ラプラス(ポケモン)
らぷらす
タグとしては「ラプラス」を使用することが多い。
その他→ラプラス
基礎データ
基礎データ
全国図鑑 | No.0131 |
---|---|
カントー図鑑 | No.131 |
ジョウト図鑑 | No.219 |
イッシュ図鑑 | No.242 |
コーストカロス図鑑 | No.150 |
アローラ図鑑 | No.353 |
ガラル図鑑 | No.361 |
ブルーベリー図鑑 | No.145 |
ローマ字表記 | Laplace |
ぶんるい | のりものポケモン |
タイプ | みず / こおり |
たかさ | 2.5m |
おもさ | 220.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | シェルアーマー/ちょすい/うるおいボディ(隠れ特性) |
タマゴグループ | かいじゅう/すいちゅう1 |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ラプラス | la place(フランス語で席、座席) |
英語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語 | Lapras | 日本語名に同じ |
フランス語 | Lokhlass | Loch Ness Monster(ネッシー)+la classe(階級) |
韓国語 | 라프라스 | 日本語名の音写 |
中国語(簡体字・繁体字) | 拉普拉斯 | 日本語名の音写 |
中国語(大陸) | 乘龙・背背龙 | 乘(chéng、乗る)+龙(lóng、龍)・背(bēi、背中)+龙(lóng、龍) |
中国語(香港) | 背背龍 | 背(bēi、背中)+龍(lóng、龍) |
中国語(台湾) | 乘龍 | 乘(chéng、乗る)+龍(lóng、龍) |
ヘブライ語 | לפרס | 英語名の音写 |
ヒンズー語 | लैप्रस | 英語名の音写 |
ロシア語 | Лапрас | 英語名の音写 |
タイ語 | ลาพลาซ | 日本語名の音写 |
キョダイマックス
のりものポケモン・ラプラスがキョダイマックスした姿。
詳細は「キョダイマックスラプラス」の記事を参照。
概要
概要
初登場は『初代』。
凹凸のある甲羅を背負った水色の首長竜のような姿で、額に角を生やし、側頭部には渦巻き状の耳のようなものが付いている。
知名度に加え見た目の愛らしさから、昔より根強いファンが多いポケモンである。
見た目通り水棲のポケモンで、決まった縄張りを持たず、親子や群れといった集団で穏やかな海を回遊しながら暮らしている。そして気分が良いと、綺麗な鳴き声で歌うという。
人間の言葉を理解できる高い知能を有しており、無駄な争いを好まない優しい性格。
「のりものポケモン」の分類の通り、背中の甲羅に人やポケモンを乗せて泳ぐ事を好み、その乗り心地は抜群らしい。
乗せたがる理由は明言されていないが、別のポケモンを助けて対岸に運んであげる光景もよく見られるなど、他との共生を良しとする姿勢が窺える。
こうした性質から、アローラ地方など一部の地域では、パルデア地方のモトトカゲよろしく人間の交通手段として古くから共存してきた。
両の手足は泳ぐことに特化したヒレになっているが、陸上でも少しだけなら這って移動でき、特に氷の上ならば軽々と滑って移動可能。一部媒体ではれいとうビームで凍らせた地面や海上を滑るという移動方法も編み出している。
無論氷タイプだけに寒さには強く、冷たい氷海でも平気で生きられ、スベスベな質感の皮膚は少しだけひんやりしているらしい。かといって暑さに弱いわけでもなく、南の温かい海にも難なく順応でき、一部は淡水域でも見られるなど、クジラやシャチに匹敵するレベルの適応性を誇る。
……一方、その人懐っこい気質が仇となり、元々の希少性に目を付けた人の手で乱獲されてしまい、絶滅寸前まで追い込まれてしまった歴史を持つ。
実際にゲーム上でも出会える機会は少なくて入手に苦労し、独りとなった個体は、数の減った仲間たちを思って哀しげな鳴き声で歌うのだとか。カントー四天王のカンナも、故郷に暮らす野生のラプラスを保護するための発言力を求めて四天王となったらしい。
……とされていたのはもはや過去の話。『ポケットモンスター サン・ムーン』の時代では手厚い保護の結果その数を順調に増やしていき、遂にはかえって増え過ぎてしまい、周辺の魚ポケモンが食いつくされ減るといった影響も確認されている。コストのかからない騎乗動物と言える点も手伝って、過剰な保護が行われたのだろうか。ある種人間のエゴに振り回されたポケモンであるとも言えるだろう。
名前の由来はフランス語で座席を意味する「La _place」と思われる。ラプラスの悪魔で知られる数学者は多分関係ない。デザインの元ネタはネッシーであろう。
イラストではややデフォルメして描かれることも多いが、実際の頭頂高は2.5メートルもあるので大人の個体だと意外とでかい。10代のトレーナーだと、頭をなでたり触ったりするのは身長的に少しギリギリな感じである。
ゲーム上の特徴
ゲーム上の特徴
上記の設定故か、初代から現在までそう気安い頻度ではお目にかかれない、中々のレアポケモンとなっている。
そして出現場所も何故か淡水域の方が多い。
敵を避ける為こうした僻地に移り住むのは道理であると言えるが…。
世代が進むごとにポケモンとしての貴重度がどんどん下がっているが、これは前述した『ムーン/ウルトラムーン』のポケモン図鑑に記載がある通り「絶滅しそうだから全力で保護を行ったら却って増えすぎてしまった」というのが原因の模様。
他にもこの情報の公開以前から「ポケモン廃人が孵化厳選を行い過ぎた結果では?」といった説が割と大真面目に語られていたが、こちらは別のポケモンたちでそれらしい現象が起きて問題になっているようである。
初代・FRLG・ピカブイ
基本的に野生では出現せず、シルフカンパニーの社員から貰う方法でのみ入手できる。
初代ではレベルたった15と入手タイミングに見合っていない低さだったが、後続の作品では改善されている。
リメイクに当たる『FRLG』ではナナシマの「いてだきのどうくつ」、『ピカブイ』では20ばんすいどうに出現する。ただし、絶滅寸前であるという設定から出現率はどちらも極端に低い。
ストーリーにおいては四天王・カンナの手持ちエースで登場し、『ピカブイ』ではラプラスに乗って現れる。
『FRLG』において彼女の故郷が「いてだきのどうくつ」がある4のしまでありラプラスもそこの出身である。
クリア後イベントで悪事を働いていたロケット団にどこぞの同僚よろしくダイレクトアタックしようとしていた(未遂だが。なおその同僚もポケスタ2でラプラスを手持ちにしている)。
金銀クリスタル・HGSS
初の野生エンカウントとして、金曜日のみつながりの洞窟最深部の地下湖にシンボルで遭遇できる(タイトル画面でも登場)。
また、本世代ではフィールドで「なみのり」を使用した時、グラフィックがラプラスで表示されるようになっている。
『HGSS』ではジョウト地方のサファリゾーンで「みずべのいわばエリア」でみずべブロックを10個以上置いても出現するようになった。
DPt・BDSP
そのため、入手できるのは必然的にクリア後。
BW・BW2
ビレッジブリッジの下を流れる運河で出現する。
レアポイント(水上に時たま現れる気泡/影)からの出現であり通常出現しないが、レアポイントからの出現率自体はそこそこ高め。
ストーリーにおいては、イッシュチャンピオンとなったアイリスの手持ちとして立ちふさがる。
XY
「なみのり解禁直後に海を越える必要がある」という絶妙なタイミングでNPCが譲ってくれる。
そのままラプラスになみのりを覚えさせ、海を越えたプレイヤーも多いだろう。
そしてこの世代からようやく「12ばんどうろ」や「アズール湾」といった海上で出現するようになった。
また、フレンドサファリ(こおり)にも現れる。
なお本世代ではフィールドでなみのりを発動する際、ラプラスが使用した場合に限りグラフィックがラプラスのものになるという特別措置が取られている。
…ただし、色違いは反映されない模様(参照)。
SM・USUM
ポニの原野の水上に出現する。やはり出現率は低め。
秘伝技の廃止に伴い、ライドギアでラプラスに乗るようになった。
水上を移動するライドポケモンは他にサメハダーがいるが、岩を壊せない代わりに釣りができるという相違点がある。
ソード・シールド
ワイルドエリアの各種湖にシンボルエンカウントで出現。
ネス湖のネッシーを意識したのであろうか?
海上マップでは「キルクスの入江」に釣りで出現する。
DLC『冠の雪原』ではカンムリ雪原の「凍てつきの海」に出現。
ストーリーにおいては、シールド版のみキルクスタウンのジムリーダー・メロンの切り札としても登場し、キョダイマックスしてくる。
スカーレット・バイオレット
今回は珍しく初期参戦を逃しており、『藍の円盤』でようやく復帰。
ポーラエリアの水上に出現するが、たまに陸に上がってくる事も。
性能
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1世代 | 130 | 85 | 80 | ※ | 95 | 60 | 450 |
第2世代から | 130 | 85 | 80 | 85 | 95 | 60 | 535 |
※第2世代以前の特攻・特防は特殊に纏められていた。
みず・こおり複合というタイプとしては激戦区の中でも人気のポケモン。
素早さが少し低いことを除けば全体的に種族値はやや高めのバランスで、特にHPは堂々の3桁台、初代においてはラッキー・カビゴン・プクリンに次ぐ同率第4位。
第9世代となった現在では目立たなくなってしまっているが、それでも高水準の体力の持ち主。
そのおかげで物理耐久・特殊耐久ともに高い一方、同タイプにしか耐性がないみず・こおり複合と言う事もあり数値で受ける事になりやすい。
特性は「ちょすい」「シェルアーマー」「うるおいボディ」(夢)。
どれも死に特性ではないのだが少し微妙であり、強いて挙げるならばみずタイプにとことん強くなる「ちょすい」が最優先。他は局地的すぎる。
メインは定番の「なみのり」「れいとうビーム」「ハイドロポンプ」「ふぶき」と一通り揃い、先制技で「こおりのつぶて」、サブウェポンで「サイコキネシス」「10まんボルト」「かみなり」、一撃必殺技で「ぜったいれいど」も覚えることができる。
全体的には特殊わざ寄りだが耐久型と相性の良い「のしかかり」、「アクアブレイク」など物理わざも優秀。
さらに、歌えるという設定からか、「うたう」「ほろびのうた」「いやしのすず」など、音や声に関係する技も覚えられるほか、第8世代では新しく「うたかたのアリア」を覚えることになった(詳しくは当該記事にて)。
タマゴ技で「りゅうのまい」「みらいよち」、教え技で「りゅうのはどう」「ドリルライナー」「アイアンヘッド」、極めつけには「げきりん」、わざマシン(『Let's Go!ピカチュウ・イーブイ』限定)で「メガホーン」を覚えることができるなど、他の同タイプのポケモンと比較してなかなか器用である。
尻尾は短いが、「アイアンテール」といった尻尾を振るう技も習得可能。
また、前述した「ぜったいれいど」のほか、さらに「つのドリル」「じわれ」と一撃技を3つも覚えるのも特徴で、「ねむる」からの「ねごと」で一撃技を連打するスタイルは、近年は見かけることこそ少なくなったものの、「ねごと」が登場した金銀から続く定番の戦法である。
ほのお・はがねは等倍であり、ドラゴンに対してもある程度の抑止力を持つ他、「うるおいボディ」による雨パの壁役、また霰パの対ほのおポケモンメンバーとして、それ以外でも「なみのり」「たきのぼり」などの秘伝技要員として様々なところで役に立つ。
初代
当時強力なこおりタイプを持っているラプラスがこの世代で弱いわけがない。
非常に豊富な技、弱点もほぼでんきのみと言う環境ゆえにラプラスも初期から使われていた。
特に、サンダースとの相性補完は抜群。
また、当時「闘神」とも呼ばれたケンタロスの熾烈な攻撃を無理なく受けられるこおりタイプとしても評価が高かった。
特殊が攻防一体であるため「サイコキネシス」の追加効果を引くと辛くなるのが欠点。
第2世代
おなじみ「ふぶき」の弱体化、特攻・特防の分化が直撃。
ついでに「サイコキネシス」まで弱体化。
さらにかくとう技の台頭やいわ技の普及も相まって少し大人しくなってしまった。
第3世代
特性「ちょすい」「シェルアーマー」入手。
しかし、環境として得られたものはあまり大きくなく、この世代ではマイナーに甘んじる事に。
「ぜったいれいど」を習得可能になったのもこの世代から。
第4世代
ヤツの登場からこおり技の需要と価値が上昇。
またユキノオーの登場によりあられパが組みやすくなり、採用しやすくなった。
ただ、この世代ではさらに強力なかくとう・いわ技が増えてしまいより落ちやすくもなっている。
第5世代
夢特性「うるおいボディ」入手。雨パへの適性も得た。
その一方で実戦的な新技がなく、総合的に強くなったかと言われると微妙なところ。
主に採用されたのは雨パでもあられパでもなく砂パ。
当時のトップメタコンビだったカバルドン・ドリュウズ軸におけるミラーマッチ対策および「あめふらし」対策としての起用となっている。
第6世代
天候特性の制限化により「うるおいボディ」弱体化。
これにより耐久型ラプラスは数を減らす事になった。
代わりに対みずポケモン用の新技「フリーズドライ」をタマゴ技で習得。
これにより「ちょすい」のヌオーなどで止まってしまうということがなくなり、自身の「ちょすい」と併せてみずタイプに非常に強く出られるように。
さらにこれとみず技だけでほとんどのポケモンに一致等倍以上のダメージを与えられるようになった。
でんき技を使う意義はほぼ消滅した(まったくないわけではない。詳しくは「フリーズドライ」を参照)。
なお、遺伝にはアマルルガ系統が必須。
この世代ではメガシンカが登場しており、ラプラス本人はメガシンカを得る事は無かったものの、環境の最前線にあるメガシンカポケモンとの相性補完に優れる事から、環境でもよく見るように。
しかし人気は主に海外で高く、日本ではあまり伸びなかったらしい。
第7世代
「ぜったいれいど」がこおりタイプに無効化されるようになった。
また、超パワーと圧倒的スピードで突破しにかかるカプ・コケコの登場も痛い。
一方、カプ・レヒレやゲッコウガといったミズZアタッカーへのストッパー、れいじゅうランドロスやメガボーマンダへのこおり打点による役割遂行など、環境に合っている面があったのも事実。
また、安定したオニゴーリ・カバルドン対策としても一定の需要はあった。
なお、「ぜったいれいど」は弱体化したとは言え需要は非常に高い。
それだけ耐久のあるポケモンの一撃技は脅威なのである。
第8世代
アシマリ系統からの遺伝技として「うたかたのアリア」を習得できるようになった。
全体攻撃のみず技ということで「なみのり」とは競合関係になるが、音技であるため身代わりを貫通可能である反面、特性「ぼうおん」には無効化されるという短所もある。
どちらを採用するかは自身の戦法やPTの構築を踏まえて考えよう。
また、強力なキョダイマックスを獲得。一時期トップメタの一角を構成していた。
素の耐久ステータスの高さから、ダイマックスでHPが2倍になると努力値を全く振っていない状態ですら防御と特防のそれぞれが片方に特化したクレセリアに相当する。
特攻に性格補正をかけて火力特化にしていても、残りの努力値次第(例:H140B116C252+)では壁なしで攻撃特化ザシアンのきょじゅうざんを確定で耐える。
そこにオーロラベールによる防御性能が加わるため、キョダイセンリツがヒットした時点で特化クレセリアの実に2倍、努力値を振ればそこから更に硬くなるという想像を絶する耐久力を得る。
ここまで来ると、弱点のタイプであってもまともな殴り合いでは落とし切れない。
当然、キョダイマックスが切れた後もオーロラベールがある限りは耐久力が増したままになるので、ターン数を稼ぐ、かわらわり等のオーロラベールを割る技を放つかして剥がさないと、要塞と化していつまでも居座られる。
キョダイマックス中、あるいは相手がダイマックス未使用の場合、こちらの立ち回りとしてはじゃくてんほけんを警戒し、弱点を無理に狙わないようにすることも考えられる。
万が一ラプラスの特性が「シェルアーマー」だと壁を無視できないわ控え目な火力を補強されるわで泣きっ面に蜂もいいところである。
こおり技がダイアイスにならないので、ダイストリームで降らせた雨によるみず技の火力上昇を維持したままで併用してくるのも脅威。
しかし、「火力が上がらない」「2度以上撃った際にオーロラベールが剥がされていないと追加効果を持て余す」「フリーズドライ独自の効果が使えない」「特性すりぬけで貫通される」と意外と短所も多い。
また、ラプラスを選出した時点でまずダイマックスを切るパターンが多くなりがちなのも難点。
それでもやはり天候に関係なく「オーロラベール」を張れるという点は強力であるため、採用率は高め安定の状態が続いた。
なお、こおりのつぶてやフリーズドライは特殊効果が失われるため優先度が薄れ、代わりあるいは併用という形ででんき技の採用率が上昇するなど技選択も変遷。
ちなみに、みずタイプの「フリーズドライ」使いとして新たにウオチルドンが登場したが、あちらは強力な「エラがみ」の存在から技構築が難しく、ライバルと言う立場には至っていない。
第9世代
先述の通り、「藍の円盤」においてようやく登場。
強さの根幹であったキョダイマックスはシステムごと消失。
その一方新技には恵まれており、「つららばり」「サイコノイズ」「みわくのボイス」を始めとした使いでのある技が増えている。
さらに、第9世代にもなってついに「じしん」まで習得。ますます器用になった。
テラスタルとの相性はかなりいい。
元のタイプは耐性が悲惨だったため、それが変わるだけでも受ける性能はガラリと変わる。
悪くはないのだが特化気味だった「ちょすい」も耐性付与としての側面が強化されるというのも嬉しい。
みず技+「フリーズドライ」は一貫性こそ抜群なもののラプラスの火力では数値受けに対処できないため、その点を補うと言う面では攻撃面でも大きい。
ただし、こおり以外になると「ぜったいれいど」の命中が落ちる点には気をつけたい。
使用トレーナー
使用トレーナー
ゲーム版
・ワタル:四天王(カントー)※2
・マツバ:ジムリーダー(ジョウト)※3
・イブキ:ジムリーダー(ジョウト)※3
・アダン:ジムリーダー(ホウエン)※4
・ヤナギ:ジムリーダー(ジョウト)※5
・アヤナ:ラプラスマスター
・メロン:ジムリーダー(ガラル)※7
・スズナ:ジムリーダー(シンオウ)※6
・ブランシェ:チームミスティックリーダー
・シエラ:GOロケット団リーダー
※1:LPLEの戦闘前グラフィックではラプラスに乗っている。
※2:ポケモンスタジアム2
※3:ポケモンスタジアム金銀
※4:再戦3回目以降
※5:PWT
※6:バトルタワー
※7:鳴き声の由来は「ラプラスにのって」から。
番外作品
番外作品
ポケモン不思議のダンジョンシリーズ
難関ダンジョンの「さいはてのうみ」に出現はするが、仲間にした後に送られる友達エリアは海から遠く離れた「しんぴのみずうみ」となっている。
まあ、同じ友達エリアに送られるポケモンが同じ初代高レア枠のミニリュウ族である事を考えるとこうした僻地に住むのは納得ではある。
旧知の仲であるプクリンの頼みで遺跡の欠片から光を放った主人公らを「幻の大地」へと導く為に現れた。
一人称は「ボク」で敬語で話す丁寧な性格だが、すぐ傍でダグトリオが溺れていた事に気付かなかったり意外と鈍感。
歴代でも珍しい空を飛ぶラプラスであるが、これは「時の海」と呼ばれる航路を渡っている為でそらをとぶが使えるわけではない。
クリア後は海岸に常駐するようになり、再び話しかけると「幻の大地」に行く事が出来るほか、ストーリーが進むと主人公にパルキアの情報を教えるなどの活躍を見せることも。
飛んだり泳いだりすることができないポケモンが別の大陸に行くときに必要となる交通手段として「ラプラス大陸便」を営業している。
乗るためにはカクレオンから有料でパスポートを買ってラプラスに見せなければならない。
更に子どもは大人の保護者同伴でなければ大陸を渡ることはできないが、主人公とパートナーは調査団ということで特別に二匹だけでも乗せてもらうことが出来る。
ポケモンレンジャーシリーズ
ポケモンレンジャー
フォルシティの港に停泊しており、ラプラスおじさんが面倒を見ている。
キャプチャ不可能なポケモンであり、レンジャークラスが4に昇格した後に起こるイベントでクラブに襲われているところを助けると背中に乗ってサマランドに行けるようになる。
ラプラスビーチに出現した野生ポケモンとして登場。
こちらでは認めたもの以外は背中に乗せないという設定であり、ダダフライをサルベージする為に海に出る事を望むパネマの為にキャプチャすることになる。
攻撃方法は口から吐く泡だが、本家のラプラスが泡系の技を覚えるのは初代だけだったりする。
ポケモンGO
「乱獲により絶滅寸前にまで追い込まれた」という設定を反映してか、野生の個体の出現率が異常なまでに低く設定されており、ラッキー・プテラ・ポリゴン等と並んで初代激レア組の1匹に数えられる。
出現場所はたいていが海辺であり、内陸県での生息率は極めて中の極めて低い……とされていたが、2018年末辺りから内陸にも水辺であれば出現するようになった。
無論タマゴも10kmのものからしか原則孵らない。最近ではそもそも孵る候補にすらないことがある。
一方で、当時は数少ないこおりタイプのポケモンであり、総合ステータスもかなり高めで見返りは大きい。ジムでも配信直後からけっこう見かけていたが、みんなどこで捕まえてきたのか。
だが、こうした入手確率の低さが災いして、2016年9月18日にお台場にラプラスが出現した際、ラプラスを捕まえようと数百人のプレイヤーが現場に殺到して一部が道路に溢れ出し、警察が出動するほどの大騒動を引き起こしてしまった。
幸い、怪我人などは出なかったようだが、一歩間違えば重大な交通事故が発生しかねない事態であり、事件後、警察が株式会社ポケモンやNianticの担当役員を呼び出して事態の改善を要請するまでになった。
これを受けてなのか、ラプラスの入手機会を増やすべく様々なキャンペーンが展開されている。
2016年11月11日~22日に、東北復興キャンペーンの一環として、岩手県・宮城県・福島県の3県の沿岸部でラプラスが出現しやすくなるイベントが行われていた。どのくらいかというと、1日で80匹以上捕まえられるほど。
また、2017年3月23日~3月30日までのみずタイプの出現率アップイベントや、同年6月14日~20日までのほのおタイプ・こおりタイプ出現率アップイベントなどでは、結構な数のラプラスが内陸部に出現してした。
最近ではレイド(後述)やフィールドリサーチ、GOロケット団との戦闘勝利時の報酬として手に入るようになっており、入手難易度は格段に下がっている。
そのため、わざわざ野生のラプラスを求めてごった返すのは今は昔の光景と言えよう。
ただしCPは修正が入る度に下降傾向にあり、かつてはトップクラスだったが今では中堅クラスに落ちてしまった。
その為一時期ジムにすっかり顔を見せなくなったが、ジムの仕様が6匹固定に変更された現在では耐久の高さを買われて再び少しずつ顔を見せ始めている。
ところが、2017年12月に第3世代からトドゼルガが実装されたことで状況は一変。
トドゼルガは野生では出現せず、進化させることでしか入手ができないのだが、その進化元であるタマザラシの出現率が高めであることから入手・育成がお手軽で、性能面でもラプラスと同程度(しかも攻撃力が若干高い)という実質的な上位互換のような存在になっているのである。
さらに、第4世代以降はマンムーやマニューラといった攻撃面のさらに優れたアタッカーが台頭し始めたことによりますます肩身の狭い思いをすることに…。
こうしたこともあり、ラプラスの重要性はサービス黎明期と比べるとだいぶ落ち込んでしまっている。
もちろん、ラプラス自体がかなり珍しいポケモンなので、今でもレイドバトル等はそれなりに需要があるのだが、積極的に育成しようという人は以前と比べてだいぶ少なくなっているようである。
性能面でいうと、通常技「こおりのいぶき」・ゲージ技「ふぶき」の2つを覚えさせ、こおりタイプのアタッカーとして活躍させるのがスタンダードとなっている。
以前は「こおりのつぶて」と「れいとうビーム」も覚えたが、2017年12月以降レガシー技と化し、覚えなくなった。
一応、過去にスペシャルレイドイベントや大発見の報酬としてこれらの技を覚えたラプラスが再度配布されたことがあったが、現在では再び入手不可能となっており、今からどうしてもこれらの技を習得させたい場合には「すごいわざマシン」が必要となる。
これ以外の技は現在全てみずタイプの技なのだが、みずタイプ自体は飽和状態なので使いどころが少ない。
ジム防衛やトレーナーバトルであれば多少需要はあるだろうか。ただし、かくとう弱点なのでジムに配置する順番はよく考えること。
2017年6月23日、レイドバトル実装に伴いラプラスが★4のレイドボスに選ばれた。
これ以降不定期にレイドボスとして抜擢されているが、バンギラスなどのようにほぼ毎日出ているわけではないので注意。
進化させる必要のあるタマザラシ系列と異なりいきなり即戦力の個体が手に入るので、現在でも需要はそれなりに高い。
★4のため中々出現せず、また1人ではまず討伐できないが、都市部周辺で運よく出現していたら狙う価値はある。
レイドバトルのレベルが変更された現在は★3で出現するようになったため頑張れば1人でも討伐できるようにはなった。
とはいえ、よほど鍛えてでもいない限りは1人では討伐できないので注意。
そして、GOロケット団の実装後は、一部のしたっぱや幹部の1人であるシエラの手持ちとしても猛威を振るっている。
元より高かった耐久性能がさらに上がっている他、シャドウポケモンのご多分に漏れず通常の個体と比較して攻撃力もアップしているため、攻防共に隙の無い、文字通りの難攻不落の要塞と化している。
しかもたいていの場合先鋒として繰り出さられるため、こちらの手持ちもある程度対策しておかないとラプラス1体の前に無駄に死体の山を築くことになりかねないので注意。
したっぱのラプラスでも倒すのに相当手こずるが、幹部のシエラはさらにステータスが上がっており、1体目はシールド2回の使用も加味すると実質的にしたっぱの個体の倍以上の耐久があると言っていい。
しかも運が悪いと2体続けてラプラスを繰り出してくるという悪夢が起こることも……。
1体目の段階でシールドを使い切らせていればある程度楽に戦えるのが救いか。
なお、先鋒として繰り出される関係上、対戦に勝つことができればゲットチャレンジに移行し、そのまま捕まえて自分の手持ちにすることも可能。
運が良ければ色違いになることもあるので、腕前に自信がある猛者なら狙ってみてもいい…と言いたいが、いつかは定かではないがシエラの手持ちには変更が入り、ラプラスはシエラの手持ちから抜けた。
シエラの手持ちに戻ることも時々あるが、大抵2番手なので当然ゲットできない。
2023年8月現在はイシツブテがシエラの先鋒を務めており、ゲットチャレンジ対象は当然そのイシツブテである。
今でも氷タイプを使うしたっぱが使用しているがそちらは大将での起用と2023年8月現在、シャドウラプラスは入手できなくなっている。
ポケモンマスターズ
カンナ&ラプラス
恒常☆4テクニカル。
パッシブスキルに「異常確率上昇1」を持ち、「れいとうビーム」・「ふぶき」で凍らせるのを主戦法としており、バディーズわざも相手がこおり状態の時に威力が上がるというもの。
トレーナー技もリジェネ効果+防御上昇とややタンク寄りの性能で、火力面は一切上げられないのでアタッカーとして使うのはかなり難しい。
氷弱点のステージで準タンクとしつつ、凍れば儲け物程度の期待で戦うのが良いか。
メロン&ラプラス
2022年10月5日に実装。
こちらはバディーズダイマックスが可能。
複数の有利な場の効果を張り味方を守る事が得意なバディーズ。
ラプラスの専用ダイマックスわざキョダイセンリツは物理ダメージ軽減状態と特殊ダメージ軽減状態を同時に展開。
しんぴのまもりは状態異常防御状態を展開する。
主人公&ラプラス
報酬で貰えるタマゴから孵化する事があり、主人公のバディにする事ができる。
チェッタ&ラプラス
バトルヴィラ時に登場。
アニメ版
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
オレンジ諸島編のエンディングテーマとして「ラプラスにのって」という曲がリリースされた。
〈レギュラーの手持ち〉
CV:愛河里花子
詳細は当記事にて
〈ゲストなど〉
番外編「ルージュラのクリスマス」
サンタクロースのポケモンで、逸れて迷子になったルージュラを探していた。
そのルージュラは先にサトシ達と接触していたため、見極めのために様子見していたが、ルージュラのために体を張る姿を見て善人と判断して姿を現した。
ちなみに、アニポケ本編ではかなり希少なテレパシーで会話を行うポケモン。
な「テレパシーで会話するラプラス」というのは漫画作品の『ポケットモンスター全書』でも登場しており、人の言葉を理解できるラプラスに非常に似つかわしいキャラクター付けと言える。
ラプリーとその群れ
無印113話で登場した群れ。
サトシのラプラスの母親もおり、彼女は色違い。
密猟団に追われて人間不信になりかけていたが、サトシ達が密猟団と戦った事で彼を助ける。子供の個体で、テレパシーは使えない。
群れはサトシのラプラスを受け入れ、サトシはラプラスと別れた。
無印257話でサトシ達と再会。
ロケット団に仲間が拐われた際には激しい海流の中でも仲間の声を聞いて居場所を突き止め、サトシ達と共にロケット団を撃退。サトシのラプラスはこの際の活躍を認められ群の新たなリーダーとなった。
めざポケ(最終章)でも群れの一部がサトシのラプラスを迎えに来ていた。
サオリのラプラス
『アドバンスジェネレーション』では、カントーグランドフェスティバルでハルカのセミファイナルの相手となったサオリの手持ちとして登場。
シュウ曰く「彼女の昔からのパートナー」らしく、ファーストステージでは登場時の着水の衝撃波を「ぜったいれいど」で一瞬で凍らせ、フィールドを覆うほどの氷の花を作り出すというド級技を披露し、セカンドステージではキリンリキとザングースが2匹まとめて氷づけにされているシーンがあるなど、レベルのほどがうかがえる。
ハルカとの対戦では使用しなかった。
ところで彼女はニビシティの出身でタケシにも昔からアプローチされていたらしいのだが、「昔からパートナー」って一体どこで出会ったのだろうか?
DP91話
ポケモンサマースクール最終日のトライアスロン用に用意されていたレンタルポケモンの一体。
アオイを乗せて湖を突き進み、猛烈な勢いで追ってくるサトシに対抗して「れいとうビーム」で湖の一部を凍らせてその上を滑走した
XY48話
負傷して森の川辺に漂着していた個体が登場。
それを見つけた子供達は大人達に内緒でラプラス防衛隊を結成。
偶然出会ったユリーカもデデンネをスリスリさせてくれた事から防衛隊に加わり、ラプラスと仲良くなる。
途中高熱を出して体調を崩してしまい、サトシ達が防衛隊を説得してジョーイさんに診てもらい、無事に治療に成功。
治療後、ラプラスを海に返す途中でコジロウのマーイーカの「サイケこうせん」で混乱状態に陥ってしまうが、ヒナが差し出したマーブルチョコで正気に戻り、駆けつけた仲間のラプラスとサトシのピカチュウがロケット団を撃退する。
その後、防衛隊に別れをして仲間と海へ帰っていった。
スイレンの家が所有するライドポケモンとして登場。
ゲームと異なり技を指示することもでき、第5話の回想ではアシマリを虐めていたスカル団を「れいとうビーム」で氷漬けにした。
新無印57話
ラプラスを狙って張っていたゴウが去った後に出現し、ニアミスした。
その他
BW | 141話 |
---|---|
XY | 1話 |
SM | 1話・5話・20話・26話・49話(回想)・79話・94話(回想)・99話・128話 |
新無印 | 1話(ミュウがへんしん)・25話・36話・37話・73話・76話・136話 |
劇場版 | 水の都の護神・波導の勇者(オルゴール)・蒼海の王子・幻影の覇者 |
『アニポケ・リコとロイの旅シリーズ』
六英雄のラプラス
かつて、「いにしえの冒険者」ルシアスと共に旅したといわれる6匹のポケモン達「六英雄」の1匹。
第25話(リコとロイの旅立ち編最終話)でダイアナの口から明かされた。
第31話でようやく本人が登場。しかし……
詳細は六英雄を参照。
なお、ロイも故郷の島にいた頃、野生のラプラスと仲良くなって遊んだ事があると話している。
OVA等
ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊〜時と闇をめぐる最後の冒険〜
CV:江森浩子(ノンクレジット)
原作終盤と同じく、主人公であるポッチャマとそのパートナーであるヒコザル・ジュプトルの3人を「幻の大地」へと連れて行く。
漫画版
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
第2章にて、第1章時代を振り返る回想の中で野生個体が登場。
グリーンと交戦し捕獲されたが、無人発電所でのキクコ戦の直後に逃がされた。
当時の公式絵に忠実に鋭い歯を持っている。
第3章にて、ヤナギの手持ちの個体が登場。
青年時代の彼は「ラ・プリス」「ラ・プルス」という番のラプラス二匹を手持ちにしていたが、ある時この二匹が落命。
遺されたタマゴから孵った子ラプラスに「ヒョウガ」と名付けた彼は「二匹が命を落としたのは己の判断ミス故」と激しく思いつめ、二匹の死を覆すべくとんでもない行動を起こした。
思いつめるヤナギを元気づけようと親友達が作った『ラプラスに乗った少年』という歌があり、数年経った11章にも登場する。
カンナのラプラスは、人物紹介や4巻表紙裏などで所持していることは明確にされつつも作中で使用するシーンが無かったが、第5章でようやく1シーンだけ登場した。
他にも、第6章ではウコン、第11章ではアイリス、第15章ではメロンの手持ちとしてそれぞれ登場する。
余談
余談
最初期の設定としてセキチクシティの展示個体の説明看板によれば、旧い名で「シードラゴン」とも呼ばれていたらしい。
また、浦島太郎が乗った亀はラプラスであったと主張する者もいた模様(アニメポケにおけるポケモン川柳でもラプラスが浦島太郎の亀役となっている)。
そして金銀までの攻略本には、口内に鋭い歯が生えた公式イラストが掲載されていた。
今では大人しいポケモンというイメージで落ち着いている為、アニメやゲームでは口を開けても歯は見られないが、魚ポケモンを食う海竜という性質上死に設定とも言い難い。
前述のポケモンGOの一件からか、宮城県の応援ポケモンに任命されており、ボートやマンホールが作られるまでに至った。マンホールは他の地域応援ポケモンと一緒になってるものもある。地域応援ポケモンでは6匹目になった。
関連タグ
関連タグ
0130.ギャラドス(メガギャラドス)→0131.ラプラス(キョダイマックスラプラス)→0132.メタモン
同複合タイプ
その他
イルカ:生態の元ネタとされるが、第9世代で本当にイルカをモチーフにしたポケモンが登場している。
ミンククジラ:サン&ムーンでの「保護&増えすぎ」の元ネタと頻繁に推測されるが、議論の際には注意が必要である。詳しくは当該記事参照。
ラギアクルス:違う作品の色から背中に甲羅がある点でそっくりな海のモンスター。こっちは「電気」タイプである。
タグとしては「ラプラス」を使用することが多い。
その他→ラプラス
基礎データ
基礎データ
全国図鑑 | No.0131 |
---|---|
カントー図鑑 | No.131 |
ジョウト図鑑 | No.219 |
イッシュ図鑑 | No.242 |
コーストカロス図鑑 | No.150 |
アローラ図鑑 | No.353 |
ガラル図鑑 | No.361 |
ブルーベリー図鑑 | No.145 |
ローマ字表記 | Laplace |
ぶんるい | のりものポケモン |
タイプ | みず / こおり |
たかさ | 2.5m |
おもさ | 220.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | シェルアーマー/ちょすい/うるおいボディ(隠れ特性) |
タマゴグループ | かいじゅう/すいちゅう1 |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ラプラス | la place(フランス語で席、座席) |
英語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語 | Lapras | 日本語名に同じ |
フランス語 | Lokhlass | Loch Ness Monster(ネッシー)+la classe(階級) |
韓国語 | 라프라스 | 日本語名の音写 |
中国語(簡体字・繁体字) | 拉普拉斯 | 日本語名の音写 |
中国語(大陸) | 乘龙・背背龙 | 乘(chéng、乗る)+龙(lóng、龍)・背(bēi、背中)+龙(lóng、龍) |
中国語(香港) | 背背龍 | 背(bēi、背中)+龍(lóng、龍) |
中国語(台湾) | 乘龍 | 乘(chéng、乗る)+龍(lóng、龍) |
ヘブライ語 | לפרס | 英語名の音写 |
ヒンズー語 | लैप्रस | 英語名の音写 |
ロシア語 | Лапрас | 英語名の音写 |
タイ語 | ลาพลาซ | 日本語名の音写 |
概要
概要
初登場は『初代』。
凹凸のある甲羅を背負った水色の首長竜のような姿で、額に角を生やし、側頭部には渦巻き状の耳のようなものが付いている。
知名度に加え見た目の愛らしさから、昔より根強いファンが多いポケモンである。
見た目通り水棲のポケモンで、決まった縄張りを持たず、親子や群れといった集団で穏やかな海を回遊しながら暮らしている。そして気分が良いと、綺麗な鳴き声で歌うという。
人間の言葉を理解できる高い知能を有しており、無駄な争いを好まない優しい性格。
「のりものポケモン」の分類の通り、背中の甲羅に人やポケモンを乗せて泳ぐ事を好み、その乗り心地は抜群らしい。
乗せたがる理由は明言されていないが、別のポケモンを助けて対岸に運んであげる光景もよく見られるなど、他との共生を良しとする姿勢が窺える。
こうした性質から、アローラ地方など一部の地域では、パルデア地方のモトトカゲよろしく人間の交通手段として古くから共存してきた。
両の手足は泳ぐことに特化したヒレになっているが、陸上でも少しだけなら這って移動でき、特に氷の上ならば軽々と滑って移動可能。一部媒体ではれいとうビームで凍らせた地面や海上を滑るという移動方法も編み出している。
無論氷タイプだけに寒さには強く、冷たい氷海でも平気で生きられ、スベスベな質感の皮膚は少しだけひんやりしているらしい。かといって暑さに弱いわけでもなく、南の温かい海にも難なく順応でき、一部は淡水域でも見られるなど、クジラやシャチに匹敵するレベルの適応性を誇る。
……一方、その人懐っこい気質が仇となり、元々の希少性に目を付けた人の手で乱獲されてしまい、絶滅寸前まで追い込まれてしまった歴史を持つ。
実際にゲーム上でも出会える機会は少なくて入手に苦労し、独りとなった個体は、数の減った仲間たちを思って哀しげな鳴き声で歌うのだとか。カントー四天王のカンナも、故郷に暮らす野生のラプラスを保護するための発言力を求めて四天王となったらしい。
……とされていたのはもはや過去の話。『ポケットモンスター サン・ムーン』の時代では手厚い保護の結果その数を順調に増やしていき、遂にはかえって増え過ぎてしまい、周辺の魚ポケモンが食いつくされ減るといった影響も確認されている。コストのかからない騎乗動物と言える点も手伝って、過剰な保護が行われたのだろうか。ある種人間のエゴに振り回されたポケモンであるとも言えるだろう。
名前の由来はフランス語で座席を意味する「La _place」と思われる。ラプラスの悪魔で知られる数学者は多分関係ない。デザインの元ネタはネッシーであろう。
イラストではややデフォルメして描かれることも多いが、実際の頭頂高は2.5メートルもあるので大人の個体だと意外とでかい。10代のトレーナーだと、頭をなでたり触ったりするのは身長的に少しギリギリな感じである。
ゲーム上の特徴
ゲーム上の特徴
上記の設定故か、初代から現在までそう気安い頻度ではお目にかかれない、中々のレアポケモンとなっている。
そして出現場所も何故か淡水域の方が多い。
敵を避ける為こうした僻地に移り住むのは道理であると言えるが…。
世代が進むごとにポケモンとしての貴重度がどんどん下がっているが、これは前述した『ムーン/ウルトラムーン』のポケモン図鑑に記載がある通り「絶滅しそうだから全力で保護を行ったら却って増えすぎてしまった」というのが原因の模様。
他にもこの情報の公開以前から「ポケモン廃人が孵化厳選を行い過ぎた結果では?」といった説が割と大真面目に語られていたが、こちらは別のポケモンたちでそれらしい現象が起きて問題になっているようである。
初代・FRLG・ピカブイ
基本的に野生では出現せず、シルフカンパニーの社員から貰う方法でのみ入手できる。
初代ではレベルたった15と入手タイミングに見合っていない低さだったが、後続の作品では改善されている。
リメイクに当たる『FRLG』ではナナシマの「いてだきのどうくつ」、『ピカブイ』では20ばんすいどうに出現する。ただし、絶滅寸前であるという設定から出現率はどちらも極端に低い。
ストーリーにおいては四天王・カンナの手持ちエースで登場し、『ピカブイ』ではラプラスに乗って現れる。
『FRLG』において彼女の故郷が「いてだきのどうくつ」がある4のしまでありラプラスもそこの出身である。
クリア後イベントで悪事を働いていたロケット団にどこぞの同僚よろしくダイレクトアタックしようとしていた(未遂だが。なおその同僚もポケスタ2でラプラスを手持ちにしている)。
金銀クリスタル・HGSS
初の野生エンカウントとして、金曜日のみつながりの洞窟最深部の地下湖にシンボルで遭遇できる(タイトル画面でも登場)。
また、本世代ではフィールドで「なみのり」を使用した時、グラフィックがラプラスで表示されるようになっている。
『HGSS』ではジョウト地方のサファリゾーンで「みずべのいわばエリア」でみずべブロックを10個以上置いても出現するようになった。
BW・BW2
ビレッジブリッジの下を流れる運河で出現する。
レアポイント(水上に時たま現れる気泡/影)からの出現であり通常出現しないが、レアポイントからの出現率自体はそこそこ高め。
ストーリーにおいては、イッシュチャンピオンとなったアイリスの手持ちとして立ちふさがる。
XY
「なみのり解禁直後に海を越える必要がある」という絶妙なタイミングでNPCが譲ってくれる。
そのままラプラスになみのりを覚えさせ、海を越えたプレイヤーも多いだろう。
そしてこの世代からようやく「12ばんどうろ」や「アズール湾」といった海上で出現するようになった。
また、フレンドサファリ(こおり)にも現れる。
なお本世代ではフィールドでなみのりを発動する際、ラプラスが使用した場合に限りグラフィックがラプラスのものになるという特別措置が取られている。
…ただし、色違いは反映されない模様(参照)。
SM・USUM
ポニの原野の水上に出現する。やはり出現率は低め。
秘伝技の廃止に伴い、ライドギアでラプラスに乗るようになった。
水上を移動するライドポケモンは他にサメハダーがいるが、岩を壊せない代わりに釣りができるという相違点がある。
性能
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1世代 | 130 | 85 | 80 | ※ | 95 | 60 | 450 |
第2世代から | 130 | 85 | 80 | 85 | 95 | 60 | 535 |
※第2世代以前の特攻・特防は特殊に纏められていた。
みず・こおり複合というタイプとしては激戦区の中でも人気のポケモン。
素早さが少し低いことを除けば全体的に種族値はやや高めのバランスで、特にHPは堂々の3桁台、初代においてはラッキー・カビゴン・プクリンに次ぐ同率第4位。
第9世代となった現在では目立たなくなってしまっているが、それでも高水準の体力の持ち主。
そのおかげで物理耐久・特殊耐久ともに高い一方、同タイプにしか耐性がないみず・こおり複合と言う事もあり数値で受ける事になりやすい。
特性は「ちょすい」「シェルアーマー」「うるおいボディ」(夢)。
どれも死に特性ではないのだが少し微妙であり、強いて挙げるならばみずタイプにとことん強くなる「ちょすい」が最優先。他は局地的すぎる。
メインは定番の「なみのり」「れいとうビーム」「ハイドロポンプ」「ふぶき」と一通り揃い、先制技で「こおりのつぶて」、サブウェポンで「サイコキネシス」「10まんボルト」「かみなり」、一撃必殺技で「ぜったいれいど」も覚えることができる。
全体的には特殊わざ寄りだが耐久型と相性の良い「のしかかり」、「アクアブレイク」など物理わざも優秀。
さらに、歌えるという設定からか、「うたう」「ほろびのうた」「いやしのすず」など、音や声に関係する技も覚えられるほか、第8世代では新しく「うたかたのアリア」を覚えることになった(詳しくは当該記事にて)。
タマゴ技で「りゅうのまい」「みらいよち」、教え技で「りゅうのはどう」「ドリルライナー」「アイアンヘッド」、極めつけには「げきりん」、わざマシン(『Let's Go!ピカチュウ・イーブイ』限定)で「メガホーン」を覚えることができるなど、他の同タイプのポケモンと比較してなかなか器用である。
尻尾は短いが、「アイアンテール」といった尻尾を振るう技も習得可能。
また、前述した「ぜったいれいど」のほか、さらに「つのドリル」「じわれ」と一撃技を3つも覚えるのも特徴で、「ねむる」からの「ねごと」で一撃技を連打するスタイルは、近年は見かけることこそ少なくなったものの、「ねごと」が登場した金銀から続く定番の戦法である。
ほのお・はがねは等倍であり、ドラゴンに対してもある程度の抑止力を持つ他、「うるおいボディ」による雨パの壁役、また霰パの対ほのおポケモンメンバーとして、それ以外でも「なみのり」「たきのぼり」などの秘伝技要員として様々なところで役に立つ。
初代
当時強力なこおりタイプを持っているラプラスがこの世代で弱いわけがない。
非常に豊富な技、弱点もほぼでんきのみと言う環境ゆえにラプラスも初期から使われていた。
特に、サンダースとの相性補完は抜群。
また、当時「闘神」とも呼ばれたケンタロスの熾烈な攻撃を無理なく受けられるこおりタイプとしても評価が高かった。
特殊が攻防一体であるため「サイコキネシス」の追加効果を引くと辛くなるのが欠点。
第2世代
おなじみ「ふぶき」の弱体化、特攻・特防の分化が直撃。
ついでに「サイコキネシス」まで弱体化。
さらにかくとう技の台頭やいわ技の普及も相まって少し大人しくなってしまった。
第3世代
特性「ちょすい」「シェルアーマー」入手。
しかし、環境として得られたものはあまり大きくなく、この世代ではマイナーに甘んじる事に。
「ぜったいれいど」を習得可能になったのもこの世代から。
第4世代
ヤツの登場からこおり技の需要と価値が上昇。
またユキノオーの登場によりあられパが組みやすくなり、採用しやすくなった。
ただ、この世代ではさらに強力なかくとう・いわ技が増えてしまいより落ちやすくもなっている。
第5世代
夢特性「うるおいボディ」入手。雨パへの適性も得た。
その一方で実戦的な新技がなく、総合的に強くなったかと言われると微妙なところ。
主に採用されたのは雨パでもあられパでもなく砂パ。
当時のトップメタコンビだったカバルドン・ドリュウズ軸におけるミラーマッチ対策および「あめふらし」対策としての起用となっている。
第6世代
天候特性の制限化により「うるおいボディ」弱体化。
これにより耐久型ラプラスは数を減らす事になった。
代わりに対みずポケモン用の新技「フリーズドライ」をタマゴ技で習得。
これにより「ちょすい」のヌオーなどで止まってしまうということがなくなり、自身の「ちょすい」と併せてみずタイプに非常に強く出られるように。
さらにこれとみず技だけでほとんどのポケモンに一致等倍以上のダメージを与えられるようになった。
でんき技を使う意義はほぼ消滅した(まったくないわけではない。詳しくは「フリーズドライ」を参照)。
なお、遺伝にはアマルルガ系統が必須。
この世代ではメガシンカが登場しており、ラプラス本人はメガシンカを得る事は無かったものの、環境の最前線にあるメガシンカポケモンとの相性補完に優れる事から、環境でもよく見るように。
しかし人気は主に海外で高く、日本ではあまり伸びなかったらしい。
第7世代
「ぜったいれいど」がこおりタイプに無効化されるようになった。
また、超パワーと圧倒的スピードで突破しにかかるカプ・コケコの登場も痛い。
一方、カプ・レヒレやゲッコウガといったミズZアタッカーへのストッパー、れいじゅうランドロスやメガボーマンダへのこおり打点による役割遂行など、環境に合っている面があったのも事実。
また、安定したオニゴーリ・カバルドン対策としても一定の需要はあった。
なお、「ぜったいれいど」は弱体化したとは言え需要は非常に高い。
それだけ耐久のあるポケモンの一撃技は脅威なのである。
第8世代
アシマリ系統からの遺伝技として「うたかたのアリア」を習得できるようになった。
全体攻撃のみず技ということで「なみのり」とは競合関係になるが、音技であるため身代わりを貫通可能である反面、特性「ぼうおん」には無効化されるという短所もある。
どちらを採用するかは自身の戦法やPTの構築を踏まえて考えよう。
また、強力なキョダイマックスを獲得。一時期トップメタの一角を構成していた。
素の耐久ステータスの高さから、ダイマックスでHPが2倍になると努力値を全く振っていない状態ですら防御と特防のそれぞれが片方に特化したクレセリアに相当する。
特攻に性格補正をかけて火力特化にしていても、残りの努力値次第(例:H140B116C252+)では壁なしで攻撃特化ザシアンのきょじゅうざんを確定で耐える。
そこにオーロラベールによる防御性能が加わるため、キョダイセンリツがヒットした時点で特化クレセリアの実に2倍、努力値を振ればそこから更に硬くなるという想像を絶する耐久力を得る。
ここまで来ると、弱点のタイプであってもまともな殴り合いでは落とし切れない。
当然、キョダイマックスが切れた後もオーロラベールがある限りは耐久力が増したままになるので、ターン数を稼ぐ、かわらわり等のオーロラベールを割る技を放つかして剥がさないと、要塞と化していつまでも居座られる。
キョダイマックス中、あるいは相手がダイマックス未使用の場合、こちらの立ち回りとしてはじゃくてんほけんを警戒し、弱点を無理に狙わないようにすることも考えられる。
万が一ラプラスの特性が「シェルアーマー」だと壁を無視できないわ控え目な火力を補強されるわで泣きっ面に蜂もいいところである。
こおり技がダイアイスにならないので、ダイストリームで降らせた雨によるみず技の火力上昇を維持したままで併用してくるのも脅威。
しかし、「火力が上がらない」「2度以上撃った際にオーロラベールが剥がされていないと追加効果を持て余す」「フリーズドライ独自の効果が使えない」「特性すりぬけで貫通される」と意外と短所も多い。
また、ラプラスを選出した時点でまずダイマックスを切るパターンが多くなりがちなのも難点。
それでもやはり天候に関係なく「オーロラベール」を張れるという点は強力であるため、採用率は高め安定の状態が続いた。
なお、こおりのつぶてやフリーズドライは特殊効果が失われるため優先度が薄れ、代わりあるいは併用という形ででんき技の採用率が上昇するなど技選択も変遷。
ちなみに、みずタイプの「フリーズドライ」使いとして新たにウオチルドンが登場したが、あちらは強力な「エラがみ」の存在から技構築が難しく、ライバルと言う立場には至っていない。
第9世代
先述の通り、「藍の円盤」においてようやく登場。
強さの根幹であったキョダイマックスはシステムごと消失。
その一方新技には恵まれており、「つららばり」「サイコノイズ」「みわくのボイス」を始めとした使いでのある技が増えている。
さらに、第9世代にもなってついに「じしん」まで習得。ますます器用になった。
テラスタルとの相性はかなりいい。
元のタイプは耐性が悲惨だったため、それが変わるだけでも受ける性能はガラリと変わる。
悪くはないのだが特化気味だった「ちょすい」も耐性付与としての側面が強化されるというのも嬉しい。
みず技+「フリーズドライ」は一貫性こそ抜群なもののラプラスの火力では数値受けに対処できないため、その点を補うと言う面では攻撃面でも大きい。
ただし、こおり以外になると「ぜったいれいど」の命中が落ちる点には気をつけたい。
使用トレーナー
使用トレーナー
ゲーム版
・ワタル:四天王(カントー)※2
・マツバ:ジムリーダー(ジョウト)※3
・イブキ:ジムリーダー(ジョウト)※3
・アダン:ジムリーダー(ホウエン)※4
・ヤナギ:ジムリーダー(ジョウト)※5
・アヤナ:ラプラスマスター
・メロン:ジムリーダー(ガラル)※7
・スズナ:ジムリーダー(シンオウ)※6
・ブランシェ:チームミスティックリーダー
・シエラ:GOロケット団リーダー
※1:LPLEの戦闘前グラフィックではラプラスに乗っている。
※2:ポケモンスタジアム2
※3:ポケモンスタジアム金銀
※4:再戦3回目以降
※5:PWT
※6:バトルタワー
※7:鳴き声の由来は「ラプラスにのって」から。
番外作品
番外作品
ポケモン不思議のダンジョンシリーズ
難関ダンジョンの「さいはてのうみ」に出現はするが、仲間にした後に送られる友達エリアは海から遠く離れた「しんぴのみずうみ」となっている。
まあ、同じ友達エリアに送られるポケモンが同じ初代高レア枠のミニリュウ族である事を考えるとこうした僻地に住むのは納得ではある。
旧知の仲であるプクリンの頼みで遺跡の欠片から光を放った主人公らを「幻の大地」へと導く為に現れた。
一人称は「ボク」で敬語で話す丁寧な性格だが、すぐ傍でダグトリオが溺れていた事に気付かなかったり意外と鈍感。
歴代でも珍しい空を飛ぶラプラスであるが、これは「時の海」と呼ばれる航路を渡っている為でそらをとぶが使えるわけではない。
クリア後は海岸に常駐するようになり、再び話しかけると「幻の大地」に行く事が出来るほか、ストーリーが進むと主人公にパルキアの情報を教えるなどの活躍を見せることも。
飛んだり泳いだりすることができないポケモンが別の大陸に行くときに必要となる交通手段として「ラプラス大陸便」を営業している。
乗るためにはカクレオンから有料でパスポートを買ってラプラスに見せなければならない。
更に子どもは大人の保護者同伴でなければ大陸を渡ることはできないが、主人公とパートナーは調査団ということで特別に二匹だけでも乗せてもらうことが出来る。
ポケモンレンジャーシリーズ
ポケモンレンジャー
フォルシティの港に停泊しており、ラプラスおじさんが面倒を見ている。
キャプチャ不可能なポケモンであり、レンジャークラスが4に昇格した後に起こるイベントでクラブに襲われているところを助けると背中に乗ってサマランドに行けるようになる。
ラプラスビーチに出現した野生ポケモンとして登場。
こちらでは認めたもの以外は背中に乗せないという設定であり、ダダフライをサルベージする為に海に出る事を望むパネマの為にキャプチャすることになる。
攻撃方法は口から吐く泡だが、本家のラプラスが泡系の技を覚えるのは初代だけだったりする。
ポケモンGO
「乱獲により絶滅寸前にまで追い込まれた」という設定を反映してか、野生の個体の出現率が異常なまでに低く設定されており、ラッキー・プテラ・ポリゴン等と並んで初代激レア組の1匹に数えられる。
出現場所はたいていが海辺であり、内陸県での生息率は極めて中の極めて低い……とされていたが、2018年末辺りから内陸にも水辺であれば出現するようになった。
無論タマゴも10kmのものからしか原則孵らない。最近ではそもそも孵る候補にすらないことがある。
一方で、当時は数少ないこおりタイプのポケモンであり、総合ステータスもかなり高めで見返りは大きい。ジムでも配信直後からけっこう見かけていたが、みんなどこで捕まえてきたのか。
だが、こうした入手確率の低さが災いして、2016年9月18日にお台場にラプラスが出現した際、ラプラスを捕まえようと数百人のプレイヤーが現場に殺到して一部が道路に溢れ出し、警察が出動するほどの大騒動を引き起こしてしまった。
幸い、怪我人などは出なかったようだが、一歩間違えば重大な交通事故が発生しかねない事態であり、事件後、警察が株式会社ポケモンやNianticの担当役員を呼び出して事態の改善を要請するまでになった。
これを受けてなのか、ラプラスの入手機会を増やすべく様々なキャンペーンが展開されている。
2016年11月11日~22日に、東北復興キャンペーンの一環として、岩手県・宮城県・福島県の3県の沿岸部でラプラスが出現しやすくなるイベントが行われていた。どのくらいかというと、1日で80匹以上捕まえられるほど。
また、2017年3月23日~3月30日までのみずタイプの出現率アップイベントや、同年6月14日~20日までのほのおタイプ・こおりタイプ出現率アップイベントなどでは、結構な数のラプラスが内陸部に出現してした。
最近ではレイド(後述)やフィールドリサーチ、GOロケット団との戦闘勝利時の報酬として手に入るようになっており、入手難易度は格段に下がっている。
そのため、わざわざ野生のラプラスを求めてごった返すのは今は昔の光景と言えよう。
ただしCPは修正が入る度に下降傾向にあり、かつてはトップクラスだったが今では中堅クラスに落ちてしまった。
その為一時期ジムにすっかり顔を見せなくなったが、ジムの仕様が6匹固定に変更された現在では耐久の高さを買われて再び少しずつ顔を見せ始めている。
ところが、2017年12月に第3世代からトドゼルガが実装されたことで状況は一変。
トドゼルガは野生では出現せず、進化させることでしか入手ができないのだが、その進化元であるタマザラシの出現率が高めであることから入手・育成がお手軽で、性能面でもラプラスと同程度(しかも攻撃力が若干高い)という実質的な上位互換のような存在になっているのである。
さらに、第4世代以降はマンムーやマニューラといった攻撃面のさらに優れたアタッカーが台頭し始めたことによりますます肩身の狭い思いをすることに…。
こうしたこともあり、ラプラスの重要性はサービス黎明期と比べるとだいぶ落ち込んでしまっている。
もちろん、ラプラス自体がかなり珍しいポケモンなので、今でもレイドバトル等はそれなりに需要があるのだが、積極的に育成しようという人は以前と比べてだいぶ少なくなっているようである。
性能面でいうと、通常技「こおりのいぶき」・ゲージ技「ふぶき」の2つを覚えさせ、こおりタイプのアタッカーとして活躍させるのがスタンダードとなっている。
以前は「こおりのつぶて」と「れいとうビーム」も覚えたが、2017年12月以降レガシー技と化し、覚えなくなった。
一応、過去にスペシャルレイドイベントや大発見の報酬としてこれらの技を覚えたラプラスが再度配布されたことがあったが、現在では再び入手不可能となっており、今からどうしてもこれらの技を習得させたい場合には「すごいわざマシン」が必要となる。
これ以外の技は現在全てみずタイプの技なのだが、みずタイプ自体は飽和状態なので使いどころが少ない。
ジム防衛やトレーナーバトルであれば多少需要はあるだろうか。ただし、かくとう弱点なのでジムに配置する順番はよく考えること。
2017年6月23日、レイドバトル実装に伴いラプラスが★4のレイドボスに選ばれた。
これ以降不定期にレイドボスとして抜擢されているが、バンギラスなどのようにほぼ毎日出ているわけではないので注意。
進化させる必要のあるタマザラシ系列と異なりいきなり即戦力の個体が手に入るので、現在でも需要はそれなりに高い。
★4のため中々出現せず、また1人ではまず討伐できないが、都市部周辺で運よく出現していたら狙う価値はある。
レイドバトルのレベルが変更された現在は★3で出現するようになったため頑張れば1人でも討伐できるようにはなった。
とはいえ、よほど鍛えてでもいない限りは1人では討伐できないので注意。
そして、GOロケット団の実装後は、一部のしたっぱや幹部の1人であるシエラの手持ちとしても猛威を振るっている。
元より高かった耐久性能がさらに上がっている他、シャドウポケモンのご多分に漏れず通常の個体と比較して攻撃力もアップしているため、攻防共に隙の無い、文字通りの難攻不落の要塞と化している。
しかもたいていの場合先鋒として繰り出さられるため、こちらの手持ちもある程度対策しておかないとラプラス1体の前に無駄に死体の山を築くことになりかねないので注意。
したっぱのラプラスでも倒すのに相当手こずるが、幹部のシエラはさらにステータスが上がっており、1体目はシールド2回の使用も加味すると実質的にしたっぱの個体の倍以上の耐久があると言っていい。
しかも運が悪いと2体続けてラプラスを繰り出してくるという悪夢が起こることも……。
1体目の段階でシールドを使い切らせていればある程度楽に戦えるのが救いか。
なお、先鋒として繰り出される関係上、対戦に勝つことができればゲットチャレンジに移行し、そのまま捕まえて自分の手持ちにすることも可能。
運が良ければ色違いになることもあるので、腕前に自信がある猛者なら狙ってみてもいい…と言いたいが、いつかは定かではないがシエラの手持ちには変更が入り、ラプラスはシエラの手持ちから抜けた。
シエラの手持ちに戻ることも時々あるが、大抵2番手なので当然ゲットできない。
2023年8月現在はイシツブテがシエラの先鋒を務めており、ゲットチャレンジ対象は当然そのイシツブテである。
今でも氷タイプを使うしたっぱが使用しているがそちらは大将での起用と2023年8月現在、シャドウラプラスは入手できなくなっている。
ポケモンマスターズ
カンナ&ラプラス
恒常☆4テクニカル。
パッシブスキルに「異常確率上昇1」を持ち、「れいとうビーム」・「ふぶき」で凍らせるのを主戦法としており、バディーズわざも相手がこおり状態の時に威力が上がるというもの。
トレーナー技もリジェネ効果+防御上昇とややタンク寄りの性能で、火力面は一切上げられないのでアタッカーとして使うのはかなり難しい。
氷弱点のステージで準タンクとしつつ、凍れば儲け物程度の期待で戦うのが良いか。
メロン&ラプラス
2022年10月5日に実装。
こちらはバディーズダイマックスが可能。
複数の有利な場の効果を張り味方を守る事が得意なバディーズ。
ラプラスの専用ダイマックスわざキョダイセンリツは物理ダメージ軽減状態と特殊ダメージ軽減状態を同時に展開。
しんぴのまもりは状態異常防御状態を展開する。
主人公&ラプラス
報酬で貰えるタマゴから孵化する事があり、主人公のバディにする事ができる。
チェッタ&ラプラス
バトルヴィラ時に登場。
アニメ版
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
オレンジ諸島編のエンディングテーマとして「ラプラスにのって」という曲がリリースされた。
〈レギュラーの手持ち〉
CV:愛河里花子
詳細は当記事にて
〈ゲストなど〉
番外編「ルージュラのクリスマス」
サンタクロースのポケモンで、逸れて迷子になったルージュラを探していた。
そのルージュラは先にサトシ達と接触していたため、見極めのために様子見していたが、ルージュラのために体を張る姿を見て善人と判断して姿を現した。
ちなみに、アニポケ本編ではかなり希少なテレパシーで会話を行うポケモン。
な「テレパシーで会話するラプラス」というのは漫画作品の『ポケットモンスター全書』でも登場しており、人の言葉を理解できるラプラスに非常に似つかわしいキャラクター付けと言える。
ラプリーとその群れ
無印113話で登場した群れ。
サトシのラプラスの母親もおり、彼女は色違い。
密猟団に追われて人間不信になりかけていたが、サトシ達が密猟団と戦った事で彼を助ける。子供の個体で、テレパシーは使えない。
群れはサトシのラプラスを受け入れ、サトシはラプラスと別れた。
無印257話でサトシ達と再会。
ロケット団に仲間が拐われた際には激しい海流の中でも仲間の声を聞いて居場所を突き止め、サトシ達と共にロケット団を撃退。サトシのラプラスはこの際の活躍を認められ群の新たなリーダーとなった。
めざポケ(最終章)でも群れの一部がサトシのラプラスを迎えに来ていた。
サオリのラプラス
『アドバンスジェネレーション』では、カントーグランドフェスティバルでハルカのセミファイナルの相手となったサオリの手持ちとして登場。
シュウ曰く「彼女の昔からのパートナー」らしく、ファーストステージでは登場時の着水の衝撃波を「ぜったいれいど」で一瞬で凍らせ、フィールドを覆うほどの氷の花を作り出すというド級技を披露し、セカンドステージではキリンリキとザングースが2匹まとめて氷づけにされているシーンがあるなど、レベルのほどがうかがえる。
ハルカとの対戦では使用しなかった。
ところで彼女はニビシティの出身でタケシにも昔からアプローチされていたらしいのだが、「昔からパートナー」って一体どこで出会ったのだろうか?
DP91話
ポケモンサマースクール最終日のトライアスロン用に用意されていたレンタルポケモンの一体。
アオイを乗せて湖を突き進み、猛烈な勢いで追ってくるサトシに対抗して「れいとうビーム」で湖の一部を凍らせてその上を滑走した
XY48話
負傷して森の川辺に漂着していた個体が登場。
それを見つけた子供達は大人達に内緒でラプラス防衛隊を結成。
偶然出会ったユリーカもデデンネをスリスリさせてくれた事から防衛隊に加わり、ラプラスと仲良くなる。
途中高熱を出して体調を崩してしまい、サトシ達が防衛隊を説得してジョーイさんに診てもらい、無事に治療に成功。
治療後、ラプラスを海に返す途中でコジロウのマーイーカの「サイケこうせん」で混乱状態に陥ってしまうが、ヒナが差し出したマーブルチョコで正気に戻り、駆けつけた仲間のラプラスとサトシのピカチュウがロケット団を撃退する。
その後、防衛隊に別れをして仲間と海へ帰っていった。
スイレンの家が所有するライドポケモンとして登場。
ゲームと異なり技を指示することもでき、第5話の回想ではアシマリを虐めていたスカル団を「れいとうビーム」で氷漬けにした。
新無印57話
ラプラスを狙って張っていたゴウが去った後に出現し、ニアミスした。
その他
BW | 141話 |
---|---|
XY | 1話 |
SM | 1話・5話・20話・26話・49話(回想)・79話・94話(回想)・99話・128話 |
新無印 | 1話(ミュウがへんしん)・25話・36話・37話・73話・76話・136話 |
劇場版 | 水の都の護神・波導の勇者(オルゴール)・蒼海の王子・幻影の覇者 |
漫画版
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
第2章にて、第1章時代を振り返る回想の中で野生個体が登場。
グリーンと交戦し捕獲されたが、無人発電所でのキクコ戦の直後に逃がされた。
当時の公式絵に忠実に鋭い歯を持っている。
第3章にて、ヤナギの手持ちの個体が登場。
青年時代の彼は「ラ・プリス」「ラ・プルス」という番のラプラス二匹を手持ちにしていたが、ある時この二匹が落命。
遺されたタマゴから孵った子ラプラスに「ヒョウガ」と名付けた彼は「二匹が命を落としたのは己の判断ミス故」と激しく思いつめ、二匹の死を覆すべくとんでもない行動を起こした。
思いつめるヤナギを元気づけようと親友達が作った『ラプラスに乗った少年』という歌があり、数年経った11章にも登場する。
カンナのラプラスは、人物紹介や4巻表紙裏などで所持していることは明確にされつつも作中で使用するシーンが無かったが、第5章でようやく1シーンだけ登場した。
他にも、第6章ではウコン、第11章ではアイリス、第15章ではメロンの手持ちとしてそれぞれ登場する。
コラボ
コラボ
余談
余談
最初期の設定としてセキチクシティの展示個体の説明看板によれば、旧い名で「シードラゴン」とも呼ばれていたらしい。
また、浦島太郎が乗った亀はラプラスであったと主張する者もいた模様(アニメポケにおけるポケモン川柳でもラプラスが浦島太郎の亀役となっている)。
そして金銀までの攻略本には、口内に鋭い歯が生えた公式イラストが掲載されていた。
今では大人しいポケモンというイメージで落ち着いている為、アニメやゲームでは口を開けても歯は見られないが、魚ポケモンを食う海竜という性質上死に設定とも言い難い。
前述のポケモンGOの一件からか、宮城県の応援ポケモンに任命されており、ボートやマンホールが作られるまでに至った。マンホールは他の地域応援ポケモンと一緒になってるものもある。地域応援ポケモンでは6匹目になった。
コメント
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