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「イワシッ!!」

概要

CV鈴木達央


魔界戦記ディスガイア4』の主人公である青年悪魔。年齢はメインメンバーと歴代主人公の中で(発覚している中では)一番年上の2542歳。

部下のフェンリッヒやプリニー達やファンからは『閣下』の敬称で呼ばれることが多い。特にフェンリッヒからは親しみを込めて『ヴァル様』と呼ばれる。


かつては「血染めの恐怖王」「鮮血の絶対悪」「破壊と暴虐の帝王」「暴君ヴァルバトーゼ」等と恐れられた若き吸血鬼の帝王だったが、400年前の昔に人間界の女性と交わした約束が原因で、人間の血を頑なに吸わなくなり弱体化。

物語開始時にはやり手のいない閑職である地獄のプリニー工場のプリニー教育係に成り下がっていた(但し、本人は意義ややりがいを感じており苦ともしていない)。


性格は良くも悪くも一途で純粋。悪魔にしては珍しい誠実かつ正々堂々な信条の持ち主。

契約や約束を守ることにこだわり、芯のブレない有言実行ぶりを見せ、自分や他人の言葉が結果的にすら嘘になる事を酷く嫌う。

ディスガイア4のストーリーさえ彼の『約束を守る』という信条から始まっている。

このように売られた喧嘩を買うが如くホイホイと(絶対に破らない)約束事をしてしまうのが珠に瑕で、これにはフェンリッヒもかなり困っている様子。


正しくないことは正さないと気が済まない、筋の通らない事は看過しないなど、傍から見るとそこらの人間よりも真人間に見えるが、あくまで卑怯とは程遠いだけで「戦争とは直接拳と拳を交えるべき」と語る等、根本的な考えは悪魔そのもの。(実際、第四話のボスが敗北を認めない態度をとった時は「貴様の心が折れるまで何度でも殴ってやる。」と躊躇なく拷問を実行しようとしたほど。)


少々世間知らずの一面もあり、ポジティブシンキングに裏打ちされた勘違いやボケもままあるため、忠臣のフェンリッヒからすらアホ呼ばわりされることも。

常に威風堂々とした振舞いだが寛大かつ大らかで、他人に軽口をたたかれてもフェンリッヒが不機嫌になるだけで当人はたいして気にしていない事が多い。

普段の馬鹿正直すぎる言動と頭脳派のフェンリッヒやツッコミ担当のエミーゼルの存在から分かりづらいが、実は意外と周囲の状況を見渡し的確な判断ができる冷静さもあったりする。(第九話でフェンリッヒが取り乱した時は打開案を提示したうえで落ち着かせるように諭す、後日談では暴走するフロンとラズベリルに対しては二人の言い分を理解したうえで間違いを気付かせるなど。)


プリニー達には厳しくも恩情ある教育係と見られているようであり、彼らにちゃっかり頼られてしまう場面も。だがその分人望は厚く、2011年9月のDLCイベントでは彼らから巨大戦艦を贈られている。ちなみにこの戦艦の製造資金の出所だが、プリニー達が自身の転生の為に稼いだお金である。超重労働低賃金のプリニー達が何万匹という有志を募った結果、イメージ映像まで作れるほど集まったという。


彼のもう一つの特徴として、無類のイワシ好きである事が上げられる。元は安月給のため仕方無く食べ始めたのだが、その味や栄養価に惹かれ大好物になったそうだ。

次回予告でも欠かさずイワシ講座をしたり、初対面の人に勧めるほどの惚れっぷりで、そのイワシマニアぶりには周りの全員が呆れ、Returnに追加された予告編ではとうとうフーカに「こんなの」とまで呼ばれてしまった。

ちなみに上述の戦艦の名前も「魚強(いわし)」である。しかもディスガイア4では専用漢字まで作られ、ゲーム内で使用可能になるほど。スタッフがんばりすぎ。

その強烈なキャラクター性からシリーズ全体で見ても非常に人気が高い。

公式の人気投票では好成績を収めていることからもうかがい知れる。

そして、ディスガイアRPGの公式人気投票ではシリーズの顔であるラハールを抑えて一位という快挙を成し遂げた。(しかも、二回連続で)


ちなみに、現在は上記の通り全盛期より大幅に弱体化しているのだが、それでも本編ではラスボスとして造られたデスコの攻撃を防ぐ、中級悪魔を蹴散らす、恐怖の大王に打ち勝つなど、少なくとも並の悪魔を凌ぐ実力を発揮している。これだけの実力があるなら、最悪地獄に落ちることはなかったのではないかと思ったプレイヤーもいたと思われる。

これについてはいくつかの理由が本編で示唆されている。


  • 第一話でとあるNPCに話しかけると「400年間もの間、イワシ(正確にはイワシの血)を摂取し続けてきた」とヴァルバトーゼ本人が明言する。(この時、NPCは「イワシの血はいいのか?」と突っ込んでいるが、本人曰く「イワシは人間ではないから」問題ないようだ。)
  • 第八話では、フェンリッヒが、(俺たちは強い目的意識によって本来以上の力を引き出している(要約))と発言している。これはもちろん、過去の挫折から約束を絶対に果たそうとするヴァルバトーゼにも言えることである。

以上のことから、本編でヴァルバトーゼが活躍できるのは400年間もの間、欠かさずイワシの血を摂取し続け、強い目的意識を持ち続けたがゆえに、全盛期に遠く及ばないながらも力をある程度取り戻したからであることが分かる。(地獄に落ちたばかりのころは、当然イワシなど食べてないし、挫折を味わったばかりで強い目的意識を持つ余裕などあるわけもない。魔界の最下層地獄に落ちるのは当然だったといえる。)


ちなみに漫画版ではアクターレのへなちょこパンチを一発受けただけで大ダメージを負う程のスペランカー並みの弱さになっている。その後はフェンリッヒの魔力が込められた魔力イワシによって一時的に強さを発揮できるようになったという、上記の弱体化して地獄に落ちた設定に説得力がある展開になっている。(もっとも、こんなスペランカー並みに弱いと「職場環境最悪のプリニー教育係としての仕事を魔力イワシを食べる前までどうやって働いてきたんだ?」という新たな疑問が残ってしまうが‥。)


本編以外での活躍

暴君ヴァルバトーゼ編

閣下

彼の過去を描いた追加シナリオ「暴君ヴァルバトーゼ編」が2011年8月31日に配信された。


彼の『仲間や絆を大事にする』という、裏切りが当たり前な悪魔の感覚からは到底かけ離れた思想は、『誇り高き悪魔として人間を恐怖で戒める』ために、時として自分を追い詰める事がある人間の強さの理由とその対処法を彼なりに考えた結果の事であった。


声こそドスが効いているものの、性格自体は今と大して変わらない。ついでに天然具合も。流石は暴君。


ついでにこの話の頃の暴君閣下は、

  • 毒を盛られても平然としている上に気づかない
  • 銀の弾丸を4発受けた状態で魔王クラスの悪魔を複数相手にしても勝ってしまう
  • 魔王クラスの力に耐えられる建物の天井を結界ごと拳でぶち抜く

などの常識はずれな強さであった。


そのため、それだけの力を持ちながら魔界の権力闘争にまったく興味がない彼を不気味がる者もおり、彼の周りは敵だらけだった。


一定条件を満たすと加入する。詳しくは暴君ヴァルバトーゼの記事を参照。

魔ビリティの御陰でパラメータは非常に高くなる傾向にある強力なキャラクターであり、400年後に自分に多くの仲間がいることについては楽しみな様子である。


タイムリープ編

約束

Returnでは新たに、タイムスリップしたフーカとデスコが、ヴァルバトーゼとアルティナの出会いと別れを見届けるタイムリープ編が追加された。時系列では暴君編の後、本編の400年前とされる。


人間側の視点から、戦場を一瞬で壊滅させる暴君の姿が描かれている。時期的に当たり前だが、イワシには目もくれない。

仲間にはならないが、中立扱いで操作可能。加入直後は相当な強さを誇るが、物語中盤でアルティナと血を吸わない約束を交わしたため、ステージの進行に応じて徐々に弱体化していく。その弱体化ぶりは、現在のヴァルバトーゼの強さを信頼しているはずのフーカとデスコが(頼りにならない)と発言してしまうほど。このことから、タイムリープ編で弱体化した彼は現在よりも弱いことが分かる。


ディスガイアD2

後日談で参戦。忠誠心の低いエトナのプリニーを教育するために、教育係として半ば強引に引っこ抜かれる。

相変わらずイワシ好き。ヴァルバトーゼを仲間にすると、ラハール城にある貼り紙に書かれた「鰯」の漢字が「魚強」に書き換わる。

ちなみに、この時ラハールからはなかなかの強さと言われている。このことから、この時の彼の実力は魔王クラスと同等かそれに近いレベルであることが判明した。それでも、ラハール曰く、(俺様の強さには及ばんがな)とのことらしい。(だとしても、魔王の中でも上位の強さに入るラハールに中々と言わしめるだけでも十分凄いが‥。)


ディスガイア5

ヴァルバトーゼ編としてDLCとして参戦。

語尾に「ッス」を付け忘れたプリニーの前に現れ、再教育のため連れ去ろうとしてキリアと対する。最終的に彼をプリニー教育係ミニ魔界駐在員に任命した。また、キリアが作るイワシカレーを気に入っている。

今作では、魔奥義によって一時的に本来の姿に戻れたり、暴君時代でしか使えなかった一部の魔ビリティーが使えるようになっていたりと、ディスガイア4の時より本来の力を取り戻しつつあることが分かる。(おそらく、フェンリッヒのエンディングで言われていた、本来の力を取り戻す方法を実行した結果だと思われる。ちなみにヴァルバトーゼ自身やアルティナの発言からまだ人間の血は吸っていないようだ。)


ディスガイア7

こちらでもDLCとして登場。

本作ではイワシ漁業が盛んな「鰯魔界」という場所が存在するのだが、存在を聞いてフェンリッヒと来訪してみたそこは、本編の戦乱によって貧しく寂れきっていた。

当然嘆かわしいと義憤を燃やした彼は、出会ったフジ達とのひと悶着も得て、鰯魔界の再プロデュースを開始するのだった。


余談

公式から抱き枕が販売されている。

Nippon1ショップ(外部リンク)

これは『魔界戦記ディスガイア4 Return』の“キャラクター魔ニフェスト投票企画”にて、フェンリッヒの魔ニフェスト「ヴァルバトーゼ閣下の抱き枕」が643万5485票を獲得し、見事1位に輝いたため実現された


実は意外なことにシリーズの主人公としては珍しく家族関係が全く明らかになっていないうえ、その家族が本編のストーリーに一切かかわらない唯一の主人公だったりする。(キリアやゼットも実の血縁家族はいないが義家族がいる。さらに、ヴァルバトーゼ以外の主人公の家族は大なり小なりストーリーに関わっている。)もし、ラハールのように再び主人公として活躍する作品が出た時はその家族関係や出生が明らかになるかもしれない。

関連イラスト

【ディス4】閣下万歳!鰯最高!魚強(いわし)

閣下発売一周年おめでとうございます


関連タグ

魔界戦記ディスガイア4 ディスガイア4 ダークヒーロー 理想の上司

フェンリッヒ アルティナ プリニー

イワシ 

吸血鬼 暴君ヴァルバトーゼ


カリー・ド・マルシェ…こちらはカレーに魅了され血が吸えなくなってしまった吸血鬼。ただし吸いたくないだけで閣下とは違い血を吸える。

うずまきナルト…純粋で真っ直ぐな性格、絆を重要視している、約束にこだわりを持つ、恋愛面に疎いなど、共通点が多いキャラクター。

ドラキュラ(悪魔城ドラキュラ)…信頼できる副官を持ち、人間の女性と心を通わせた吸血鬼つながり。その人間が醜い暴徒たちに殺されたところも共通している。しかし、ヴァルバトーゼは復讐に走ろうとしたものの人間の女性の願いもあって踏みとどまったのに対して、ドラキュラは人間の女性の願いを聴けなかったこともあって復讐に走ったという違いがある。ある意味ドラキュラはヴァルバトーゼのIFと言える。

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