概要
1987年に任天堂のファミリーコンピューターディスクシステム用ゲームソフトとして発売。その後「ファミコンミニ」のラインナップのひとつとしてゲームボーイアドバンスに移植され、その後Wiiや3DS等のバーチャルコンソールを利用してのプレイも可能となっていた。なお3DS版は「アンバサダー・プログラム」のラインナップのひとつとして無料配信も行なわれた。
NintendoSwitchでプレイするならば、NintendoSwitchOnline(有料)に加入しファミリーコンピュータ Nintendo Switch Onlineでプレイする形になる(こちらは通常プレイと強化状態でスタートの二つが用意されている)。
国外ではNES用のソフトとしてもリリースされている。
※発売年などの詳細はWikipediaを参照した。
システム
フィールドマップ移動時は前作同様の見下ろし型の視点(トップビュー)だが、戦闘時には真横視点(サイドビュー)の横スクロールアクションとなる。
攻撃と防御に上段・下段の概念があり、雑魚戦でも頻繫に上下の揺さぶりをかけてくる為、全体として他の同シリーズよりも戦闘に手間がかかる傾向にある。
システムの変更に伴い、ゴーリアやスタルフォスなど前作から大幅に強くなった敵もいる。
また、成長は経験値制で残機の概念がある。アイテムもセレクト選択式ではなくなり、代わりに修得した魔法を選択して使用する。敵がドロップするアイテムは魔法薬と経験値袋のみ。
装備は初期装備であるマジカルソードとマジカルシールド(前作の最強装備)で固定。
レベルアップ時には剣・マジック・ライフのいずれかを選択し、マジック・ライフ選択時にはそれぞれのゲージが全快する。3つのパラメータはそれぞれレベルが独立しており、リンクが倒れた場合には、最も低いレベルに統一された状態で復活する。
各レベルの上限は8までで、それ以降はレベルは上がらず残機が1増える。
結界を解くクリスタルを神殿に納めると、経験値に関係なく必ずレベルが1上がるので、直前のBOSSでレベルアップする様に調節すれば、連続で2回レベルが上がる。
舗装された「道」以外のフィールドを歩くとエンカウントシンボルが出現し、触れると戦闘画面である「魔物の巣」に切り替わる。巣の内容はフィールドの地形によって異なる。
白は通常の敵、青は強敵、赤はライフ回復の妖精となっているが、白に大量の岩が飛んで来たり無限湧きする事もあり、必ずしも強敵のいない白の方が青よりも楽だとは限らない。
ファミコン時代のゲームである以外にも上記のような点もあり、ゼルダシリーズの中でも難易度は非常に高い部類に入る。
登場するBOSSは、ハイラルの王が勇者に試練を課す為に、各地の神殿に配置した守護神であり、シリーズの宿敵であるガノンの勢力とは真逆の勢力と言える。
クリア後は、プレイデータに△マークが付き、レベルと魔法と下突き上突きを引き継いだ状態で最初からのプレイとなる。ハートの器や魔法の器、アイテムや残機は引き継がれない。
ストーリー
大魔王ガノンを激闘の末に倒したリンクは、トライフォースを取り戻し、ゼルダ姫を救い出した。
しかし、平和は戻らなかった。ガノンの残党がハイラルに残り、ガノン復活の機会をうかがっていたのである。その復活の鍵となるのはガノンを倒した者———リンクの血であった。
リンクはハイラルの地に残り、その復興に力を貸していたが、国の荒廃は進むばかりであった。
そんなある日、16歳の誕生日を迎えたリンクの左手の甲に、不思議なあざが浮き出てきた。
ゼルダ姫の乳母インパにそのことを尋ねてみると、インパは驚くべき知識をリンクに伝える。
北の城に眠れる初代ゼルダ姫の悲劇。“力”と“知恵”に次ぐ“勇気”のトライフォースの存在。
そして、あざを持つリンクは、その3枚のトライフォースを扱える資質の持ち主であるということ。
平和なハイラルを取り戻してほしいというインパの嘆願を受け、リンクは一人旅立つ。
6つの結界を解き、“死の谷の大神殿”に眠る勇気のトライフォースを手に入れるために———。
※説明書より抜粋・要約
メディアミックス
当時は多数の作家によるコミカライズ化・ゲームブック化が行われていた。