ワリェペン

わりぇぺん

チリの伝承に伝わる怪物。

概要

チリ、特にマプチェ(アラウカノ)族の伝承に伝わる怪物。

伝承によると、水辺に棲んでいる牛の頭と羊の体を持つ怪物で、陸に上がると雄牛や雌牛に襲い掛かって交わり子をつくるとされ、こうして生まれてきた子供には踵が捻じれていたり、鼻面が曲がっているなど、体の何処かが奇形の様相を呈しているといわれている。

家畜などの動物だけではなく人間に対しても害がかり、妊婦がこのワリェペンの鳴き声を聞いたり、その姿を目撃すると、生まれてくる子供はみな奇形になるとされるほか、3日間ワリェペンの夢にうなされた妊婦も、奇形児を出産するとして恐れられていたという。

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水妖　合成獣　南米妖怪