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概要
友達作りの下手な少女・森繁ちとせと、そんなちとせのために父のひろしが作った人間そっくりな見た目の少女型ロボット・炉端イチカ、そしてその周りの変人達が起こすドタバタを描いたSFコメディー作品。
掲載誌は週刊少年チャンピオン。2017年45号（10月5日発売）から連載が始まったが、その前に前年の44号～48号（9月29日～10月27日）に5話の短期集中連載がある。作者は2017年8月まで別冊少年チャンピオンで『みつどもえ』を連載しており、それを完結させてから本作の本格連載にかかったという形になる。
今作の主要なキャラクターが中学生であることについて、作者はインタビューで（前作の『みつどもえ』で）「小学生でやれることは全部やったという気持ちもあったので、自然と次は中学生を描きたいって気持ちになりました」「小学生だとヤバイけど、中学生なら脱いでも許されると思った」などと供述している。（関連リンク参照）
登場人物
学生たち
- 森繁ちとせ：主人公。中等部に入って間もない12歳。引っ込み思案で無口な性格のため、友達がいない。イチカのことは父親が誘拐してきた被害者だと思っている（一応「ロボさん」と呼んでいる）。後に美術部に入部する。
- 炉端イチカ：ちとせのためにひろしが開発した「お友達ロボット」。快活で社交的な性格。見た目はほとんど人間そのもので、ロボットであることを周囲の人に信じて貰えていない。後に成り行きから美ボ会に入会する。
美術部
- あおい：美術部部長。婦人警官の姉がいる。ちとせとも気兼ねなく接し、入部を歓迎する人当たりの良い性格。作中屈指の常識人で、幼馴染みである高嶺や姉につくづく手を焼く苦労人。ピクシブではあおい部長というタグが使われている。
- 戌井うみこ：ちとせとライバル的な関係にある少女。ちとせと同じくらい友達づくりが下手で、どちらが先に友達を作れるかで勝負をしている。部活は自分一人だけでパソコン部をやっていたが、後に美術部に入部する。
- 近藤みちか：別名ミシェル金剛。美術部所属の腐女子その1。おかっぱ頭で「～ッス」が口癖。
- 北大路砂奈：美術部所属の腐女子その2。黒髪ショートの眼鏡っ娘。
- 桜小路美玲：美術部所属の腐女子その3。そばかす顔で、短い髪をおさげにしている。
- アミ、ラン：桜小路のクラスメイトであるギャル二人組。巨乳で今時のガングロギャルの女子がアミ、長身でロングヘアのギャルがラン。両者共に常にテンションの高い明るい性格で、興味本位もあって美術部に入部する。
美ボ会
- 高嶺華子：別名高嶺マリエンヌ。おしとやかなお嬢様だが、すぐに裸になりたがる生粋の痴女。「美術部に上質な資料（ボディー）を提供する会」略して「美ボ会」の会長にして、「写真部に上質な資料（ボディー）を提供する会」の会長。あおいとは幼馴染の仲で、「華ちゃん」と呼ばれている。
- 緋村歩鳥：本作2人目の少女型ロボット。元々の頭脳は小堀が所有する小型ロボットの「ピポ」で、ひろしが開発したツインテールの美少女のボディを与えられたため、見た目で人間との区別はほぼつかない。美ボ会に入会させられる。
その他
- 林田なるこ：学校の生徒の中でイチカがロボットであることを理解している唯一の少女。学校ではしょっちゅう居眠りをするマイペースな性格で、「～のだ」が口癖。
- 小堀：家がお金持ちのロボットオタクで、ピポの持ち主。ボーイッシュな言動だが性別は不明。
- 富三郎：高嶺の同級生の男子。周囲からは「トミー（先輩）」の愛称で親しまれ、女子生徒からは高い人気を集める学園一のイケメン。常に自身の周辺を見張る神出鬼没なファンクラブ（親衛隊）がいる。高嶺に密かな恋心を寄せているが、中々気づいてもらえない。
森繁家
- 森繁ひろし：ちとせの父。森の中にある住宅兼製作所で父子二人で暮らしている。天才的な科学者で、6年を費やし一人でイチカを開発した。半裸姿でエプロンをかけ、顔には常に溶接マスクを被っている。
- 森繁エレナ：ひろしの妻で、ちとせの母。軍にいたことがあるが、現在は世界をまたにかける探検家。直接家族と顔を合わす機会はごくたまにしか持てていない。
その他
- ポリス：前述のあおいの姉である婦人警官。交番勤務で、町のために付近の変態に目を光らせている。ちなみにひろしのこともその警戒すべき変態の一人としているが、実はその妻のエレナから銃火器の扱い方を教わったという過去がある。重度の猫好きかつ妹思いだが、変態を目の敵にする過激過ぎるその性格から妹を悩ませている。
関連イラスト
