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一真

かきさんしょう

人名(かずま)、またはアニメ『蒼穹のファフナー』の真壁一騎×遠見真矢の男女カップリング(かずまや)。
目次 [非表示]

人名

  1. 仮面ライダー剣』の登場人物→剣崎一真
  2. 漫画『ダイヤのA』の登場人物→秋葉一真
  3. ゲーム『大逆転裁判』の登場人物→亜双義一真
  4. ゲーム『バンドやろうぜ!』の登場人物→七瀬一真

男女カップリングの概要

主人公の真壁一騎幼馴染遠見真矢カップリング

一騎は口下手な自分の気持ちをいつも察した上で思いやってくれる真矢に、心からの感嘆と感謝の思いを抱いている。小説版では親友の皆城総士に傷を負わせたことを彼女にだけ告白し、真矢の声に対して「いつまでも聞いていたくなるような声」「真矢の元気のない声を聞いていると、本当にどうにかなってしまいそうになる」と感じていた。一方、真矢は以前危ないところを助けてくれたことがきっかけで一騎に想いを寄せているが、親友の羽佐間翔子から一騎への恋心を打ち明けられており、自らの気持ちを封じている。

ちなみに妻に先立たれた一騎の父と離婚した真矢の母も心を通わせる仲である。


1期

何も知らないまま命令に従うだけでは、いずれ自分がどこにもいなくなると危惧した一騎は、「たとえどんなに変わっても、私、一騎くんのこと憶えてるよ」という真矢の言葉に背中を押され、戦う理由を探しに旅立った。そういった一騎の思惑を知る由もなく憶測を並べる周囲に対して、「誰も一騎くんの気持ちを聞かなかったくせに! なんでみんな、そんな勝手なことばっかり言うんですか!」とただひとり憤る真矢。彼女は一騎が本当に来てほしいのは自分ではないと考えた上で、彼のいる戦場へと向かった。

真矢が到着した時、一騎の乗機は暴走の只中にあった。しかし、一騎の選択によって機体は真矢を同化しようとしていた自身を食らって鎮まり、ふたりは再会した。一騎は真矢の存在を確かめるように泣いている彼女の頬を包むと、涙と共に抱え込んでいた思いを溢れさせた。


真矢の戦線投入が決まり喜ぶ本人とは裏腹に、一騎は理由を上手く言えないけれども最初それを嫌がった。そして決戦を前に、必ず生きて帰る証として故郷の島の座標を互いの腕に記した。ふたりの手を重ねてパワーアップした真矢の狙撃で敵の中枢を破壊し人類を救った後、一騎は真矢の目の前で敵に取り込まれるも存在することを諦めず、島へ帰って彼女の出迎えを受けた。


HEAVEN AND EARTH/前日譚小説

一騎は料理が苦手な真矢を手伝って同じ喫茶店でアルバイトを始め、前日談では店を第二の家のように思っている。相関図(現在は削除)によると、この時点で真矢は一騎への恋心を伝えたいと望んでいない。


前日談では、夢で真矢の心象風景と繋がった一騎が、その光景を「総士とは別の意味で、最も頼りにしている心」と捉えている。

翌朝、ふたりの行先が同じなのに珍しく途中で一緒にならず、そのことを不思議がる一騎だったが、真矢がバイクの運転を始めたからだと知り、失明が近い自分のためだと察する。ふたり乗りを試した際、密着する体に落ち着かない気分を味わう一騎であった。

ひとりになった一騎は、彼に関心を寄せる敵の影響で、突然視界に異常をきたした上に何かが来ると感じて海に入りかけたところを、心配して追ってきた真矢の制止で我に返る。この時初めて失明への恐怖を自覚し、「私がいるし、みんながいるよ」という真矢の声に涙を堪えた。


平和は破られ、再び真矢の目の前で一騎は敵の中に囚われてしまうが、待つしかなかった前回とは異なり、真矢は彼を取り戻すべく仲間たちと共に奮戦する。一騎が脱出を果たしたのは、真矢がとどめを刺されそうになった瞬間であった。


EXODUS

公式サイトの相関図は一騎→真矢が「心の支え」、真矢→一騎が「守りたい」。

一騎への思いから同期で唯一パイロットを続けていた真矢は、余命3年の彼を島に残して戦っていたが、皆を守ろうと追いかけてきた一騎に窮地を救われ、「私じゃ守れなくて、ごめんね」と涙した。


その後は互いに自分が戦うから安全な場所にいてほしいという気持ちを抱えるが故の、折り合いのつかない会話が続いていた。島を出る前の一騎は皆を連れて戻ると口にしていたが、帰還が困難な状況の中、命への執着の象徴であった髪を切る。しかし、その直後に一騎を狙った暗殺者を、人の血で手を汚す覚悟を決めた真矢が射殺した。一騎は、かつての自分と同様になんでも平気だと思い込もうとする真矢を強く否定し、「遠見の居場所はここじゃない。島に帰ろう。一緒に、生きて戻ろう」と伝える。内心もう帰ってはいけないと思っていた真矢は、それを聞いて一騎の断髪にようやく気付き、そんな自分を笑った。


真矢は亡き翔子の誕生日に桔梗(花言葉は「変わらぬ愛」など)らしき花束を捧げ、翌日に成人する一騎にも同じ花を一輪贈った。続いて真矢も20歳になり、一騎に帰ったらお祝いをしようと言われる。しかし、既に命の限界を迎えていた一騎の右腕は、コクピットにまで持ち込んでいた真矢の花ごと失われた。

敵の捕虜となった真矢が、大切なものを守れるなら他の全てを犠牲にすることも厭わないという思考から脱却し、味方以外でさえも守るために戦っていた頃、昏睡中の一騎は島のミールと契約を交わしていた。彼はミールから、真矢が一騎に贈った花と新たな右腕を授かり、生死の循環を越える形で命を繋いだ。


真矢が帰還した後の決戦で別行動を取っていた2人は、奇しくも揃って自らの命を終える道を選びかけたが、それを受け入れなかった味方の介入で生き延びている。


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