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ヴァニッシュ

ゔぁにっしゅ

ヴァニッシュとは、『小説 スイートプリキュア♪』に登場する敵キャラクターである。
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曖昧さ回避

  1. 小説スイートプリキュア♪』に登場する新たなる敵の名称→本項で解説。
  2. アークザラッドシリーズに登場するちょこの真の姿である覚醒ちょこが使用できる最強の魔法の名称。

『小説スイートプリキュア♪』のヴァニッシュ

「聞こえるか、この悲しい音たちが……」

説明

ノイズとの激闘から1年後の時間軸を描いた小説『スイートプリキュア♪』に登場するスイートプリキュアの新たな敵キャラクター。


加音町に突如として出現した黒い雲の正体にして、王子正宗を始めとする街の住人たちを消し去っていた張本人で、とある人物の孤独や悲しみといった負の感情に反応して本人に気づかれる事無くその人物に憑依すると、取り付いた人物の心の闇の願望の赴くままに活動していた。


関連タグ

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以下小説のネタバレに付き閲覧注意‼























物語の冒頭からが感じていたに関する違和感を引き起こしていた元凶にして、(ターゲット層が高年齢や媒体が小説ということもあって)TV本編と違って内容が重くて暗いハード路線になってしまった状況を作り上げた張本人。


いつの頃かは定かではないが、嘗て“メイジャーランド”にも出現して猛威を振るい、滅亡寸前にまで落としたことがあるらしい。


その正体は描写から孤独の感情から生まれた存在と推測されるが、詳細は不明。


性質はノイズと似てはいるが全く似て異なる存在であり、前者が自身の生まれた経緯から“静寂な世界”を求めて世界中の音を“消し去る”事で、自分を含めたすべての存在を消し去ろうとして行動していたのに対し、こちらはその名が示す通り世界中の音を“吸収して消し去る”存在。


さらに悪質な事にヴァニシュによってが吸収されると音の持つが失われてしまい、本来音の“響”によって得られた筈の人の思いが相手に伝わる事が無くなってしまい、その場の空間に流れ出る音はただの“寂しいだけの音の信号”へと変質してしまう。

そうなると人間たちはお互いが信じられなくなり疑心暗鬼なり易い体質へと変化してしまい、最終的には互いに信じられなくなった人々は同士討ちを始めてしまい滅ぼし合うことになる。

それこそがヴァニッシュの真の目的であり、ノイズとは違って完全なる邪悪な存在。


その姿は不気味に渦巻いた分厚い黒い雨雲の様な容姿(おそらく映画に登場したノイズ直属のハウリングの実体化する前の様な姿だと思われる)をしており、唸るような低い音を出しながら行動する。


ヴァニッシュ自身はあくまでも音を吸収して“響”を奪う以外は何もしない。

しかしが悲しみに満ちた人間に憑依することがあり、その憑依された人間の意思(憑依された人間は無自覚)によっては人間すらも吸収して消し去ることが可能となる。


さらに自身が憑依した人間を操る目的で、憑依した人間に語り掛けることも可能。

精神攻撃に長けており、憑依された人物の転換点ともいうべき要所の場面で声色を使って憑依した人間の精神に語り掛ける事で取り付いた人物の猜疑心を増大させて行き、最終的には誰も信じられない孤独な状態へと追い詰めて行く。


なお、(おそらく)憑依した人間を媒体にして他の人物への精神にも語り掛ける事が可能なようで、劇中では加音町の住人に後述するある人物の抱えている心の闇の声を他の住人に吹聴してあらぬを吹き込んで猜疑心を増幅させて更なる悲しみを呼び込むことに成功している。

また、憑依した人物を媒体にして他の人物にも乗り移り、その人物の悲しみを増幅させることも可能なようである。

人間たちを吸収する際は強力な突風を発生させてその風力を利用して対象者を吸い上げてその身へと吸収する。

また、ハミィアフロディテメフィストが同時で歌う“幸福のメロディ”音吉が奏でるパイプオルガンの音すらも“響”を吸収する事で乾いた悲しい音へと変質させてしまい、無力化する事が出来る最強にして最凶の敵。


劇中では(描写から察するに)誰かの孤独感や悲しみに引き付けられるようにして密かに加音町へと侵攻して行き、ドイツへと留学する響の送別会の当日の雨雲に紛れて加音町へと辿り着くと、送別会で起きたある事件を切掛けに完全に成長につれて変わっていくエレンアコを信じられなくなった響の心に反応して響に気づかれる事無く憑依(その際、響は記憶が曖昧になっていたが、最後までそれに気づくことはなかった)。


憑依すると今度は“奏やエレン、アコたちを失いたくない、失うくらいなら、こんな悲しい思いをするくらいならみんな消えてしまったらいい”という心の闇に反応して王子聖歌を消し去り加音町の人々を深い悲しみと恐怖のどん底へと突き落とした。


さらに響が抱く悲しみを利用して加音町の人々に響の心の闇の声を吹聴してあらぬ噂や猜疑心を煽る事で響を追い詰めて行き、増大した響の猜疑心を利用して加音町の住人たちを無差別に吸収し悲しみの連鎖を広げて行く。

そして物語の中盤、響に声色を使って語り掛ける事で自身が憑依した人物がエレンやアコ、音吉、奏に疑いの目が向くように仕向ける事で彼女が仲間達の絆を信じられない様にしてプリキュアに変身出来ない様に素向けた上で、他の人々の悲しみを増大させ力を増すと、遂にエレンやアコ、更には音吉にも憑依。

最終的には彼女たちはおろかハミィ、アフロディテ、メフィスト、響や奏の家族すらも吸収し、最終的には奏にも憑依して響の猜疑心を煽る事で彼女をも消し去ってしまう。


そして物語の終盤、響とピーちゃん以外の人間たちを全て吸収し響ただ一人を残した完全なる孤独な世界へと響を閉じ込めるが、己の心の闇に向き合う事で遂にヴァニッシュが憑依しされているのが自分自身だということに気づいた事と響が自身の想いを全て吐き出したことで憑依しきれなくなったため彼女の体から抜け出すと、遂にそのおぞましい姿を彼女の前に現した。


最終形態

響のから抜け出したヴァニッシュが実体化した姿。おそらくヴァニッシュの真の姿だと推測される。

ドロドロと真っ黒な物体(イメージとしては水底に溜まったヘドロのイメージ?)の様な姿をしており、響曰く「今まで聞いたことがない」と言わしめる程の聞いた人間には悲しみに満ちた乾いた音に聞こえるとされる不気味かつ悲しみに満ちた不気味な声をしている。


巨体化する能力を持ち、回転しながら邪魔な存在であるプリキュアたちをその身に吸収しようと襲い掛かるが、激戦の末に最後は『プリキュア・パッショナートハーモニー』を受け浄化され消滅。完全に滅び去った。

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