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概要

インド神話に登場する太陽神の一柱。

無限の大女神アディティの息子たち「アーディティヤ神群」の一柱で、生者を統一するであり、一説によればはヴィヴァスヴァットの体から産まれたといわれているほか、大洪水を逃れた賢者マヌの父ともされる。


その名は“遍照者”を意味しており、トヴァシュトリ神の娘・サラユニーを妃に迎えてヴァイヴァスヴァタ・マヌヤマヤミーの兄妹を、侍女のサヴァルナーとの間にサーヴァルナ・マヌ、シャナイシュチャラタパティーを、更に牝馬に化けた妃との間にアシュヴィン双神レーヴァンタを儲けたとされる。


また、ヴィヴァスヴァットは『アヴェスター』におけるヴィヴァフヴァントに相当するともいわれており、『リグ・ヴェーダ』では、トヴァシュトリ神の娘であるサラニユーとの間に人類の祖である賢者マヌとマヤ、ヤミーの兄妹を儲けたという記述かみられ、最初の祭祀者ともされているという。


そのほか『ヴィシュヌ・プラーナ』ではヴィシュヴァカルマンの娘であるサンジュニャーとの間にヴァイヴァスヴァタ・マヌ、ヤマ、ヤミーを儲けたが、妃となったサンジュニャーは夫の光の眩しさに耐え切れなくなり侍女のチャーヤーを自分とそっくりな姿に変え、自分の身代わりに仕立て上げると夫の元から逃げ出し、自身は森の中で牝馬の姿へと化けて夫の目をごまかす事にした。


何も知らないヴィヴァスヴァットはチャーヤーを妻と思い込んで、彼女との間にサーヴァルナ・マヌ、シャニタパティーを儲けるが、チャーヤーが自分の息子である筈のマヤに母親らしからぬ態度を取った事から偽者だと気づき、本物の妻を探しに出かけた。


そして森の中で牝馬の姿に化けていたサンジュニャーを見つけ、自分も牡馬の姿になって彼女に近付いて行き、アシュヴィン双神とレーヴァンタを儲けたとされる。


その後、ヴィヴァスヴァットは妻を連れて妻の父親であるヴィシュヴァカルマンの所を訪ねると、これまでの経緯を知ったヴィシュヴァカルマンは、このままでは二人が上手くいかなくなると考えてヴィヴァスヴァットの光を1/8削り取って、その削り取った光から神々の武器を造り出したといわれている。


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アーディティヤ神群 太陽神 インド神話

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