの巨岩に封じられる形で敗北。その岩は賢者の一人であるシャマル(ゼシカのご先祖様)が女神象に設え、杖はトロデーン王家に受け継がれ、賢者達は各々の血脈を封印のカギとし、子々孫々が継承者となることで封印を維持してきた。

 

だがそれから長い時が経った現代で、ドルマゲスという男によって杖が奪われ、継承者のうち4人が殺害される事件が発生。ラプソーンは杖を介してドルマゲスの心身を乗っ取り、継承者達を皆殺しにしようとしたのだ。

ドルマゲスが討たれた後も、杖に触れたゼシカレオパルドマルチェロを操り、レオパルドが二人、マルチェロが最後の一人を殺害。こうして封印を破ったラプソーンは女神像を破壊して肉体を取り戻し、居城の「暗黒魔城都市」も復活する。

それに伴い空が赤く染まったり、世界中の魔物が凶暴化したりしており、邪神らしく存在しているだけでかなりの影響力を持つようだ。

また、上記二匹の他に闇の世界や暗黒魔城都市に住む夥しい数の魔物も配下として従えており、第二形態になると闇の世界の軍勢を召喚し、世界各地に凶悪な魔物が跋扈するようになる。


その後上空で神鳥レティスに乗った主人公たちと最終決戦を繰り広げる。

いわゆる「ラストダンジョン」を抜けた奥ではなく、フィールド上で戦う最終ボスは彼が初である。


各形態

各形態

第1形態

待ちかねたぞ。幾度となく我が行く手を遮ろうとした愚かなる者達よ。

我こそは暗黒神ラプソーン。この身を取り戻すために思えば随分長い旅をしたものだ。

旅の途中、お互い幾度もの悲しみを味わったな。


だが人間よ。今は共に喜び合おうではないか。

この光の世界と闇の世界はたった今より一つの世界となり、新たなる神を迎えるのだ。


新たなる神の名は暗黒神ラプソーン!

さあ我を崇めよ!! 身を引き裂くような激しい悲しみを我に捧げるがいい!!


通称プチソーン。

暗黒神としての本来の肉体を取り戻した姿だが、ドラゴンクエストモンスターズシリーズと25周年記念モンスター図鑑によると、まだ真の肉体は取り戻せておらず、完全復活前の姿という事になっている。ちなみに大きさは人間並み。

見た目こそマスコットっぽくて迫力に欠けるが、元々は強大な邪神なので結構強い。

完全2回行動。「つうこんのいちげき」のダメージは300程度で、HPの低いゼシカは即死の危険がある。

一撃の大きさが後述の第2形態を上回っており、見た目に騙されると酷い目に遭う。

背中には甲虫のような羽があり、怪しい瞳使用時には胴体が裂け、赤い目がギロりと三つ出現する。

杖の先端を牙を剥き出した大きな口に変形させ、そこから「こごえるふぶき」を吐くのがメインウェポン。

しっかりレベルを上げていなければ、「こごえるふぶき」と「つうこんのいちげき」を両方受けたキャラクターのHPは0になってしまうだろう。


3DS版ではモリーとゲルダが仲間になるようになった為か、HPの最大値と守備力が上昇し、若干タフになっている。

  • 使用技

凍える吹雪(全体に吹雪ブレス大ダメージ)、イオナズン(全体に最大級の爆発呪文)、メラゾーマ(単体に最大級の炎呪文)、つうこんのいちげき

あやしいひとみ(単体に回避不能の眠り)、まぶしい光(全体へ目くらましをして打撃命中率低下)、いてつくはどう(こちらの補助呪文等の完全解除)


第2形態

「死してなお消えぬ程の、永遠の恐怖をその魂に焼き付けてくれるわっ!!」


崩壊した魔城のパワーを吸収し、巨大な姿へと変貌したもの。通称デブソーン

おそらくあのブオーンに匹敵するぐらいかなり巨大化している。

ラプソーン自身も「なんというチカラか……我が魂はついに最強のチカラを持つ肉体を手に入れた」と驚いており、こうなるのは予想外だった模様。ちなみに体内には膨大な闇のパワーが満ち満ちているらしいので、風船みたいな状態なのだろう。

またレティスも巨大になったラプソーンを見て「あの者を封印するのはもはや不可能」と言っており、かつて七賢者に封印された時よりも強くなっているようだ。ドラゴンクエストモンスターズシリーズや25周年記念図鑑においては、こちらが真の肉体を取り戻して完全復活した姿という設定になっている。


ちなみにBGM「おおぞらにたたかう」は広大な大空をバックに流れる壮大な旋律と、レティスのテーマ曲とも言える「おおぞらをとぶ」のフレーズが含まれた熱い曲となっており、シリーズでも屈指の人気を誇っている。しかし、ハート様に更に贅肉を盛りまくったような全裸の魔人というビジュアルは多くのプレイヤーをずっこけさせた。

かつてこいつを撃退したレティスをして「もう封印しようがない」「あの者を滅ぼせる可能性はわずか」と言わせるくらいのパワーアップをしているのに、見た目で思い切り損している。

これはラスボスをとにかくデカくしようとしてしまった結果らしい。

また、太っている事が強調されるようにモーションが作られており、戦闘中にラプソーンが行動すると腹部の肉がやたらと揺れる。


 

3DS版ではボイスが付き、小悪党っぽい第一形態から邪神らしい威厳のある声になった。

 

  • 使用技

こごえるふぶき、あやしいひとみ、はげしいほのお(全体に炎ブレスダメージ)、腕で叩きつける(全体にダメージ)、念じボール(単体攻撃を二連射)、神々の怒り(単体攻撃を四連射)、流星(全体にダメージ)、メラゾーマ

マダンテ(全魔力を解放し全体に凄まじい炎ダメージ)、いのり(邪悪な力が溢れ出し魔力完全回復)、めいそう(HP500回復)、不敵に笑う(何もしてこない)、いてつくはどう


「念じボール」と「神々の怒り」は誰に命中するかがランダムで、一人に複数回命中した場合は一気にダメージが蓄積して危険。行動パターンはある程度決まっており、「めいそう」を使用したら次のターンに「マダンテ」が飛んでくる合図である。


3DS版ではHPの最大値、および「神々の怒り」の一撃のダメージがアップしており、危険度が増加。特筆すべき点は、時折行動パターンを無視して行動、更にバリア解除後に「不敵に笑う(無駄行動)」をしなくなった事で隙が無くなり、劇的なパワーアップを遂げている。

また、リメイク前とは異なり「マダンテ」→即座に腕で叩きつけるという行動をとるようになっており、味方全体に壊滅的なダメージが降りかかってしまう。

リメイク前においてはレベル40程度あれば十分とされていたが、リメイク版ではパワーアップし、冗談抜きで全員が即死しかねない。

即座にキズを修復する生命力、無限に湧き出す魔力、加えてこの魔力による「マダンテ」と腕力による叩きつけを合わせた全員を即死させかねない火力まで備えたこの形態は、「最強のチカラを持つ肉体」という設定に恥じないだけの強さを得たと言っていいだろう。


その他

 

  • バリア

第2形態が張っている強力な結界。ゾーマやニズゼルファの闇の衣と違ってダメージ自体を無効にするため、これを破らないとレベル99だろうと勝てない。

バリアを破るには全員で杖に祈り、賢者の魂とオーブを共鳴させる必要があるが、7人もいるのに1ターンに1人分しか解放できない(もちろんらプソーンは普通に攻撃してくる)ためかなりめんどくさい。バリアを破ればHPとMPを全回復してくれるので、無理せず回復・防御と祈りのターンを切り替えながら凌ごう。

  

  • 闇の遺跡

かつて彼を信仰していた邪教団の礼拝所。ドルマゲスと決着をつける場所もここ。

ククールは「ラプソーンを崇める人がいたなんてショックだ」と語っている。

ここに出現するモンスターはアンデッド系が多く、彼の信徒達の成れの果てという雰囲気がよく出ている。ちなみにここに描かれた彼の壁画はデスタムーアにローブを着せたような威風堂々とした姿であり、実際の姿とは異なっている。自分を美化させたのか、本来の姿だったのかは不明。

 

  • やみのころも

装備すると攻撃を1/4の確率でかわせる真っ黒なマント。

ラプソーン信徒たちは礼拝の正装として着ていたらしいが、呪われる事もなければ貴重品ということもない。みかわしのふく×あくまのしっぽ×コウモリのはねで作れる。

 

  • 暗黒魔城都市

ラプソーンの家。光と闇の世界を繋ぐ役割を担っていた邪悪な城。

ラプソーンは当初ここの玉座にいるが、主人公達が撃破すると崩壊してしまう。なお暗黒の魔人は崩壊したこの城のガレキから生まれたゴーレムみたいなもので、最後まで主を守ろうとする(もしくは敵を討とうとする)姿はなかなか健気…と言えるかもしれない。

 

  • ありがたくない神?

邪神なので当然といえば当然だが、光の世界においては魔物からも人間からもあまりありがたくない神と嫌われている。しかしこれは人間と共存している魔物の一個体の意見。

既に亡霊となった信者以外の者からの評価は低い。


長い間封印されていたせいとは言え、名のある部下の数は多くは無く、ラプソーンの伝承も人間達の世界にはまともに伝わっていないなどかなり風化している。

パーティメンバーのククールには人望が無いと言われる。(一応、3DS版では忠誠心溢れる新たな部下であるジャハガロスの存在が判明。名無しの配下魔物の数自体は多く、当のククールもラプソーンの闇の遺跡の信者の多さにショックを受けている)。


しかし最終目的は二つの世界を一つにした先の新世界の創造神となるといったもので、スケールで言うなら他作品のラスボスには負けておらず、外見から来る風評被害が多く占めている点は否めないだろう。前述のように3DS版ではラスボスの名に恥じない強さを手にした事で汚名を返上、総合的な評価が見直されつつあるようだ。


また、チキンドラゴには市販品である(あくまでドロップアイテムなので断言できないが)バスタードソードを与えたり、太ったドラゴンのリザードファッツを愛していたり、ザコ敵であるヘルクラッシャーの力を恐れて封印するなど、邪神なのに妙に人間味があるキャラでもある。

挙げ句こんなイラストも……


マダンテの演出は専用のものが用意されており、発生する爆発の規模は巨鳥のレティスが小鳥に、人間サイズの主人公は豆粒に見えるほどのもの。恐らく歴代で最も規模の大きいマダンテ。


その他の作品での登場

その他の作品での登場

ドラゴンクエストⅨ

宝の地図(魔王の地図)のボスとして第二形態が他の魔王共々登場。他の魔王とは異なり、1ターン3回行動するようにはならないが、HPはトップの数値である。

『ドラゴンクエストⅧ』と同じ様なラインナップの特技を使用するが、レベル99のラプソーンが使用するものは威力が比較にならないほど高くなっているのはもちろん、属性が「メラガイアー」「イオグランデ」「かがやく息」(全体に最大級の氷ブレス)「流星」「マダンテ」と様々な属性の攻撃を行うため、フォースを用いての属性対策ではどれか一つへの耐性しか作れないので気は抜けない。

腕での叩きつけは単体攻撃に変更された代わりにとんでもないダメージになっている上に、無属性なので属性耐性はつけられない。

弱点属性は光なのだが、ライトフォースを使う場合は属性の軽減を諦める事になってしまう。

その為、3回行動ではなくて本当に良かったと言われる事もある。


ドラゴンクエストⅪ(3DS版のみ)

亜種の魔物として「ラプソンフープ」が登場。「時の破壊者」の指示で『ドラゴンクエストⅧ』の歴史を改竄する悪事を働いており、ゼシカの性格を勝手に甘えん坊に変更するなどして主人公の旅を妨害していた。

ラプソーンの力を授かったという設定の魔物で、体の周囲に浮かべた無数の宝玉の一つ一つに世界を破壊する程の力を宿しているという。

状態異常が得意な相方の「モンス・デミーラ」と共に現れ、ラプソーンも使用していた「マダンテ」「いのり」「神々の怒り」によってこちらに壊滅的なダメージを叩き込んでくる。

更に、こちらを魅了して同士討ちさせる能力も有している為、『ドラゴンクエストⅪ』の裏ボスの中でもトップクラスの危険度が在ると言っていい強敵である。


また、アイテムとして「神鳥の杖」が登場。説明文を読むにラプソーンの魂が封印されたままの杖のようで、この杖を使用する事で誰でも最大級の闇の呪文「ドルマドン」が使用可能になる。まさかのアイテムとしての参戦である。無論、数値上の性能も杖の中では最強クラスである。

別にこの杖を持ち歩いていても体を乗っ取られたりはしない。


ドラゴンクエストモンスターズシリーズ

ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』から第1形態、第2形態ともに登場。

第1形態は能力値合計が最も高く、最大まで伸びるすばやさとみかわしアップの特性により強力な2回行動モンスターに対抗できる最強クラスの一体。攻撃力は低いが、かしこさも最大まで伸びるので呪文攻撃の威力は絶大。


第2形態にするとHPこそ伸びるものの、なんと弱体化する。

第1形態とは桁違いに低いすばやさにより特性のみかわしアップも死に特性に。しかも「ザキ」が通用するようになるなど耐性も穴あき。

攻撃力も伸びるがそれでもトップクラスとは言い難い微妙な数値で、しかもすばやさが遅いため通常攻撃をさせても回避されまくる。基本的に第一形態を使うべきだろう。


ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』及び『ジョーカー2 プロフェッショナル』でも続投。

第1形態はほとんど変わらない。かしこさが1000まで伸びるのでやはり呪文をメインに戦うべきだろう。第2形態は3枠のギガボディモンスターになっている。

『ジョーカー2』では1~2回行動しかできなかったが『ジョーカー2 プロフェッショナル』からは1~3回行動に強化された。

ドルマブレイクの特性からの「ドルマドン」や「ビッグバン」は激烈な威力を持ち、『ジョーカー』時代が嘘のように活躍する機会は増えた。

マホトラブレイクの特性を得たので敵のMPを「ギガ・マホトラ」で吸い尽くすことも可能。


テリーのワンダーランド3D』にも続投。

第1形態はスモールボディの特性が付加され、能力が減少。

しかし、『イルとルカの不思議なふしぎな鍵』ではスモールボディが行動順を変更する「リバース」「シャッフル」を無視して必ず先制行動するという仕様に変更された上、3回行動の特性を習得させて相手が行動する前に怒涛の連続攻撃で壊滅させてしまうという立ち回りも可能になった為、扱いやすくなった。

『テリーのワンダーランド3D』、『イルとルカの不思議なふしぎな鍵』ともに第二形態の能力傾向は『ジョーカー2 プロフェッショナル』とほぼ同じ。

『ジョーカー2』~『イルとルカの不思議なふしぎな鍵』においてはレオパルドが全ての呪文を封じる「いきなり黒い霧」と巨大モンスターに大ダメージを与える「ギガキラー」持ちなので、最強のチカラを持つ肉体を得た暗黒神が犬の肉体に憑依した暗黒神に相性上非常に不利という奇妙な自体に陥っていた。


ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』では第一形態は参戦しなかったが、第二形態はトップクラスの素早さと賢さを得たので呪文アタッカーとしては優秀な部類となった。

しかし、普通の魔物と同じサイズに縮小して運用する方が使い勝手が良いので、対戦では小さくされてしまった姿を見かける事の方が多い。

ジョーカー3プロフェッショナル』では第一形態も復活した。

また、『ジョーカー3』および『ジョーカー3プロフェッショナル』では次元の狭間にて敵ボスとしても登場する。

セリフが用意されており、こちらを虫ケラかなにかのように低く評価しつつ自分を崇めるように要求してくるが、ラプソーンに戦いを挑む事を選ぶと戦闘になる。

  • 使用技

てんぺんちい(全体に氷・光属性の最大級体技ダメージ)、通常攻撃(全体に命中し、高確率で「つうこんのいちげき」になる)、マダンテ、悪夢のよびごえ(単体対象の無属性ブレスダメージを四連射)、絶対零度(全体に最大級の氷ブレスダメージ+たまに1ターン休みにする)、ハイテンション(一気にテンションを二段階上げる事で次の攻撃の威力を約3倍にする)

  • 特性

ギガボディ(通常攻撃等の物理攻撃が全体に当たるようになり、他の特技の威力は上昇する)、4回行動、ときどき青天の霧(発動するとダメージ上限が9999になる)、プレッシャー(こちら全員に対して確率で休みにする)など


本編で使用していた「神々の怒り」同様に、「悪夢のよびごえ」は一発毎に誰を狙うかがランダム。

「マダンテ」を持っているのに魔力を回復する「いのり」を持たない事に疑問を抱いたかもしれないが、なんと今回はMPが無限なために回復を必要とせず、カンストダメージの「マダンテ」を叩き込んでくる。

つまり、光属性耐性が無効以上でなければ確実に全体に999ダメージ、「青天の霧」が発動していた場合は9999ダメージとなる。運が悪い場合はこれを一回の戦闘で何回でも叩き込んでくるので、無対策では全滅必死である。

ランダム行動で気まぐれに全体9999ダメージ、というのはドラゴンクエストシリーズという枠組みの中ではかなり異様であり、誇張抜きで歴代シリーズ中最強クラスの火力を持つ。

当然、「マダンテ」が通った時点でこちらのメンバーは一撃でHPが0となる。

更に、ハイテンション使用後には呪文反射の「マホカンタ」も貫通するので手に負えない。ただし、「呪文よそく」を覚えさせておけば貫通されずに反射する事が可能。

「マダンテ」を通さないだけならメタルスライムを用意する等して光属性を無効にすればよいが、メタルの守備力を貫通する「つうこんのいちげき」持ちなので過信は出来ない。「つねにアタカンタ」も習得させて物理攻撃対策もしておこう。

…とはいえ、こちらもテンションによって貫通されるのは同じ。「会心完全ガード」で「つうこんのいちげき」をシャットアウトするのも手。

しかし、今作にはこちらの火力を上げる方法が豊富であり、魔力の暴走によってボスに無理やり状態異常を通して封じる事も可能な為、十分に練ったパーティであれば相手が行動する前に倒してしまう事も可能。

10ターン以内に8000近くあるHPを削り切り見事倒す事が出来れば、こちらを虫ケラと言った事を訂正したラプソーンがなんと仲間になってくれる。

前述の通り今作のラプソーンは呪文アタッカーとしては最強とはいかなくとも優秀な部類であるため、せっかくなので戦力にするのもよい。


ちなみに、『ドラゴンクエストⅧ』時点での表記はどちらの形態も暗黒神ラプソーンだが、それ以降の作品ではラプソーン、魔王ラプソーン、大魔王ラプソーンなどと表記が頻繁に変化している。


余談

余談

3DS版で第1形態の役である高木渉氏は過去に『CDシアター ドラゴンクエストⅤ』にてジャミを演じており、ボス役からラスボス役への大出世を果たしている。


関連タグ

関連タグ

ドラゴンクエストⅧ 魔王系 ラスボス ドルマゲス 妖魔ゲモン ジャハガロス

大魔王バーン ミスト(ダイの大冒険) ピロロ(ダイの大冒険) 冥竜王ヴェルザー


デュラン(DQ):漫画版では剣を手にした人物を洗脳したり、最後の戦いでは城と合体したりなどラプソーンとよく似た行動を取っている。

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ラプソーン
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ラプソーン
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らぷそーん

RPG『ドラゴンクエストⅧ 空と海と大地と呪われし姫君』の登場人物。存在自体がネタバレのため閲覧注意。
RPG『ドラゴンクエストⅧ 空と海と大地と呪われし姫君』の登場人物。存在自体がネタバレのため閲覧注意。

CV(3DS版):高木渉(レオパルド憑依時、第1形態)/大友龍三郎(第2形態)


概要

概要

暗黒を司り、闇の世界を統べる邪神。DQ8におけるラスボス。

主人公達が住む光の世界と自身が座する闇の世界を一つに統合し、文字通りの「新世界の神」になろうと目論んでおり、大昔にも配下たちと共に侵攻したこともあった。だがこの時は七人の賢者と神鳥レティスが撃退し、魂を「神鳥の杖」に、肉体を聖地ゴルドの巨岩に封じられる形で敗北。その岩は賢者の一人であるシャマル(ゼシカのご先祖様)が女神象に設え、杖はトロデーン王家に受け継がれ、賢者達は各々の血脈を封印のカギとし、子々孫々が継承者となることで封印を維持してきた。

 

だがそれから長い時が経った現代で、ドルマゲスという男によって杖が奪われ、継承者のうち4人が殺害される事件が発生。ラプソーンは杖を介してドルマゲスの心身を乗っ取り、継承者達を皆殺しにしようとしたのだ。

ドルマゲスが討たれた後も、杖に触れたゼシカレオパルドマルチェロを操り、レオパルドが二人、マルチェロが最後の一人を殺害。こうして封印を破ったラプソーンは女神像を破壊して肉体を取り戻し、居城の「暗黒魔城都市」も復活する。

それに伴い空が赤く染まったり、世界中の魔物が凶暴化したりしており、邪神らしく存在しているだけでかなりの影響力を持つようだ。

また、上記二匹の他に闇の世界や暗黒魔城都市に住む夥しい数の魔物も配下として従えており、第二形態になると闇の世界の軍勢を召喚し、世界各地に凶悪な魔物が跋扈するようになる。


その後上空で神鳥レティスに乗った主人公たちと最終決戦を繰り広げる。

いわゆる「ラストダンジョン」を抜けた奥ではなく、フィールド上で戦う最終ボスは彼が初である。


各形態

各形態

第1形態

待ちかねたぞ。幾度となく我が行く手を遮ろうとした愚かなる者達よ。

我こそは暗黒神ラプソーン。この身を取り戻すために思えば随分長い旅をしたものだ。

旅の途中、お互い幾度もの悲しみを味わったな。


だが人間よ。今は共に喜び合おうではないか。

この光の世界と闇の世界はたった今より一つの世界となり、新たなる神を迎えるのだ。


新たなる神の名は暗黒神ラプソーン!

さあ我を崇めよ!! 身を引き裂くような激しい悲しみを我に捧げるがいい!!


通称プチソーン。

暗黒神としての本来の肉体を取り戻した姿だが、ドラゴンクエストモンスターズシリーズと25周年記念モンスター図鑑によると、まだ真の肉体は取り戻せておらず、完全復活前の姿という事になっている。ちなみに大きさは人間並み。

見た目こそマスコットっぽくて迫力に欠けるが、元々は強大な邪神なので結構強い。

完全2回行動。「つうこんのいちげき」のダメージは300程度で、HPの低いゼシカは即死の危険がある。

一撃の大きさが後述の第2形態を上回っており、見た目に騙されると酷い目に遭う。

背中には甲虫のような羽があり、怪しい瞳使用時には胴体が裂け、赤い目がギロりと三つ出現する。

杖の先端を牙を剥き出した大きな口に変形させ、そこから「こごえるふぶき」を吐くのがメインウェポン。

しっかりレベルを上げていなければ、「こごえるふぶき」と「つうこんのいちげき」を両方受けたキャラクターのHPは0になってしまうだろう。


3DS版ではモリーとゲルダが仲間になるようになった為か、HPの最大値と守備力が上昇し、若干タフになっている。

  • 使用技

凍える吹雪(全体に吹雪ブレス大ダメージ)、イオナズン(全体に最大級の爆発呪文)、メラゾーマ(単体に最大級の炎呪文)、つうこんのいちげき

あやしいひとみ(単体に回避不能の眠り)、まぶしい光(全体へ目くらましをして打撃命中率低下)、いてつくはどう(こちらの補助呪文等の完全解除)


第2形態

「死してなお消えぬ程の、永遠の恐怖をその魂に焼き付けてくれるわっ!!」


崩壊した魔城のパワーを吸収し、巨大な姿へと変貌したもの。通称デブソーン

おそらくあのブオーンに匹敵するぐらいかなり巨大化している。

ラプソーン自身も「なんというチカラか……我が魂はついに最強のチカラを持つ肉体を手に入れた」と驚いており、こうなるのは予想外だった模様。ちなみに体内には膨大な闇のパワーが満ち満ちているらしいので、風船みたいな状態なのだろう。

またレティスも巨大になったラプソーンを見て「あの者を封印するのはもはや不可能」と言っており、かつて七賢者に封印された時よりも強くなっているようだ。ドラゴンクエストモンスターズシリーズや25周年記念図鑑においては、こちらが真の肉体を取り戻して完全復活した姿という設定になっている。


ちなみにBGM「おおぞらにたたかう」は広大な大空をバックに流れる壮大な旋律と、レティスのテーマ曲とも言える「おおぞらをとぶ」のフレーズが含まれた熱い曲となっており、シリーズでも屈指の人気を誇っている。しかし、ハート様に更に贅肉を盛りまくったような全裸の魔人というビジュアルは多くのプレイヤーをずっこけさせた。

かつてこいつを撃退したレティスをして「もう封印しようがない」「あの者を滅ぼせる可能性はわずか」と言わせるくらいのパワーアップをしているのに、見た目で思い切り損している。

これはラスボスをとにかくデカくしようとしてしまった結果らしい。

また、太っている事が強調されるようにモーションが作られており、戦闘中にラプソーンが行動すると腹部の肉がやたらと揺れる。


 

3DS版ではボイスが付き、小悪党っぽい第一形態から邪神らしい威厳のある声になった。

 

  • 使用技

こごえるふぶき、あやしいひとみ、はげしいほのお(全体に炎ブレスダメージ)、腕で叩きつける(全体にダメージ)、念じボール(単体攻撃を二連射)、神々の怒り(単体攻撃を四連射)、流星(全体にダメージ)、メラゾーマ

マダンテ(全魔力を解放し全体に凄まじい炎ダメージ)、いのり(邪悪な力が溢れ出し魔力完全回復)、めいそう(HP500回復)、不敵に笑う(何もしてこない)、いてつくはどう


「念じボール」と「神々の怒り」は誰に命中するかがランダムで、一人に複数回命中した場合は一気にダメージが蓄積して危険。行動パターンはある程度決まっており、「めいそう」を使用したら次のターンに「マダンテ」が飛んでくる合図である。


3DS版ではHPの最大値、および「神々の怒り」の一撃のダメージがアップしており、危険度が増加。特筆すべき点は、時折行動パターンを無視して行動、更にバリア解除後に「不敵に笑う(無駄行動)」をしなくなった事で隙が無くなり、劇的なパワーアップを遂げている。

また、リメイク前とは異なり「マダンテ」→即座に腕で叩きつけるという行動をとるようになっており、味方全体に壊滅的なダメージが降りかかってしまう。

リメイク前においてはレベル40程度あれば十分とされていたが、リメイク版ではパワーアップし、冗談抜きで全員が即死しかねない。

即座にキズを修復する生命力、無限に湧き出す魔力、加えてこの魔力による「マダンテ」と腕力による叩きつけを合わせた全員を即死させかねない火力まで備えたこの形態は、「最強のチカラを持つ肉体」という設定に恥じないだけの強さを得たと言っていいだろう。


その他

 

  • バリア

第2形態が張っている強力な結界。ゾーマやニズゼルファの闇の衣と違ってダメージ自体を無効にするため、これを破らないとレベル99だろうと勝てない。

バリアを破るには全員で杖に祈り、賢者の魂とオーブを共鳴させる必要があるが、7人もいるのに1ターンに1人分しか解放できない(もちろんらプソーンは普通に攻撃してくる)ためかなりめんどくさい。バリアを破ればHPとMPを全回復してくれるので、無理せず回復・防御と祈りのターンを切り替えながら凌ごう。

  

  • 闇の遺跡

かつて彼を信仰していた邪教団の礼拝所。ドルマゲスと決着をつける場所もここ。

ククールは「ラプソーンを崇める人がいたなんてショックだ」と語っている。

ここに出現するモンスターはアンデッド系が多く、彼の信徒達の成れの果てという雰囲気がよく出ている。ちなみにここに描かれた彼の壁画はデスタムーアにローブを着せたような威風堂々とした姿であり、実際の姿とは異なっている。自分を美化させたのか、本来の姿だったのかは不明。

 

  • やみのころも

装備すると攻撃を1/4の確率でかわせる真っ黒なマント。

ラプソーン信徒たちは礼拝の正装として着ていたらしいが、呪われる事もなければ貴重品ということもない。みかわしのふく×あくまのしっぽ×コウモリのはねで作れる。

 

  • 暗黒魔城都市

ラプソーンの家。光と闇の世界を繋ぐ役割を担っていた邪悪な城。

ラプソーンは当初ここの玉座にいるが、主人公達が撃破すると崩壊してしまう。なお暗黒の魔人は崩壊したこの城のガレキから生まれたゴーレムみたいなもので、最後まで主を守ろうとする(もしくは敵を討とうとする)姿はなかなか健気…と言えるかもしれない。

 

  • ありがたくない神?

邪神なので当然といえば当然だが、光の世界においては魔物からも人間からもあまりありがたくない神と嫌われている。しかしこれは人間と共存している魔物の一個体の意見。

既に亡霊となった信者以外の者からの評価は低い。


長い間封印されていたせいとは言え、名のある部下の数は多くは無く、ラプソーンの伝承も人間達の世界にはまともに伝わっていないなどかなり風化している。

パーティメンバーのククールには人望が無いと言われる。(一応、3DS版では忠誠心溢れる新たな部下であるジャハガロスの存在が判明。名無しの配下魔物の数自体は多く、当のククールもラプソーンの闇の遺跡の信者の多さにショックを受けている)。


しかし最終目的は二つの世界を一つにした先の新世界の創造神となるといったもので、スケールで言うなら他作品のラスボスには負けておらず、外見から来る風評被害が多く占めている点は否めないだろう。前述のように3DS版ではラスボスの名に恥じない強さを手にした事で汚名を返上、総合的な評価が見直されつつあるようだ。


また、チキンドラゴには市販品である(あくまでドロップアイテムなので断言できないが)バスタードソードを与えたり、太ったドラゴンのリザードファッツを愛していたり、ザコ敵であるヘルクラッシャーの力を恐れて封印するなど、邪神なのに妙に人間味があるキャラでもある。

挙げ句こんなイラストも……


マダンテの演出は専用のものが用意されており、発生する爆発の規模は巨鳥のレティスが小鳥に、人間サイズの主人公は豆粒に見えるほどのもの。恐らく歴代で最も規模の大きいマダンテ。


その他の作品での登場

その他の作品での登場

ドラゴンクエストⅨ

宝の地図(魔王の地図)のボスとして第二形態が他の魔王共々登場。他の魔王とは異なり、1ターン3回行動するようにはならないが、HPはトップの数値である。

『ドラゴンクエストⅧ』と同じ様なラインナップの特技を使用するが、レベル99のラプソーンが使用するものは威力が比較にならないほど高くなっているのはもちろん、属性が「メラガイアー」「イオグランデ」「かがやく息」(全体に最大級の氷ブレス)「流星」「マダンテ」と様々な属性の攻撃を行うため、フォースを用いての属性対策ではどれか一つへの耐性しか作れないので気は抜けない。

腕での叩きつけは単体攻撃に変更された代わりにとんでもないダメージになっている上に、無属性なので属性耐性はつけられない。

弱点属性は光なのだが、ライトフォースを使う場合は属性の軽減を諦める事になってしまう。

その為、3回行動ではなくて本当に良かったと言われる事もある。


ドラゴンクエストⅪ(3DS版のみ)

亜種の魔物として「ラプソンフープ」が登場。「時の破壊者」の指示で『ドラゴンクエストⅧ』の歴史を改竄する悪事を働いており、ゼシカの性格を勝手に甘えん坊に変更するなどして主人公の旅を妨害していた。

ラプソーンの力を授かったという設定の魔物で、体の周囲に浮かべた無数の宝玉の一つ一つに世界を破壊する程の力を宿しているという。

状態異常が得意な相方の「モンス・デミーラ」と共に現れ、ラプソーンも使用していた「マダンテ」「いのり」「神々の怒り」によってこちらに壊滅的なダメージを叩き込んでくる。

更に、こちらを魅了して同士討ちさせる能力も有している為、『ドラゴンクエストⅪ』の裏ボスの中でもトップクラスの危険度が在ると言っていい強敵である。


また、アイテムとして「神鳥の杖」が登場。説明文を読むにラプソーンの魂が封印されたままの杖のようで、この杖を使用する事で誰でも最大級の闇の呪文「ドルマドン」が使用可能になる。まさかのアイテムとしての参戦である。無論、数値上の性能も杖の中では最強クラスである。

別にこの杖を持ち歩いていても体を乗っ取られたりはしない。


ドラゴンクエストモンスターズシリーズ

ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』から第1形態、第2形態ともに登場。

第1形態は能力値合計が最も高く、最大まで伸びるすばやさとみかわしアップの特性により強力な2回行動モンスターに対抗できる最強クラスの一体。攻撃力は低いが、かしこさも最大まで伸びるので呪文攻撃の威力は絶大。


第2形態にするとHPこそ伸びるものの、なんと弱体化する。

第1形態とは桁違いに低いすばやさにより特性のみかわしアップも死に特性に。しかも「ザキ」が通用するようになるなど耐性も穴あき。

攻撃力も伸びるがそれでもトップクラスとは言い難い微妙な数値で、しかもすばやさが遅いため通常攻撃をさせても回避されまくる。基本的に第一形態を使うべきだろう。


ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』及び『ジョーカー2 プロフェッショナル』でも続投。

第1形態はほとんど変わらない。かしこさが1000まで伸びるのでやはり呪文をメインに戦うべきだろう。第2形態は3枠のギガボディモンスターになっている。

『ジョーカー2』では1~2回行動しかできなかったが『ジョーカー2 プロフェッショナル』からは1~3回行動に強化された。

ドルマブレイクの特性からの「ドルマドン」や「ビッグバン」は激烈な威力を持ち、『ジョーカー』時代が嘘のように活躍する機会は増えた。

マホトラブレイクの特性を得たので敵のMPを「ギガ・マホトラ」で吸い尽くすことも可能。


テリーのワンダーランド3D』にも続投。

第1形態はスモールボディの特性が付加され、能力が減少。

しかし、『イルとルカの不思議なふしぎな鍵』ではスモールボディが行動順を変更する「リバース」「シャッフル」を無視して必ず先制行動するという仕様に変更された上、3回行動の特性を習得させて相手が行動する前に怒涛の連続攻撃で壊滅させてしまうという立ち回りも可能になった為、扱いやすくなった。

『テリーのワンダーランド3D』、『イルとルカの不思議なふしぎな鍵』ともに第二形態の能力傾向は『ジョーカー2 プロフェッショナル』とほぼ同じ。

『ジョーカー2』~『イルとルカの不思議なふしぎな鍵』においてはレオパルドが全ての呪文を封じる「いきなり黒い霧」と巨大モンスターに大ダメージを与える「ギガキラー」持ちなので、最強のチカラを持つ肉体を得た暗黒神が犬の肉体に憑依した暗黒神に相性上非常に不利という奇妙な自体に陥っていた。


ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』では第一形態は参戦しなかったが、第二形態はトップクラスの素早さと賢さを得たので呪文アタッカーとしては優秀な部類となった。

しかし、普通の魔物と同じサイズに縮小して運用する方が使い勝手が良いので、対戦では小さくされてしまった姿を見かける事の方が多い。

ジョーカー3プロフェッショナル』では第一形態も復活した。

また、『ジョーカー3』および『ジョーカー3プロフェッショナル』では次元の狭間にて敵ボスとしても登場する。

セリフが用意されており、こちらを虫ケラかなにかのように低く評価しつつ自分を崇めるように要求してくるが、ラプソーンに戦いを挑む事を選ぶと戦闘になる。

  • 使用技

てんぺんちい(全体に氷・光属性の最大級体技ダメージ)、通常攻撃(全体に命中し、高確率で「つうこんのいちげき」になる)、マダンテ、悪夢のよびごえ(単体対象の無属性ブレスダメージを四連射)、絶対零度(全体に最大級の氷ブレスダメージ+たまに1ターン休みにする)、ハイテンション(一気にテンションを二段階上げる事で次の攻撃の威力を約3倍にする)

  • 特性

ギガボディ(通常攻撃等の物理攻撃が全体に当たるようになり、他の特技の威力は上昇する)、4回行動、ときどき青天の霧(発動するとダメージ上限が9999になる)、プレッシャー(こちら全員に対して確率で休みにする)など


本編で使用していた「神々の怒り」同様に、「悪夢のよびごえ」は一発毎に誰を狙うかがランダム。

「マダンテ」を持っているのに魔力を回復する「いのり」を持たない事に疑問を抱いたかもしれないが、なんと今回はMPが無限なために回復を必要とせず、カンストダメージの「マダンテ」を叩き込んでくる。

つまり、光属性耐性が無効以上でなければ確実に全体に999ダメージ、「青天の霧」が発動していた場合は9999ダメージとなる。運が悪い場合はこれを一回の戦闘で何回でも叩き込んでくるので、無対策では全滅必死である。

ランダム行動で気まぐれに全体9999ダメージ、というのはドラゴンクエストシリーズという枠組みの中ではかなり異様であり、誇張抜きで歴代シリーズ中最強クラスの火力を持つ。

当然、「マダンテ」が通った時点でこちらのメンバーは一撃でHPが0となる。

更に、ハイテンション使用後には呪文反射の「マホカンタ」も貫通するので手に負えない。ただし、「呪文よそく」を覚えさせておけば貫通されずに反射する事が可能。

「マダンテ」を通さないだけならメタルスライムを用意する等して光属性を無効にすればよいが、メタルの守備力を貫通する「つうこんのいちげき」持ちなので過信は出来ない。「つねにアタカンタ」も習得させて物理攻撃対策もしておこう。

…とはいえ、こちらもテンションによって貫通されるのは同じ。「会心完全ガード」で「つうこんのいちげき」をシャットアウトするのも手。

しかし、今作にはこちらの火力を上げる方法が豊富であり、魔力の暴走によってボスに無理やり状態異常を通して封じる事も可能な為、十分に練ったパーティであれば相手が行動する前に倒してしまう事も可能。

10ターン以内に8000近くあるHPを削り切り見事倒す事が出来れば、こちらを虫ケラと言った事を訂正したラプソーンがなんと仲間になってくれる。

前述の通り今作のラプソーンは呪文アタッカーとしては最強とはいかなくとも優秀な部類であるため、せっかくなので戦力にするのもよい。


ちなみに、『ドラゴンクエストⅧ』時点での表記はどちらの形態も暗黒神ラプソーンだが、それ以降の作品ではラプソーン、魔王ラプソーン、大魔王ラプソーンなどと表記が頻繁に変化している。


余談

余談

3DS版で第1形態の役である高木渉氏は過去に『CDシアター ドラゴンクエストⅤ』にてジャミを演じており、ボス役からラスボス役への大出世を果たしている。


関連イラスト

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ドラゴンクエストⅧ 魔王系 ラスボス ドルマゲス 妖魔ゲモン ジャハガロス

大魔王バーン ミスト(ダイの大冒険) ピロロ(ダイの大冒険) 冥竜王ヴェルザー


デュラン(DQ):漫画版では剣を手にした人物を洗脳したり、最後の戦いでは城と合体したりなどラプソーンとよく似た行動を取っている。

CV(3DS版):高木渉(レオパルド憑依時、第1形態)/大友龍三郎(第2形態)


概要

概要

暗黒を司り、闇の世界を統べる邪神。DQ8におけるラスボス。

主人公達が住む光の世界と自身が座する闇の世界を一つに統合し、文字通りの「新世界の神」になろうと目論んでおり、大昔にも配下たちと共に侵攻したこともあった。だがこの時は七人の賢者と神鳥レティスが撃退し、魂を「神鳥の杖」に、肉体を聖地ゴルドの巨岩に封じられる形で敗北。その岩は賢者の一人であるシャマル(ゼシカのご先祖様)が女神象に設え、杖はトロデーン王家に受け継がれ、賢者達は各々の血脈を封印のカギとし、子々孫々が継承者となることで封印を維持してきた。

 

だがそれから長い時が経った現代で、ドルマゲスという男によって杖が奪われ、継承者のうち4人が殺害される事件が発生。ラプソーンは杖を介してドルマゲスの心身を乗っ取り、継承者達を皆殺しにしようとしたのだ。

ドルマゲスが討たれた後も、杖に触れたゼシカレオパルドマルチェロを操り、レオパルドが二人、マルチェロが最後の一人を殺害。こうして封印を破ったラプソーンは女神像を破壊して肉体を取り戻し、居城の「暗黒魔城都市」も復活する。

それに伴い空が赤く染まったり、世界中の魔物が凶暴化したりしており、邪神らしく存在しているだけでかなりの影響力を持つようだ。

また、上記二匹の他に闇の世界や暗黒魔城都市に住む夥しい数の魔物も配下として従えており、第二形態になると闇の世界の軍勢を召喚し、世界各地に凶悪な魔物が跋扈するようになる。


その後上空で神鳥レティスに乗った主人公たちと最終決戦を繰り広げる。

いわゆる「ラストダンジョン」を抜けた奥ではなく、フィールド上で戦う最終ボスは彼が初である。


各形態

各形態

第1形態

待ちかねたぞ。幾度となく我が行く手を遮ろうとした愚かなる者達よ。

我こそは暗黒神ラプソーン。この身を取り戻すために思えば随分長い旅をしたものだ。

旅の途中、お互い幾度もの悲しみを味わったな。


だが人間よ。今は共に喜び合おうではないか。

この光の世界と闇の世界はたった今より一つの世界となり、新たなる神を迎えるのだ。


新たなる神の名は暗黒神ラプソーン!

さあ我を崇めよ!! 身を引き裂くような激しい悲しみを我に捧げるがいい!!


通称プチソーン。

暗黒神としての本来の肉体を取り戻した姿だが、ドラゴンクエストモンスターズシリーズと25周年記念モンスター図鑑によると、まだ真の肉体は取り戻せておらず、完全復活前の姿という事になっている。ちなみに大きさは人間並み。

見た目こそマスコットっぽくて迫力に欠けるが、元々は強大な邪神なので結構強い。

完全2回行動。「つうこんのいちげき」のダメージは300程度で、HPの低いゼシカは即死の危険がある。

一撃の大きさが後述の第2形態を上回っており、見た目に騙されると酷い目に遭う。

背中には甲虫のような羽があり、怪しい瞳使用時には胴体が裂け、赤い目がギロりと三つ出現する。

杖の先端を牙を剥き出した大きな口に変形させ、そこから「こごえるふぶき」を吐くのがメインウェポン。

しっかりレベルを上げていなければ、「こごえるふぶき」と「つうこんのいちげき」を両方受けたキャラクターのHPは0になってしまうだろう。


3DS版ではモリーとゲルダが仲間になるようになった為か、HPの最大値と守備力が上昇し、若干タフになっている。

  • 使用技

凍える吹雪(全体に吹雪ブレス大ダメージ)、イオナズン(全体に最大級の爆発呪文)、メラゾーマ(単体に最大級の炎呪文)、つうこんのいちげき

あやしいひとみ(単体に回避不能の眠り)、まぶしい光(全体へ目くらましをして打撃命中率低下)、いてつくはどう(こちらの補助呪文等の完全解除)


第2形態

「死してなお消えぬ程の、永遠の恐怖をその魂に焼き付けてくれるわっ!!」


崩壊した魔城のパワーを吸収し、巨大な姿へと変貌したもの。通称デブソーン

おそらくあのブオーンに匹敵するぐらいかなり巨大化している。

ラプソーン自身も「なんというチカラか……我が魂はついに最強のチカラを持つ肉体を手に入れた」と驚いており、こうなるのは予想外だった模様。ちなみに体内には膨大な闇のパワーが満ち満ちているらしいので、風船みたいな状態なのだろう。

またレティスも巨大になったラプソーンを見て「あの者を封印するのはもはや不可能」と言っており、かつて七賢者に封印された時よりも強くなっているようだ。ドラゴンクエストモンスターズシリーズや25周年記念図鑑においては、こちらが真の肉体を取り戻して完全復活した姿という設定になっている。


ちなみにBGM「おおぞらにたたかう」は広大な大空をバックに流れる壮大な旋律と、レティスのテーマ曲とも言える「おおぞらをとぶ」のフレーズが含まれた熱い曲となっており、シリーズでも屈指の人気を誇っている。しかし、ハート様に更に贅肉を盛りまくったような全裸の魔人というビジュアルは多くのプレイヤーをずっこけさせた。

かつてこいつを撃退したレティスをして「もう封印しようがない」「あの者を滅ぼせる可能性はわずか」と言わせるくらいのパワーアップをしているのに、見た目で思い切り損している。

これはラスボスをとにかくデカくしようとしてしまった結果らしい。

また、太っている事が強調されるようにモーションが作られており、戦闘中にラプソーンが行動すると腹部の肉がやたらと揺れる。


 

3DS版ではボイスが付き、小悪党っぽい第一形態から邪神らしい威厳のある声になった。

 

  • 使用技

こごえるふぶき、あやしいひとみ、はげしいほのお(全体に炎ブレスダメージ)、腕で叩きつける(全体にダメージ)、念じボール(単体攻撃を二連射)、神々の怒り(単体攻撃を四連射)、流星(全体にダメージ)、メラゾーマ

マダンテ(全魔力を解放し全体に凄まじい炎ダメージ)、いのり(邪悪な力が溢れ出し魔力完全回復)、めいそう(HP500回復)、不敵に笑う(何もしてこない)、いてつくはどう


「念じボール」と「神々の怒り」は誰に命中するかがランダムで、一人に複数回命中した場合は一気にダメージが蓄積して危険。行動パターンはある程度決まっており、「めいそう」を使用したら次のターンに「マダンテ」が飛んでくる合図である。


3DS版ではHPの最大値、および「神々の怒り」の一撃のダメージがアップしており、危険度が増加。特筆すべき点は、時折行動パターンを無視して行動、更にバリア解除後に「不敵に笑う(無駄行動)」をしなくなった事で隙が無くなり、劇的なパワーアップを遂げている。

また、リメイク前とは異なり「マダンテ」→即座に腕で叩きつけるという行動をとるようになっており、味方全体に壊滅的なダメージが降りかかってしまう。

リメイク前においてはレベル40程度あれば十分とされていたが、リメイク版ではパワーアップし、冗談抜きで全員が即死しかねない。

即座にキズを修復する生命力、無限に湧き出す魔力、加えてこの魔力による「マダンテ」と腕力による叩きつけを合わせた全員を即死させかねない火力まで備えたこの形態は、「最強のチカラを持つ肉体」という設定に恥じないだけの強さを得たと言っていいだろう。


その他

 

  • バリア

第2形態が張っている強力な結界。ゾーマやニズゼルファの闇の衣と違ってダメージ自体を無効にするため、これを破らないとレベル99だろうと勝てない。

バリアを破るには全員で杖に祈り、賢者の魂とオーブを共鳴させる必要があるが、7人もいるのに1ターンに1人分しか解放できない(もちろんらプソーンは普通に攻撃してくる)ためかなりめんどくさい。バリアを破ればHPとMPを全回復してくれるので、無理せず回復・防御と祈りのターンを切り替えながら凌ごう。

  

  • 闇の遺跡

かつて彼を信仰していた邪教団の礼拝所。ドルマゲスと決着をつける場所もここ。

ククールは「ラプソーンを崇める人がいたなんてショックだ」と語っている。

ここに出現するモンスターはアンデッド系が多く、彼の信徒達の成れの果てという雰囲気がよく出ている。ちなみにここに描かれた彼の壁画はデスタムーアにローブを着せたような威風堂々とした姿であり、実際の姿とは異なっている。自分を美化させたのか、本来の姿だったのかは不明。

 

  • やみのころも

装備すると攻撃を1/4の確率でかわせる真っ黒なマント。

ラプソーン信徒たちは礼拝の正装として着ていたらしいが、呪われる事もなければ貴重品ということもない。みかわしのふく×あくまのしっぽ×コウモリのはねで作れる。

 

  • 暗黒魔城都市

ラプソーンの家。光と闇の世界を繋ぐ役割を担っていた邪悪な城。

ラプソーンは当初ここの玉座にいるが、主人公達が撃破すると崩壊してしまう。なお暗黒の魔人は崩壊したこの城のガレキから生まれたゴーレムみたいなもので、最後まで主を守ろうとする(もしくは敵を討とうとする)姿はなかなか健気…と言えるかもしれない。

 

  • ありがたくない神?

邪神なので当然といえば当然だが、光の世界においては魔物からも人間からもあまりありがたくない神と嫌われている。しかしこれは人間と共存している魔物の一個体の意見。

既に亡霊となった信者以外の者からの評価は低い。


長い間封印されていたせいとは言え、名のある部下の数は多くは無く、ラプソーンの伝承も人間達の世界にはまともに伝わっていないなどかなり風化している。

パーティメンバーのククールには人望が無いと言われる。(一応、3DS版では忠誠心溢れる新たな部下であるジャハガロスの存在が判明。名無しの配下魔物の数自体は多く、当のククールもラプソーンの闇の遺跡の信者の多さにショックを受けている)。


しかし最終目的は二つの世界を一つにした先の新世界の創造神となるといったもので、スケールで言うなら他作品のラスボスには負けておらず、外見から来る風評被害が多く占めている点は否めないだろう。前述のように3DS版ではラスボスの名に恥じない強さを手にした事で汚名を返上、総合的な評価が見直されつつあるようだ。


また、チキンドラゴには市販品である(あくまでドロップアイテムなので断言できないが)バスタードソードを与えたり、太ったドラゴンのリザードファッツを愛していたり、ザコ敵であるヘルクラッシャーの力を恐れて封印するなど、邪神なのに妙に人間味があるキャラでもある。

挙げ句こんなイラストも……


マダンテの演出は専用のものが用意されており、発生する爆発の規模は巨鳥のレティスが小鳥に、人間サイズの主人公は豆粒に見えるほどのもの。恐らく歴代で最も規模の大きいマダンテ。


その他の作品での登場

その他の作品での登場

ドラゴンクエストⅨ

宝の地図(魔王の地図)のボスとして第二形態が他の魔王共々登場。他の魔王とは異なり、1ターン3回行動するようにはならないが、HPはトップの数値である。

『ドラゴンクエストⅧ』と同じ様なラインナップの特技を使用するが、レベル99のラプソーンが使用するものは威力が比較にならないほど高くなっているのはもちろん、属性が「メラガイアー」「イオグランデ」「かがやく息」(全体に最大級の氷ブレス)「流星」「マダンテ」と様々な属性の攻撃を行うため、フォースを用いての属性対策ではどれか一つへの耐性しか作れないので気は抜けない。

腕での叩きつけは単体攻撃に変更された代わりにとんでもないダメージになっている上に、無属性なので属性耐性はつけられない。

弱点属性は光なのだが、ライトフォースを使う場合は属性の軽減を諦める事になってしまう。

その為、3回行動ではなくて本当に良かったと言われる事もある。


ドラゴンクエストⅪ(3DS版のみ)

亜種の魔物として「ラプソンフープ」が登場。「時の破壊者」の指示で『ドラゴンクエストⅧ』の歴史を改竄する悪事を働いており、ゼシカの性格を勝手に甘えん坊に変更するなどして主人公の旅を妨害していた。

ラプソーンの力を授かったという設定の魔物で、体の周囲に浮かべた無数の宝玉の一つ一つに世界を破壊する程の力を宿しているという。

状態異常が得意な相方の「モンス・デミーラ」と共に現れ、ラプソーンも使用していた「マダンテ」「いのり」「神々の怒り」によってこちらに壊滅的なダメージを叩き込んでくる。

更に、こちらを魅了して同士討ちさせる能力も有している為、『ドラゴンクエストⅪ』の裏ボスの中でもトップクラスの危険度が在ると言っていい強敵である。


また、アイテムとして「神鳥の杖」が登場。説明文を読むにラプソーンの魂が封印されたままの杖のようで、この杖を使用する事で誰でも最大級の闇の呪文「ドルマドン」が使用可能になる。まさかのアイテムとしての参戦である。無論、数値上の性能も杖の中では最強クラスである。

別にこの杖を持ち歩いていても体を乗っ取られたりはしない。


ドラゴンクエストモンスターズシリーズ

ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』から第1形態、第2形態ともに登場。

第1形態は能力値合計が最も高く、最大まで伸びるすばやさとみかわしアップの特性により強力な2回行動モンスターに対抗できる最強クラスの一体。攻撃力は低いが、かしこさも最大まで伸びるので呪文攻撃の威力は絶大。


第2形態にするとHPこそ伸びるものの、なんと弱体化する。

第1形態とは桁違いに低いすばやさにより特性のみかわしアップも死に特性に。しかも「ザキ」が通用するようになるなど耐性も穴あき。

攻撃力も伸びるがそれでもトップクラスとは言い難い微妙な数値で、しかもすばやさが遅いため通常攻撃をさせても回避されまくる。基本的に第一形態を使うべきだろう。


ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』及び『ジョーカー2 プロフェッショナル』でも続投。

第1形態はほとんど変わらない。かしこさが1000まで伸びるのでやはり呪文をメインに戦うべきだろう。第2形態は3枠のギガボディモンスターになっている。

『ジョーカー2』では1~2回行動しかできなかったが『ジョーカー2 プロフェッショナル』からは1~3回行動に強化された。

ドルマブレイクの特性からの「ドルマドン」や「ビッグバン」は激烈な威力を持ち、『ジョーカー』時代が嘘のように活躍する機会は増えた。

マホトラブレイクの特性を得たので敵のMPを「ギガ・マホトラ」で吸い尽くすことも可能。


テリーのワンダーランド3D』にも続投。

第1形態はスモールボディの特性が付加され、能力が減少。

しかし、『イルとルカの不思議なふしぎな鍵』ではスモールボディが行動順を変更する「リバース」「シャッフル」を無視して必ず先制行動するという仕様に変更された上、3回行動の特性を習得させて相手が行動する前に怒涛の連続攻撃で壊滅させてしまうという立ち回りも可能になった為、扱いやすくなった。

『テリーのワンダーランド3D』、『イルとルカの不思議なふしぎな鍵』ともに第二形態の能力傾向は『ジョーカー2 プロフェッショナル』とほぼ同じ。

『ジョーカー2』~『イルとルカの不思議なふしぎな鍵』においてはレオパルドが全ての呪文を封じる「いきなり黒い霧」と巨大モンスターに大ダメージを与える「ギガキラー」持ちなので、最強のチカラを持つ肉体を得た暗黒神が犬の肉体に憑依した暗黒神に相性上非常に不利という奇妙な自体に陥っていた。


ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』では第一形態は参戦しなかったが、第二形態はトップクラスの素早さと賢さを得たので呪文アタッカーとしては優秀な部類となった。

しかし、普通の魔物と同じサイズに縮小して運用する方が使い勝手が良いので、対戦では小さくされてしまった姿を見かける事の方が多い。

ジョーカー3プロフェッショナル』では第一形態も復活した。

また、『ジョーカー3』および『ジョーカー3プロフェッショナル』では次元の狭間にて敵ボスとしても登場する。

セリフが用意されており、こちらを虫ケラかなにかのように低く評価しつつ自分を崇めるように要求してくるが、ラプソーンに戦いを挑む事を選ぶと戦闘になる。

  • 使用技

てんぺんちい(全体に氷・光属性の最大級体技ダメージ)、通常攻撃(全体に命中し、高確率で「つうこんのいちげき」になる)、マダンテ、悪夢のよびごえ(単体対象の無属性ブレスダメージを四連射)、絶対零度(全体に最大級の氷ブレスダメージ+たまに1ターン休みにする)、ハイテンション(一気にテンションを二段階上げる事で次の攻撃の威力を約3倍にする)

  • 特性

ギガボディ(通常攻撃等の物理攻撃が全体に当たるようになり、他の特技の威力は上昇する)、4回行動、ときどき青天の霧(発動するとダメージ上限が9999になる)、プレッシャー(こちら全員に対して確率で休みにする)など


本編で使用していた「神々の怒り」同様に、「悪夢のよびごえ」は一発毎に誰を狙うかがランダム。

「マダンテ」を持っているのに魔力を回復する「いのり」を持たない事に疑問を抱いたかもしれないが、なんと今回はMPが無限なために回復を必要とせず、カンストダメージの「マダンテ」を叩き込んでくる。

つまり、光属性耐性が無効以上でなければ確実に全体に999ダメージ、「青天の霧」が発動していた場合は9999ダメージとなる。運が悪い場合はこれを一回の戦闘で何回でも叩き込んでくるので、無対策では全滅必死である。

ランダム行動で気まぐれに全体9999ダメージ、というのはドラゴンクエストシリーズという枠組みの中ではかなり異様であり、誇張抜きで歴代シリーズ中最強クラスの火力を持つ。

当然、「マダンテ」が通った時点でこちらのメンバーは一撃でHPが0となる。

更に、ハイテンション使用後には呪文反射の「マホカンタ」も貫通するので手に負えない。ただし、「呪文よそく」を覚えさせておけば貫通されずに反射する事が可能。

「マダンテ」を通さないだけならメタルスライムを用意する等して光属性を無効にすればよいが、メタルの守備力を貫通する「つうこんのいちげき」持ちなので過信は出来ない。「つねにアタカンタ」も習得させて物理攻撃対策もしておこう。

…とはいえ、こちらもテンションによって貫通されるのは同じ。「会心完全ガード」で「つうこんのいちげき」をシャットアウトするのも手。

しかし、今作にはこちらの火力を上げる方法が豊富であり、魔力の暴走によってボスに無理やり状態異常を通して封じる事も可能な為、十分に練ったパーティであれば相手が行動する前に倒してしまう事も可能。

10ターン以内に8000近くあるHPを削り切り見事倒す事が出来れば、こちらを虫ケラと言った事を訂正したラプソーンがなんと仲間になってくれる。

前述の通り今作のラプソーンは呪文アタッカーとしては最強とはいかなくとも優秀な部類であるため、せっかくなので戦力にするのもよい。


ちなみに、『ドラゴンクエストⅧ』時点での表記はどちらの形態も暗黒神ラプソーンだが、それ以降の作品ではラプソーン、魔王ラプソーン、大魔王ラプソーンなどと表記が頻繁に変化している。


余談

余談

3DS版で第1形態の役である高木渉氏は過去に『CDシアター ドラゴンクエストⅤ』にてジャミを演じており、ボス役からラスボス役への大出世を果たしている。


関連タグ

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ドラゴンクエストⅧ 魔王系 ラスボス ドルマゲス 妖魔ゲモン ジャハガロス

大魔王バーン ミスト(ダイの大冒険) ピロロ(ダイの大冒険) 冥竜王ヴェルザー


デュラン(DQ):漫画版では剣を手にした人物を洗脳したり、最後の戦いでは城と合体したりなどラプソーンとよく似た行動を取っている。

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