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リボルバー・オセロット

りぼるばーおせろっと

メタルギアソリッドシリーズに登場する人物。シリーズにおけるトリックスター的存在。
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CV:戸谷公次(MGS)(MGS2)、山崎たくみ(MGS3) 、三上哲(MGSV)、銀河万丈(MGS4)、沢木郁也(MGSBD)

「俺のリロードはレボリューションだ!」

人物像

ネタバレを含みます。

1944年生まれ。身長182㎝。
CIAエージェント、GRU(軍参謀本部情報総局)「山猫部隊」隊長、スペツナズFOXHOUND隊員を歴任。リボルバー・オセロットは、FOXHOUND時代のコードネーム。
MGS3の登場人物であるザ・ボスザ・ソローの実の息子で、本名はアダムスカ
早撃ちが得意で、跳弾を自在に操る拳銃の名手であり、強制収容所の拷問特別顧問として参加した事がある程の拷問マニアでもある。

当初はMGSで、リキッドの参謀的存在として登場したが、やがて大統領愛国者達などさらに巨大な組織とつながっていることが判明していき、最終的にはビッグ・ボス=ネイキッド・スネークと非常に関わりの深い、シリーズ全体を通して重要な役割を担ってきたトリックスター的存在であることが判明した。

西部劇マカロニウエスタンをこよなく愛すガンマニアであり、ダスターコートを着て西部劇などでおなじみのリボルバー型拳銃のひとつ、SAAを愛用しており、「世界でもっとも高貴な銃」と称した。
装飾を施した観賞用やストックを装着したものを使った時もあった。
若い頃も西部劇に影響を受けてはいたものの、当初は銃はオートマチックのマカロフPMを使っていた。ネイキッド・スネークとの出会い、そのアドバイスを受けてSAAに持ち替えたことで、より西部劇マニアぶりが加速したようだ。

SAAは一発ずつ排莢して一発ずつこめ直すという非常にリロードに手間のかかる銃だが、オセロットは、命を懸けた戦闘中にあえてこの手間をかけることに興奮を覚えており、「戦闘中のリロードがたまらない!」「銃に命を吹き込んでいるようだ」などの台詞でもってそれを示している。

見様見真似だけで短期間でCQCを習得する、SAAに持ち替えてわずかの間にガンプレイやジャグリングしながらのロシアンルーレット、ファニングショット等の高い技術を要する射撃法を習得する等、天性の戦闘センスを持つ。

余談だが、MGSVの情報テープにて、モスクワオリンピックの話が出た際に、柔道家山下泰裕のファンと思しき発言をしている。

MGS3

オセロット


誕生後まもなく賢者達に引き取られ、GRUヴォルギン大佐によって育てられる。
おそらく10代の頃から既に相当の戦闘・諜報技術を体得し、CIA(及びアメリカの「賢者達」)のスパイ「ADAM」として活動開始。

1964年、20歳の時点で、ヴァーチャスミッション及びスネークイーター作戦開始。
GRUの将校(階級は少佐)「オセロット」として、ネイキッド・スネークの前に度々現れる。この時点で、GRU←KGB←CIAの三重スパイであった。
GRU将校やKGB側スパイの役割としてスネークを妨害するが、当初は慢心と経験不足で惨敗を繰り返していた。
挑戦を繰り返すうちにやがて彼に心酔するようになり、それは以降彼が死ぬまで続くことになる。
ヴォルギン大佐がスネークとの一対一の決闘を望みながらも、負けそうになると他者に助けを求める等の見苦しさに失望した事も、男らしく戦ったスネークに心酔した理由と思われる。
シャゴホッドグロズニィグラードと共にザ・ボスの手によりデイビー・クロケットで抹消され、スネークイーター作戦終了後、賢者の遺産及びグラーニンの「核搭載二足歩行戦車」研究案を回収し、CIAに帰還する。

この頃から西部劇好きだったようで、GRUの制服を着ていながら足に拍車をつけていたり、わざわざオートマチックのマカロフPMでガンプレイをするなど、見た目と振る舞いで気取りまくっていた。
しかし、「マガジン交換直後に薬室に弾のあるなしに関わらず薬室へと初弾を装填して確実に射撃を行う」というテクニックを聞きかじっただけで行っていたため弾詰まりを起こしてスネークに敗北した。
その後、射撃の反動への自身の癖を彼から指摘された事もあって、リボルバーであるSAAに持ちかえた。
(ちなみにこの時、銃捌きの良さを『いいセンスだ』と高評価されていた)
ところが次の対決では、銃を持ち替えたことで装弾数が変わっていることを忘れてしまい、またも敗北。おまけに鑑賞用の装飾が施された銃を用いていた事をスネークにからかわれてしまった。

そしてSAAを二艇持ち歩くようになるとボルシャヤ・パストの崖でスネークに決闘を挑み、今度は互角の戦いを繰り広げた。
このとき、ザ・ペインのよこした無数の蜂を猛スピードのガンスピンで叩き落すという荒業を披露している。
この決闘の中で戦闘中に行うSAAのリロードに目覚めてしまい、「不思議だ、この緊張感! マグチェンジでは到底味わえない」「リロードタイムがこんなにも息吹を!」「たまらない! こんなにもリロードタイムが戦闘に抑揚をもたらすのか?!」「礼を言うぞ! よくぞこの喜びを俺に教えてくれた!」などの台詞を放っている。
さらに戦闘が長引くと、「俺のリロードはレボリューションだ!」と言いながらリロードが大幅に高速化する。

その後、グラーニニ・ゴルキーの倉庫でソコロフにロシアンルーレットを仕掛けた際には持ち歩く銃の数が3艇に増えている。
そのうちの1つは、後にグロズニィグラードの拷問室でタチアナにロシアンルーレットを行った際にザ・ボスを介してスネーク、そしてEVAへと渡っている。
ラスト付近にWIG機内で二艇のSAAによるロシアンルーレットによりスネークとの最後の勝負を行う。
ロシアンルーレットの結末次第ではオセロットのSAAの一艇はスネークへと渡る。

こうして彼はSAAの魅力に取り付かれ、彼の意識が消えるまで使い続けることになる。

シークレットシアターの「根本的な誤解」では本来弾切れの筈のSAAに弾が残っており、スネークを仕留めたもののEVAには逃げられるという残念な結果になった。
他にも「最終決戦」ではWIGに乗り移り損ねて湖に落ち、「老いらくの恋」では、EVAに恋したジ・エンドに二度も眠らされている。

エンディングでスネークがビッグボスの称号を合衆国大統領から授与されるシーンで主観に切り替えると、窓の左下にスネークへ向けてあのポーズを取っているオセロットを見ることが出来る。(HDエディションではトロフィー取得の条件にもなっている)

あと、やたら手を動かすしぐさが多い。また、スネークが収容されていた際にスネークから取り上げられた食糧を食べたのも彼である。その目的はスネークが何を食べていたのかを知るためでもあった(ちなみに何故オセロットがそんなことをしたのか理解できなかったスネークは、EVAから朴念仁と揶揄されている)。

MPO

1970年、26歳。
ヌルと同じコードネームを持つ男」の後ろ盾により活動。
ジーンを影から支援し反乱を起こさせ、そのどさくさの中でそれまでの上司を殺害し、アメリカ側の従来の「賢者達」を消滅させ、賢者の遺産を回収。

おそらくではあるがこの後あたりで、後の「愛国者達」へ繋がる組織を結成しその一員となる。
しかし、恐るべき子供達計画が発動し、これが原因でビッグボスとゼロが決別した際には、ビッグ・ボスへの忠誠心からEVAと共に、組織から離別した。

MGSV

オセロット横顔?


1984年前後、40歳。
この頃には、ソ連・アフガン戦争に参加しており、アフガンゲリラやソ連側の兵士から「シャラシャーシカ」という通り名で恐れられる。

謎の武装組織の襲撃によって「国境なき軍隊」が壊滅し、そのときの負傷で9年間昏睡したヴェノム・スネークを、再び襲撃を受ける病院から救出した。
その後、彼をアフガニスタンに案内し、和平・ミラーの救出任務を与える。
ミラー救出後はスネーク達と共にダイアモンド・ドッグズに合流し、参謀的な立場で彼らに協力していく。

この時点で、ダスターコートを羽織り白い長髪になっており、後の「リボルバー・オセロット」の姿にかなり近くなっている。

なお、今作での彼はお馴染みのSAAではなく、マテバ社の製品によく似たリボルバー拳銃「TORNADO-6」を二丁所持している。

MG2

1999年、55歳。
ザンジバーランド蜂起においてビッグ・ボスがソリッド・スネークに2度目の敗北を喫して植物状態になった末に、ナノマシンによってその意識を封印され愛国者達に監禁されてしまったことを受け、彼の回収・覚醒と、愛国者達の支配の打倒を目指して戦っていくことになる。

MGS

Revolver Ocelot


2005年、61歳(MGS発売時のプロフィールでは50代となっていたが、MGS3以降変更された)。
ソ連崩壊後、オモン特別任務民警支隊を経てロシア税務警察の突撃隊に身を置く。
後にKGB第一管理本部を前身とするSVR(ロシア対外情報本部)の特殊作戦部門に入るが、旧KGB体制に適応できずアメリカにスカウトされ、FOXHOUNDに入隊した。

リキッド・スネークの参謀的存在として彼をサポートし、シャドーモセス島でのFOXHOUNDの武装蜂起に参加する。
実はジョージ・シアーズ大統領(ソリダス・スネーク)の部下であり、愛国者達への反乱を目論む彼に従ってリキッド達を誘導していた、いわば黒幕であった。
しかし、実際にはこの時点でまたも三重スパイとして活動しており、FOXHOUND←ソリダス←愛国者達という、愛国者達の手先であった。
決別したはずの愛国者達の部下に収まっていた経緯は不明だが、本心では変わらずに「愛国者達」打倒を目指しており、愛国者達の創設メンバーの一人であった当時のDARPA局長ドナルド・アンダーソンを拷問中の事故に見せかけて殺害した。

同志であるEVA、同じくビッグボスを慕うナオミと協力し、グレイ・フォックスの潜入を手引きしている。
また、フォックスは脱走する際にクラーク博士を殺害している。

この事件後、メタルギアREXと核実験の演習データをソリダスの元に持ち帰り、彼と共に潜伏するが、それを世界中にばら撒いたことで、メタルギアの亜種が各地で大量に生まれる事態を招いた。

なおこのときはSAAを一丁のみ使用しており、ソリッド・スネークと互角の戦いを繰り広げた。このとき、「いいセンスだ」と、ビッグ・ボスの台詞を引用している。
しかし、サイボーグ忍者に利き腕の右腕を切り落とされ、死亡したリキッドの腕を移植し、左利きに矯正することになった。(後に自身が行う「リキッドの憑依」の理由を用意するためだと思われる。)

MGS2

\シャラシャーシカ!/


2007年、63歳。
アメリカ海兵隊が極秘裏に開発し、偽装タンカーで輸送していたメタルギアRAYを奪うために、シャドーモセス島事件でも協力していたセルゲイ・ゴルルコビッチ大佐やその私兵部隊と共に偽装タンカーを襲撃する。
しかし、ここで初めて自分が愛国者達の部下であることを明かすと、ゴルルコビッチをも裏切って海兵隊司令官スコット・ドルフ諸共殺害しRAYを強奪、タンカーを沈めて、アーセナルギア建造とS3計画実験の隠れ蓑となる、ビッグシェル建設の建前を作り上げる。

このとき、リキッドの意思が宿る右腕からリキッドの残留意思が憑依したかのような様子を見せている。

2009年、65歳の時点で、ビッグシェルでのソリダス・スネークの武装蜂起に参加。
愛国者達の部下であることはスネークなど一部の人間しか知らないため、変わらずソリダスの部下を装って活動していた。
愛国者達への反乱をソリダスと共に行ったように見せて、実際には、愛国者達のS3計画(特定の設定と役割を背負わせることで、極限状況下においてもその人物の意志・選択を制御するというもの)の最終実験の場としてのみこの反乱を演出していた。

実験が無事終了した後にはRAYに乗ってアーセナルから脱出しようとしたがここで完全にリキッドの意思が覚醒してしまい、愛国者達の下へ帰還するはずが愛国者達を葬るためにいずこかへと消えた。


実際にはタンカー沈没事件のあたりから自分の意識を抹消してリキッドの物語を上書きしてリキッドの精神的なドッペルゲンガーとなろうとしていたのだが、これは愛国者達の目を欺き、彼らへの反抗を本格的に開始するためであった。
従来の催眠などの洗脳技術では限界があったが、エヴァ達が盗み出したS3計画のノウハウとナノマシン、サイコセラピーを併用し、「愛国者達に成り代わろうとするリキッド」という役割を演じることで、限界を超えた精神の書き換えを進めていった。
この後、MGS4のあたりでとうとうオセロットとしての自我が抹消され、ほぼ完全にリキッド(リキッド・オセロット)として覚醒した。

この変貌についてビッグボスは後に「猫は蛇への擬態を好むもの」と語っており、愛国者達への反抗という目的とは別に、偽りであっても尊敬した戦士ビッグボスの息子になる事をオセロット自身が望んでいた可能性を示唆している。

しかしバンドデシネでは、リキッドの右腕を移植したことでタンカー事件前後からリキッド本人の亡霊がオセロットの精神を乗っ取ろうとする描写があり、こちらではオセロットが腕を移植したのはリキッド曰くリボルバーの早撃ちの名声を失いたくなかったからと解釈されている。
また、父親であるザ・ソローがリキッドに精神を乗っ取られかけていることを酷評する場面もあるため、MGS4でのビッグボスの説明と矛盾している(バンドデシネはゲーム版と異なる点が多いため、矛盾ではなくそもそも別設定だったという可能性もある)。

MGS4

オセロット


S3計画のノウハウをもとにしたナノマシンを介した人間の思考制御(SOPシステム)が構築され、愛国者達が民間軍事企業を利用した「戦争経済」を展開し歪に成長していく中、リキッド・オセロットとして「アウターヘブン」をマザーカンパニーとする6つの民間軍事企業を有し、軍縮中の各国軍はおろかアメリカ軍をも超える軍事力を得ていた。
また、オセロットの肉体を用いてセキュリティを無効化し、愛国者達からアーセナルギアに積まれていた『G.W』とアーセナルギア級の一隻であるアウターヘイブンを奪っている。

ちなみに、腕は既にリキッドの物ではなくサイボーグ技術で作られた義手となっている。
また、オセロットとしての自我が消滅していたため、もうSAAを使わなくなっていた。

「ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」と称してSOPシステムへの大規模なハッキングを行い、愛国者達の戦場支配、情報統制を崩壊させようとしていた。
ビッグボスの肉体を奪還するとシステムを掌握して世界中の戦場に混乱を起こし、その最中にシャドーモセス島にある愛国者達の支配が及ばない「裸の核兵器」、すなわちメタルギアREXのレールガンとステルス核弾頭を回収、衛星軌道上に浮かぶ愛国者達の中枢AI『J.D』の撃墜・破壊を目指す。
その目的は愛国者達の支配の及ばない世界「アウターヘブン」(「天国に見放された世界」)の完成であった。
しかし、この時代では既に愛国者達は世界中のインフラ管理システムに根を張っている状態にあったため、『J.D』が破壊されてしまうと人々の生活を支えるインフラすべてが根本から崩壊し、大勢の被害者を生んでしまう欠点を孕んでいた。

愛国者達に真意を悟られぬように、破壊した『J.D』を『G.W』で代用することで愛国者達を乗っ取り、『戦士が「生の充足」を得ることのできる争乱の世界を作り上げる』という嘘を掲げるオセロットを止める為、愛国者達に利用されているソリッド・スネーク達はナオミ・ハンターから託され、サニーが完成させたワームクラスターFOXALIVEによる『G.W』の破壊を行った。
システムの介入に必要なビッグボスの肉体がソリダスの肉体だと悟られぬようにEVAとも協力していた。
FOXALIVEはナオミが伝えていた『G.W』のみを破壊するものではなく、『J.D』を含めた5つの代理AIすべてを破壊して愛国者達のAIネットワークを破壊するものであったが、ワームクラスターのブラックボックスにまでサニーが手を加えたことで支配を行う大脳部分のみ破壊し、脳幹部分であるインフラ管理を残すように変更されていた。
オセロットは裏ではビッグボスの開放と愛国者達の崩壊のために、敵対者を演じていたEVAやFOXALIVEの作り手であるナオミ達とも協力しており、核弾頭による『J.D』の破壊からのシステムの乗っ取りやFOXALIVEの侵食のどちらにおいても、『J.D』と「愛国者達」が壊滅するように仕組んでいた。
そのため、スネークたちを意図的に見逃し、逆に利用しているということを気づかれないように状況を演出して操っていた。

結果としてオセロットによる開放ではなく、オールド・スネークとサニー達の活躍によって、インフラなどが維持されたまま愛国者達だけを消し去るという開放が訪れた。
『天国の外側の世界』の完成を見届けたオセロットは、ビッグボスの分身であるスネークと『個人的な決着』をつけるべく、互いに死力を尽くした肉弾戦を繰り広げ、敗北。闘いの中でオセロット本来の人格と記憶を取り戻しながら、全てを終えてスネークに仕込まれていた新型FOXDIEで息を引き取った。
その最期の言葉は、自らが忠を尽くした存在、ビッグ・ボスに贈られた言葉、『いいセンスだ』だった。

彼の行動理由はひとえにビッグボスへの「忠」であり、彼の解放と愛国者達の撲滅のためだけに動いていたといえる。彼もまた忠を尽くした者の一人だった。
最終的に、彼のこの一連の行動の真実は覚醒したビッグ・ボスによってスネークに語られた。

関連イラスト

山猫
山猫&RAY


山猫
劇的ビフォーアフター



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