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作品情報

作者荒井チェリー
フォーマット4コマ
ジャンル学園モノギャグ
出版社芳文社
連載誌まんがタイムきららまんがタイムきららCarat
連載2003年4月号 - 2019年1月号
単行本全14巻+小説1巻

概要

きららのまんがタイム増刊号時代(平成15年2月)から連載された作品。まんがタイムきらら最長寿作品(完結時点)で、きらら系4コマ作品の中では初めて単行本10冊を超えた作品である。かつてはまんがタイムきららCaratでも並行連載されていた。

まんがタイムきららの連載作の中では笑いにかなり重点を置いている作品で、特に絵柄に反して毒舌ネタが非常に多い。その絵柄も初期と現在では著しく変わっており、初期は非常にギャグ漫画色が強かった。

学園モノ漫画の一種だが授業風景のようなものはほとんど描かれず、大抵は昼休みや登下校、放課後・休日の姿が描かれる。


連載終了後、2019年1月にはきらら作品のクロスオーバーゲーム『きららファンタジア』への参戦がアナウンスされた。


ストーリー

元気爆発大食い娘の小田切双、天使の顔を持つ悪魔の山照、元お嬢様で極貧生活真っ最中の西川子の、3者でそれぞれ違う個性を放つ3つのとその周辺の濃い面子が織り成すギャグストーリー。連載開始から12年以上経過しているが、作品内の時間は事実上のサザエさん時空になっており、登場人物がそのことを揶揄するメタ発言をしたことも。しかし単行本12巻のラストにて突如キャラクターたちが進級した。


タイトルは三者三様のもじりであり、主役3人の名前にそれぞれ「」がついていることに由来する。


登場人物

「葉」3人組

主人公格の3人であり、12巻まで高校1年生。

【三者三葉小田切双葉

    • 1年次・2年次ともに3組所属。数々の大食い記録を持つ大食女子高生。第1話で中央女子高に転校してきた。転校初日で葉山照と友達になり、照と一緒にお昼ごはんを食べていた西川葉子ともそのつながりで友達になった。作者によれば「葉」3人組の中では一番まともだが、周囲を巻き込んで暴走することも多々。2年生になってからは照が2組へ移動したため3人の中で一人だけ別クラスになった。
    • 大食い娘の常としていくら食べても太らず、そこそこいいスタイルを維持している。前の学校の時の大食い仲間の男友達からはその大食い成績から「チャンプ」と呼ばれていた。料理を食べるだけでなく作るのも得意で、基本的になんでも作れるが特に「おふくろの味」が得意らしい。家庭科の料理系授業では周囲からとても頼られる。ただ裁縫は超苦手。
    • 成績はテストでヤマを当てるのが得意なため、中の上。運動神経もそこそこいい。ダメなのは歌唱力で、歌だと認識できないほどひどい音痴。自覚はしている。
    • 幽霊心霊写真、怪談は大の苦手(幽霊はもし敵対しても殴れないから)。しかし宇宙人はまだ殴れそうなので平気とのこと。
    • 外ハネくせっ毛。気にしているようで一回ストパーをかけたこともあった。初期はルーズソックスを履いていたが、単行本3巻途中から普通の白ハイソックスに変え、髪留めもつけなくなった。

腹黒いいんちょ

    • 1年次は3組、2年次は2組所属。三つ編みメガネの典型的クラス委員長。成績も常に上位で歌声も素晴らしく、動物好き…だが、その腹の中は真っ黒。三つ編みもメガネ(実は視力はやや低い程度)も、優しいのもクラス委員長も、勉強を頑張っているのもすべて周りから良い評価を得るため計算されたものである。素性を知らない人たちからはモテる。成績は学年トップクラスだが、大の運動音痴なので体育だけは低評価。また、意外なことに料理は全くできない。
    • ニコニコしながら清々しいほどさらりと凄まじい毒舌を振りまく。しかも自覚がある。怒ってもニコニコしているのがかえって恐ろしい。双葉からは「悪魔」「デビル」「サタン」等と絶賛される。強運の持ち主でもあることから余計に悪魔キャラ扱いされる。この性格は、幼少時の「クリスマスに欲しい物がもらえなかったのは自分が良い子じゃないから。だったらせめて見た目だけでも良い子になる」という決意からであり、決して性格がひねくれているわけではないし、わけもなく毒づくこともない。ちなみにクリスマスは彼女の誕生日でもある。
    • 動物を前にすると怖いくらいデレデレする。夢は葉山動物王国(要は動物園)を作ることだったが、他人に自分の育てた動物をベタベタ触られるのが嫌なので諦め気味。ちなみにクリスマスにねだったものもホワイトタイガー、ピューマ、ユキヒョウ、サーベルキャットといった動物だった。現在は「ベル」というを飼っている。名前はベルゼブブからきており、拾った時ハエがたかってたことから姉の光が名付けた。
    • 貧乳。葉子様はともかく双葉と比べても体型に明らかな格差があるのをちょっと気にしている。身長も低い。幼いころはあまり体が丈夫でなかったらしいが、今は超頑丈。
    • いつもベージュ色(アニメでは白)のサイハイソックスを履いており、さらに初期は三つ編みにリボンがついていたが、単行本3巻途中からつけなくなった。

三者三葉勝手に応援らくがき葉子様

    • 1年次・2年次ともに2組所属。(元)大富豪の西川家の一人娘。通称「葉子様」。超お嬢様学校の迷迭香(まんねんろう)女学院出身だが、父の会社が倒産したため今は安アパートで極貧生活を送る。いつも昼食はパンの耳や元使用人の山Gこと山路が持ってくる賞味期限ぎりぎりの食べ物ばかりで、見る者の哀れみを誘っている。しかし喋り方や立ち振る舞い・性格などは腐っても元お嬢で、インナーだけは金欠になるのを承知で上下数万もする超高級なものを買う。携帯電話も固定電話も持っていないらしく、何かあった時は犬笛で山Gを呼び出し連絡手段の代わりにしている(その後電話を契約したのかは不明だが、件のインナーは通販で買ったらしい)。
    • かつてはステレオタイプなタカビーお嬢で世俗知識に疎かったので、周りから今もよく心配されている。しかし実際はそこまで非常識ではなく、むしろ西川家関係者の中では一番の常識人。暴走した山Gや薗部のストッパー役も務める。平民としての暮らしに馴染めるよう努力し、いつの間にかお嬢様と貧乏人が変にごちゃまぜになったキャラになってしまった。貧乏になってから知ったマヨネーズの味が気に入ったらしく、何にでもつけようとする。
    • 1年生の頃は双葉と照が3組所属だったのに対し葉子様だけ2組で、常に近寄りがたい空気を出しているため自分のクラスにはほとんど友達がいなかった。照と知り合った時もぼっち飯を食べているところだった(以来その場所が3人で昼食を食べる主な場所となっている)。それまでは金の力で作った表面上の友達しかおらず、葉子様の過去を知る者(主に西川家関係者)は「友達ができた」と聞くと驚愕する。
    • 全体的に成績優秀で運動神経も良く、照と同等の成績を持つ。得意科目は幼いころから堪能だった英語。苦手なのはもちろん家庭科だが、着古した衣類を繕ううちに裁縫は少し出来るようになった。
    • 姫カットで見た目は文句のつけようがない美少女。が、手入れが大変で水道代がかかるという理由で髪を切りたがったこともあった。スタイルは抜群であるものの自分の恋愛には(今の生活が精一杯なため)あまり興味がない。

原作ではメインは双葉だがアニメやきららファンタジアでは葉子がメインとなっている。


クラスメイト

西山芹奈

    • 1年次は3組、2年次は2組所属。委員長になりたかったものの照に座を奪われ、成績も常に照に負けているため照を一方的に目の敵にしている超負けず嫌い。やたら喧嘩をふっかけてくるが、大して口が立つわけではないので照はもちろん双葉にすら言いたい放題言われている。しかし動物好きであることについては照と共通で、その点については親友レベルの意気投合を見せることも。2年生になっても何の因縁か照と同じく2組へ移動した。
    • 照の拾った捨て猫のもらい主で、(自分が生まれる前から家で飼っていた猫が3年前死んでしまったため)長生きするようにとの願いを込めて「絵多亜名流(えたあなる)」という名を付けている。
    • 薗部が臨時バイトとしてよく使おうとする一人で、照同様に必ずメイド服を着せられる。それが嫌で本人は手伝いを頼まれてもいつも最初は断固拒否するのだが、「できる女」等とおだてればちょろい。ちょっといい事言われると眩しいほど素直な反応をする隠れピュア少女でもある。

雨が降る

    • 1年次・2年次ともに3組所属。西山の小学校からの親友。西山と仲良くなるきっかけは小学校での校外学習で同じ班のときに班長だった西山がいろいろやってくれたから。西山と付き合い過ぎたせいかクラスでは西山以外の友達がおらず、西山が風邪で休んだ時にはぽつねんとしていた。が、その西山とは2年生になってクラスが離れてしまった。
    • とにかく空気が読めない。よく照に口で負ける西山をフォローしようとするが、実際にはフォローになっていないどころか一番ヒドイことを言う。誰に対しても常に一言多いが、本人には悪気も自覚も全く無い。その超絶的鈍感力は山Gでさえ「超コワイ」と恐れるほど。
    • この作品で最初に照と西山が絡んだきっかけとなった人物であり、最初は今より目付きも悪く、西山と一緒に照に突っかかってくることもある感じだった。途中で(酷い目に遭いたくないので)照たちと仲良くしようと考えるようになる。そのためか上記のぼっち時は見かねた照に昼食に呼んでもらえた。

小芽ちゃん

    • 1年次は2組、2年次は3組所属。双葉の大食いライバル(自称)である辻一芽の妹で、兄の唯一の自慢の大食いを負かした双葉を敵対視しており、双葉が大食いをしようとすると阻止しに来る。何故か双葉のことだけは必ずフルネームで呼ぶ。ブラコンっぽい発言が多いが、結構兄にヒドイことも言う。
    • とても体格が小さい上、小動物っぽい雰囲気を持っているため双葉によくオモチャにされる。脳の許容範囲が狭くパニックを起こしやすい。勉強も運動もなんにもできない。
    • 葉子様に憧れており、なんとか友だちになろうと頑張るがパニックを起こすのでなかなか上手くいかないが、薗部の店に通って少し仲良くなることが出来た。しかし2年になって葉子様とクラスが離れた一方で双葉と同じクラスとなり、双葉は近藤に加えて面倒なクラスメイトが増えたことに負担を感じている。

主要人物の親族

  • 西川孝清(にしかわ こうせい)
    • 葉子様の父。怪しい霊感商法みたいな類を信じるクセがあり、家が没落した要因のひとつ。まだ30代で外見も若いため、人妻の受けがいいらしい(薗部談)。
    • 生まれも育ちもお坊ちゃまな人だが、会社倒産後は仕事を選ばずアヤシイ仕事ばかりしている。しかし飽きっぽいためどの仕事も長続きはしない。高価な水晶をわざわざローンで買って、持ち前の洞察力を活かした占い師になり結構評判になっていたこともあったが「天職じゃない」と言ってあっさり辞めている(その後山路が受け継ぎ、考清よりも当たると評判になっていたものの、結局水晶を高値で売ってローン返済の足しにしている)。12巻でやっとまともな職(竹園グループのホテルの支配人)についた。
    • 葉子様にはかなり甘い親バカだが、あまりにも楽天的、もとい行き当たりばったりなので葉子様のほうは相当気苦労を感じており、もっと気苦労をかけられている山Gは血を吐いてばかりいる。「社長になる」と息巻いていたこともあったが、実は10枚買った宝くじの当選金を当てにして事業を起こすというとんだ皮算用で、その実を聞いた山路と葉子様は気絶した(ちなみにくじは3,000円当たってトントンだった)。

  • 佐久間雛子(さくま ひなこ)
    • 葉子様の母。葉子様が幼い頃に他界している。本編で名前は出ていないものの、小説版で初めて明かされた。考清とはお見合い結婚だった(主要人物たちいわく政略結婚)ものの、仲は良かったらしい。

  • 双葉の母
    • 双葉の母親。名前は不明。めったに出てこないレアキャラ。膨大な食費の元凶である我が娘に美味そうな食べ物の広告を見せないように隠したりしているらしい。
    • 8巻の描きおろしに久々に登場した際は、常人離れした大食いを見せる幼い双葉を見て、育て方を間違ったんじゃないかと心配していた。この時は過去の話だからなのか最初の頃に登場した時と結構容姿が異なっているが突っ込んではいけない

※画像右の人物

    • 双葉の従姉妹の小学生。双葉とは赤ちゃんの頃からの付き合い。両親が家を留守にすることが多く、双葉の家にもよく泊まりに来るため姉妹のような間柄。スイミングスクールに通っているため泳ぎが得意。
    • 将来はアイドル志望だが、双葉のそれを遥かに上回る音痴でとてもアイドルの器ではない。その歌声は薗部でさえ汗と鼻血を垂らすほどの破壊力を持つ。しかも双葉と違って自覚していないため、友達の誕生日会で披露しようと企てる。
    • 大富豪の竹園家の御曹司である竹園優のことが大好きであり、将来玉の輿に乗る予定にしているため恐ろしいほどつけ回す。
    • 超絶ポジティブシンキングであり、何を指摘されても決して動じない。その一方で照のことを本能的に恐れ、後にあることをきっかけに「お姉様」と呼ぶようになる。

葉山ちゃん姉

    • 照の1歳年上の姉で、同じ中央女子高に通っている。いつもぽーっとしており、行動が読めないぬるく迷惑な人。照と違い裏表のない優しい人だが、思考が著しくズレているためさらりと笑顔でひどいことを無自覚で言い放つ。双葉いわく「迷惑度は照と五分五分」とのこと。感覚もかなりズレており、自分が満腹だと気づくまで時間がかかったり、暑さ我慢大会でも優勝していたりする。
    • なんだかんだで妹とは似た者同士。照と同じで歌は上手いが、音程が微妙にズレているため、聴いている人の気分を悪くする効果がある(結構な攻撃力で、人によっては意識を失うこともある)。くじ運が妹以上に良く、基本的に引けば引いただけほとんど必ず何かの賞品が当たる。
    • 健康食を作るのがマイブームで、健康のためいろんな物を混ぜた食べ物を作る。しかしその内容と味は恐怖そのものであり、本人以外が食べると必ず何らかの異常をきたす。変な色のキノコを健康に良いと言って食べさせようとすることも多々。ところが葉子様は一時期この食べ物を「ありえない力が湧いてくる感じがする」等と言って好んで食べていた。普通に料理を作る分にはそこそこ得意。
    • ちょっとだけシスコンのキライがある。照が病弱だった幼少期はつきっきりで看病したりしたが、その看病の仕方はやっぱりズレていた。

西川家の関係者

センシティブな作品

※画像上の人物

    • 通称山G。年齢は20代。主役3名よりもずっと濃いキャラを持つ、本作最大のキーパーソン。西川家の元使用人で、今でもフリーター生活をしながら自主的に葉子様の世話役を務めている。自らも経済的に苦しいらしいが、葉子様を見守る時間を確保するため正社員になる気は毛頭ない。葉子様に褒められることが最高の報酬であるものの、葉子様に叱られるのもよしとするちょっぴりマゾで残念なイケメン
    • 使用人気質が全く抜けておらず、葉子様を敬うよう周りに強制したり、葉子様を心配するつもりでうっかり失言をして葉子様にお仕置きを食らうことも多々。紅茶の淹れ方に事細かに注文をつけ、普段滅多に怒らない双葉さえ激怒させたこともある。しかし貧乏生活にはしっかり適応しており、よくバイト先の賞味期限ぎりぎりの食べ物を葉子様に届けに来る。
    • 気配を完全に消すのが特技で、葉子様が指パッチンや犬笛を吹いたりすると(なぜか聞こえる)、どこからともなく現れる。葉子様が「困りましたわ」などと言っただけで勝手に現れることも。迷迭香女学院中等部の卒業写真にも写り込んでおり、あんまりどこにでもすぐ現れるのでよくストーカー扱いされる。身体能力も異様に高く、高校の2階の窓から平然と顔を出してくる。
    • 生い立ちは相当幸薄い。両親を幼いころに亡くしており、西川家の使用人であった祖父とともに幼少時から西川家に出入りしていた。その祖父も亡くなり、使用人を受け継いだ直後に西川家が没落してしまったらしい。執事として勉強をかなりしていたようで、多数の資格を持っており、いかなる仕事でもそつなく完璧にこなすので気味悪がられる。
    • 普通のアルバイトだけでなく人に言えないような仕事もしているらしく、何やら物騒な道具を携帯している時もある。その仕事内容についていくら聞いても「誰にでもできる簡単なお仕事」等とはぐらかし、葉子様にさえ決して教えない。
    • 葉子様に悪い虫がつかないよう神経をとがらせており、竹園優のように葉子様に興味を持つ男は子供でも目の敵にするくせに、辻一芽のように葉子様に全く興味を持たない男は目がおかしいなどと考えるめんどくさい人。ちなみに自分自身は葉子様のことを異性として見ることが出来ない。

元・西川家メイド。

    • 5巻から登場する。孝清に仕えていた元メイドで、現在は元来の趣味が高じてケーキ店を経営し、葉子様をバイトとして雇う。メイドとしての能力は高かったようだが、愛想笑いさえ出来ないポーカーフェイスで何を考えているのかもよくわからず、涼しい顔をして謀略や人の不幸を見ること・人の嫌がることが大好き。人間的には山Gと並ぶ(それ以上?)問題人物。よく「死んだ魚の目をしてる」と褒められたらしい(本人談)。
    • 背も小さく童顔なため、一見10代そこらに見えるものの実は30代前半。本人曰く「義務教育の頃から体型は変わっていない」。かつてエイプリルフールに言った「実は15歳なんだけど父の借金の肩代わりのため年齢を偽って働いている」という嘘を、西川家が没落するまで全使用人が信じていたらしい。でも発言はよく聞いていると歳相応(?)のこともあり、幼少期にアスベストをほじくって遊んでいたため、毎年健康診断が怖いのが悩みらしい。
    • 歌は上手いものの歌いだすとなぜか街中の犬が一斉に鳴き出す、強風が吹いていると傘で飛べる、二重に機械翻訳を通したような破綻した日本語でメールを送ってくる、突如ロシア語や地球外語をしゃべる、雨の日に屋外で経ったまま居眠りを始めるなど、何から何までおかしい。幼すぎる外見のこともあって人間かどうかさえ疑われる。双葉が(辛さで)ギブアップした鍋ごとの激辛カレーと大盛りご飯を普通に完食するなど、辛さにも大食いにも耐えられるよう(双葉いわく「この人神経が死んでそう」)。
    • 裁縫も得意であり、たまに中央女子高の自作コピー制服を着て学校に入ってくる。店の制服として使っているメイド服も一部は自作品で、照にやたら着せようとする。繁忙期に徹夜で照にメイド服を作り、翌日バイトを散々働かせておいて自分は(立って目を開けたまま)寝ていたこともあった。ちなみに好き好んでメイド服を着たがる人には着せようとせず、嫌がる人にだけ無理やり着せる。
    • かつて自分を使う側だった人物が自分の店で働き、自分が上司になっていることに快感を覚えている。しかしいまだメイド感覚が抜けきらず、葉子様が「店長」と呼ぶことに違和感を覚えており、命令されれば反射的に従ってしまう。孝清に対してはそれ以上の感情も持ってることを思わせるような素振りも見せるが、詳細は不明。
    • 山Gとは普段は犬猿の仲でちょくちょくバトルを繰り広げるが、薗部も身体能力が山G並に高いので決着がつかない。しかし「葉子様は傲慢で高圧的でないといけない」という意見については意気投合している。

その他

  • 辻一芽(つじ はじめ) - CV:桑山琴音
    • 小芽の1歳上の兄。同作者の別作品『ハッピーとれいるず!』にも登場し、「便利屋」という部活に所属している。東高と呼ばれる高校に通う。見た目が驚くほど小芽と似ており、顔だけ見ると見分けがつけにくい。
    • 兄妹揃ってアホであるため、大食いくらいしか取り柄がない。でも背は小さい(コンプレックスにしている)。そのため双葉からよく先輩であることを忘れられる。
    • 唯一の取り柄である大食い記録を双葉にことごとく奪われたため彼女をライバル視している。一方で照に一目惚れし、曰く可愛くてどことなくひ弱そうで優等生でクラス委員長やってて動物好きで優しい人だと思い込んでおり、彼女の本性を知らないまま惚れ込んでいる。ちなみにその時話していた相手は「その子だってきっと超頑丈で心の中には物凄い修羅がいたりするのよ」と返している。(実際その通りであるが)ある機会にアタックするが光の速さでフラれた。

坊っちゃん

※画像右の人物

    • 大富豪である竹園家の御曹司。小学生。ごく幼い時から葉子様のことを「お姉ちゃん」と呼んで将来は結婚したい等と言っている。そのため山路と仲が悪く、女同士レベルの陰湿な喧嘩をするが、山路いわく「今は大事な金づる」。もっとも、当の葉子様は幼少期の口約束くらいにしか捉えておらず、優のことも弟(はたから見ればペット)としてしか見ていない。昔は葉子様がフリスビーを投げると何度でも取ってきたらしい。
    • その一方でクラスメイトの臼田桜に惚れられているため、執拗に追い回されていつも酷い目に遭っている。
    • 竹園家と西川家が親しいのは孝清と竹園父が大学時代からの親友のため。その後酒の席でくだらないことで喧嘩して孝清は会わないようにしていたが、竹園父はそんなことはとうに忘れており、葉子様にもたまにお小遣いをくれる。12巻では孝清を自社系列のホテルの支配人として雇った。

  • 満腹さん(まんぷくさん) - CV:八木隆典
    • 双葉や一芽が大食いチャレンジに挑戦する大衆食堂・「満腹食堂」を経営する店主。本名は不明。語尾に「~アル」をつけるエセ中国人な喋り方をする。実は純然たる日本人で、店のメニューも中華料理に限らない。
    • なかなか大食いチャレンジに成功しない一芽が成功した時や葉子様の生活の実情を知ったときに涙を流すなど、結構涙もろい。

別作品からの登場人物



  • 一柳ひより(いちやなぎ ひより) - CV:黒沢ともよ
    • 『せいなるめぐみ』の登場人物。

施設

  • 中央女子高
    • 双葉たちの通う公立女子高。公立で女子校なのは珍しいが、それ以外はごく普通の学校である。

  • 秘密の花園
    • 薗部の経営する洋菓子店で、葉子様が父親の作った借金を返済するために週2で働いている(完済後も社会勉強を兼ねて働き続けている)。未だお嬢感覚の葉子様を身内以外で働かせることは危険と判断した山Gが菓子作りの趣味のあった薗部に開業させた、葉子様がバイトするために作られた店である。山Gはこのために不動産屋でバイトしたらしく、ちょうど閉店した輸入雑貨店に居抜きで入った。店名は最初から決まっていたものの看板をつけるのを忘れていたため、殆どの人が知らなかった。
    • 通常は薗部と葉子様で接客をしている他、不定期に山路も手伝う。繁忙期には臨時バイトで双葉、照、西山を手伝わせ、以来薗部はいろいろ面白そうな人をバイトとして働かせるのが趣味になりつつあり、次は辻小芽を狙っているらしい。
    • 商品は薗部と山路が開店前に作っており、売り切れても翌日まで補充しない。メニューは少ないが味はよくOLや主婦などに受けがいいらしく、結構繁盛している。また辻小芽はここのケーキが大好きで、葉子様と少し仲良くすることが出来たのもここに通ったおかげだったりする。
    • 一時期は一度孝清も手伝ったことがあったが、娘にあまりにもベッタリでシフトのない日も客として毎日通い、おみやげに店のケーキを大量に葉子様の家に持ち込んでケーキだらけにしたため、葉子様に叱られて追い出された。

  • 満腹食堂
    • 満腹さんの経営する大衆食堂。客の多くが学生なので安いメニューが多いが、大食いチャレンジメニューはかなり挑戦的。見た目が普通の女子でありながらそれを楽勝に平らげる双葉は、大食いチャレンジを簡単そうに見せるいい釣り餌になっている。

テレビアニメ


2016年春アニメとして放送された。


アニメ化発表は『まんがタイムきらら』2015年10月号(2015年9月9日発行)。同年12月9日には公式サイト及びTwitterがオープンした。

プロダクションは東宝アニメーション、アニメーション制作は動画工房で、いずれも未確認で進行形(2014年にアニメ化された荒井の別作品)と同一。放送局はTOKYOMXKBS京都サンテレビAT-X及びBS11


正味の連載期間が10年以上になって初めてアニメ化された漫画は極めて珍しく、少なくとも月刊4コマ誌連載作では前代未聞と思われる。


挿入歌

クローバー♣かくめーしょん - オープニング曲

歌:とりぷる♣ふぃーりんぐ(和久井優・金澤まい・今村彩夏)


ぐーちょきパレード - エンディング曲

歌:とりぷる♣ふぃーりんぐ(和久井優・金澤まい・今村彩夏)


作者の他の作品との関係

作者の芳文社系の別作品とは世界観が共有されている。

  • せいなるめぐみ」の主人公・刑部聖と葉子様は迷迭香女学院の中等部までの同窓生。迷迭香女学院は初等部から高等部まであるものの、葉子様は会社の倒産で仕方なく中央女子高に通い、聖はお嬢様生活に嫌気がさしたため地元・穂海市(三者三葉の舞台に隣接する市)の一般共学高校・穂海高へ通っている。ちなみに聖はかつて金の力で作った友人(役)で、後に一度葉子様と再会した際は微妙な空気が流れていた。
  • みおにっき」の主人公である前田実音と臼田桜・竹園優はクラスメイト同士である。また「ゆかにっし」の舞台・ファンシーショップ「ファレノ」はその前田実音の家であり、「満腹食堂」や「秘密の花園」がある中央女子校の近所の商店街にある。経営するのは実音の姉・結花で、「三者三葉」でも双葉が来店した際に応対していた。
  • 辻一芽は「ハッピーとれいるず!」の主要キャラでもある。といっても1巻しかない作品なので登場回数は「三者三葉」のほうが多い。「便利屋」と言うその名の通りなクラブに所属しており、「三者三葉」でもその仕事をやっている描写がある。
  • 前田実音の兄・克樹は「みおにっき」「ゆかにっし」「ハッピーとれいるず!」のメインキャラクターだが、満腹食堂の調理担当アルバイトでもあり、彼が病気になったりして出勤できなくなると双葉がピンチヒッターに呼ばれる。克樹は辻一芽のクラスメイトなのでまれに「三者三葉」にも登場することもあるが、何故か本編では満腹食堂で働いている姿が描かれたことは一度もない。
  • ワンダフルデイズ」に登場する猫又で東高の女子生徒である長谷川珠季は、照や西山がしょっちゅう通っているらしい猫カフェ「ねこだまし」で、猫のまま・あるいは人間に化けてアルバイトしている。
  • いちごの入ったソーダ水」は本当なら葉子様が入学するはずだった迷迭香女学院高等部が舞台となっており、同校の1年A組委員長・関口乃々華もかつて葉子様の金の力で作った友人(役)の一人。

関連タグ

荒井チェリー まんがタイムきらら

2016年春アニメ


三者三葉100users入り 三者三葉500users入り 三者三葉1000users入り

三者三葉5000users入り


BeatStream:オープニングテーマの『クローバー♣かくめーしょん』が収録された音ゲー。MVもアニメ版と同じ物が使用されているが、途中のシーンで本編が挿入される場面では台詞なしという違いがある。2016年春アニメでは2番目のスピードで収録された。


あんハピ♪:2016年4月29日より、『アトレ秋葉原』にて同作とのコラボイベント『ハピネスくろ~ば~ウィーク@アトレ秋葉原』が開催された。

両作共2016年春に放送したアニメであり、クローバーが作品のトレードマークという共通点がある。また、両作共高校1年生の女子がメインキャラクターという共通点もあり、イベント内の台詞の中でお互いが同い年であることが活かされている部分も存在する。


外部リンク

アニメ公式サイト

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