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全てのファイターが揃った!真の戦いはこれからだ!

概要

概要

大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズは、約20年の歴史を通して様々なゲームキャラクターとオールスターバトルを繰り広げてきた。

参戦ファイターは2作目『大乱闘スマッシュブラザーズDX』の時点で25人(ゼルダシークをまとめて1人とカウントした場合)と膨大な数になっていた。そのため、公式から「次回作があるならばキャラを減らす」旨が明言されていた。


そして、3作目『大乱闘スマッシュブラザーズX』が発表されたとき、初期の段階で「DXのファイターは誰かは必ず消える」と改めて明言され、シリーズで初めて参戦ファイターの削除が行われた。

これ以降、ファンの間でも、ファイターの何人かは不参戦となることが暗黙の了解となり、「誰が新規参戦するか」という話題と共に「誰がリストラされるか」が関心事となった。


ここでは、スマブラにおいてリストラ組だったキャラクター達について説明を行う。


スマブラDX』→『スマブラX』の事例

スマブラDX』→『スマブラX』の事例

キャラクター削除に関してはかなり早い段階で発表されていたが、隠しキャラの関係もあり、最終的にどのキャラクターが削除されたのかは、発売まで不明であった。続投確定のキャラクターについては順次公表され、隠しキャラクターについても発売後に順次公表された。結果、以下のキャラクターのリストラが確定することとなった。


ミュウツー

ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに初代から登場する強力な能力値を誇る伝説のポケモン。ぜんこくずかんNo.150。タイプはエスパーのみ(メガミュウツーXにメガシンカするとかくとうも追加される)。イベント戦「ホントの最終決戦」でギガクッパガノンドロフと共に登場する。

「ポケモンを登場させるには毎回最新世代を確保しておく」方式が採られており、『X』当時の最新作に登場していたルカリオを出す事によって削除されたと思われる。(はどうだんは彼の必殺ワザ「シャドーボール」を流用している)

『DX』リストラ組においてはロイ同様削除されたキャラの中ではかなり人気がある。

因みに、ミュウツーは初代スマブラの開発段階では、クッパデデデ同様参戦させる予定があったらしい。もしもその頃から出ていれば、プリンネス同様、勤労賞で『X』にも出られていたのかもしれない。

2013年に再び映画のメインポケモンになった上に「X・Y」の新要素であるメガシンカによって2つの形態を得たため、復活の可能性が高まっているのではと期待する声も多かったが、メガシンカを果たしたのは『X』から登場していたルカリオとリザードンだった(しかも看板ポジション)。

結果としてその期待は実らずルカリオとリザードンが続投され、『大乱闘スマッシュブラザーズfor』でも発売当初は不参戦となっていた。


しかし、2014年10月24日に公開された動画「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii Uがスゴい50の理由」において、ミュウツーがDLCキャラクターとして製作決定したことが伝えられた。まさかの復活参戦である。

両機種版購入者への無料DLCとして、2015年4月15日に配信。現時点ではこちらの応募は終了している。

そして2015年4月28日に有料(片方ver450円、両方verセットで550円)で配信された。


『DX』のデータからの流用が古すぎる為グラフィックはファイアレッド・リーフグリーン基準として、作り直されているが、ワザやモーション等はだいたいDXと同じ。ふわふわした挙動のトリッキーキャラで強さと弱さも明確に分かれている。

常に浮いているので(原作では122kgもあるにもかかわらず)体重が軽い』という弱点も『DX』と同じ。『for』においてはプリンに次いで軽い。身長自体は高いので扱いが難しい超上級者向けキャラと言える。

しかし『DX』の時に比べて横Bで飛び道具を反射した時に攻撃判定を奪い取りマリオマントフォックスファルコのリフレクターのような使い方が可能(『DX』の時は反射しても奪い返せなかった)。またバーストにも使える上投げや空前の攻撃力、空下のメテオ追加など『DX』よりだいぶ使いやすくなっている。

最後の切りふだ』は、予想された通りメガミュウツーYへのメガシンカ。『ブラック・ホワイト』で取得した専用ワザ『サイコブレイク』の強烈な一撃をお見舞いするワザとなっている。攻撃範囲が広くて使いやすい。

なお、『X』、『for』両方においてフィギュアは登場している。DLするとオールスターに敵として登場した上でシンプル・オールスターのフィギュアも登場する。配信当時はバグがあったが現在はパッチで解消されている。

なおミュウツーを初めとするDLCキャラにはカスタマイズ必殺ワザは存在せず、ピットのやり取り(通称:天界漫才)での解説ではパルテナに「データがありませんね」と忠告される。

ポケモン総選挙での順位は11位と上位に入っている。今なお人気のポケモンである。


声優は野原ひろしなどの役で有名な藤原啓治氏。『DX』『ミュウツーの逆襲』の時の市村正親氏でも、『神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』の高島礼子氏でもないキャスティングである(そもそも俳優を使う事がまずない)。

ミュウツーが収録される前年より市村氏が癌治療で休業していたため代役と思われるが、詳細は不明。

藤原ミュウツーは(加工があるとはいえ)『DX』の市村ミュウツーに近い演技となっている。

しかし、2020年4月12日、がんのため他界となった。藤原氏はスマブラSPで最後の出演となった。


ドクターマリオ

ゲーム『Dr.MARIO』の主人公で、マリオが医者として働く姿。

制作時間短縮の為にマリオの「モデル替えキャラ」(ピチューこどもリンクロイも同様)として登場しており、性能以外にマリオとの違いが少ない上(実質マリオの上位互換)、マリオと同一人物であったりピチュー同様枠の多さやガノンドロフやファルコのようにモーションの一新が難しい為に削除されたと思われる(一応、彼の名を冠したBGMは続投され、そのアレンジ版やシールも用意されている)。

『X』の時はワリオ同様「コスチュームチェンジ」という方法もあったのではないかという意見もあった。



しかし、『for』でまさかの復活

下必殺ワザが本家のマリオが前作で「ポンプ」に差し替えられたがこのドクターマリオは「ドクタートルネード」(通常のマリオでいう「マリオトルネード」)のまま。『DX』のフィギュア名鑑では運動不足とたたってほんの少し足が遅いと書かれていたものの反映されていなかったが、『for』からはちゃんと運動不足の設定通りになっており、本家マリオと比べて、移動速度・空中横速度が落ちており、隙も大きくなっていると差別化がはっきりする設定に。とはいえ『DX』と比べてはジャンプ力は少し上昇しており、カベジャンプが出来るようになり、少しだけ復帰能力は上がっている。

様々なワザも性能が変わっており、例えば上必殺ワザの「スーパージャンプパンチ」はルイージの「スーパージャンプパンチ」のような単発攻撃に変更されており、出始めの攻撃を当てれば、ダメージとふっとばし力が高いクリーンヒットとなる。上記の変更によって、本作のモデル替えファイターの中では一番差別化がはっきりしているファイターと言える。

最後の切りふだの「ドクターファイナル」は本家の「マリオファイナル」と比べて拡散力は劣るが威力と判定が大きく、抜け出しにくいという差別化がされている。


一度リストラされた後シリーズに復帰したのはこのドクターマリオが初である。また、DLCを除けば唯一の復活キャラでもある。


こどもリンク

ゲーム『ゼルダの伝説 時のオカリナ』『ムジュラの仮面』等に登場する少年時代のリンク

『X』以降は、彼と同じ「小柄で身軽な子供姿のリンク」という設定を引き継ぐトゥーンリンクが登場したため、取って代わられたと思われる。


初代『スマブラ』『DX』に登場していたリンクは『時のオカリナ』『ムジュラの仮面』の2作品がベースとなっていたが、『X』以降のリンクは『トワイライトプリンセス』に登場した青年リンクが大人リンクに置き換えられる形で登場しており、少年リンクも当時トゥーンリンクが出るDS作品(リメイク版も含む)が多かったため、こちらも入れ替えられたと思われる。世代交代なのかもしれないと思われていた。


全員リンクという名前のキャラクターではあるが、ゼルダシリーズは作品ごとにリンクの年齢・設定・外見が異なる別人という設定の為、初代『スマブラ』、『DX』に登場していた大人リンクもリストラ組に含めるという声もある。


なお、トゥーンリンクは『for』でも続投し、こどもリンクの通常必殺ワザ「炎の矢」がカスタマイズ必殺ワザとして引き継がれている。

後のMiiファイターのDLCコスチュームにて「ムジュラの仮面」が販売された。これは『ムジュラの仮面3D』が発売された事に関係していると思われる。


スマブラとは直接関係ないが、『ゼルダ無双』ではDLCとして配信。

ゼルダ無双ハイラルオールスターズ』では上記のトゥーンリンクと共演もできる。


ピチュー

ゲーム『ポケットモンスター金・銀』以降のポケモンシリーズに登場するピカチュウの進化前のポケモン。ぜんこくずかんNo.172。タイプはでんきのみ。

ワザのリーチや威力が弱い、電気ワザを使用するとダメージをうけるという強烈なデメリット能力をもつ初代のプリンのような公式最弱キャラ(実際にはさらに下がいたが)。『X』にはそのような能力を持つキャラクターがいないため、現在もその独自性ある特殊能力を持つ唯一のファイターである。また、スティックを下に押してしゃがむと眠り始める。

ピカチュウよりも復帰力が高く、身軽な立ち回りができるが、行動の大半がピカチュウと被っていた上(それでも身体のサイズが違う、ワザのリーチが違う、上スマッシュのモーションがピカチュウと違うなど、モデル替えキャラでもロイやドクターマリオ、『DX』のファルコのような完全なモデル替えキャラとは違い、『X』のフォックスとファルコ、キャプテン・ファルコンとガノンドロフの関係に近い)、公式最弱ゆえの扱いづらい性能とルカリオや後述のポケモントレーナーの参戦による枠の関係で削除されたと思われる。

削除されたキャラの中ではロイ、ミュウツーほどではないが人気があり、ミュウツー、ロイ同様、復活を求める声も多い。しかし、ミュウツーとロイはDLCで復活したもののピチューはリストラ継続となった。公式の人気投票で69位と100位以内には入っていたがスマブラのポケモン枠ではワースト3位となっている(ほとんどが映画で出ていた人気の伝説のポケモン幻のポケモンやアニメの共演で知名度を上げている事の多い人気ポケモンである)。


その代わり、『X』のピカチュウの青カラーが、ピチューの青カラーと同じ格好をしている。また、『X』発売当時ピチューをはじめとする過去のポケモン達はマイナーになりつつあったが、『X』発売後に映画『ポケットモンスターダイヤモンド&パール・プラチナ アルセウス超克の時空へ』にギザみみピチューが登場して以来はピカチュウカラーのピチューが映画の特別前売券の配布ポケモンになったり、ゲーム『ポケモンレンジャー光の軌跡』にてウクレレピチューがパートナーポケモンとして出る等、色々なメディアにも登場するようになっていた。しかし、3DS作品以降は目立たなくなり、ポケモンの新作につれて知名度が落ちてしまったせいか『for』での復活は最後まで実らなかった。

一応フィギュアは登場している。


ロイ

ゲーム『ファイアーエムブレム 封印の剣』(『DX』の後に発売)の主人公でマルスのモデル替えキャラ。『DX』では宣伝用として出したらしく、(元々は同時発売予定だったが延期になった)『X』では当時の最新作『蒼炎の軌跡』に登場していた同じパワータイプのアイクと入れ替わる形でお役御免の如く削除となった。(エクスプロージョンに似たような必殺ワザ「噴火」がある)

おまけに削除されたキャラの中では唯一シール(+ステージで流れるBGM)のみの登場となってしまった。また、Xで使えるプレイヤーキャラの中に、彼に似た性能の持ち主は誰もいない。

ただ、削除されたキャラの中ではボイスのインパクトが強すぎてかなり人気が高かった為、今後のシリーズでの復活を熱望する声も多かったが、結果として『for』でも当初は不参戦となった(他のリストラ組と異なりフィギュアも存在しない)。

なお、ルフレのカスタマイズ必殺ワザにエクスプロージョンという名の必殺ワザが存在する。ただし魔法剣士であるため性能、見た目ともに似ていない

さらに、『for』ではクッパJr.の色変えキャラに同じ名前のキャラがいるため(上記のイラストのように)ネタにされている

『DX』から皆勤賞のマルスはもちろんのこと、『X』において初登場したアイクが続投している上、新たに同じマルスのモデル替えキャラであるルキナや上記のルフレが参戦したことで歴代FE勢で唯一の不参戦となっただけに残念に思うファンも多かった。


だが2015年6月14日にyoutube等で配信された任天堂公式動画において、後発のリュカやストリートファイターリュウと共にDLCとしてロイの配信が桜井政博氏本人の口から発表された。ドクターマリオ、ミュウツーに続くDX以来の復活参戦である。そして翌日に配信された。

CVは『DX』の頃と同じ福山潤氏。当然新録となっているが、本人曰く10年前DXでのセリフを覚えているらしく、DXを意識したようなセリフを喋る。

デザインは『DX』の頃に比べてリファインされている。顔つきが大人っぽく、服装は原作『封印』と『覚醒』のDLC「異界のロイ」を組み合わせて若干アレンジした衣装となった。

『DX』では上記の通りマルスのモデル替えキャラだったが、本作では当時に比べダッシュ速度も速くなっているほか、原作のように逆手と順手を使い分ける独自の攻撃スタイル(基本的に逆手で振るモーションが多いが、大振りの技を使う際は順手に持ち替える)となり、純粋なモデル替えではなくなっている。

最後の切りふだはマルスやルキナと同じ「必殺の一撃」だが原作『封印の剣』において専用武器「封印の剣」で遠距離攻撃を仕掛ける時をモチーフにした火炎をまとう強烈な斬撃。マルスやルキナのように一撃で倒せるほどの威力はないが後ろから当てることが出来るため、巻き込ませる事が可能である。

ムービーでは同名キャラに対する意趣返しとスマブラに帰ってきた事を伝えるものとなった。

余談だがアプリゲーム『ファイアーエムブレムヒーローズ』でも登場し、スマブラと原作を組み合わした服装となっている。

価格はミュウツーやリュカと同じく片方ver450円、両方verセットで550円。


『スマブラX』→『スマブラfor』の事例

『スマブラX』→『スマブラfor』の事例

異なる機種を開発していた為か本作においても桜井政博が「(3DSWiiUはメモリ容量が異なる為)全てのキャラクターを参戦させるのは難しい」と予め発言しており、『X』と同様に、本作で参戦しないキャラクターの存在が示唆されていた。最終的にどのキャラクターが削除されたのかは、やはり発売まで不明であった。

本作が発売され多くのプレイヤーによるプレイ報告の結果、以下のキャラクターのリストラが明らかとなった(配慮したのかほとんどのキャラクターにそれぞれフィギュアとして用意されている)。

また、謎のMii軍団がザコ敵として登場するようになった為、謎のザコ敵軍団も実質リストラ組の一員と言えるのかもしれない。


アイスクライマー

今のスマブラでは珍しくなくなった通称:レトロゲーム枠の元祖といえるキャラクター。『DX』、『X』と共に初期キャラクターとして参戦を果たし、二人一組で戦う個性から本作でもリストラを予測していたプレイヤーはほぼいなかっただろう。……が、なんと『for』には参戦しないことが明らかに。

発売前のPVで同作に登場していたホワイトベアの存在がロゴマークの「茄子マーク」と共に明かされていただけに、まさかの不参戦となったことに衝撃を受けたプレイヤーは多かったのではないだろうか。

不参戦となった原因として、桜井氏は「アイスクライマーはWiiU版で動かせる所までは製作が進んでいたが、元からフルパワーで使っている3DS版では2人を同時に動かすのに相当のマシンパワーが必要でメモリ容量が足りず、他のキャラクターを削ってもやっとというほど全く動かなかった」と述べている。元々レトロゲームなためか動きもグラフィックも新しくほぼオリジナルで作るのは難しく、『DX』のデータも古く使い回すのも難しいとも言われている。レトロゲーム枠の運命なのか…。一応フィギュアや彼の名を冠したBGMは登場している。

(同じく二人一組で戦うキャラクターにロゼッタ&チコがいるが、チコはオプション扱いで、一度離れたら戻るだけの単純な動きしかしないため、処理面では問題ない。一方でナナ(色替えでポポ)はCPU操作のファイター扱いであり、ちょっとしたことで動きにバラつきが出てしまう)


その事実に納得していないユーザーの嘆きが後を絶たず、「WiiU版だけでもいいから出てくれ!!」「DLCで配信しろ」「ルフレやむらびとのようにポポ(ナナ)単独にすれば済む話じゃないか!!」などと論争が繰り返されていたが、「キャラクター数の違いは出さない」事や技術上の問題が明言されている以上、DLCでも実現は厳しく、望みは最後まで叶うことは無かった。


WiiU版のみに関しても新要素「8人対戦」が足枷になっているとも言われている(同キャラ対戦させると、一画面に16人ものキャラクターが60fpsで動くことになるため)。


これが関係していたかは不明だが、『スーパーマリオメーカー』とのコラボで「ポポ&ナナ」のキャラマリオが配信された。

元がレトロだったからだろうか。


リュカ

MOTHER3』の主人公。『X』ではMOTHERシリーズ最新作を代表して、初期キャラクターとして先輩にあたるネスよりも先に参戦決定を果たし、亜空の使者で前述のポケモントレーナーと共同した。

だが、本作ではポケモントレーナーと共に参戦しないことが明らかとなり、MOTHERシリーズからは再びネスが参戦するのみになった。

やはり、『MOTHER3』が海外で発売されていないことが逆風となったのではないかと言われている。元々『DX』でネスと入れ替わりで参戦する予定だったが、『MOTHER3』が延期(実際は開発困難による中止。初代『スマブラ』は一度はお蔵入りだったのがそれで企画復活だったとされている)で結局ネスが続投。『X』でも交代の予定だったが先述の通りMOTHER3が海外で未発売だったことで2人共参戦。そして『for』はネスが続投でリュカは参戦せず、と何かと製作陣に振り回された不憫なキャラクターである。


性能がネスと差別化されていたこともあり、『for』でリストラされたキャラの中でも参戦しないことを嘆くユーザーは多かった。

しかしながら、ネスの全てのカスタマイズ必殺ワザにリュカの必殺ワザに準じた性能のもの(PKフリーズ・連続ヒットせず吹き飛ばすふっとびPKファイヤー・曲がりやすく体当たりが連続ヒットする貫通PKサンダー・前方に展開され解除するタイミングに吹き飛ばしがあるフロントサイマグネット)がそれぞれ用意されている他、フィギュアも登場している。

そして2015年4月2日のニンテンドーダイレクトで、DLCとしてリュカの配信が発表された。


参戦動画においては「ネスの窮地に駆けつけて助け出すリュカ」という展開を見せる。これは『X』の『亜空の使者』でワリオに攻撃を受けていたリュカをネスが助けに来る展開を意識していると思われる。

また同ムービーでは原作でリュカに付き従った彼の『家族』であるボニーを意識したダックハントに見守られながら、兄のクラウスとの再会を意識した展開。

そしてボニーTシャツを着たカラーやしきかんどのを意識したカラーなど原作を知っているとニヤリと出来るネタが多い。

(『MOTHER2』と『MOTHER3』は世界観は繋がっているものの時代が大きく離れている事から、ネスの隣人の存在以外ではリュカ一家とネスの関係は不明。ネスとリュカの共闘はスマブラ独自のドリームタッグの要素が強いのである)

デザインと攻撃モーションは『X』と変わらないが表情が凛々しくなっており、下スマッシュ攻撃は単発攻撃に変更されている。最後の切りふだのPKスターストームはネス同様の仕様に変更されているが連続ヒットするように差別化されている。


2015年6月15日に配信開始。片方ver450円、両方verセットで550円。


ポケモントレーナー(ゼニガメフシギソウ)

発売前の段階で「本作には変身キャラクターは登場しない」ことが明らかとされており、その結果、ゼロスーツサムスやシークが単独キャラに変更される。

更に、リザードンが単独キャラとして先に参戦が決定。これらのことから、ポケモントレーナーの参戦は厳しく、またゼニガメ、フシギソウについても既にポケモンだけで4体(発売前に明かされた数、最終的には皆勤賞のプリン、先述のミュウツーを含めて6体となった)が参戦している上、前者と同じタイプで当時の最新世代である『ポケモンX・Y』のゲッコウガがいる事と後者の中の人が亡くなっている事や人気のリザードンがいるため、知名度的にも難しいのではないかという声がネット上では多数上がっていた。


そして、結果としてリザードン以外のゼニガメやフシギソウ、トレーナー単体は不参戦となってしまった。原因はアイスクライマー同様、3DSのマシンパワーが不足している為ではないかと言われている(上述の変身システム廃止も同様)。そもそも基準が『ポケットモンスターX・Y』の仕様になっており、唯一原作でリザードンがメガシンカ出来るため、進化前のゼニガメと進化一段階目のフシギソウといったメガシンカ出来ない二匹の最後の切りふだの構成も難しく、最後の切りふだの三位一体を使い回すのも難しかったのかもしれない。その予想通りリザードンは最後の切りふだ「メガシンカ」(メガリザードンXにメガシンカ)を修得し、変身技はハイリスクハイリターンの『フレアドライブ』に差し替えられている。

しかし、最新作の『SP』では…


ポケモントレーナー、ゼニガメ、フシギソウのいずれもフィギュアとしては登場している。特にポケモントレーナーの説明文はある意味必見。


ウルフ

スターフォックス』シリーズにおいて主人公フォックスのライバルであるキャラクター。ニンドリの参戦希望アンケートで1位に輝いた。

『X』のアドベンチャーモード「亜空の使者」ではクリア後の隠し要素としての登場でストーリーには絡まず、開放条件に関しても対戦回数の蓄積などの関係から、事実上最後に登場するファイターとして電撃的な参戦を果たしたが、本作では残念ながら不参戦となった。

人気キャラである事、スマブラでは貴重な悪役キャラかつスタフォ枠の3体目である事、性能自体もフォックス、ファルコとはほぼ差別化(最後の切りふだ以外は独自性能・固有モーション)されていたキャラである事などから、参戦出来なかった理由を推測しにくいキャラであった。

ただ、横必殺ワザの「ウルフフラッシュ」がフォックスのカスタマイズ必殺ワザとして受け継がれており、色替えにウルフ風のカラーが用意されているほか、「アサルト」仕様の姿でフィギュアも登場している。


スネーク

『X』ではセガソニックと共にまさかの他社からの初のゲストキャラクターとして、発表時には世界中から驚きをもって迎え入れられたキャラクター。

ソニック、スネーク共に他社作品からのゲストキャラ枠であったため、1作限りのスポット参戦だろうと思われていたが、ソニックの続投決定によりこちらにも続投への期待が集まった。

国内で人気も高く、多くのプレイヤーから続投が望まれていたキャラクターではあったが、メタルギアシリーズ生みの親である小島秀夫が「スマブラ最新作には参戦しないんじゃないですかね」と発言していたことから参戦は厳しいとされ、結果としてはやはり不参戦となった。

なお、本作の権利元所属表記には「コナミ」の文字が無く、当然ながらフィギュアも用意されていない(さらに『X』リストラ組において『for』でフィギュアが用意されていないのもスネークが唯一となっている)。

なお、中の人は『X』当時についでに収録していたアシストフィギュアサムライ・ゴローは続投した為、一応スタッフロールに名前が残っている。

通信自体は存在しており、対戦キャラクターの解説はピットに引き継がれた。


大佐らとのやり取りに加えて、手榴弾を始めとした豊富な重火器と地上戦の判定の強さで強キャラの一人でもあったことからDLCでの復活要望は高かったのだが、結局最後までスネークの復活は叶わなかった。


詳しい事情は様々だが色々な推測がある。ひとつは、今回の他社組はクロスオーバーに寛容・盛んかつ実績がある企業で占めていること。一方でメタルギアシリーズはと言うと、ソニーハードの作品がほとんどであり、任天堂ハードはファミコン版『メタルギア』、ゲームボーイカラーの『ゴーストバベル』、ゲームキューブの『ザ・ツインスネークス』、3DSの『スネークイーター3D』の4作品だけ。任天堂とのクロスオーバーも『スネークイーター3D』を除いては皆無であった。


また、『for』の開発がコナミとはライバルかつ不仲とされるバンダイナムコゲームスであったことや、コナミの内情等で交渉が困難だった可能性が要因ではないかと見るフシもある。また大佐の中の人が亡くなってしまっている上に、当時のスネーク自身も老けていたことから、実現は厳しかっただろうという説もある。


『X』のシャドーモセス島のスマッシュアピールでは、ソニックの解説でスネークが「あのハリネズミの事が好きになれない」と煙たがっており、セガとコナミも不仲だったとする説もある(※1)。


このほか「WiiではなくPS3でリリースされるMGS4の宣伝と取られかねない参戦とそのMGS4からのアレンジ曲の存在が任天堂内で問題視された(※2)」「スネークイーター3D発売後の小島秀夫氏の不義理と取られかねないWebラジオでの発言(※3)が任天堂側を怒らせた」といった推測もされている。2015年に小島秀夫氏がコナミを退社し、メタルギアから離れることとなったためスマブラへの復帰は難しいという説も挙げられていた。


(※1)…コナミは90年代にVJなどの音楽ゲームを自社で独占しようとしたのだが、他社(バンナムとセガ)が特許違反などで事件を起こしているため。一方、煙たがっている理由として、ソニックの宿敵Dr.エッグマンのCVをアニメ作品等で大塚明夫氏の父・大塚周夫氏が担当していた事による声優ネタ説や、自然界でのヘビ(スネーク)とハリネズミ(ソニック)の関係を暗示したものであるとする説もある。


(※2)…実は『X』で使われたアレンジ曲2曲はMGS4でこっそり収録されている。「MGS4愛のテーマ」はタイトルそのままだが、「THEME OF TARA スマブラXバージョン」はおそらく商標の関係で「THEME OF TARA ゲームバージョン」にタイトル変更されている。


(※3)…PS3・PSVitaXbox360で発売された『HDエディション』と比較して、3DSの画質をこき下ろすというもの。現在はそのWebラジオ自体がサイトごと消滅しており確認が不可能であるが、当該箇所はピー音が入っていたため、かなり過激な発言があったものと推測される。


『スマブラfor』→『スマブラSP』の事例

『スマブラfor』→『スマブラSP』の事例

2018年6月13日、「ニンテンドーダイレクト E3 2018」の紹介動画において『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』(以下『SP』)に関する詳しい情報が初公開となり、タイトルもここで初めてお披露目となった。

『SP』の情報公開にあたって、まず参戦するキャラクターをまとめてムービーで紹介することが桜井政博の口より告げられ、そこで果たして誰が新規参戦し、過去作から誰が参戦するか、はたまた誰がリストラされるかが注目の的となったが――

そこで明らかとなったのは衝撃の事実。それは、


全 員 参 戦


であった。


DLCも含めた『for』からのリストラ組が一人もいないばかりか、『X』・『for』を経てもなお復活できずにいたリストラ組までもが堂々と復活した上での全 員 参 戦

そう、この項目にいた不遇のファイター達が帰ってきたのである。特に、『for』でリストラされていたスネークに関しては、上述の噂もありファンの間でさえ復活が絶望視されていたため、この発表がファンに衝撃を与えたことは言うまでもない。

強いて言えば、『for』において単独参戦を果たしていたリザードンが、ポケモントレーナーの復活によって再び三位一体のポケモンに戻ったため、単独キャラとしてのリザードンは事実上のリストラと言える(もっとも、リザードン単独参戦のそもそもの理由がポケモントレーナーを出せなかったことに起因しているため、むしろ本来のスタイルに戻ったともいえる)。


過去作のキャラクターを全員出した代償として、新たに参戦するキャラクターが少なくなるのではないかという懸念(上述の発表において、桜井氏は新キャラクターに関して「あまり期待しないでほしい」と語っていた)も生じていた。事実、『SP』の新ファイターは11体(追加コンテンツ除く)と、これまでの作品よりも控えめな数となっている。

しかしながらこの全員参戦により、ファイターの総数は74体(ポケモントレーナーのポケモン3匹をまとめて1体として扱った場合)、そこからダッシュファイターを除いたとしても67体と、従来のシリーズを遥かに凌ぐ参戦人数に増加。

かつてリストラ組と呼ばれた者達が一斉に返り咲きを果たし、『SP』はシリーズ史上最大規模の作品となった。


全員復活おめでとう!


なお、ウルフの勝ちあがり乱闘「参戦ふたたび」は、他の『SP』で復活したファイター+ガレオムを相手にするものになっている。


よく分かるまとめ

よく分かるまとめ

記号の意味

  • ○:基本ファイター
  • △:モデルチェンジファイター
  • ◎:DLCとして追加されたファイター
  • ×:参戦しない

Noキャラ名DXXforSP
15アイスクライマー×
18ドクターマリオ×
19ピチュー××
22こどもリンク××
24ミュウツー×
25ロイ×
31スネーク×
-ポケモントレーナー×
37リュカ
44ウルフ×

ファイター以外の事例

ファイター以外の事例

一般的にはファイターキャラクターの話題をあつかうことが多いが、アイテムのモンスターボールやアシストフィギュアで登場し、のちの作品で登場しなくなったキャラクターもリストラ組として扱う風潮もなくはなかったりする。


また、キャラではないため詳細は割愛するが、全員参戦の『SP』でも、「全ステージ復活」は叶わず、幾つかのステージがリストラとなっている。が、リストラになったステージのほとんどは「コンセプト被り」「ギミックの都合で通常版が戦いにくい」が当てはまるのだが(例外はリドリーのファイター参戦に伴いリストラになったと思われる「パイロスフィア」くらいのもの)。


記号の意味

  • ○:アシストキャラとして登場
  • ☆:ファイターとして参戦
  • ×:ファイター・アシスト共に登場しない

キャラ名64DXXforSP
リザードン
カメックス×××
スピアー××××
ピッピ×××
ニャース×
イワーク××××
サワムラー××××
ドガース××××
ラッキー×××
スターミー××××
フシギバナ××××
マタドガス××××
フリーザー××××
サンダー××××
チコリータ×××
ヒノアラシ××××
マリル××××
アンノーン××××
ハッサム×××
ポリゴン2××××
ライコウ××××
ホウオウ×××
セレビィ×××
メタモン××(※1)××
アチャモ××××
ゴクリン××××
グラードン××××
ジラーチ××××
ポッチャマ××××
ウソハチ××××
ゴンベ××××
マナフィ××××
バーバラ××××
サイボーグ忍者×××
リセットさん××××
リトル・マック××
エキサイトバイク××××
カスタムロボ(レイMkIII)××××
ロビン×××
ヘリリン××××
くるり&ラセンダー8××××
ジュゲム&トゲゾー×××
チンクル××(※2)×(※2)
カット&アナ×××
センシャ&ホヘイ×××
サキ・アマミヤ×××
ダークサムス×××
マグナ××××
しずえ×××
エレキマン××××
謎のザコ敵軍団(ファイターコピー型)××××
謎のザコ敵軍団♂××××
謎のザコ敵軍団♀××××
ザコレッド××××
ザコブルー××××
ザコグリーン××××
ザコイエロー××××

※1:開発中に没になった。通常のプレイでは使用できないデバッグモードでは登場こそするがワザは使用しない。

※2:『DX』と『SP』ではステージ「グレートベイ」に背景として登場する。

※3:『Nintendogs』は厳密にはリストラとは言い難いが、『X』ではラブラドールレトリバー、『for』ではフレンチブルドッグ、『SP』ではトイプードルと犬種が変更されている。


関連イラスト

関連イラスト


関連タグ

関連タグ

スマブラ リストラ

裏切り者 裏切り者(スマブラ):復活したキャラに対して言うリストラキャラからのかつての言葉

DLC組

概要

概要

大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズは、約20年の歴史を通して様々なゲームキャラクターとオールスターバトルを繰り広げてきた。

参戦ファイターは2作目『大乱闘スマッシュブラザーズDX』の時点で25人(ゼルダシークをまとめて1人とカウントした場合)と膨大な数になっていた。そのため、公式から「次回作があるならばキャラを減らす」旨が明言されていた。


そして、3作目『大乱闘スマッシュブラザーズX』が発表されたとき、初期の段階で「DXのファイターは誰かは必ず消える」と改めて明言され、シリーズで初めて参戦ファイターの削除が行われた。

これ以降、ファンの間でも、ファイターの何人かは不参戦となることが暗黙の了解となり、「誰が新規参戦するか」という話題と共に「誰がリストラされるか」が関心事となった。


ここでは、スマブラにおいてリストラ組だったキャラクター達について説明を行う。


スマブラDX』→『スマブラX』の事例

スマブラDX』→『スマブラX』の事例

キャラクター削除に関してはかなり早い段階で発表されていたが、隠しキャラの関係もあり、最終的にどのキャラクターが削除されたのかは、発売まで不明であった。続投確定のキャラクターについては順次公表され、隠しキャラクターについても発売後に順次公表された。結果、以下のキャラクターのリストラが確定することとなった。


ミュウツー

ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに初代から登場する強力な能力値を誇る伝説のポケモン。ぜんこくずかんNo.150。タイプはエスパーのみ(メガミュウツーXにメガシンカするとかくとうも追加される)。イベント戦「ホントの最終決戦」でギガクッパガノンドロフと共に登場する。

「ポケモンを登場させるには毎回最新世代を確保しておく」方式が採られており、『X』当時の最新作に登場していたルカリオを出す事によって削除されたと思われる。(はどうだんは彼の必殺ワザ「シャドーボール」を流用している)

『DX』リストラ組においてはロイ同様削除されたキャラの中ではかなり人気がある。

因みに、ミュウツーは初代スマブラの開発段階では、クッパデデデ同様参戦させる予定があったらしい。もしもその頃から出ていれば、プリンネス同様、勤労賞で『X』にも出られていたのかもしれない。

2013年に再び映画のメインポケモンになった上に「X・Y」の新要素であるメガシンカによって2つの形態を得たため、復活の可能性が高まっているのではと期待する声も多かったが、メガシンカを果たしたのは『X』から登場していたルカリオとリザードンだった(しかも看板ポジション)。

結果としてその期待は実らずルカリオとリザードンが続投され、『大乱闘スマッシュブラザーズfor』でも発売当初は不参戦となっていた。


しかし、2014年10月24日に公開された動画「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii Uがスゴい50の理由」において、ミュウツーがDLCキャラクターとして製作決定したことが伝えられた。まさかの復活参戦である。

両機種版購入者への無料DLCとして、2015年4月15日に配信。現時点ではこちらの応募は終了している。

そして2015年4月28日に有料(片方ver450円、両方verセットで550円)で配信された。


『DX』のデータからの流用が古すぎる為グラフィックはファイアレッド・リーフグリーン基準として、作り直されているが、ワザやモーション等はだいたいDXと同じ。ふわふわした挙動のトリッキーキャラで強さと弱さも明確に分かれている。

常に浮いているので(原作では122kgもあるにもかかわらず)体重が軽い』という弱点も『DX』と同じ。『for』においてはプリンに次いで軽い。身長自体は高いので扱いが難しい超上級者向けキャラと言える。

しかし『DX』の時に比べて横Bで飛び道具を反射した時に攻撃判定を奪い取りマリオマントフォックスファルコのリフレクターのような使い方が可能(『DX』の時は反射しても奪い返せなかった)。またバーストにも使える上投げや空前の攻撃力、空下のメテオ追加など『DX』よりだいぶ使いやすくなっている。

最後の切りふだ』は、予想された通りメガミュウツーYへのメガシンカ。『ブラック・ホワイト』で取得した専用ワザ『サイコブレイク』の強烈な一撃をお見舞いするワザとなっている。攻撃範囲が広くて使いやすい。

なお、『X』、『for』両方においてフィギュアは登場している。DLするとオールスターに敵として登場した上でシンプル・オールスターのフィギュアも登場する。配信当時はバグがあったが現在はパッチで解消されている。

なおミュウツーを初めとするDLCキャラにはカスタマイズ必殺ワザは存在せず、ピットのやり取り(通称:天界漫才)での解説ではパルテナに「データがありませんね」と忠告される。

ポケモン総選挙での順位は11位と上位に入っている。今なお人気のポケモンである。


声優は野原ひろしなどの役で有名な藤原啓治氏。『DX』『ミュウツーの逆襲』の時の市村正親氏でも、『神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』の高島礼子氏でもないキャスティングである(そもそも俳優を使う事がまずない)。

ミュウツーが収録される前年より市村氏が癌治療で休業していたため代役と思われるが、詳細は不明。

藤原ミュウツーは(加工があるとはいえ)『DX』の市村ミュウツーに近い演技となっている。

しかし、2020年4月12日、がんのため他界となった。藤原氏はスマブラSPで最後の出演となった。


ドクターマリオ

ゲーム『Dr.MARIO』の主人公で、マリオが医者として働く姿。

制作時間短縮の為にマリオの「モデル替えキャラ」(ピチューこどもリンクロイも同様)として登場しており、性能以外にマリオとの違いが少ない上(実質マリオの上位互換)、マリオと同一人物であったりピチュー同様枠の多さやガノンドロフやファルコのようにモーションの一新が難しい為に削除されたと思われる(一応、彼の名を冠したBGMは続投され、そのアレンジ版やシールも用意されている)。

『X』の時はワリオ同様「コスチュームチェンジ」という方法もあったのではないかという意見もあった。



しかし、『for』でまさかの復活

下必殺ワザが本家のマリオが前作で「ポンプ」に差し替えられたがこのドクターマリオは「ドクタートルネード」(通常のマリオでいう「マリオトルネード」)のまま。『DX』のフィギュア名鑑では運動不足とたたってほんの少し足が遅いと書かれていたものの反映されていなかったが、『for』からはちゃんと運動不足の設定通りになっており、本家マリオと比べて、移動速度・空中横速度が落ちており、隙も大きくなっていると差別化がはっきりする設定に。とはいえ『DX』と比べてはジャンプ力は少し上昇しており、カベジャンプが出来るようになり、少しだけ復帰能力は上がっている。

様々なワザも性能が変わっており、例えば上必殺ワザの「スーパージャンプパンチ」はルイージの「スーパージャンプパンチ」のような単発攻撃に変更されており、出始めの攻撃を当てれば、ダメージとふっとばし力が高いクリーンヒットとなる。上記の変更によって、本作のモデル替えファイターの中では一番差別化がはっきりしているファイターと言える。

最後の切りふだの「ドクターファイナル」は本家の「マリオファイナル」と比べて拡散力は劣るが威力と判定が大きく、抜け出しにくいという差別化がされている。


一度リストラされた後シリーズに復帰したのはこのドクターマリオが初である。また、DLCを除けば唯一の復活キャラでもある。


こどもリンク

ゲーム『ゼルダの伝説 時のオカリナ』『ムジュラの仮面』等に登場する少年時代のリンク

『X』以降は、彼と同じ「小柄で身軽な子供姿のリンク」という設定を引き継ぐトゥーンリンクが登場したため、取って代わられたと思われる。


初代『スマブラ』『DX』に登場していたリンクは『時のオカリナ』『ムジュラの仮面』の2作品がベースとなっていたが、『X』以降のリンクは『トワイライトプリンセス』に登場した青年リンクが大人リンクに置き換えられる形で登場しており、少年リンクも当時トゥーンリンクが出るDS作品(リメイク版も含む)が多かったため、こちらも入れ替えられたと思われる。世代交代なのかもしれないと思われていた。


全員リンクという名前のキャラクターではあるが、ゼルダシリーズは作品ごとにリンクの年齢・設定・外見が異なる別人という設定の為、初代『スマブラ』、『DX』に登場していた大人リンクもリストラ組に含めるという声もある。


なお、トゥーンリンクは『for』でも続投し、こどもリンクの通常必殺ワザ「炎の矢」がカスタマイズ必殺ワザとして引き継がれている。

後のMiiファイターのDLCコスチュームにて「ムジュラの仮面」が販売された。これは『ムジュラの仮面3D』が発売された事に関係していると思われる。


スマブラとは直接関係ないが、『ゼルダ無双』ではDLCとして配信。

ゼルダ無双ハイラルオールスターズ』では上記のトゥーンリンクと共演もできる。


ピチュー

ゲーム『ポケットモンスター金・銀』以降のポケモンシリーズに登場するピカチュウの進化前のポケモン。ぜんこくずかんNo.172。タイプはでんきのみ。

ワザのリーチや威力が弱い、電気ワザを使用するとダメージをうけるという強烈なデメリット能力をもつ初代のプリンのような公式最弱キャラ(実際にはさらに下がいたが)。『X』にはそのような能力を持つキャラクターがいないため、現在もその独自性ある特殊能力を持つ唯一のファイターである。また、スティックを下に押してしゃがむと眠り始める。

ピカチュウよりも復帰力が高く、身軽な立ち回りができるが、行動の大半がピカチュウと被っていた上(それでも身体のサイズが違う、ワザのリーチが違う、上スマッシュのモーションがピカチュウと違うなど、モデル替えキャラでもロイやドクターマリオ、『DX』のファルコのような完全なモデル替えキャラとは違い、『X』のフォックスとファルコ、キャプテン・ファルコンとガノンドロフの関係に近い)、公式最弱ゆえの扱いづらい性能とルカリオや後述のポケモントレーナーの参戦による枠の関係で削除されたと思われる。

削除されたキャラの中ではロイ、ミュウツーほどではないが人気があり、ミュウツー、ロイ同様、復活を求める声も多い。しかし、ミュウツーとロイはDLCで復活したもののピチューはリストラ継続となった。公式の人気投票で69位と100位以内には入っていたがスマブラのポケモン枠ではワースト3位となっている(ほとんどが映画で出ていた人気の伝説のポケモン幻のポケモンやアニメの共演で知名度を上げている事の多い人気ポケモンである)。


その代わり、『X』のピカチュウの青カラーが、ピチューの青カラーと同じ格好をしている。また、『X』発売当時ピチューをはじめとする過去のポケモン達はマイナーになりつつあったが、『X』発売後に映画『ポケットモンスターダイヤモンド&パール・プラチナ アルセウス超克の時空へ』にギザみみピチューが登場して以来はピカチュウカラーのピチューが映画の特別前売券の配布ポケモンになったり、ゲーム『ポケモンレンジャー光の軌跡』にてウクレレピチューがパートナーポケモンとして出る等、色々なメディアにも登場するようになっていた。しかし、3DS作品以降は目立たなくなり、ポケモンの新作につれて知名度が落ちてしまったせいか『for』での復活は最後まで実らなかった。

一応フィギュアは登場している。


ロイ

ゲーム『ファイアーエムブレム 封印の剣』(『DX』の後に発売)の主人公でマルスのモデル替えキャラ。『DX』では宣伝用として出したらしく、(元々は同時発売予定だったが延期になった)『X』では当時の最新作『蒼炎の軌跡』に登場していた同じパワータイプのアイクと入れ替わる形でお役御免の如く削除となった。(エクスプロージョンに似たような必殺ワザ「噴火」がある)

おまけに削除されたキャラの中では唯一シール(+ステージで流れるBGM)のみの登場となってしまった。また、Xで使えるプレイヤーキャラの中に、彼に似た性能の持ち主は誰もいない。

ただ、削除されたキャラの中ではボイスのインパクトが強すぎてかなり人気が高かった為、今後のシリーズでの復活を熱望する声も多かったが、結果として『for』でも当初は不参戦となった(他のリストラ組と異なりフィギュアも存在しない)。

なお、ルフレのカスタマイズ必殺ワザにエクスプロージョンという名の必殺ワザが存在する。ただし魔法剣士であるため性能、見た目ともに似ていない

さらに、『for』ではクッパJr.の色変えキャラに同じ名前のキャラがいるため(上記のイラストのように)ネタにされている

『DX』から皆勤賞のマルスはもちろんのこと、『X』において初登場したアイクが続投している上、新たに同じマルスのモデル替えキャラであるルキナや上記のルフレが参戦したことで歴代FE勢で唯一の不参戦となっただけに残念に思うファンも多かった。


だが2015年6月14日にyoutube等で配信された任天堂公式動画において、後発のリュカやストリートファイターリュウと共にDLCとしてロイの配信が桜井政博氏本人の口から発表された。ドクターマリオ、ミュウツーに続くDX以来の復活参戦である。そして翌日に配信された。

CVは『DX』の頃と同じ福山潤氏。当然新録となっているが、本人曰く10年前DXでのセリフを覚えているらしく、DXを意識したようなセリフを喋る。

デザインは『DX』の頃に比べてリファインされている。顔つきが大人っぽく、服装は原作『封印』と『覚醒』のDLC「異界のロイ」を組み合わせて若干アレンジした衣装となった。

『DX』では上記の通りマルスのモデル替えキャラだったが、本作では当時に比べダッシュ速度も速くなっているほか、原作のように逆手と順手を使い分ける独自の攻撃スタイル(基本的に逆手で振るモーションが多いが、大振りの技を使う際は順手に持ち替える)となり、純粋なモデル替えではなくなっている。

最後の切りふだはマルスやルキナと同じ「必殺の一撃」だが原作『封印の剣』において専用武器「封印の剣」で遠距離攻撃を仕掛ける時をモチーフにした火炎をまとう強烈な斬撃。マルスやルキナのように一撃で倒せるほどの威力はないが後ろから当てることが出来るため、巻き込ませる事が可能である。

ムービーでは同名キャラに対する意趣返しとスマブラに帰ってきた事を伝えるものとなった。

余談だがアプリゲーム『ファイアーエムブレムヒーローズ』でも登場し、スマブラと原作を組み合わした服装となっている。

価格はミュウツーやリュカと同じく片方ver450円、両方verセットで550円。


『スマブラX』→『スマブラfor』の事例

『スマブラX』→『スマブラfor』の事例

異なる機種を開発していた為か本作においても桜井政博が「(3DSWiiUはメモリ容量が異なる為)全てのキャラクターを参戦させるのは難しい」と予め発言しており、『X』と同様に、本作で参戦しないキャラクターの存在が示唆されていた。最終的にどのキャラクターが削除されたのかは、やはり発売まで不明であった。

本作が発売され多くのプレイヤーによるプレイ報告の結果、以下のキャラクターのリストラが明らかとなった(配慮したのかほとんどのキャラクターにそれぞれフィギュアとして用意されている)。

また、謎のMii軍団がザコ敵として登場するようになった為、謎のザコ敵軍団も実質リストラ組の一員と言えるのかもしれない。


アイスクライマー

今のスマブラでは珍しくなくなった通称:レトロゲーム枠の元祖といえるキャラクター。『DX』、『X』と共に初期キャラクターとして参戦を果たし、二人一組で戦う個性から本作でもリストラを予測していたプレイヤーはほぼいなかっただろう。……が、なんと『for』には参戦しないことが明らかに。

発売前のPVで同作に登場していたホワイトベアの存在がロゴマークの「茄子マーク」と共に明かされていただけに、まさかの不参戦となったことに衝撃を受けたプレイヤーは多かったのではないだろうか。

不参戦となった原因として、桜井氏は「アイスクライマーはWiiU版で動かせる所までは製作が進んでいたが、元からフルパワーで使っている3DS版では2人を同時に動かすのに相当のマシンパワーが必要でメモリ容量が足りず、他のキャラクターを削ってもやっとというほど全く動かなかった」と述べている。元々レトロゲームなためか動きもグラフィックも新しくほぼオリジナルで作るのは難しく、『DX』のデータも古く使い回すのも難しいとも言われている。レトロゲーム枠の運命なのか…。一応フィギュアや彼の名を冠したBGMは登場している。

(同じく二人一組で戦うキャラクターにロゼッタ&チコがいるが、チコはオプション扱いで、一度離れたら戻るだけの単純な動きしかしないため、処理面では問題ない。一方でナナ(色替えでポポ)はCPU操作のファイター扱いであり、ちょっとしたことで動きにバラつきが出てしまう)


その事実に納得していないユーザーの嘆きが後を絶たず、「WiiU版だけでもいいから出てくれ!!」「DLCで配信しろ」「ルフレやむらびとのようにポポ(ナナ)単独にすれば済む話じゃないか!!」などと論争が繰り返されていたが、「キャラクター数の違いは出さない」事や技術上の問題が明言されている以上、DLCでも実現は厳しく、望みは最後まで叶うことは無かった。


WiiU版のみに関しても新要素「8人対戦」が足枷になっているとも言われている(同キャラ対戦させると、一画面に16人ものキャラクターが60fpsで動くことになるため)。


これが関係していたかは不明だが、『スーパーマリオメーカー』とのコラボで「ポポ&ナナ」のキャラマリオが配信された。

元がレトロだったからだろうか。


リュカ

MOTHER3』の主人公。『X』ではMOTHERシリーズ最新作を代表して、初期キャラクターとして先輩にあたるネスよりも先に参戦決定を果たし、亜空の使者で前述のポケモントレーナーと共同した。

だが、本作ではポケモントレーナーと共に参戦しないことが明らかとなり、MOTHERシリーズからは再びネスが参戦するのみになった。

やはり、『MOTHER3』が海外で発売されていないことが逆風となったのではないかと言われている。元々『DX』でネスと入れ替わりで参戦する予定だったが、『MOTHER3』が延期(実際は開発困難による中止。初代『スマブラ』は一度はお蔵入りだったのがそれで企画復活だったとされている)で結局ネスが続投。『X』でも交代の予定だったが先述の通りMOTHER3が海外で未発売だったことで2人共参戦。そして『for』はネスが続投でリュカは参戦せず、と何かと製作陣に振り回された不憫なキャラクターである。


性能がネスと差別化されていたこともあり、『for』でリストラされたキャラの中でも参戦しないことを嘆くユーザーは多かった。

しかしながら、ネスの全てのカスタマイズ必殺ワザにリュカの必殺ワザに準じた性能のもの(PKフリーズ・連続ヒットせず吹き飛ばすふっとびPKファイヤー・曲がりやすく体当たりが連続ヒットする貫通PKサンダー・前方に展開され解除するタイミングに吹き飛ばしがあるフロントサイマグネット)がそれぞれ用意されている他、フィギュアも登場している。

そして2015年4月2日のニンテンドーダイレクトで、DLCとしてリュカの配信が発表された。


参戦動画においては「ネスの窮地に駆けつけて助け出すリュカ」という展開を見せる。これは『X』の『亜空の使者』でワリオに攻撃を受けていたリュカをネスが助けに来る展開を意識していると思われる。

また同ムービーでは原作でリュカに付き従った彼の『家族』であるボニーを意識したダックハントに見守られながら、兄のクラウスとの再会を意識した展開。

そしてボニーTシャツを着たカラーやしきかんどのを意識したカラーなど原作を知っているとニヤリと出来るネタが多い。

(『MOTHER2』と『MOTHER3』は世界観は繋がっているものの時代が大きく離れている事から、ネスの隣人の存在以外ではリュカ一家とネスの関係は不明。ネスとリュカの共闘はスマブラ独自のドリームタッグの要素が強いのである)

デザインと攻撃モーションは『X』と変わらないが表情が凛々しくなっており、下スマッシュ攻撃は単発攻撃に変更されている。最後の切りふだのPKスターストームはネス同様の仕様に変更されているが連続ヒットするように差別化されている。


2015年6月15日に配信開始。片方ver450円、両方verセットで550円。


ポケモントレーナー(ゼニガメフシギソウ)

発売前の段階で「本作には変身キャラクターは登場しない」ことが明らかとされており、その結果、ゼロスーツサムスやシークが単独キャラに変更される。

更に、リザードンが単独キャラとして先に参戦が決定。これらのことから、ポケモントレーナーの参戦は厳しく、またゼニガメ、フシギソウについても既にポケモンだけで4体(発売前に明かされた数、最終的には皆勤賞のプリン、先述のミュウツーを含めて6体となった)が参戦している上、前者と同じタイプで当時の最新世代である『ポケモンX・Y』のゲッコウガがいる事と後者の中の人が亡くなっている事や人気のリザードンがいるため、知名度的にも難しいのではないかという声がネット上では多数上がっていた。


そして、結果としてリザードン以外のゼニガメやフシギソウ、トレーナー単体は不参戦となってしまった。原因はアイスクライマー同様、3DSのマシンパワーが不足している為ではないかと言われている(上述の変身システム廃止も同様)。そもそも基準が『ポケットモンスターX・Y』の仕様になっており、唯一原作でリザードンがメガシンカ出来るため、進化前のゼニガメと進化一段階目のフシギソウといったメガシンカ出来ない二匹の最後の切りふだの構成も難しく、最後の切りふだの三位一体を使い回すのも難しかったのかもしれない。その予想通りリザードンは最後の切りふだ「メガシンカ」(メガリザードンXにメガシンカ)を修得し、変身技はハイリスクハイリターンの『フレアドライブ』に差し替えられている。

しかし、最新作の『SP』では…


ポケモントレーナー、ゼニガメ、フシギソウのいずれもフィギュアとしては登場している。特にポケモントレーナーの説明文はある意味必見。


ウルフ

スターフォックス』シリーズにおいて主人公フォックスのライバルであるキャラクター。ニンドリの参戦希望アンケートで1位に輝いた。

『X』のアドベンチャーモード「亜空の使者」ではクリア後の隠し要素としての登場でストーリーには絡まず、開放条件に関しても対戦回数の蓄積などの関係から、事実上最後に登場するファイターとして電撃的な参戦を果たしたが、本作では残念ながら不参戦となった。

人気キャラである事、スマブラでは貴重な悪役キャラかつスタフォ枠の3体目である事、性能自体もフォックス、ファルコとはほぼ差別化(最後の切りふだ以外は独自性能・固有モーション)されていたキャラである事などから、参戦出来なかった理由を推測しにくいキャラであった。

ただ、横必殺ワザの「ウルフフラッシュ」がフォックスのカスタマイズ必殺ワザとして受け継がれており、色替えにウルフ風のカラーが用意されているほか、「アサルト」仕様の姿でフィギュアも登場している。


スネーク

『X』ではセガソニックと共にまさかの他社からの初のゲストキャラクターとして、発表時には世界中から驚きをもって迎え入れられたキャラクター。

ソニック、スネーク共に他社作品からのゲストキャラ枠であったため、1作限りのスポット参戦だろうと思われていたが、ソニックの続投決定によりこちらにも続投への期待が集まった。

国内で人気も高く、多くのプレイヤーから続投が望まれていたキャラクターではあったが、メタルギアシリーズ生みの親である小島秀夫が「スマブラ最新作には参戦しないんじゃないですかね」と発言していたことから参戦は厳しいとされ、結果としてはやはり不参戦となった。

なお、本作の権利元所属表記には「コナミ」の文字が無く、当然ながらフィギュアも用意されていない(さらに『X』リストラ組において『for』でフィギュアが用意されていないのもスネークが唯一となっている)。

なお、中の人は『X』当時についでに収録していたアシストフィギュアサムライ・ゴローは続投した為、一応スタッフロールに名前が残っている。

通信自体は存在しており、対戦キャラクターの解説はピットに引き継がれた。


大佐らとのやり取りに加えて、手榴弾を始めとした豊富な重火器と地上戦の判定の強さで強キャラの一人でもあったことからDLCでの復活要望は高かったのだが、結局最後までスネークの復活は叶わなかった。


詳しい事情は様々だが色々な推測がある。ひとつは、今回の他社組はクロスオーバーに寛容・盛んかつ実績がある企業で占めていること。一方でメタルギアシリーズはと言うと、ソニーハードの作品がほとんどであり、任天堂ハードはファミコン版『メタルギア』、ゲームボーイカラーの『ゴーストバベル』、ゲームキューブの『ザ・ツインスネークス』、3DSの『スネークイーター3D』の4作品だけ。任天堂とのクロスオーバーも『スネークイーター3D』を除いては皆無であった。


また、『for』の開発がコナミとはライバルかつ不仲とされるバンダイナムコゲームスであったことや、コナミの内情等で交渉が困難だった可能性が要因ではないかと見るフシもある。また大佐の中の人が亡くなってしまっている上に、当時のスネーク自身も老けていたことから、実現は厳しかっただろうという説もある。


『X』のシャドーモセス島のスマッシュアピールでは、ソニックの解説でスネークが「あのハリネズミの事が好きになれない」と煙たがっており、セガとコナミも不仲だったとする説もある(※1)。


このほか「WiiではなくPS3でリリースされるMGS4の宣伝と取られかねない参戦とそのMGS4からのアレンジ曲の存在が任天堂内で問題視された(※2)」「スネークイーター3D発売後の小島秀夫氏の不義理と取られかねないWebラジオでの発言(※3)が任天堂側を怒らせた」といった推測もされている。2015年に小島秀夫氏がコナミを退社し、メタルギアから離れることとなったためスマブラへの復帰は難しいという説も挙げられていた。


(※1)…コナミは90年代にVJなどの音楽ゲームを自社で独占しようとしたのだが、他社(バンナムとセガ)が特許違反などで事件を起こしているため。一方、煙たがっている理由として、ソニックの宿敵Dr.エッグマンのCVをアニメ作品等で大塚明夫氏の父・大塚周夫氏が担当していた事による声優ネタ説や、自然界でのヘビ(スネーク)とハリネズミ(ソニック)の関係を暗示したものであるとする説もある。


(※2)…実は『X』で使われたアレンジ曲2曲はMGS4でこっそり収録されている。「MGS4愛のテーマ」はタイトルそのままだが、「THEME OF TARA スマブラXバージョン」はおそらく商標の関係で「THEME OF TARA ゲームバージョン」にタイトル変更されている。


(※3)…PS3・PSVitaXbox360で発売された『HDエディション』と比較して、3DSの画質をこき下ろすというもの。現在はそのWebラジオ自体がサイトごと消滅しており確認が不可能であるが、当該箇所はピー音が入っていたため、かなり過激な発言があったものと推測される。


『スマブラfor』→『スマブラSP』の事例

『スマブラfor』→『スマブラSP』の事例

2018年6月13日、「ニンテンドーダイレクト E3 2018」の紹介動画において『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』(以下『SP』)に関する詳しい情報が初公開となり、タイトルもここで初めてお披露目となった。

『SP』の情報公開にあたって、まず参戦するキャラクターをまとめてムービーで紹介することが桜井政博の口より告げられ、そこで果たして誰が新規参戦し、過去作から誰が参戦するか、はたまた誰がリストラされるかが注目の的となったが――

そこで明らかとなったのは衝撃の事実。それは、


全 員 参 戦


であった。


DLCも含めた『for』からのリストラ組が一人もいないばかりか、『X』・『for』を経てもなお復活できずにいたリストラ組までもが堂々と復活した上での全 員 参 戦

そう、この項目にいた不遇のファイター達が帰ってきたのである。特に、『for』でリストラされていたスネークに関しては、上述の噂もありファンの間でさえ復活が絶望視されていたため、この発表がファンに衝撃を与えたことは言うまでもない。

強いて言えば、『for』において単独参戦を果たしていたリザードンが、ポケモントレーナーの復活によって再び三位一体のポケモンに戻ったため、単独キャラとしてのリザードンは事実上のリストラと言える(もっとも、リザードン単独参戦のそもそもの理由がポケモントレーナーを出せなかったことに起因しているため、むしろ本来のスタイルに戻ったともいえる)。


過去作のキャラクターを全員出した代償として、新たに参戦するキャラクターが少なくなるのではないかという懸念(上述の発表において、桜井氏は新キャラクターに関して「あまり期待しないでほしい」と語っていた)も生じていた。事実、『SP』の新ファイターは11体(追加コンテンツ除く)と、これまでの作品よりも控えめな数となっている。

しかしながらこの全員参戦により、ファイターの総数は74体(ポケモントレーナーのポケモン3匹をまとめて1体として扱った場合)、そこからダッシュファイターを除いたとしても67体と、従来のシリーズを遥かに凌ぐ参戦人数に増加。

かつてリストラ組と呼ばれた者達が一斉に返り咲きを果たし、『SP』はシリーズ史上最大規模の作品となった。


全員復活おめでとう!


なお、ウルフの勝ちあがり乱闘「参戦ふたたび」は、他の『SP』で復活したファイター+ガレオムを相手にするものになっている。


よく分かるまとめ

よく分かるまとめ

記号の意味

  • ○:基本ファイター
  • △:モデルチェンジファイター
  • ◎:DLCとして追加されたファイター
  • ×:参戦しない

Noキャラ名DXXforSP
15アイスクライマー×
18ドクターマリオ×
19ピチュー××
22こどもリンク××
24ミュウツー×
25ロイ×
31スネーク×
-ポケモントレーナー×
37リュカ
44ウルフ×

ファイター以外の事例

ファイター以外の事例

一般的にはファイターキャラクターの話題をあつかうことが多いが、アイテムのモンスターボールやアシストフィギュアで登場し、のちの作品で登場しなくなったキャラクターもリストラ組として扱う風潮もなくはなかったりする。


また、キャラではないため詳細は割愛するが、全員参戦の『SP』でも、「全ステージ復活」は叶わず、幾つかのステージがリストラとなっている。が、リストラになったステージのほとんどは「コンセプト被り」「ギミックの都合で通常版が戦いにくい」が当てはまるのだが(例外はリドリーのファイター参戦に伴いリストラになったと思われる「パイロスフィア」くらいのもの)。


記号の意味

  • ○:アシストキャラとして登場
  • ☆:ファイターとして参戦
  • ×:ファイター・アシスト共に登場しない

キャラ名64DXXforSP
リザードン
カメックス×××
スピアー××××
ピッピ×××
ニャース×
イワーク××××
サワムラー××××
ドガース××××
ラッキー×××
スターミー××××
フシギバナ××××
マタドガス××××
フリーザー××××
サンダー××××
チコリータ×××
ヒノアラシ××××
マリル××××
アンノーン××××
ハッサム×××
ポリゴン2××××
ライコウ××××
ホウオウ×××
セレビィ×××
メタモン××(※1)××
アチャモ××××
ゴクリン××××
グラードン××××
ジラーチ××××
ポッチャマ××××
ウソハチ××××
ゴンベ××××
マナフィ××××
バーバラ××××
サイボーグ忍者×××
リセットさん××××
リトル・マック××
エキサイトバイク××××
カスタムロボ(レイMkIII)××××
ロビン×××
ヘリリン××××
くるり&ラセンダー8××××
ジュゲム&トゲゾー×××
チンクル××(※2)×(※2)
カット&アナ×××
センシャ&ホヘイ×××
サキ・アマミヤ×××
ダークサムス×××
マグナ××××
しずえ×××
エレキマン××××
謎のザコ敵軍団(ファイターコピー型)××××
謎のザコ敵軍団♂××××
謎のザコ敵軍団♀××××
ザコレッド××××
ザコブルー××××
ザコグリーン××××
ザコイエロー××××

※1:開発中に没になった。通常のプレイでは使用できないデバッグモードでは登場こそするがワザは使用しない。

※2:『DX』と『SP』ではステージ「グレートベイ」に背景として登場する。

※3:『Nintendogs』は厳密にはリストラとは言い難いが、『X』ではラブラドールレトリバー、『for』ではフレンチブルドッグ、『SP』ではトイプードルと犬種が変更されている。


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概要

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大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズは、約20年の歴史を通して様々なゲームキャラクターとオールスターバトルを繰り広げてきた。

参戦ファイターは2作目『大乱闘スマッシュブラザーズDX』の時点で25人(ゼルダシークをまとめて1人とカウントした場合)と膨大な数になっていた。そのため、公式から「次回作があるならばキャラを減らす」旨が明言されていた。


そして、3作目『大乱闘スマッシュブラザーズX』が発表されたとき、初期の段階で「DXのファイターは誰かは必ず消える」と改めて明言され、シリーズで初めて参戦ファイターの削除が行われた。

これ以降、ファンの間でも、ファイターの何人かは不参戦となることが暗黙の了解となり、「誰が新規参戦するか」という話題と共に「誰がリストラされるか」が関心事となった。


ここでは、スマブラにおいてリストラ組だったキャラクター達について説明を行う。


スマブラDX』→『スマブラX』の事例

スマブラDX』→『スマブラX』の事例

キャラクター削除に関してはかなり早い段階で発表されていたが、隠しキャラの関係もあり、最終的にどのキャラクターが削除されたのかは、発売まで不明であった。続投確定のキャラクターについては順次公表され、隠しキャラクターについても発売後に順次公表された。結果、以下のキャラクターのリストラが確定することとなった。


ミュウツー

ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに初代から登場する強力な能力値を誇る伝説のポケモン。ぜんこくずかんNo.150。タイプはエスパーのみ(メガミュウツーXにメガシンカするとかくとうも追加される)。イベント戦「ホントの最終決戦」でギガクッパガノンドロフと共に登場する。

「ポケモンを登場させるには毎回最新世代を確保しておく」方式が採られており、『X』当時の最新作に登場していたルカリオを出す事によって削除されたと思われる。(はどうだんは彼の必殺ワザ「シャドーボール」を流用している)

『DX』リストラ組においてはロイ同様削除されたキャラの中ではかなり人気がある。

因みに、ミュウツーは初代スマブラの開発段階では、クッパデデデ同様参戦させる予定があったらしい。もしもその頃から出ていれば、プリンネス同様、勤労賞で『X』にも出られていたのかもしれない。

2013年に再び映画のメインポケモンになった上に「X・Y」の新要素であるメガシンカによって2つの形態を得たため、復活の可能性が高まっているのではと期待する声も多かったが、メガシンカを果たしたのは『X』から登場していたルカリオとリザードンだった(しかも看板ポジション)。

結果としてその期待は実らずルカリオとリザードンが続投され、『大乱闘スマッシュブラザーズfor』でも発売当初は不参戦となっていた。


しかし、2014年10月24日に公開された動画「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii Uがスゴい50の理由」において、ミュウツーがDLCキャラクターとして製作決定したことが伝えられた。まさかの復活参戦である。

両機種版購入者への無料DLCとして、2015年4月15日に配信。現時点ではこちらの応募は終了している。

そして2015年4月28日に有料(片方ver450円、両方verセットで550円)で配信された。


『DX』のデータからの流用が古すぎる為グラフィックはファイアレッド・リーフグリーン基準として、作り直されているが、ワザやモーション等はだいたいDXと同じ。ふわふわした挙動のトリッキーキャラで強さと弱さも明確に分かれている。

常に浮いているので(原作では122kgもあるにもかかわらず)体重が軽い』という弱点も『DX』と同じ。『for』においてはプリンに次いで軽い。身長自体は高いので扱いが難しい超上級者向けキャラと言える。

しかし『DX』の時に比べて横Bで飛び道具を反射した時に攻撃判定を奪い取りマリオマントフォックスファルコのリフレクターのような使い方が可能(『DX』の時は反射しても奪い返せなかった)。またバーストにも使える上投げや空前の攻撃力、空下のメテオ追加など『DX』よりだいぶ使いやすくなっている。

最後の切りふだ』は、予想された通りメガミュウツーYへのメガシンカ。『ブラック・ホワイト』で取得した専用ワザ『サイコブレイク』の強烈な一撃をお見舞いするワザとなっている。攻撃範囲が広くて使いやすい。

なお、『X』、『for』両方においてフィギュアは登場している。DLするとオールスターに敵として登場した上でシンプル・オールスターのフィギュアも登場する。配信当時はバグがあったが現在はパッチで解消されている。

なおミュウツーを初めとするDLCキャラにはカスタマイズ必殺ワザは存在せず、ピットのやり取り(通称:天界漫才)での解説ではパルテナに「データがありませんね」と忠告される。

ポケモン総選挙での順位は11位と上位に入っている。今なお人気のポケモンである。


声優は野原ひろしなどの役で有名な藤原啓治氏。『DX』『ミュウツーの逆襲』の時の市村正親氏でも、『神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』の高島礼子氏でもないキャスティングである(そもそも俳優を使う事がまずない)。

ミュウツーが収録される前年より市村氏が癌治療で休業していたため代役と思われるが、詳細は不明。

藤原ミュウツーは(加工があるとはいえ)『DX』の市村ミュウツーに近い演技となっている。

しかし、2020年4月12日、がんのため他界となった。藤原氏はスマブラSPで最後の出演となった。


ドクターマリオ

ゲーム『Dr.MARIO』の主人公で、マリオが医者として働く姿。

制作時間短縮の為にマリオの「モデル替えキャラ」(ピチューこどもリンクロイも同様)として登場しており、性能以外にマリオとの違いが少ない上(実質マリオの上位互換)、マリオと同一人物であったりピチュー同様枠の多さやガノンドロフやファルコのようにモーションの一新が難しい為に削除されたと思われる(一応、彼の名を冠したBGMは続投され、そのアレンジ版やシールも用意されている)。

『X』の時はワリオ同様「コスチュームチェンジ」という方法もあったのではないかという意見もあった。



しかし、『for』でまさかの復活

下必殺ワザが本家のマリオが前作で「ポンプ」に差し替えられたがこのドクターマリオは「ドクタートルネード」(通常のマリオでいう「マリオトルネード」)のまま。『DX』のフィギュア名鑑では運動不足とたたってほんの少し足が遅いと書かれていたものの反映されていなかったが、『for』からはちゃんと運動不足の設定通りになっており、本家マリオと比べて、移動速度・空中横速度が落ちており、隙も大きくなっていると差別化がはっきりする設定に。とはいえ『DX』と比べてはジャンプ力は少し上昇しており、カベジャンプが出来るようになり、少しだけ復帰能力は上がっている。

様々なワザも性能が変わっており、例えば上必殺ワザの「スーパージャンプパンチ」はルイージの「スーパージャンプパンチ」のような単発攻撃に変更されており、出始めの攻撃を当てれば、ダメージとふっとばし力が高いクリーンヒットとなる。上記の変更によって、本作のモデル替えファイターの中では一番差別化がはっきりしているファイターと言える。

最後の切りふだの「ドクターファイナル」は本家の「マリオファイナル」と比べて拡散力は劣るが威力と判定が大きく、抜け出しにくいという差別化がされている。


一度リストラされた後シリーズに復帰したのはこのドクターマリオが初である。また、DLCを除けば唯一の復活キャラでもある。


こどもリンク

ゲーム『ゼルダの伝説 時のオカリナ』『ムジュラの仮面』等に登場する少年時代のリンク

『X』以降は、彼と同じ「小柄で身軽な子供姿のリンク」という設定を引き継ぐトゥーンリンクが登場したため、取って代わられたと思われる。


初代『スマブラ』『DX』に登場していたリンクは『時のオカリナ』『ムジュラの仮面』の2作品がベースとなっていたが、『X』以降のリンクは『トワイライトプリンセス』に登場した青年リンクが大人リンクに置き換えられる形で登場しており、少年リンクも当時トゥーンリンクが出るDS作品(リメイク版も含む)が多かったため、こちらも入れ替えられたと思われる。世代交代なのかもしれないと思われていた。


全員リンクという名前のキャラクターではあるが、ゼルダシリーズは作品ごとにリンクの年齢・設定・外見が異なる別人という設定の為、初代『スマブラ』、『DX』に登場していた大人リンクもリストラ組に含めるという声もある。


なお、トゥーンリンクは『for』でも続投し、こどもリンクの通常必殺ワザ「炎の矢」がカスタマイズ必殺ワザとして引き継がれている。

後のMiiファイターのDLCコスチュームにて「ムジュラの仮面」が販売された。これは『ムジュラの仮面3D』が発売された事に関係していると思われる。


スマブラとは直接関係ないが、『ゼルダ無双』ではDLCとして配信。

ゼルダ無双ハイラルオールスターズ』では上記のトゥーンリンクと共演もできる。


ピチュー

ゲーム『ポケットモンスター金・銀』以降のポケモンシリーズに登場するピカチュウの進化前のポケモン。ぜんこくずかんNo.172。タイプはでんきのみ。

ワザのリーチや威力が弱い、電気ワザを使用するとダメージをうけるという強烈なデメリット能力をもつ初代のプリンのような公式最弱キャラ(実際にはさらに下がいたが)。『X』にはそのような能力を持つキャラクターがいないため、現在もその独自性ある特殊能力を持つ唯一のファイターである。また、スティックを下に押してしゃがむと眠り始める。

ピカチュウよりも復帰力が高く、身軽な立ち回りができるが、行動の大半がピカチュウと被っていた上(それでも身体のサイズが違う、ワザのリーチが違う、上スマッシュのモーションがピカチュウと違うなど、モデル替えキャラでもロイやドクターマリオ、『DX』のファルコのような完全なモデル替えキャラとは違い、『X』のフォックスとファルコ、キャプテン・ファルコンとガノンドロフの関係に近い)、公式最弱ゆえの扱いづらい性能とルカリオや後述のポケモントレーナーの参戦による枠の関係で削除されたと思われる。

削除されたキャラの中ではロイ、ミュウツーほどではないが人気があり、ミュウツー、ロイ同様、復活を求める声も多い。しかし、ミュウツーとロイはDLCで復活したもののピチューはリストラ継続となった。公式の人気投票で69位と100位以内には入っていたがスマブラのポケモン枠ではワースト3位となっている(ほとんどが映画で出ていた人気の伝説のポケモン幻のポケモンやアニメの共演で知名度を上げている事の多い人気ポケモンである)。


その代わり、『X』のピカチュウの青カラーが、ピチューの青カラーと同じ格好をしている。また、『X』発売当時ピチューをはじめとする過去のポケモン達はマイナーになりつつあったが、『X』発売後に映画『ポケットモンスターダイヤモンド&パール・プラチナ アルセウス超克の時空へ』にギザみみピチューが登場して以来はピカチュウカラーのピチューが映画の特別前売券の配布ポケモンになったり、ゲーム『ポケモンレンジャー光の軌跡』にてウクレレピチューがパートナーポケモンとして出る等、色々なメディアにも登場するようになっていた。しかし、3DS作品以降は目立たなくなり、ポケモンの新作につれて知名度が落ちてしまったせいか『for』での復活は最後まで実らなかった。

一応フィギュアは登場している。


ロイ

ゲーム『ファイアーエムブレム 封印の剣』(『DX』の後に発売)の主人公でマルスのモデル替えキャラ。『DX』では宣伝用として出したらしく、(元々は同時発売予定だったが延期になった)『X』では当時の最新作『蒼炎の軌跡』に登場していた同じパワータイプのアイクと入れ替わる形でお役御免の如く削除となった。(エクスプロージョンに似たような必殺ワザ「噴火」がある)

おまけに削除されたキャラの中では唯一シール(+ステージで流れるBGM)のみの登場となってしまった。また、Xで使えるプレイヤーキャラの中に、彼に似た性能の持ち主は誰もいない。

ただ、削除されたキャラの中ではボイスのインパクトが強すぎてかなり人気が高かった為、今後のシリーズでの復活を熱望する声も多かったが、結果として『for』でも当初は不参戦となった(他のリストラ組と異なりフィギュアも存在しない)。

なお、ルフレのカスタマイズ必殺ワザにエクスプロージョンという名の必殺ワザが存在する。ただし魔法剣士であるため性能、見た目ともに似ていない

さらに、『for』ではクッパJr.の色変えキャラに同じ名前のキャラがいるため(上記のイラストのように)ネタにされている

『DX』から皆勤賞のマルスはもちろんのこと、『X』において初登場したアイクが続投している上、新たに同じマルスのモデル替えキャラであるルキナや上記のルフレが参戦したことで歴代FE勢で唯一の不参戦となっただけに残念に思うファンも多かった。


だが2015年6月14日にyoutube等で配信された任天堂公式動画において、後発のリュカやストリートファイターリュウと共にDLCとしてロイの配信が桜井政博氏本人の口から発表された。ドクターマリオ、ミュウツーに続くDX以来の復活参戦である。そして翌日に配信された。

CVは『DX』の頃と同じ福山潤氏。当然新録となっているが、本人曰く10年前DXでのセリフを覚えているらしく、DXを意識したようなセリフを喋る。

デザインは『DX』の頃に比べてリファインされている。顔つきが大人っぽく、服装は原作『封印』と『覚醒』のDLC「異界のロイ」を組み合わせて若干アレンジした衣装となった。

『DX』では上記の通りマルスのモデル替えキャラだったが、本作では当時に比べダッシュ速度も速くなっているほか、原作のように逆手と順手を使い分ける独自の攻撃スタイル(基本的に逆手で振るモーションが多いが、大振りの技を使う際は順手に持ち替える)となり、純粋なモデル替えではなくなっている。

最後の切りふだはマルスやルキナと同じ「必殺の一撃」だが原作『封印の剣』において専用武器「封印の剣」で遠距離攻撃を仕掛ける時をモチーフにした火炎をまとう強烈な斬撃。マルスやルキナのように一撃で倒せるほどの威力はないが後ろから当てることが出来るため、巻き込ませる事が可能である。

ムービーでは同名キャラに対する意趣返しとスマブラに帰ってきた事を伝えるものとなった。

余談だがアプリゲーム『ファイアーエムブレムヒーローズ』でも登場し、スマブラと原作を組み合わした服装となっている。

価格はミュウツーやリュカと同じく片方ver450円、両方verセットで550円。


『スマブラX』→『スマブラfor』の事例

『スマブラX』→『スマブラfor』の事例

異なる機種を開発していた為か本作においても桜井政博が「(3DSWiiUはメモリ容量が異なる為)全てのキャラクターを参戦させるのは難しい」と予め発言しており、『X』と同様に、本作で参戦しないキャラクターの存在が示唆されていた。最終的にどのキャラクターが削除されたのかは、やはり発売まで不明であった。

本作が発売され多くのプレイヤーによるプレイ報告の結果、以下のキャラクターのリストラが明らかとなった(配慮したのかほとんどのキャラクターにそれぞれフィギュアとして用意されている)。

また、謎のMii軍団がザコ敵として登場するようになった為、謎のザコ敵軍団も実質リストラ組の一員と言えるのかもしれない。


アイスクライマー

今のスマブラでは珍しくなくなった通称:レトロゲーム枠の元祖といえるキャラクター。『DX』、『X』と共に初期キャラクターとして参戦を果たし、二人一組で戦う個性から本作でもリストラを予測していたプレイヤーはほぼいなかっただろう。……が、なんと『for』には参戦しないことが明らかに。

発売前のPVで同作に登場していたホワイトベアの存在がロゴマークの「茄子マーク」と共に明かされていただけに、まさかの不参戦となったことに衝撃を受けたプレイヤーは多かったのではないだろうか。

不参戦となった原因として、桜井氏は「アイスクライマーはWiiU版で動かせる所までは製作が進んでいたが、元からフルパワーで使っている3DS版では2人を同時に動かすのに相当のマシンパワーが必要でメモリ容量が足りず、他のキャラクターを削ってもやっとというほど全く動かなかった」と述べている。元々レトロゲームなためか動きもグラフィックも新しくほぼオリジナルで作るのは難しく、『DX』のデータも古く使い回すのも難しいとも言われている。レトロゲーム枠の運命なのか…。一応フィギュアや彼の名を冠したBGMは登場している。

(同じく二人一組で戦うキャラクターにロゼッタ&チコがいるが、チコはオプション扱いで、一度離れたら戻るだけの単純な動きしかしないため、処理面では問題ない。一方でナナ(色替えでポポ)はCPU操作のファイター扱いであり、ちょっとしたことで動きにバラつきが出てしまう)


その事実に納得していないユーザーの嘆きが後を絶たず、「WiiU版だけでもいいから出てくれ!!」「DLCで配信しろ」「ルフレやむらびとのようにポポ(ナナ)単独にすれば済む話じゃないか!!」などと論争が繰り返されていたが、「キャラクター数の違いは出さない」事や技術上の問題が明言されている以上、DLCでも実現は厳しく、望みは最後まで叶うことは無かった。


WiiU版のみに関しても新要素「8人対戦」が足枷になっているとも言われている(同キャラ対戦させると、一画面に16人ものキャラクターが60fpsで動くことになるため)。


これが関係していたかは不明だが、『スーパーマリオメーカー』とのコラボで「ポポ&ナナ」のキャラマリオが配信された。

元がレトロだったからだろうか。


リュカ

MOTHER3』の主人公。『X』ではMOTHERシリーズ最新作を代表して、初期キャラクターとして先輩にあたるネスよりも先に参戦決定を果たし、亜空の使者で前述のポケモントレーナーと共同した。

だが、本作ではポケモントレーナーと共に参戦しないことが明らかとなり、MOTHERシリーズからは再びネスが参戦するのみになった。

やはり、『MOTHER3』が海外で発売されていないことが逆風となったのではないかと言われている。元々『DX』でネスと入れ替わりで参戦する予定だったが、『MOTHER3』が延期(実際は開発困難による中止。初代『スマブラ』は一度はお蔵入りだったのがそれで企画復活だったとされている)で結局ネスが続投。『X』でも交代の予定だったが先述の通りMOTHER3が海外で未発売だったことで2人共参戦。そして『for』はネスが続投でリュカは参戦せず、と何かと製作陣に振り回された不憫なキャラクターである。


性能がネスと差別化されていたこともあり、『for』でリストラされたキャラの中でも参戦しないことを嘆くユーザーは多かった。

しかしながら、ネスの全てのカスタマイズ必殺ワザにリュカの必殺ワザに準じた性能のもの(PKフリーズ・連続ヒットせず吹き飛ばすふっとびPKファイヤー・曲がりやすく体当たりが連続ヒットする貫通PKサンダー・前方に展開され解除するタイミングに吹き飛ばしがあるフロントサイマグネット)がそれぞれ用意されている他、フィギュアも登場している。

そして2015年4月2日のニンテンドーダイレクトで、DLCとしてリュカの配信が発表された。


参戦動画においては「ネスの窮地に駆けつけて助け出すリュカ」という展開を見せる。これは『X』の『亜空の使者』でワリオに攻撃を受けていたリュカをネスが助けに来る展開を意識していると思われる。

また同ムービーでは原作でリュカに付き従った彼の『家族』であるボニーを意識したダックハントに見守られながら、兄のクラウスとの再会を意識した展開。

そしてボニーTシャツを着たカラーやしきかんどのを意識したカラーなど原作を知っているとニヤリと出来るネタが多い。

(『MOTHER2』と『MOTHER3』は世界観は繋がっているものの時代が大きく離れている事から、ネスの隣人の存在以外ではリュカ一家とネスの関係は不明。ネスとリュカの共闘はスマブラ独自のドリームタッグの要素が強いのである)

デザインと攻撃モーションは『X』と変わらないが表情が凛々しくなっており、下スマッシュ攻撃は単発攻撃に変更されている。最後の切りふだのPKスターストームはネス同様の仕様に変更されているが連続ヒットするように差別化されている。


2015年6月15日に配信開始。片方ver450円、両方verセットで550円。


ポケモントレーナー(ゼニガメフシギソウ)

発売前の段階で「本作には変身キャラクターは登場しない」ことが明らかとされており、その結果、ゼロスーツサムスやシークが単独キャラに変更される。

更に、リザードンが単独キャラとして先に参戦が決定。これらのことから、ポケモントレーナーの参戦は厳しく、またゼニガメ、フシギソウについても既にポケモンだけで4体(発売前に明かされた数、最終的には皆勤賞のプリン、先述のミュウツーを含めて6体となった)が参戦している上、前者と同じタイプで当時の最新世代である『ポケモンX・Y』のゲッコウガがいる事と後者の中の人が亡くなっている事や人気のリザードンがいるため、知名度的にも難しいのではないかという声がネット上では多数上がっていた。


そして、結果としてリザードン以外のゼニガメやフシギソウ、トレーナー単体は不参戦となってしまった。原因はアイスクライマー同様、3DSのマシンパワーが不足している為ではないかと言われている(上述の変身システム廃止も同様)。そもそも基準が『ポケットモンスターX・Y』の仕様になっており、唯一原作でリザードンがメガシンカ出来るため、進化前のゼニガメと進化一段階目のフシギソウといったメガシンカ出来ない二匹の最後の切りふだの構成も難しく、最後の切りふだの三位一体を使い回すのも難しかったのかもしれない。その予想通りリザードンは最後の切りふだ「メガシンカ」(メガリザードンXにメガシンカ)を修得し、変身技はハイリスクハイリターンの『フレアドライブ』に差し替えられている。

しかし、最新作の『SP』では…


ポケモントレーナー、ゼニガメ、フシギソウのいずれもフィギュアとしては登場している。特にポケモントレーナーの説明文はある意味必見。


ウルフ

スターフォックス』シリーズにおいて主人公フォックスのライバルであるキャラクター。ニンドリの参戦希望アンケートで1位に輝いた。

『X』のアドベンチャーモード「亜空の使者」ではクリア後の隠し要素としての登場でストーリーには絡まず、開放条件に関しても対戦回数の蓄積などの関係から、事実上最後に登場するファイターとして電撃的な参戦を果たしたが、本作では残念ながら不参戦となった。

人気キャラである事、スマブラでは貴重な悪役キャラかつスタフォ枠の3体目である事、性能自体もフォックス、ファルコとはほぼ差別化(最後の切りふだ以外は独自性能・固有モーション)されていたキャラである事などから、参戦出来なかった理由を推測しにくいキャラであった。

ただ、横必殺ワザの「ウルフフラッシュ」がフォックスのカスタマイズ必殺ワザとして受け継がれており、色替えにウルフ風のカラーが用意されているほか、「アサルト」仕様の姿でフィギュアも登場している。


スネーク

『X』ではセガソニックと共にまさかの他社からの初のゲストキャラクターとして、発表時には世界中から驚きをもって迎え入れられたキャラクター。

ソニック、スネーク共に他社作品からのゲストキャラ枠であったため、1作限りのスポット参戦だろうと思われていたが、ソニックの続投決定によりこちらにも続投への期待が集まった。

国内で人気も高く、多くのプレイヤーから続投が望まれていたキャラクターではあったが、メタルギアシリーズ生みの親である小島秀夫が「スマブラ最新作には参戦しないんじゃないですかね」と発言していたことから参戦は厳しいとされ、結果としてはやはり不参戦となった。

なお、本作の権利元所属表記には「コナミ」の文字が無く、当然ながらフィギュアも用意されていない(さらに『X』リストラ組において『for』でフィギュアが用意されていないのもスネークが唯一となっている)。

なお、中の人は『X』当時についでに収録していたアシストフィギュアサムライ・ゴローは続投した為、一応スタッフロールに名前が残っている。

通信自体は存在しており、対戦キャラクターの解説はピットに引き継がれた。


大佐らとのやり取りに加えて、手榴弾を始めとした豊富な重火器と地上戦の判定の強さで強キャラの一人でもあったことからDLCでの復活要望は高かったのだが、結局最後までスネークの復活は叶わなかった。


詳しい事情は様々だが色々な推測がある。ひとつは、今回の他社組はクロスオーバーに寛容・盛んかつ実績がある企業で占めていること。一方でメタルギアシリーズはと言うと、ソニーハードの作品がほとんどであり、任天堂ハードはファミコン版『メタルギア』、ゲームボーイカラーの『ゴーストバベル』、ゲームキューブの『ザ・ツインスネークス』、3DSの『スネークイーター3D』の4作品だけ。任天堂とのクロスオーバーも『スネークイーター3D』を除いては皆無であった。


また、『for』の開発がコナミとはライバルかつ不仲とされるバンダイナムコゲームスであったことや、コナミの内情等で交渉が困難だった可能性が要因ではないかと見るフシもある。また大佐の中の人が亡くなってしまっている上に、当時のスネーク自身も老けていたことから、実現は厳しかっただろうという説もある。


『X』のシャドーモセス島のスマッシュアピールでは、ソニックの解説でスネークが「あのハリネズミの事が好きになれない」と煙たがっており、セガとコナミも不仲だったとする説もある(※1)。


このほか「WiiではなくPS3でリリースされるMGS4の宣伝と取られかねない参戦とそのMGS4からのアレンジ曲の存在が任天堂内で問題視された(※2)」「スネークイーター3D発売後の小島秀夫氏の不義理と取られかねないWebラジオでの発言(※3)が任天堂側を怒らせた」といった推測もされている。2015年に小島秀夫氏がコナミを退社し、メタルギアから離れることとなったためスマブラへの復帰は難しいという説も挙げられていた。


(※1)…コナミは90年代にVJなどの音楽ゲームを自社で独占しようとしたのだが、他社(バンナムとセガ)が特許違反などで事件を起こしているため。一方、煙たがっている理由として、ソニックの宿敵Dr.エッグマンのCVをアニメ作品等で大塚明夫氏の父・大塚周夫氏が担当していた事による声優ネタ説や、自然界でのヘビ(スネーク)とハリネズミ(ソニック)の関係を暗示したものであるとする説もある。


(※2)…実は『X』で使われたアレンジ曲2曲はMGS4でこっそり収録されている。「MGS4愛のテーマ」はタイトルそのままだが、「THEME OF TARA スマブラXバージョン」はおそらく商標の関係で「THEME OF TARA ゲームバージョン」にタイトル変更されている。


(※3)…PS3・PSVitaXbox360で発売された『HDエディション』と比較して、3DSの画質をこき下ろすというもの。現在はそのWebラジオ自体がサイトごと消滅しており確認が不可能であるが、当該箇所はピー音が入っていたため、かなり過激な発言があったものと推測される。


『スマブラfor』→『スマブラSP』の事例

『スマブラfor』→『スマブラSP』の事例

2018年6月13日、「ニンテンドーダイレクト E3 2018」の紹介動画において『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』(以下『SP』)に関する詳しい情報が初公開となり、タイトルもここで初めてお披露目となった。

『SP』の情報公開にあたって、まず参戦するキャラクターをまとめてムービーで紹介することが桜井政博の口より告げられ、そこで果たして誰が新規参戦し、過去作から誰が参戦するか、はたまた誰がリストラされるかが注目の的となったが――

そこで明らかとなったのは衝撃の事実。それは、


全 員 参 戦


であった。


DLCも含めた『for』からのリストラ組が一人もいないばかりか、『X』・『for』を経てもなお復活できずにいたリストラ組までもが堂々と復活した上での全 員 参 戦

そう、この項目にいた不遇のファイター達が帰ってきたのである。特に、『for』でリストラされていたスネークに関しては、上述の噂もありファンの間でさえ復活が絶望視されていたため、この発表がファンに衝撃を与えたことは言うまでもない。

強いて言えば、『for』において単独参戦を果たしていたリザードンが、ポケモントレーナーの復活によって再び三位一体のポケモンに戻ったため、単独キャラとしてのリザードンは事実上のリストラと言える(もっとも、リザードン単独参戦のそもそもの理由がポケモントレーナーを出せなかったことに起因しているため、むしろ本来のスタイルに戻ったともいえる)。


過去作のキャラクターを全員出した代償として、新たに参戦するキャラクターが少なくなるのではないかという懸念(上述の発表において、桜井氏は新キャラクターに関して「あまり期待しないでほしい」と語っていた)も生じていた。事実、『SP』の新ファイターは11体(追加コンテンツ除く)と、これまでの作品よりも控えめな数となっている。

しかしながらこの全員参戦により、ファイターの総数は74体(ポケモントレーナーのポケモン3匹をまとめて1体として扱った場合)、そこからダッシュファイターを除いたとしても67体と、従来のシリーズを遥かに凌ぐ参戦人数に増加。

かつてリストラ組と呼ばれた者達が一斉に返り咲きを果たし、『SP』はシリーズ史上最大規模の作品となった。


全員復活おめでとう!


なお、ウルフの勝ちあがり乱闘「参戦ふたたび」は、他の『SP』で復活したファイター+ガレオムを相手にするものになっている。


よく分かるまとめ

よく分かるまとめ

記号の意味

  • ○:基本ファイター
  • △:モデルチェンジファイター
  • ◎:DLCとして追加されたファイター
  • ×:参戦しない

Noキャラ名DXXforSP
15アイスクライマー×
18ドクターマリオ×
19ピチュー××
22こどもリンク××
24ミュウツー×
25ロイ×
31スネーク×
-ポケモントレーナー×
37リュカ
44ウルフ×

ファイター以外の事例

ファイター以外の事例

一般的にはファイターキャラクターの話題をあつかうことが多いが、アイテムのモンスターボールやアシストフィギュアで登場し、のちの作品で登場しなくなったキャラクターもリストラ組として扱う風潮もなくはなかったりする。


また、キャラではないため詳細は割愛するが、全員参戦の『SP』でも、「全ステージ復活」は叶わず、幾つかのステージがリストラとなっている。が、リストラになったステージのほとんどは「コンセプト被り」「ギミックの都合で通常版が戦いにくい」が当てはまるのだが(例外はリドリーのファイター参戦に伴いリストラになったと思われる「パイロスフィア」くらいのもの)。


記号の意味

  • ○:アシストキャラとして登場
  • ☆:ファイターとして参戦
  • ×:ファイター・アシスト共に登場しない

キャラ名64DXXforSP
リザードン
カメックス×××
スピアー××××
ピッピ×××
ニャース×
イワーク××××
サワムラー××××
ドガース××××
ラッキー×××
スターミー××××
フシギバナ××××
マタドガス××××
フリーザー××××
サンダー××××
チコリータ×××
ヒノアラシ××××
マリル××××
アンノーン××××
ハッサム×××
ポリゴン2××××
ライコウ××××
ホウオウ×××
セレビィ×××
メタモン××(※1)××
アチャモ××××
ゴクリン××××
グラードン××××
ジラーチ××××
ポッチャマ××××
ウソハチ××××
ゴンベ××××
マナフィ××××
バーバラ××××
サイボーグ忍者×××
リセットさん××××
リトル・マック××
エキサイトバイク××××
カスタムロボ(レイMkIII)××××
ロビン×××
ヘリリン××××
くるり&ラセンダー8××××
ジュゲム&トゲゾー×××
チンクル××(※2)×(※2)
カット&アナ×××
センシャ&ホヘイ×××
サキ・アマミヤ×××
ダークサムス×××
マグナ××××
しずえ×××
エレキマン××××
謎のザコ敵軍団(ファイターコピー型)××××
謎のザコ敵軍団♂××××
謎のザコ敵軍団♀××××
ザコレッド××××
ザコブルー××××
ザコグリーン××××
ザコイエロー××××

※1:開発中に没になった。通常のプレイでは使用できないデバッグモードでは登場こそするがワザは使用しない。

※2:『DX』と『SP』ではステージ「グレートベイ」に背景として登場する。

※3:『Nintendogs』は厳密にはリストラとは言い難いが、『X』ではラブラドールレトリバー、『for』ではフレンチブルドッグ、『SP』ではトイプードルと犬種が変更されている。


関連イラスト

関連イラスト


関連タグ

関連タグ

スマブラ リストラ

裏切り者 裏切り者(スマブラ):復活したキャラに対して言うリストラキャラからのかつての言葉

DLC組

概要

概要

大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズは、約20年の歴史を通して様々なゲームキャラクターとオールスターバトルを繰り広げてきた。

参戦ファイターは2作目『大乱闘スマッシュブラザーズDX』の時点で25人(ゼルダシークをまとめて1人とカウントした場合)と膨大な数になっていた。そのため、公式から「次回作があるならばキャラを減らす」旨が明言されていた。


そして、3作目『大乱闘スマッシュブラザーズX』が発表されたとき、初期の段階で「DXのファイターは誰かは必ず消える」と改めて明言され、シリーズで初めて参戦ファイターの削除が行われた。

これ以降、ファンの間でも、ファイターの何人かは不参戦となることが暗黙の了解となり、「誰が新規参戦するか」という話題と共に「誰がリストラされるか」が関心事となった。


ここでは、スマブラにおいてリストラ組だったキャラクター達について説明を行う。


スマブラDX』→『スマブラX』の事例

スマブラDX』→『スマブラX』の事例

キャラクター削除に関してはかなり早い段階で発表されていたが、隠しキャラの関係もあり、最終的にどのキャラクターが削除されたのかは、発売まで不明であった。続投確定のキャラクターについては順次公表され、隠しキャラクターについても発売後に順次公表された。結果、以下のキャラクターのリストラが確定することとなった。


ミュウツー

ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに初代から登場する強力な能力値を誇る伝説のポケモン。ぜんこくずかんNo.150。タイプはエスパーのみ(メガミュウツーXにメガシンカするとかくとうも追加される)。イベント戦「ホントの最終決戦」でギガクッパガノンドロフと共に登場する。

「ポケモンを登場させるには毎回最新世代を確保しておく」方式が採られており、『X』当時の最新作に登場していたルカリオを出す事によって削除されたと思われる。(はどうだんは彼の必殺ワザ「シャドーボール」を流用している)

『DX』リストラ組においてはロイ同様削除されたキャラの中ではかなり人気がある。

因みに、ミュウツーは初代スマブラの開発段階では、クッパデデデ同様参戦させる予定があったらしい。もしもその頃から出ていれば、プリンネス同様、勤労賞で『X』にも出られていたのかもしれない。

2013年に再び映画のメインポケモンになった上に「X・Y」の新要素であるメガシンカによって2つの形態を得たため、復活の可能性が高まっているのではと期待する声も多かったが、メガシンカを果たしたのは『X』から登場していたルカリオとリザードンだった(しかも看板ポジション)。

結果としてその期待は実らずルカリオとリザードンが続投され、『大乱闘スマッシュブラザーズfor』でも発売当初は不参戦となっていた。


しかし、2014年10月24日に公開された動画「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii Uがスゴい50の理由」において、ミュウツーがDLCキャラクターとして製作決定したことが伝えられた。まさかの復活参戦である。

両機種版購入者への無料DLCとして、2015年4月15日に配信。現時点ではこちらの応募は終了している。

そして2015年4月28日に有料(片方ver450円、両方verセットで550円)で配信された。


『DX』のデータからの流用が古すぎる為グラフィックはファイアレッド・リーフグリーン基準として、作り直されているが、ワザやモーション等はだいたいDXと同じ。ふわふわした挙動のトリッキーキャラで強さと弱さも明確に分かれている。

常に浮いているので(原作では122kgもあるにもかかわらず)体重が軽い』という弱点も『DX』と同じ。『for』においてはプリンに次いで軽い。身長自体は高いので扱いが難しい超上級者向けキャラと言える。

しかし『DX』の時に比べて横Bで飛び道具を反射した時に攻撃判定を奪い取りマリオマントフォックスファルコのリフレクターのような使い方が可能(『DX』の時は反射しても奪い返せなかった)。またバーストにも使える上投げや空前の攻撃力、空下のメテオ追加など『DX』よりだいぶ使いやすくなっている。

最後の切りふだ』は、予想された通りメガミュウツーYへのメガシンカ。『ブラック・ホワイト』で取得した専用ワザ『サイコブレイク』の強烈な一撃をお見舞いするワザとなっている。攻撃範囲が広くて使いやすい。

なお、『X』、『for』両方においてフィギュアは登場している。DLするとオールスターに敵として登場した上でシンプル・オールスターのフィギュアも登場する。配信当時はバグがあったが現在はパッチで解消されている。

なおミュウツーを初めとするDLCキャラにはカスタマイズ必殺ワザは存在せず、ピットのやり取り(通称:天界漫才)での解説ではパルテナに「データがありませんね」と忠告される。

ポケモン総選挙での順位は11位と上位に入っている。今なお人気のポケモンである。


声優は野原ひろしなどの役で有名な藤原啓治氏。『DX』『ミュウツーの逆襲』の時の市村正親氏でも、『神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』の高島礼子氏でもないキャスティングである(そもそも俳優を使う事がまずない)。

ミュウツーが収録される前年より市村氏が癌治療で休業していたため代役と思われるが、詳細は不明。

藤原ミュウツーは(加工があるとはいえ)『DX』の市村ミュウツーに近い演技となっている。

しかし、2020年4月12日、がんのため他界となった。藤原氏はスマブラSPで最後の出演となった。


ドクターマリオ

ゲーム『Dr.MARIO』の主人公で、マリオが医者として働く姿。

制作時間短縮の為にマリオの「モデル替えキャラ」(ピチューこどもリンクロイも同様)として登場しており、性能以外にマリオとの違いが少ない上(実質マリオの上位互換)、マリオと同一人物であったりピチュー同様枠の多さやガノンドロフやファルコのようにモーションの一新が難しい為に削除されたと思われる(一応、彼の名を冠したBGMは続投され、そのアレンジ版やシールも用意されている)。

『X』の時はワリオ同様「コスチュームチェンジ」という方法もあったのではないかという意見もあった。



しかし、『for』でまさかの復活

下必殺ワザが本家のマリオが前作で「ポンプ」に差し替えられたがこのドクターマリオは「ドクタートルネード」(通常のマリオでいう「マリオトルネード」)のまま。『DX』のフィギュア名鑑では運動不足とたたってほんの少し足が遅いと書かれていたものの反映されていなかったが、『for』からはちゃんと運動不足の設定通りになっており、本家マリオと比べて、移動速度・空中横速度が落ちており、隙も大きくなっていると差別化がはっきりする設定に。とはいえ『DX』と比べてはジャンプ力は少し上昇しており、カベジャンプが出来るようになり、少しだけ復帰能力は上がっている。

様々なワザも性能が変わっており、例えば上必殺ワザの「スーパージャンプパンチ」はルイージの「スーパージャンプパンチ」のような単発攻撃に変更されており、出始めの攻撃を当てれば、ダメージとふっとばし力が高いクリーンヒットとなる。上記の変更によって、本作のモデル替えファイターの中では一番差別化がはっきりしているファイターと言える。

最後の切りふだの「ドクターファイナル」は本家の「マリオファイナル」と比べて拡散力は劣るが威力と判定が大きく、抜け出しにくいという差別化がされている。


一度リストラされた後シリーズに復帰したのはこのドクターマリオが初である。また、DLCを除けば唯一の復活キャラでもある。


こどもリンク

ゲーム『ゼルダの伝説 時のオカリナ』『ムジュラの仮面』等に登場する少年時代のリンク

『X』以降は、彼と同じ「小柄で身軽な子供姿のリンク」という設定を引き継ぐトゥーンリンクが登場したため、取って代わられたと思われる。


初代『スマブラ』『DX』に登場していたリンクは『時のオカリナ』『ムジュラの仮面』の2作品がベースとなっていたが、『X』以降のリンクは『トワイライトプリンセス』に登場した青年リンクが大人リンクに置き換えられる形で登場しており、少年リンクも当時トゥーンリンクが出るDS作品(リメイク版も含む)が多かったため、こちらも入れ替えられたと思われる。世代交代なのかもしれないと思われていた。


全員リンクという名前のキャラクターではあるが、ゼルダシリーズは作品ごとにリンクの年齢・設定・外見が異なる別人という設定の為、初代『スマブラ』、『DX』に登場していた大人リンクもリストラ組に含めるという声もある。


なお、トゥーンリンクは『for』でも続投し、こどもリンクの通常必殺ワザ「炎の矢」がカスタマイズ必殺ワザとして引き継がれている。

後のMiiファイターのDLCコスチュームにて「ムジュラの仮面」が販売された。これは『ムジュラの仮面3D』が発売された事に関係していると思われる。


スマブラとは直接関係ないが、『ゼルダ無双』ではDLCとして配信。

ゼルダ無双ハイラルオールスターズ』では上記のトゥーンリンクと共演もできる。


ピチュー

ゲーム『ポケットモンスター金・銀』以降のポケモンシリーズに登場するピカチュウの進化前のポケモン。ぜんこくずかんNo.172。タイプはでんきのみ。

ワザのリーチや威力が弱い、電気ワザを使用するとダメージをうけるという強烈なデメリット能力をもつ初代のプリンのような公式最弱キャラ(実際にはさらに下がいたが)。『X』にはそのような能力を持つキャラクターがいないため、現在もその独自性ある特殊能力を持つ唯一のファイターである。また、スティックを下に押してしゃがむと眠り始める。

ピカチュウよりも復帰力が高く、身軽な立ち回りができるが、行動の大半がピカチュウと被っていた上(それでも身体のサイズが違う、ワザのリーチが違う、上スマッシュのモーションがピカチュウと違うなど、モデル替えキャラでもロイやドクターマリオ、『DX』のファルコのような完全なモデル替えキャラとは違い、『X』のフォックスとファルコ、キャプテン・ファルコンとガノンドロフの関係に近い)、公式最弱ゆえの扱いづらい性能とルカリオや後述のポケモントレーナーの参戦による枠の関係で削除されたと思われる。

削除されたキャラの中ではロイ、ミュウツーほどではないが人気があり、ミュウツー、ロイ同様、復活を求める声も多い。しかし、ミュウツーとロイはDLCで復活したもののピチューはリストラ継続となった。公式の人気投票で69位と100位以内には入っていたがスマブラのポケモン枠ではワースト3位となっている(ほとんどが映画で出ていた人気の伝説のポケモン幻のポケモンやアニメの共演で知名度を上げている事の多い人気ポケモンである)。


その代わり、『X』のピカチュウの青カラーが、ピチューの青カラーと同じ格好をしている。また、『X』発売当時ピチューをはじめとする過去のポケモン達はマイナーになりつつあったが、『X』発売後に映画『ポケットモンスターダイヤモンド&パール・プラチナ アルセウス超克の時空へ』にギザみみピチューが登場して以来はピカチュウカラーのピチューが映画の特別前売券の配布ポケモンになったり、ゲーム『ポケモンレンジャー光の軌跡』にてウクレレピチューがパートナーポケモンとして出る等、色々なメディアにも登場するようになっていた。しかし、3DS作品以降は目立たなくなり、ポケモンの新作につれて知名度が落ちてしまったせいか『for』での復活は最後まで実らなかった。

一応フィギュアは登場している。


ロイ

ゲーム『ファイアーエムブレム 封印の剣』(『DX』の後に発売)の主人公でマルスのモデル替えキャラ。『DX』では宣伝用として出したらしく、(元々は同時発売予定だったが延期になった)『X』では当時の最新作『蒼炎の軌跡』に登場していた同じパワータイプのアイクと入れ替わる形でお役御免の如く削除となった。(エクスプロージョンに似たような必殺ワザ「噴火」がある)

おまけに削除されたキャラの中では唯一シール(+ステージで流れるBGM)のみの登場となってしまった。また、Xで使えるプレイヤーキャラの中に、彼に似た性能の持ち主は誰もいない。

ただ、削除されたキャラの中ではボイスのインパクトが強すぎてかなり人気が高かった為、今後のシリーズでの復活を熱望する声も多かったが、結果として『for』でも当初は不参戦となった(他のリストラ組と異なりフィギュアも存在しない)。

なお、ルフレのカスタマイズ必殺ワザにエクスプロージョンという名の必殺ワザが存在する。ただし魔法剣士であるため性能、見た目ともに似ていない

さらに、『for』ではクッパJr.の色変えキャラに同じ名前のキャラがいるため(上記のイラストのように)ネタにされている

『DX』から皆勤賞のマルスはもちろんのこと、『X』において初登場したアイクが続投している上、新たに同じマルスのモデル替えキャラであるルキナや上記のルフレが参戦したことで歴代FE勢で唯一の不参戦となっただけに残念に思うファンも多かった。


だが2015年6月14日にyoutube等で配信された任天堂公式動画において、後発のリュカやストリートファイターリュウと共にDLCとしてロイの配信が桜井政博氏本人の口から発表された。ドクターマリオ、ミュウツーに続くDX以来の復活参戦である。そして翌日に配信された。

CVは『DX』の頃と同じ福山潤氏。当然新録となっているが、本人曰く10年前DXでのセリフを覚えているらしく、DXを意識したようなセリフを喋る。

デザインは『DX』の頃に比べてリファインされている。顔つきが大人っぽく、服装は原作『封印』と『覚醒』のDLC「異界のロイ」を組み合わせて若干アレンジした衣装となった。

『DX』では上記の通りマルスのモデル替えキャラだったが、本作では当時に比べダッシュ速度も速くなっているほか、原作のように逆手と順手を使い分ける独自の攻撃スタイル(基本的に逆手で振るモーションが多いが、大振りの技を使う際は順手に持ち替える)となり、純粋なモデル替えではなくなっている。

最後の切りふだはマルスやルキナと同じ「必殺の一撃」だが原作『封印の剣』において専用武器「封印の剣」で遠距離攻撃を仕掛ける時をモチーフにした火炎をまとう強烈な斬撃。マルスやルキナのように一撃で倒せるほどの威力はないが後ろから当てることが出来るため、巻き込ませる事が可能である。

ムービーでは同名キャラに対する意趣返しとスマブラに帰ってきた事を伝えるものとなった。

余談だがアプリゲーム『ファイアーエムブレムヒーローズ』でも登場し、スマブラと原作を組み合わした服装となっている。

価格はミュウツーやリュカと同じく片方ver450円、両方verセットで550円。


『スマブラX』→『スマブラfor』の事例

『スマブラX』→『スマブラfor』の事例

異なる機種を開発していた為か本作においても桜井政博が「(3DSWiiUはメモリ容量が異なる為)全てのキャラクターを参戦させるのは難しい」と予め発言しており、『X』と同様に、本作で参戦しないキャラクターの存在が示唆されていた。最終的にどのキャラクターが削除されたのかは、やはり発売まで不明であった。

本作が発売され多くのプレイヤーによるプレイ報告の結果、以下のキャラクターのリストラが明らかとなった(配慮したのかほとんどのキャラクターにそれぞれフィギュアとして用意されている)。

また、謎のMii軍団がザコ敵として登場するようになった為、謎のザコ敵軍団も実質リストラ組の一員と言えるのかもしれない。


アイスクライマー

今のスマブラでは珍しくなくなった通称:レトロゲーム枠の元祖といえるキャラクター。『DX』、『X』と共に初期キャラクターとして参戦を果たし、二人一組で戦う個性から本作でもリストラを予測していたプレイヤーはほぼいなかっただろう。……が、なんと『for』には参戦しないことが明らかに。

発売前のPVで同作に登場していたホワイトベアの存在がロゴマークの「茄子マーク」と共に明かされていただけに、まさかの不参戦となったことに衝撃を受けたプレイヤーは多かったのではないだろうか。

不参戦となった原因として、桜井氏は「アイスクライマーはWiiU版で動かせる所までは製作が進んでいたが、元からフルパワーで使っている3DS版では2人を同時に動かすのに相当のマシンパワーが必要でメモリ容量が足りず、他のキャラクターを削ってもやっとというほど全く動かなかった」と述べている。元々レトロゲームなためか動きもグラフィックも新しくほぼオリジナルで作るのは難しく、『DX』のデータも古く使い回すのも難しいとも言われている。レトロゲーム枠の運命なのか…。一応フィギュアや彼の名を冠したBGMは登場している。

(同じく二人一組で戦うキャラクターにロゼッタ&チコがいるが、チコはオプション扱いで、一度離れたら戻るだけの単純な動きしかしないため、処理面では問題ない。一方でナナ(色替えでポポ)はCPU操作のファイター扱いであり、ちょっとしたことで動きにバラつきが出てしまう)


その事実に納得していないユーザーの嘆きが後を絶たず、「WiiU版だけでもいいから出てくれ!!」「DLCで配信しろ」「ルフレやむらびとのようにポポ(ナナ)単独にすれば済む話じゃないか!!」などと論争が繰り返されていたが、「キャラクター数の違いは出さない」事や技術上の問題が明言されている以上、DLCでも実現は厳しく、望みは最後まで叶うことは無かった。


WiiU版のみに関しても新要素「8人対戦」が足枷になっているとも言われている(同キャラ対戦させると、一画面に16人ものキャラクターが60fpsで動くことになるため)。


これが関係していたかは不明だが、『スーパーマリオメーカー』とのコラボで「ポポ&ナナ」のキャラマリオが配信された。

元がレトロだったからだろうか。


リュカ

MOTHER3』の主人公。『X』ではMOTHERシリーズ最新作を代表して、初期キャラクターとして先輩にあたるネスよりも先に参戦決定を果たし、亜空の使者で前述のポケモントレーナーと共同した。

だが、本作ではポケモントレーナーと共に参戦しないことが明らかとなり、MOTHERシリーズからは再びネスが参戦するのみになった。

やはり、『MOTHER3』が海外で発売されていないことが逆風となったのではないかと言われている。元々『DX』でネスと入れ替わりで参戦する予定だったが、『MOTHER3』が延期(実際は開発困難による中止。初代『スマブラ』は一度はお蔵入りだったのがそれで企画復活だったとされている)で結局ネスが続投。『X』でも交代の予定だったが先述の通りMOTHER3が海外で未発売だったことで2人共参戦。そして『for』はネスが続投でリュカは参戦せず、と何かと製作陣に振り回された不憫なキャラクターである。


性能がネスと差別化されていたこともあり、『for』でリストラされたキャラの中でも参戦しないことを嘆くユーザーは多かった。

しかしながら、ネスの全てのカスタマイズ必殺ワザにリュカの必殺ワザに準じた性能のもの(PKフリーズ・連続ヒットせず吹き飛ばすふっとびPKファイヤー・曲がりやすく体当たりが連続ヒットする貫通PKサンダー・前方に展開され解除するタイミングに吹き飛ばしがあるフロントサイマグネット)がそれぞれ用意されている他、フィギュアも登場している。

そして2015年4月2日のニンテンドーダイレクトで、DLCとしてリュカの配信が発表された。


参戦動画においては「ネスの窮地に駆けつけて助け出すリュカ」という展開を見せる。これは『X』の『亜空の使者』でワリオに攻撃を受けていたリュカをネスが助けに来る展開を意識していると思われる。

また同ムービーでは原作でリュカに付き従った彼の『家族』であるボニーを意識したダックハントに見守られながら、兄のクラウスとの再会を意識した展開。

そしてボニーTシャツを着たカラーやしきかんどのを意識したカラーなど原作を知っているとニヤリと出来るネタが多い。

(『MOTHER2』と『MOTHER3』は世界観は繋がっているものの時代が大きく離れている事から、ネスの隣人の存在以外ではリュカ一家とネスの関係は不明。ネスとリュカの共闘はスマブラ独自のドリームタッグの要素が強いのである)

デザインと攻撃モーションは『X』と変わらないが表情が凛々しくなっており、下スマッシュ攻撃は単発攻撃に変更されている。最後の切りふだのPKスターストームはネス同様の仕様に変更されているが連続ヒットするように差別化されている。


2015年6月15日に配信開始。片方ver450円、両方verセットで550円。


ポケモントレーナー(ゼニガメフシギソウ)

発売前の段階で「本作には変身キャラクターは登場しない」ことが明らかとされており、その結果、ゼロスーツサムスやシークが単独キャラに変更される。

更に、リザードンが単独キャラとして先に参戦が決定。これらのことから、ポケモントレーナーの参戦は厳しく、またゼニガメ、フシギソウについても既にポケモンだけで4体(発売前に明かされた数、最終的には皆勤賞のプリン、先述のミュウツーを含めて6体となった)が参戦している上、前者と同じタイプで当時の最新世代である『ポケモンX・Y』のゲッコウガがいる事と後者の中の人が亡くなっている事や人気のリザードンがいるため、知名度的にも難しいのではないかという声がネット上では多数上がっていた。


そして、結果としてリザードン以外のゼニガメやフシギソウ、トレーナー単体は不参戦となってしまった。原因はアイスクライマー同様、3DSのマシンパワーが不足している為ではないかと言われている(上述の変身システム廃止も同様)。そもそも基準が『ポケットモンスターX・Y』の仕様になっており、唯一原作でリザードンがメガシンカ出来るため、進化前のゼニガメと進化一段階目のフシギソウといったメガシンカ出来ない二匹の最後の切りふだの構成も難しく、最後の切りふだの三位一体を使い回すのも難しかったのかもしれない。その予想通りリザードンは最後の切りふだ「メガシンカ」(メガリザードンXにメガシンカ)を修得し、変身技はハイリスクハイリターンの『フレアドライブ』に差し替えられている。

しかし、最新作の『SP』では…


ポケモントレーナー、ゼニガメ、フシギソウのいずれもフィギュアとしては登場している。特にポケモントレーナーの説明文はある意味必見。


ウルフ

スターフォックス』シリーズにおいて主人公フォックスのライバルであるキャラクター。ニンドリの参戦希望アンケートで1位に輝いた。

『X』のアドベンチャーモード「亜空の使者」ではクリア後の隠し要素としての登場でストーリーには絡まず、開放条件に関しても対戦回数の蓄積などの関係から、事実上最後に登場するファイターとして電撃的な参戦を果たしたが、本作では残念ながら不参戦となった。

人気キャラである事、スマブラでは貴重な悪役キャラかつスタフォ枠の3体目である事、性能自体もフォックス、ファルコとはほぼ差別化(最後の切りふだ以外は独自性能・固有モーション)されていたキャラである事などから、参戦出来なかった理由を推測しにくいキャラであった。

ただ、横必殺ワザの「ウルフフラッシュ」がフォックスのカスタマイズ必殺ワザとして受け継がれており、色替えにウルフ風のカラーが用意されているほか、「アサルト」仕様の姿でフィギュアも登場している。


スネーク

『X』ではセガソニックと共にまさかの他社からの初のゲストキャラクターとして、発表時には世界中から驚きをもって迎え入れられたキャラクター。

ソニック、スネーク共に他社作品からのゲストキャラ枠であったため、1作限りのスポット参戦だろうと思われていたが、ソニックの続投決定によりこちらにも続投への期待が集まった。

国内で人気も高く、多くのプレイヤーから続投が望まれていたキャラクターではあったが、メタルギアシリーズ生みの親である小島秀夫が「スマブラ最新作には参戦しないんじゃないですかね」と発言していたことから参戦は厳しいとされ、結果としてはやはり不参戦となった。

なお、本作の権利元所属表記には「コナミ」の文字が無く、当然ながらフィギュアも用意されていない(さらに『X』リストラ組において『for』でフィギュアが用意されていないのもスネークが唯一となっている)。

なお、中の人は『X』当時についでに収録していたアシストフィギュアサムライ・ゴローは続投した為、一応スタッフロールに名前が残っている。

通信自体は存在しており、対戦キャラクターの解説はピットに引き継がれた。


大佐らとのやり取りに加えて、手榴弾を始めとした豊富な重火器と地上戦の判定の強さで強キャラの一人でもあったことからDLCでの復活要望は高かったのだが、結局最後までスネークの復活は叶わなかった。


詳しい事情は様々だが色々な推測がある。ひとつは、今回の他社組はクロスオーバーに寛容・盛んかつ実績がある企業で占めていること。一方でメタルギアシリーズはと言うと、ソニーハードの作品がほとんどであり、任天堂ハードはファミコン版『メタルギア』、ゲームボーイカラーの『ゴーストバベル』、ゲームキューブの『ザ・ツインスネークス』、3DSの『スネークイーター3D』の4作品だけ。任天堂とのクロスオーバーも『スネークイーター3D』を除いては皆無であった。


また、『for』の開発がコナミとはライバルかつ不仲とされるバンダイナムコゲームスであったことや、コナミの内情等で交渉が困難だった可能性が要因ではないかと見るフシもある。また大佐の中の人が亡くなってしまっている上に、当時のスネーク自身も老けていたことから、実現は厳しかっただろうという説もある。


『X』のシャドーモセス島のスマッシュアピールでは、ソニックの解説でスネークが「あのハリネズミの事が好きになれない」と煙たがっており、セガとコナミも不仲だったとする説もある(※1)。


このほか「WiiではなくPS3でリリースされるMGS4の宣伝と取られかねない参戦とそのMGS4からのアレンジ曲の存在が任天堂内で問題視された(※2)」「スネークイーター3D発売後の小島秀夫氏の不義理と取られかねないWebラジオでの発言(※3)が任天堂側を怒らせた」といった推測もされている。2015年に小島秀夫氏がコナミを退社し、メタルギアから離れることとなったためスマブラへの復帰は難しいという説も挙げられていた。


(※1)…コナミは90年代にVJなどの音楽ゲームを自社で独占しようとしたのだが、他社(バンナムとセガ)が特許違反などで事件を起こしているため。一方、煙たがっている理由として、ソニックの宿敵Dr.エッグマンのCVをアニメ作品等で大塚明夫氏の父・大塚周夫氏が担当していた事による声優ネタ説や、自然界でのヘビ(スネーク)とハリネズミ(ソニック)の関係を暗示したものであるとする説もある。


(※2)…実は『X』で使われたアレンジ曲2曲はMGS4でこっそり収録されている。「MGS4愛のテーマ」はタイトルそのままだが、「THEME OF TARA スマブラXバージョン」はおそらく商標の関係で「THEME OF TARA ゲームバージョン」にタイトル変更されている。


(※3)…PS3・PSVitaXbox360で発売された『HDエディション』と比較して、3DSの画質をこき下ろすというもの。現在はそのWebラジオ自体がサイトごと消滅しており確認が不可能であるが、当該箇所はピー音が入っていたため、かなり過激な発言があったものと推測される。


『スマブラfor』→『スマブラSP』の事例

『スマブラfor』→『スマブラSP』の事例

2018年6月13日、「ニンテンドーダイレクト E3 2018」の紹介動画において『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』(以下『SP』)に関する詳しい情報が初公開となり、タイトルもここで初めてお披露目となった。

『SP』の情報公開にあたって、まず参戦するキャラクターをまとめてムービーで紹介することが桜井政博の口より告げられ、そこで果たして誰が新規参戦し、過去作から誰が参戦するか、はたまた誰がリストラされるかが注目の的となったが――

そこで明らかとなったのは衝撃の事実。それは、


全 員 参 戦


であった。


DLCも含めた『for』からのリストラ組が一人もいないばかりか、『X』・『for』を経てもなお復活できずにいたリストラ組までもが堂々と復活した上での全 員 参 戦

そう、この項目にいた不遇のファイター達が帰ってきたのである。特に、『for』でリストラされていたスネークに関しては、上述の噂もありファンの間でさえ復活が絶望視されていたため、この発表がファンに衝撃を与えたことは言うまでもない。

強いて言えば、『for』において単独参戦を果たしていたリザードンが、ポケモントレーナーの復活によって再び三位一体のポケモンに戻ったため、単独キャラとしてのリザードンは事実上のリストラと言える(もっとも、リザードン単独参戦のそもそもの理由がポケモントレーナーを出せなかったことに起因しているため、むしろ本来のスタイルに戻ったともいえる)。


過去作のキャラクターを全員出した代償として、新たに参戦するキャラクターが少なくなるのではないかという懸念(上述の発表において、桜井氏は新キャラクターに関して「あまり期待しないでほしい」と語っていた)も生じていた。事実、『SP』の新ファイターは11体(追加コンテンツ除く)と、これまでの作品よりも控えめな数となっている。

しかしながらこの全員参戦により、ファイターの総数は74体(ポケモントレーナーのポケモン3匹をまとめて1体として扱った場合)、そこからダッシュファイターを除いたとしても67体と、従来のシリーズを遥かに凌ぐ参戦人数に増加。

かつてリストラ組と呼ばれた者達が一斉に返り咲きを果たし、『SP』はシリーズ史上最大規模の作品となった。


全員復活おめでとう!


なお、ウルフの勝ちあがり乱闘「参戦ふたたび」は、他の『SP』で復活したファイター+ガレオムを相手にするものになっている。


よく分かるまとめ

よく分かるまとめ

記号の意味

  • ○:基本ファイター
  • △:モデルチェンジファイター
  • ◎:DLCとして追加されたファイター
  • ×:参戦しない

Noキャラ名DXXforSP
15アイスクライマー×
18ドクターマリオ×
19ピチュー××
22こどもリンク××
24ミュウツー×
25ロイ×
31スネーク×
-ポケモントレーナー×
37リュカ
44ウルフ×

ファイター以外の事例

ファイター以外の事例

一般的にはファイターキャラクターの話題をあつかうことが多いが、アイテムのモンスターボールやアシストフィギュアで登場し、のちの作品で登場しなくなったキャラクターもリストラ組として扱う風潮もなくはなかったりする。


また、キャラではないため詳細は割愛するが、全員参戦の『SP』でも、「全ステージ復活」は叶わず、幾つかのステージがリストラとなっている。が、リストラになったステージのほとんどは「コンセプト被り」「ギミックの都合で通常版が戦いにくい」が当てはまるのだが(例外はリドリーのファイター参戦に伴いリストラになったと思われる「パイロスフィア」くらいのもの)。


記号の意味

  • ○:アシストキャラとして登場
  • ☆:ファイターとして参戦
  • ×:ファイター・アシスト共に登場しない

キャラ名64DXXforSP
リザードン
カメックス×××
スピアー××××
ピッピ×××
ニャース×
イワーク××××
サワムラー××××
ドガース××××
ラッキー×××
スターミー××××
フシギバナ××××
マタドガス××××
フリーザー××××
サンダー××××
チコリータ×××
ヒノアラシ××××
マリル××××
アンノーン××××
ハッサム×××
ポリゴン2××××
ライコウ××××
ホウオウ×××
セレビィ×××
メタモン××(※1)××
アチャモ××××
ゴクリン××××
グラードン××××
ジラーチ××××
ポッチャマ××××
ウソハチ××××
ゴンベ××××
マナフィ××××
バーバラ××××
サイボーグ忍者×××
リセットさん××××
リトル・マック××
エキサイトバイク××××
カスタムロボ(レイMkIII)××××
ロビン×××
ヘリリン××××
くるり&ラセンダー8××××
ジュゲム&トゲゾー×××
チンクル××(※2)×(※2)
カット&アナ×××
センシャ&ホヘイ×××
サキ・アマミヤ×××
ダークサムス×××
マグナ××××
しずえ×××
エレキマン××××
謎のザコ敵軍団(ファイターコピー型)××××
謎のザコ敵軍団♂××××
謎のザコ敵軍団♀××××
ザコレッド××××
ザコブルー××××
ザコグリーン××××
ザコイエロー××××

※1:開発中に没になった。通常のプレイでは使用できないデバッグモードでは登場こそするがワザは使用しない。

※2:『DX』と『SP』ではステージ「グレートベイ」に背景として登場する。

※3:『Nintendogs』は厳密にはリストラとは言い難いが、『X』ではラブラドールレトリバー、『for』ではフレンチブルドッグ、『SP』ではトイプードルと犬種が変更されている。


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