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曖昧さ回避

原義は、英語で「視界視野」「構想」を意味する"vision"のカナ表記。「ビジョン」とも。


コミック版

元はMARVELの前身にあたるタイムリィコミックに登場した「ザ・ヴィジョン」というキャラクター。

1940年11月の『Marvel Mystery Comics #13』でデビューした彼は本名を「アーカス(Aarkus)」といい、スモーク・ワールドという異次元から来た法執行官だったが、地球で警察官として活動。ヒーローとしても、第二次大戦中にはキャプテン・アメリカネイモア・ザ・サブマリナーと共にナチスと戦った。


その後、コミック編集部でヒーローチーム・アベンジャーズに新メンバーを加えることになった際、当初はザ・ヴィジョンがそのまま流用される予定だったが、かのスタン・リー御大が「アンドロイドのヒーローを出したい」と要望したため、折衷案として同じ名前・似たような能力のキャラクターとして誕生。

1968年10月の『The Avengers #57』でデビューした。


なおザ・ヴィジョンも抹消されたわけではなく、脇役ながら活躍を続けている。


活躍

元々はウルトロンがアベンジャーズを罠に陥れるために、フィニアス・ホートン博士に作らせた存在。

博士は第二次大戦中に活躍した人造人間のヒーロー・ヒューマントーチファンタスティック・フォーのメンバーとは別人)の製作者でもあり、当初は彼を改造したものと思われていたが、後々になってスペアパーツを用いたと判明している。


人間を超える身体能力や飛行能力に加え、分子の密度を自由に変えられる特殊なボディを持ち、透明になったり物体をすり抜けたりといった事も可能。また額のソーラー・ジュエルからは超高温の熱線を発射できる。しかし、サイモン・ウィリアムズ / ワンダーマンの人格パターンを組み込んだためか、人造人間であるにもかかわらず自己犠牲の精神と優しい心を持っていたため、やがてウルトロンを裏切ってアベンジャーズに加入した。


同僚のワンダ・マキシモフ / スカーレット・ウィッチとは機械と人間の壁を越えて結婚していたが、彼女の能力の暴走により死亡してしまった事も。

しばらくして復活、2000年前後には個人タイトルが刊行され、自分の分身を作って疑似家族とし、ワシントンD.C.郊外の住宅地に引っ越してきた。


MCU

演:ポール・ベタニー、日本語吹替:加瀬康之


映画第11作『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で初登場。

オリジンはウルトロンに作り出される、という大まかな点以外は変更されている。


余談だがポール・ベタニーの奥方ジェニファー・コネリーは、『スパイダーマン:ホームカミング』にてAIのカレンの声を担当し、アン・リー版『ハルク』ではベティ・ロスを演じている。

加瀬氏は実写版デッドプールの担当としても知られる。


アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン

ウルトロンが自身の新たな肉体用として用意していた人工生体ボディをアベンジャーズが奪取、トニー・スターク / アイアンマンの執事AIであるJ.A.R.V.I.S.のデータをインストールすることで誕生した。

ちなみに演者も続投している。


ウルトロンが「自分の理想(ヴィジョン)」とまで呼んでいた、ビブラニウムを分子レベルで練り込んだ究極の身体に加え、6つ揃えれば宇宙をも支配可能な力を秘めたインフィニティ・ストーンの1つ「マインド・ストーン」を額に埋め込んでその力の源としており、その能力はアベンジャーズの中でも最強クラス。

また誕生直後は周囲から警戒されていたが、人格の元が元だけに心に「邪念」が一切なく、ソー以外には持ち上げられないはずのムジョルニアもすんなりと持つことができたため、仲間として認められた。


ソコヴィアにおけるウルトロンとの最終決戦でも大活躍を見せた。


シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

顔(肉体)は赤紫色のシンセゾイドのままだが、普通の服を着てアベンジャーズ施設で暮らしている。


トニーの依頼で、先の任務による失敗で不安定になっていたワンダ・マキシモフの守護(という名目の軟禁・監視)を請け負う内に、コミック同様に恋が生まれる兆しが現れるが、やがてソコヴィア協定に反してスティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ側に付き戦おうとする彼女を制止すべく、その前に立ちはだかった。

その場はワンダに地下深くまで落とされて行動不能にされるが、空港での戦いには合流。実力を存分に発揮した。


だがトニーの指示で、スティーブとバッキー・バーンズを乗せたクインジェットを追うジェームズ・“ローディ”・ローズ / ウォーマシンを更に追うサム・ウィルソン / ファルコンを狙ってビームを放つも、直前のワンダとの会話で気が散っていたため躱したサムに対応できず、ローディのリアクター(動力源)を直撃。彼は地面に墜落、半身不随となってしまった。


アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

『シビル・ウォー』でラフト刑務所に収監されるもスティーブによって脱獄したワンダと合流、2人で逃亡生活を送っていた。

肉体の外見を変化させて通常の人間の姿で過ごす能力を会得しており、また関係性は更に発展、恋人同士となっている。




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序盤、自身の額のマインド・ストーンを狙うサノスの刺客に襲撃されてしまう。ビブラニウム製の肉体すら易々と切り裂く攻撃によって深手を負うと共に、サノスには絶対に勝てない事を悟ったため、サノスの手に渡る前にストーンを破壊することをキャプテン達に進言するが、それでは自身が死亡してしまうため反対され、高度な科学技術を持つワカンダにてストーンの摘出手術を行うことを決断する。


しかし手術の終了間際にサノスの軍勢が襲来。自らも手術の途中で無理を押して応戦し、大幅に能力を削がれた状態ながら辛くも幹部の1人コーヴァス・グレイヴを倒す。

その直後、他のすべてのストーンを手中に収めたサノスが出現したため、彼にマインド・ストーンを奪われる前にワンダを必死に説得、ついに彼女の手で自身もろともそれを破壊させる


だがサノスは既に手に入れていた「タイム・ストーン」を用いてマインド・ストーンが破壊される前に時間を巻き戻し、ワンダを排除して額から無理やりストーンをもぎ取ったため、生命活動を停止。肉体から色が消え失せてしまった。


ワンダヴィジョン

ワンダとダブル主人公を務めるドラマシリーズ。

新婚夫婦としてニュージャージー州のウェストビューという街で新生活を始める。一般人として商社に勤め、良き夫として振る舞っているが、その景色や見え方は往年のシットコムのようであり、会社は何の業種なのか、そもそも自分がどこから来たのかわからず、徐々にこの状況に困惑し始める。





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『インフィニティ・ウォー』で機能停止した後、S.W.O.R.D.(知覚兵器観察対応局)に保管されていたボディを『エンドゲーム』後にワンダが引き取りに来るが、ビブラニウム製の人造人間、という技術的価値からヘイワード長官に拒否され、実際に触れたワンダも抜け殻であることを悟ったため、諦めて去った。

そして生前「終の棲家」として用意していたウェストビューにある土地を訪れたワンダは悲しみのあまり現実改変能力が暴走、結界「ヘックス」を発生させ、「自分は彼女の夫のシンセゾイドである」という"知識"と"人格"があるだけの夫を創り出し、新婚生活を始めたのだった。


そのため以前の記憶はなく、ヘックス外に出ると消滅してしまう存在である。


一方ヘイワード長官はボディを基にして戦闘用シンセゾイド・ホワイトヴィジョンを密かに製作。

これがソコヴィア協定の「超人の遺体を用いた武器製造の禁止」に抵触するため、ワンダがボディを強奪して復活させたと偽り、彼女を始末しようとする。


終盤、ワンダを襲うために起動されたホワイトヴィジョンに対し、創られたヴィジョンが迎撃。さらに対話を試みる中で「テセウスの船」を引用し、お互いが「真なるヴィジョン(肉体、記憶、人格、能力を兼ね備えた生前のヴィジョン)ではない」という結論に至った。そして創られたヴィジョンに"生前の記憶"としてのデータを復元してもらったホワイトヴィジョンはいずこかへ去っていった。


一方創られたヴィジョンは、黒幕であるアガサ・ハークネスを倒したワンダがヘックスを解除するとともに消滅した。

最後の瞬間まで、ワンダのそばにいながら。


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