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ラムザ

らむざ

スクウェア発売のSRPG『ファイナルファンタジータクティクス』の主人公。
目次 [非表示]

CV立花慎之介LoVⅢAC版 DFF


概要

フルネームはラムザ・ベオルブ

イヴァリースの由緒ある騎士の名門ベオルブ家の生まれで、五十年戦争で活躍した“天騎士”バルバネス・ベオルブの第三子。バルバネスの妾である平民出身の母から生まれ、腹違い(正妻の子)の兄である長兄ダイスダーグと次兄ザルバッグ、実妹アルマを兄妹に持つ。


ゲーム開始冒頭の現在(本編の獅子戦争の起こった時代から数百年後)、物語の語り部でもあるイヴァリースの歴史学者アラズラム・J・Dによると、正史におけるラムザは「グレバドス教会に背いた“異端者”」として扱われ、現在に至るまでその存在は歴史の闇に葬られていたという。しかし近年、教会が隠匿していた『デュライ白書』なる書物が発見され、その中でのラムザは「獅子戦争の裏で世界を救った“真の英雄”」と謳われており、この真実を紐解くべく、アラズラムとプレイヤーは彼の視点で当時の出来事を追体験していくことになる。


人物

本編開始時の年齢は16歳。金髪で色白、線の細い中性的な雰囲気の少年。頭頂部にアホ毛が生えているのが特徴。


一人称は「僕」。穏やかで心優しい性格だが、父の今際の際に「不正を許すな」「正しき道を歩め」と騎士としての矜持を講じられたこともあり、その本質は強い正義感に溢れ、相手がどんなに強大でも毅然として立ち向かう勇気を持ち合わせている。家族想いの異母兄ザルバッグや、実妹アルマとは仲が良い。親友には、父バルバネスの計らいで幼少期を共に過ごしたディリータ・ハイラルがいる。ストーリーが進むとムスタディオ・ブナンザとも親しくなる。


反面、名家の生まれ故か世間知らずなところがあり、特に士官アカデミー時代の彼は、貴族階級に虐げられる平民層の苦悩に無頓着な側面が散見された。上述の正義感についても、当初は恵まれた環境下で生まれ育った狭い視野による常識や理想論にとらわれており、身分社会の弊害を被る人物たちからはその考えを「甘い」「子供」といった言葉で罵られることもあった。


後にこの考えは、骸旅団のミルウーダやウィーグラフの訴えや、その決着として招かれたディリータ、ティータ兄妹の喪失という形で打ち砕かれ、一時期はベオルブの名を捨てて傭兵になり、母方の姓を名乗り「ラムザ・ルグリア」として生きていたが、再びイヴァリースで戦争が巻き起ころうとしている時勢や、その裏で覇権を狙うグレバドス教会、更には、こうした勢力に振り回されるオヴェリア姫といった力無き人々との邂逅などから、元来の正義感を奮い立たせ再燃。教会に刃向かったことで“異端者”の汚名を被ることになるものの、それでも己の信念を貫き通し、さらなる陰謀を目論むゾディアック・ブレイブとの戦いに身を投じていく。


最終的には妹アルマの肉体を糧に復活した聖天使アルテマとの死闘を経て、人知れず世界を救った。戦後は救出したアルマと共にイヴァリースを旅立ち、歴史の表舞台から姿を消した。

(この二人の姿はラムザの友人だったオーラン・デュライしか目撃していないため、当時プレイヤーからは「彼の見た幻なのでは?」という意見もあったが、後年に発売元のスクウェア・エニックスからの公式発表により、ラムザの一団はアルテマ戦後も生存し隣国に逃げ延びていた事が明かされた。)


後にオーランは、ラムザの名誉のために真の歴史を綴った『デュライ白書』を発表するが、グレバドス教会にとって不都合な事実を公表されることを危惧され、彼もまた“異端者”の烙印を押され火炙りの刑に処せられた。そして数百年後の現在、プレイヤーの助力によってこの真の歴史が解明され、アラズラム・J・デュライの著した『ブレイブストーリー』を介し、その名誉が回復されることになった。


舞台設定もあり本編シナリオでは終始シリアスな彼だが、その一方でサブイベントではコミカルな姿を見せることも。(天然なのか年齢に配慮してなのか)酒場を訪れた際に飲み物を勧められてミルクを注文する、起動した労働八号に命令を要求されると子供が駄々をこねるように怖がってみせる、挙げ句は冗談で「ムスタディオをやっつけろ♡」と命令して大惨事を巻き起こす…などなど。


ユニットとしての性能

主人公という立場上、彼が戦闘中に死亡(戦闘不能状態で3ターン経過)するとゲームオーバーとなり、所謂「王将」というポジションにある。


専用ジョブは『見習い戦士』。

凡庸ユニットの最弱ジョブと同名だが、ラムザのものは凡庸のものとは若干性能が異なる。

まず、前者の専用アクションコマンドが「基本技」であるのに対し、ラムザのコマンドは「ガッツ」となっているのが最大の違い。覚える技は「基本技」に準ずるものの、対象を小回復させる「おまじない」が使える。チャプターが進むに連れ更に修得アビリティが追加されていき、最終的には強力な騎士剣を装備可能になる他、戦場で「さけぶ」ことで自己強化、仲間に「エール」を送り行動力を上昇させ、更には究極魔法「アルテマ」をラーニングするなど、“見習い”という肩書きに反した猛者と化す。ステータス補正も、凡庸の同名ジョブより高く設定されている。

強くなっても投石などの飛距離が伸びる事はないのが残念である。


このジョブを極めた上で『忍者』や『モンク』にする事で、ラムザが連続攻撃と連続行動を行う強火力ユニットとなる。その超火力には、おそらく天国の天騎士もびっくりすることだろう。通常攻撃が必殺技並の強化系キャラには必殺技は必要ないのである。

…と言いつつ、PSP版以降は『暗黒騎士』が登場しているため、必殺技を持たせてしまうのも一考の余地がある。というか、暗黒騎士は異常にジョブチェンジの条件が厳しいので最初からいるラムザはむしろ暗黒騎士を解放しやすいキャラだったりする。キャラ的にもガフガリオンとの繋がりもあるし。


彼のBraveはストーリー中の選択肢によって変動する。が、アビリティで上げ下げできるのでそこまで意味はない。


衣装について

物語の進行に合わせ、ラムザの装いは計3パターンの変化をしている。


第一章

Ramza Beoulve

士官アカデミー時代の衣装は、一本結びした長髪とワンピース状の青い上着、膝の高さまである長いロングブーツの下に黒いタイトパンツとなっており、全体的にユニセックスな印象を受ける。公式イラストでは更にベージュ色のマントも羽織っているが、ゲーム内グラフィックでは排除されている(後年の『DFFアーケード』や『DFFOO』ではイラストに準じてマント付きとなっている)。

この丈の長い上着はチェインメイル(鎖帷子)等の上に着る物で、設定画でも服の下に鎧を着ていると書いてある。…が、公式イラストやLoV3DFFといった外部出演作品のグラフィックを見る限りでは体にフィットした普通の服となっている。


第二・三章

ラムザ & ディリータ

第二章では冒頭まで傭兵として過ごしていた為、第一章の華やかな服装から一転して長髪を切り落とし各所にトゲのあしらわれた無骨な黒い鎧を身につけた雄々しい姿となっている。登場期間が長く、全体的なデザインもスタンダードな騎士らしいこともあり、恐らく本作をプレイした人にとってはこの出で立ちが一番馴染み深いと思われる。

因みにゲーム開始時のアラズラムの語りの中でこの服装の後ろ姿が出てくるが、形の良いプリっとしたお尻に目が行ったプレイヤーも多い…かもしれない。


第四章

FFT ディリータとラムザ

第四章では水色の鎧に牛のようなマークが入った黒いハイネック、更に下半身は貞操帯のような防具を付けている。後ろ姿はインナーを着ているとはいえほぼTバック状態・・・色々と謎の多い衣装だが、PS版ではこの謎の格好でEDを迎える事となる。ラスボスの恰好に対抗したのか?

なお、PSP版ED動画では第二・三章の傭兵時代の服装に着替えてアルマと共にチョコボに乗って隣国に旅立つシーンで終わる。


外部作品でのラムザ

ディシディアファイナルファンタジー(アーケード)

AC版から2016年2月4日にアップデートと同時に参戦となった。(→公式サイト内紹介


攻撃タイプはユニーク。

参戦キャラクターの中でも唯一自力で固有EXスキルゲージを「ためる」事が出来、満タンの時に自身を強化する「さけぶ」の状態にするかボタンを長押しすることで他の2人を強化する「おうえん」のどちらかを使うことが出来る。その分通常状態での攻撃性能は控え目。


衣装は原作第一章の士官アカデミー時代のものとなっているが、イラストに準じてマントが追加されている。また、2ndフォームは第二章以降の黒い鎧、3rdフォームは第四章以降の青い鎧となっている。


ディシディアファイナルファンタジー オペラオムニア


ファイナルファンタジー14

オンラインRPG『FF14』の『リターン・トゥ・イヴァリース』では、FFTエンディング後のラムザについて触れられている。ただし、FFT本編とは異なる平行世界の別人物とも解釈できる部分が多く、本編では一団に加わっていないオーラン、ルカヴィの手にかかり横死したイズルード、ラムザの眼前でダイスダーグに消滅させられたザルバッグ等がラムザの一団に加わっている。

(代わりに本編で一団に加わったメリアドールがいなくなっており、弟イズルードの代わりに彼女がルカヴィの犠牲になった可能性がある。)


本作でのラムザはアルテマの打倒は果たしておらず、その肉体を犠牲に封印することで一時的にその脅威を封じ、後世に現れる「光の戦士」に未来を託したことになっている。辛うじてその場から生還したオーランとアルマによって事の次第がイヴァリース王となったディリータに伝えられ、同時に自らの遺言として、新たな悪しき者がルカヴィを生まぬよう聖石を持つ自身の存在を歴史から抹消すること、イヴァリースに平和をもたらすことを願われた。内心ではラムザとの和解と名誉回復を願っていたディリータも親友としてその遺志を聞き入れ、オーランもまた、この真実を未来へと繋げるために敢えてデュライ白書を「禁書」として教会に隠匿させる方法を選んだ。


また、デュライ白書の写本を継承している一族の末裔として、ベオルブ兄妹に肖って名付けられた「ラムザ・レクセンテール」と「アルマ・レクセンテール」が登場している。


二次創作

FFTの物語がサガのような自由度がなく一本道である為、タクティクスオウガの影響で色々な分岐ルートの二次創作も存在する。


中性的な容姿による女装男の娘ネタの他、良い子キャラの宿命とも言える腹黒鬼畜ネタがよく見受けられる。

また、サブイベントにおけるラムザの迷セリフ「ムスタディオをやっつけろ♥」天然では済まされないレベルとして、前述の鬼畜ネタの誕生に一役買っているようだ。


関連イラスト

もりのなかZodiac Brave Story

朝の牛乳


関連タグ

ファイナルファンタジータクティクス FFT

主人公 騎士 貴族 傭兵 英雄 見習い戦士 アルテマ

アルマ ザルバッグ ダイスダーグ バルバネス

ディリータ ティータ


ラムザ一団


FFシリーズ:DFF DFFOO オペラオムニア

クロスオーバーまたはコラボLoV3

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