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ラル・ザレック

らるざれっく

ラル・ザレックとは、コンピューターゲームMagic: The Gathering - Duels of the Planeswalkers 2012を初出とするTCGマジック・ザ・ギャザリング背景ストーリーの登場の一人である。
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概要

ラヴニカのギルドの1つであるイゼット団所属のギルド魔道士。

周囲には隠しているもの、ラルもまたプレインズウォーカー


青と赤のマナに列しており、そのパワーは嵐に伴う風、水、雷などによって増幅される。

聡明であるが野心が高く、実験の遂行のためならば助手たちの命をも顧みない。己の才能に対する非常に強い自負と自己顕示欲を持ち、周囲から過小評価を受けていると感じて激しい欲求不満を抱いている。その一方で、自身が灯の持ち主である事が周囲に発覚することを他のPW以上に恐れる傾向がある。(それについては後述)


ラヴニカの第10地区に張り巡らされたマナの力線からなる“暗黙の迷路”の調査責任者ではあったものの、いざ全ギルドの代表者による迷路競争には奇魔(イゼット団が作り出した人工精霊)のメーレクが任命される。迷路競争開催当日、憤り激しいラルは開始直前にメーレクをワンパンで殺害し、自らがイゼット団の迷路走者であることを高らかに宣言、強引に代表となる。


最終的には暗黙の迷路を解いて法の基礎となる魔法の体現者“生けるギルドパクト”となったのはギルド無所属のPWであるジェイス・ベレレン。自分の所属ギルドを優位性の証明の為、ジェイスの失脚を狙っていた為にしばらくは対立関係にあったのだが、メーレク製作に関わったイゼット団所属の精霊術士メイリーの提案した“電光虫計画”の影響で状況は一変する。ジェイスの時折の不可解な消失を調査するための実験。

、その消失の正体はプレインズウォークであると発覚すればラルがPWと露見しかねない。彼が能力発覚を恐れるのは自身の所属ギルドのトップの存在故である。もし能力の存在がバレたのなら好奇心のままにラヴニカにいる全てのプレインズウォーカーを解剖するか、その自尊心が己を越えた存在に耐え切れずに食べてしまうといった惨事を引き起こしかねないからである。仕方なくジェイスに協力を要請、その中で、ラルとジェイスはお互いの過去やラヴニカに対する心情を語り合い和解、最終的にかく乱と幻影を駆使して計画を頓挫させることに成功する。


その後は、秘密を共有する友人としてジェイスと友好的関係を築くことになる。



アモンケット・ブロック

直接の登場こそ無かったが、

巨悪ボーラス部下に対し、とんでもない衝撃発言をしたことが様々な疑惑憶測を呼ぶ事態となるが・・・

「後でいい。ラル・ザレックを呼んで来るのだ。あれの進展は遅すぎる」


ラヴニカのギルド

以前から敵対心を抱いていたニヴ=ミゼットを『消し』、下克上を果たしイゼットの指導者となる。

・・・しかし、彼自身はミゼットを討った際に手ごたえを感じず、それと同時に誰かのゲームの駒にされているような感覚を払拭できずにいる。

そして、自分の知らないところでラヴニカを脅かす大きな何かが蠢いているとも予感している。


この状況から察するに、どうやらラルは何も知らない様子で、アイツにただ利用されているだけの様だが・・・?


灯火大戦

そしてついに訪れたボーラスとの決戦では、自分の過ちに気づきケイヤヴラスカとともにボーラス側と袂を分かち集結してきたPW達と一緒にラヴニカを護るために奔走する。(ちなみにボーラスの本質を理解していなかったグルールの頭気取りの若造はその命を代償として自分の過ちを理解させられることになる)。

密かにラヴニカを訪れていたドラゴンマニアが保険の為にニヴ・ミゼットに渡しておいたアーティファクトでミゼットを復活させることに成功した反ボーラス陣営側は、多大な犠牲を払いながらもボーラスを打倒し侵略者を殲滅することに成功してなんとかラヴニカは護られた。


只、決戦では終始ラヴニカを護るために奔走した功績があるもののそれ以前にボーラスに唆されて動いていたという事実は誤魔化すことは出来ない。ラル、ヴラスカ、ケイヤの三名はその償いとして、新たなギルドパクトとなったミゼットから「ラヴニカに許しがたき害をなした、ドビン・バーンテゼレットリリアナ・ヴェスを追跡し討伐せよ」と命じられるのであった。


カード性能

ラル・ザレック

マナコスト(2)(青)(赤)
カードタイププレインズウォーカー — ラル
初期忠誠度4
能力[+1]:パーマネント1つを対象とし、他のパーマネント1つを対象とする。その前者をタップし、その後者をアンタップする。
[-2]:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。ラル・ザレックはそれに3点のダメージを与える。
[-7]:コイン投げを5回する。表が出た回数1回につき、このターンの後に追加の1ターンを行う。

初カード化はエキスパンション:ドラゴンの迷路。

[+1]能力は相手サイドのパーマネントもタッブできるものの忠誠度能力が起動できるのは基本自身のターンのみ、使用制限をかけようにもすぐにアンタップステップが来てしまう。そのため、これの使用目的は相手クリーチャーのブロック妨害が主になる。もう一つの主力は[-2]能力、連発できないとはいえ、繰り返し使用できる3点火力は除去に相手ライフ削りと優秀なので、うまく活用したい。

イラストは嵐の中で胸を両手で押さえている謎ポーズ。おかげで付いたあだ名はチクビーム。誰が上手いこと言えと・・・


嵐を呼ぶ者、ラル

マナコスト(4)(青)(赤)
カードタイププレインズウォーカー — ラル
初期忠誠度4
能力[+1]:カードを1枚引く。
[-2]:クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーを1つか2つか3つ対象とする。嵐を呼ぶ者、ラルはそれらに3点のダメージを、あなたの望むように分割して与える。
[-7]:カードを7枚引く。嵐を呼ぶ者、ラルは対戦相手がコントロールしている各クリーチャーにそれぞれ7点のダメージを与える。

同名のプレインズウォーカーデッキ収録カード。アドバンテージに直結しやすい能力を持つが、初心者が使用することを意識してか、後述の『ラヴニカのギルド』版と比べてマナコスト・環境でシナジーを形成するカードの種類で劣る。


なお、同デッキには他のプレインズウォーカーデッキ同様に収録されたPWをサーチ+αを行うカードとして『ラルの消散』というカードが収録されている。


イゼット副長、ラル

マナコスト(3)(青)(赤)
カードタイププレインズウォーカー — ラル
初期忠誠度5
能力[+1]:あなたのライブラリーの一番上からカードを2枚見る。そのうち1枚をあなたの手札に加え、もう1枚をあなたの墓地に置く。
[-3]:クリーチャー1体を対象とする。イゼット副長、ラルはそれに、追放領域かあなたの墓地にあり、あなたがオーナーであり、インスタントかソーサリーであるカードの枚数に等しい点数のダメージを与える。
[-8]:あなたは「あなたがインスタントかソーサリーである呪文を唱えるたび、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。この紋章はそれに4点のダメージを与え、あなたはカードを2枚引く。」を持つ紋章を得る。

エキスパンション:ラヴニカのギルドにおいて再カード化を果たしたラル。

+1能力は選ばなかったほうを墓地に置く手札。 堅実にハンド・アドバンテージを稼げ、しかも墓地を肥やせる優秀な効果。 今回は手札からカードを1枚捨てると墓地から唱えられる再活能力持ちの呪文が存在するのでここで墓地に落としても使うチャンスは大いにある。

-3能力は多くのインスタント・ソーサリーを墓地に落とせて(あるいは追放して)いれば青赤というカラーリングには貴重な確定除去のように振る舞う。墓地のカードを追放する墓地対策でも火力が落ちないのは強み。

-8能力ではインスタント・ソーサリーを唱えるたび、任意の対象に4点ダメージを与えカードを2枚引く紋章を得る。 あらゆるインスタント・ソーサリーに火力が付き、しかもドローで後続を引き込むことができるため高い爆発力を誇る。

専用デッキの軸となるタイプのプレインズウォーカー。コントロール系デッキ構築を必要とするものの、『ラヴニカのギルド』では先の再活能力呪文に加え、『弾けるドレイク』(カードテキストは米公式サイト参照)といった呪文重視デッキで魅せるカードが多数登場している為、活躍させやすいのも追い風。


プラスがドロー、マイナスが除去と直接的にアドバンテージを得られる能力なので使いやすいPWカードである。


嵐の伝導者、ラル

マナコスト(2)(青)(赤)
カードタイプ伝説のプレインズウォーカー — ラル
初期忠誠度4
能力あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるかコピーするたび、対戦相手1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。嵐の伝導者、ラルはそれに1点のダメージを与える。
[+2]:占術1を行う。
[-2]:このターン、あなたが次にインスタントやソーサリーである呪文を唱えたとき、その呪文をコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。

2019年発売のエキスパンション灯争大戦収録の4枚目。誘発型能力はインスタントorソーサリーorそれらをコピーした際に反応する本体火力、忠誠度能力は占術1(自分のライブラリーの上から1枚のカードを見て、それらのうち望む枚数を望む順番でライブラリーの一番下に置き、そして残りを自分のライブラリーの一番上に望む順番で置く)、呪文のコピー。


十全に性能を発揮するには他のカードを必要とするピーキーさを持つ反面、適切なデッキで運用することで脅威となるタイプのプレインズウォーカー。インスタントやソーサリーの比重が高いデッキに組み込み、アドバンテージ源兼ダメージソースとして運用するのが主な使い道となる。


なおこのカード、実は登場時のスタンダード環境で無限コンボに活用可能。

やり方は

  1. 嵐の伝導者、ラル+『発展+発破』(カードテキストは外部リンク参照)2枚+点数で見たマナ・コストが4以下の呪文を用意します
  2. 嵐の伝導者、ラルが戦場にいる状態で、適当な4マナ以下の呪文を唱えます
  3. その呪文を対象に発展Aを使います
  4. 発展Aを対象に発展Bを唱えます
  5. 発展Bを解決すると発展aがコピーとして生まれるので、対象を発展Aにします
  6. 誘発したラルの能力を解決し、対戦相手に1点ダメージ。
  7. これを任意の回数繰り返し、無限ダメージで勝利する。

他にも基本セット2019収録のカード『二倍詠唱』(カードテキストは外部リンク参照)とラル自身のコピー能力+『発展+発破』1枚で同様の事が行える。

コンボバーツこそ多いもの、デッキ構築に自身があるのならあえてチャレンジしてみるのもいかがでだろうか。


なお、日本語版のブースターパックに限り、50%の確率で日本イラストレーター描き下ろしのオリジナルアート版プレインズウォーカー・カードが通常版の代わりに封入されており、

担当するのはイゼットの団の色である赤と青、それに白を加えたトリコロールが特長なアレホビー展開でおなじみ森下直親氏。


関連ページ

MTG

プレインズウォーカー ジェイス・ベレレン

ラヴニカ

イゼット団


ラヴニカのギルド』時代のギルドマスター

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