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ランディ・バース

らんでぃばーす

ランディ・バース(Randy Bass)は、日本で活躍したアメリカ出身の元プロ野球選手(内野手)、2004年~2019年にかけてはオクラホマ州議会上院議員も務めた。
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概要

1954年3月13日生まれ、アメリカ合衆国オクラホマ州出身。

阪神タイガース一塁手、右投左打。日本プロ野球史上最高の外国人選手として今なお語り継がれている伝説的存在である。


現役時代には、1985年1986年の二年連続で三冠王(首位打者・本塁打王・打点王)に輝くなど大活躍し、阪神を日本一に導いた男。阪神ファンの合言葉は「神様仏様バース様」。そう言っても過言ではない程の活躍であった。巨人戦において槙原寛己からバックスクリーン直撃ホームランを放っている(因みにその時打ったホームランが第1号ホームランで、開幕からこの前の打席まで通算15打数2安打で打率.133、ホームラン0と絶不調だった)。これで鮮烈なデビューを果たすと掛布岡田らと共に阪神打線を支え、後述するような猛打ぶりを見せつけた。


1985年は三冠王、最高出塁率、最多安打、最多勝利打点のタイトルを獲得し、六冠王として輝いている。翌86年は打率.389を記録し、シーズン途中には7試合連続本塁打を記録するなど、再び三冠王となる。シーズン打率.389はあのイチローでさえ遂に越えられなかった。翌87年は前年よりも成績を落としたものの、打率.320、本塁打37本と最下位のチームにおいて気を吐いた(この年の首位打者は打率最下位の本塁打王ランスと、本塁打0の首位打者正田)。


1988年5月、水頭症を患った長男の治療費を巡るトラブル(※)からチームを解雇され、当時の球団代表が自殺するなど、輝かしい実績を残した選手に対して、あまりに後味の悪い結末で球界を去る事となった(同年に現役を引退)。

その後阪神は長い低迷期を迎えることになる。


※ 契約では「家族の疾病の際には球団が医療費を負担する」ということになっており、球団側が多額の医療費を負担することを恐れたための解雇だったと言われている。なお、この一件は後に球団側がバースに示談金を払う形で解決した。


名前について

本来の読みは「ランディ・バス」である(これは後述のアンソニー・バースも同様)が、これは阪神の親会社の阪神電気鉄道バス事業をしており、新聞に「阪神バス爆発」、「バスエンコ」と書かれる事を嫌ったからとされている。


余談

  • メジャーリーグ時代は、後に巨人でプレーするウォーレン・クロマティとチームメイトだった事がある(エクスポズ在籍時)。なお、メジャーリーグ時代は、速球に対応できなかったことや、幼少時に脚を複雑骨折した影響で全力疾走ができなかったことなどから、あまりパッとした成績を残せなかった。本格的に活躍するようになるのは日本のプロ野球でプレイするようになってからである。
  • 退団後30年以上たった現在でも往年の阪神ファンからは絶大な人気を誇り、バースの活躍以降、関西のメディアでは阪神の新外国人打者がキャンプやオープン戦で好調な場合「バースの再来」と報じることが恒例になっている(しかし、同時にそうして報じられた選手の大半は本シーズンで思うような成果を残せないというジンクスもあり、そもそも現代NPBで外国人選手がバースに匹敵する成績を挙げること自体が極めて困難なため、「バースの再来」という報道の仕方を批判する意見もある)。
  • 1985年の阪神優勝の際、狂喜乱舞した阪神ファンが道頓堀カーネル人形を胴上げしながら川に投げ込んた。理由はカーネルがバースに似ているからというものであった。よく見たら全く似ていないとか言ってはいけない。
  • お笑い芸人のそうすけ(元360°モンキーズ)が物まねをする時のセルフBGMが、彼の応援テーマになっている。マイク・イースラーも同様。
  • 2016年にはスペルもまったく同じ名字のアンソニー・バース投手が北海道日本ハムファイターズに入団し、「日ハムがバース獲得」等とそれはもうネタにされまくった模様。
    • 日本シリーズ第6戦において、ダメ押しとなるタイムリーヒットを打った(※)際、ファイターズOBの岩本勉氏がラジオ実況で叫んだのをはじめとして、ツイッターなどでは「バースの再来」、「バース緊急来日」と大騒ぎとなった。
    • なお、アンソニー・バースは、ランディ・バース氏にあやかり登録名をバースにしたと証言している。

※ このアンソニー・バース投手はメジャー時代にダルビッシュ有投手からタイムリーヒットを放った事もあり、いわゆる「打てる投手」だったことはファイターズファンにすらほとんど知られていなかった。


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