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下ネタという概念が存在しない退屈な世界

しもねたというがいねんがそんざいしないたいくつなせかい

「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」は、2012年から2016年にかけてガガガ文庫から刊行されたライトノベル作品。作者は赤城大空、イラストは霜月えいと。
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概要

優秀な青少年を育成するため卑猥なものを問答無用で禁止し、取り締まる法律が制定され、善導課が設立してから十数年がたった日本の「清麗指定都市」時岡学園を舞台に、下ネタの流布を画策するテロリスト「SOX」のメンバーになってしまった主人公・奥間狸吉と、狸吉をSOXに引き込んだ先輩・華城綾女の戦いを描く。


タイトルや表紙からして「作者は病気」を体現したような作品である。


漫画版がマッグガーデンの(漫画雑誌→)WEBコミック誌のコミックブレイドにて掲載された(2014年5月号-2016年3月号、単行本全4巻)が、そのタイトルは「下ネタという概念が存在しない退屈な世界 マン●篇」・・・・・・・。誰か助けてくれ


予想外の…

2014年10月某日、まさかのアニメ化ガガガ文庫の公式ホームページで発表された。


あの変態仮面も実写映画化出来たので、不可能ではないという事だと思われるが…どうしてこうなった。


アニメ化が告知され、しばらくしてアニメ公式ページが立ち上がり、そこで2015年夏に放送される事が告知された。


アニメーション制作を手掛けちゃう勇者J.C.STAFF。放送しちゃう蛮勇のある猛者テレビ愛知BS11および南関東地方約1都3県、近畿地方約1府1県の独立UHF局合計約6局、日本経済新聞社系のCSテレビ局約1局。声優は主役の2人こそ駆け出し(当時)の小林裕介石上静香を起用したものの、脇に松来未祐新井里美清川元夢速水奨といった大物を起用する恐ろしさを見せている。


登場人物

主人公・ヒロイン

本作の主人公。時岡学園高等部の1年生。生徒会所属。

登校中に痴漢に間違われた轟力先輩をかばったばかりに、「雪原の青」に弱みを握られて強制的に「SOX」に参加させられてしまう。

しかし「SOX」としての活動から下ネタ好きであることを自覚し、下ネタ規制に自らの意思で立ち向かうようになった。

父親が下ネタ規制に反対した末に逮捕されているが、その経緯から下ネタ規制に協力するだけの知識があると見込まれたために生徒会に参加させられている。

現在、アンナ・錦ノ宮の強引すぎるアプローチをいかに回避するかで頭を悩ませている。


ヒロイン。時岡学園高等部の2年生。生徒会所属。

表向きは生徒会員として下ネタを取り締まる活動をしているが、その正体は下ネタテロリスト「雪原の青」である。

「雪原の青」として活動するときは全裸にマントを羽織り、女性用パンティを頭にかぶるという出で立ちで現れる。


主要人物

時岡学園高等部の2年生。生徒会会長を務める。

卑猥なものの取り締まりを行う立場であるが、綾女を除く生徒会メンバーに卑猥なものに関する知識がないために取り締まりが行えず、狸吉を戦力として生徒会に加えることにした。

可憐な外見に反してターミネーターのごとき身体能力を持ち、「雪原の青」をはじめとする下ネタテロリストを追いかける。


ある事件で狸吉に覆いかぶさられ、それをきっかけに狸吉に対して発情してしまう。 独占欲が強いせいか狸吉が他の女子と一緒にいるところを観てはヤンデレぶりを発揮する。


時岡学園高等部3年生。生徒会所属。

ゴリラとまで言われるほどの屈強な肉体を持つが、意外と女子力は高い。

痴漢に仕立て上げられそうになった際に助けてくれた狸吉に恩義を抱いて親切にしているが、生徒たちからあらぬ誤解を持たれている。 アニメ版ではよりヒートアップされている。

アンナに好意を抱いているが成就しない哀れな男。


時岡学園高等部1年生。1年生でありながら化学部部長を務める。

狸吉のクラスメイト。ワカメのようと言われる長髪と、常に目下にクマのある生気のない表情と口調が特徴。

「科学者の端くれ」を自負し、知的欲求から子供のつくり方を知ろうとするあまり、善導課から何度も注意を受けている。 ペットの犬と子作りを目論んだり、自身のリスクは問わないマッドサイエンティストではあるが、相手の意向を無視することや他者を害する実験は良しとしない良心的な面を持つ。但し、相手の同意があれば構わないため、彼女の欲する知識を持つ狸吉にしばしば子作りや知識の伝授を申し込んでいる。

下ネタ規制に反対する他の生徒たちと情報網を築いたり、指揮を飛ばしたりするなど、インドアな見た目に反して活動的である。


時岡学園高等部3年生。美術部所属。

狸吉に「小さっ!」と言われるだけあって見るからにロリータ、いや小柄体質。

その容姿とは裏腹に大食漢。そのうえ第1人称が「わし」と言葉遣いからして老人臭い。

数々の美術賞を受賞してきた画才の持主。マンネリ気味ゆえアンナをモデルにしようと企む。

若干百合にも思える発言をしたがその本心はとんでもないモノだった!?


華城綾女がその才能を見込んでセクシーヌードといったイラストを手掛けてもらう為「sox」に 誘われる。PMの間隙を抜いてエロイラストを描ける作中唯一の存在である為、彼女自身の価値は非常に計り知れないものとなっている。


 官能小説家を祖父に持つお嬢様。退屈な生活に飽き飽きして家出。派手な行動をする下ネタテロリストの元へ

 善導課から追われる所、偶然狸吉に助けられる。強引ながら「SOX」に参加するが

 その知能には一目置ける狡猾な性格だが、容赦なく他者を踏み躙れるえげつなさを併せ持ち、SOXの理念には相容れない面があったが、ある事件で綾女に心酔し、改めて「SOX」の一員となる。

 非常に危険な髪形をしており、得意技はロケット頭突き


 高校生ながらも善導課のメンバー。「sox」撲滅の為、時岡学園に編入。表向きはアンナ・錦ノ宮 の護衛として付き添っている。人間性が全く感じられない無表情な女。

 ある日、狸吉が彼女の秘密を知ってしまう…


奥間狸吉の幼馴染。原作ラノベ3巻およびマン●編・第3巻より登場。アニメでは未登場に思われているが、実は四大下ネタテロリスト「哺乳類」の現場指揮者で実質的な代表を務めており、谷津ヶ森のエロ本の件で「SOX」と交流の際のキツネのお面の人物が彼女である。加えてアニメ12話EDのワンシーンでも登場。


 綾女や狸吉ら「sox」メンバー行きつけの喫茶店のマスター。「sox」の協力者。


 いわずと知れた有名声優。どうしてこうなった


  • 華城撫子

 原作ラノベ3巻およびマン●編・第3巻より登場。名前からしての華城綾女の親族にして後見人。

 普段は第一清麗指定都市・朱門温泉にある高級旅館の女将、実は下ネタテロリスト支援者であり、「sox」の協力者。

 若い頃はレディース、暴走族の総長だったためかそのまま温泉街の顔役となってる。

 「群れた布地」バスジャック事件以降、綾女と狸吉ら二人をさらに鍛えるために呼び寄せる。

 レディースの総長だけあってスパルタ教育。


  • 藻女

 突如「sox」の前に現れた謎の美女。退廃的な雰囲気の眼帯の女性で、その余りの明け透けさから、初対面で狸吉は心の中で「オナニートさん」と命名。

  


下ネタテロリスト

下ネタテロリスト群れた布地の頭目。全身を白パ○ツで覆い、部下からも頭がおかしいと言われる最上級の変態。本名は一之瀬琢磨。

下着泥棒の集団を形成し、「SOX」の活動を大義名分にしたため敵対する。


  • 鬼頭慶介

日本最大規模の貿易商社「鬼頭グループ」代表。また、鬼頭鼓修理の実父。

全国的に下ネタテロリストを支援し、善導課もマークしながら尻尾を掴ませない狡猾な人物。

その目的は、性的な出版物を手元に集めていつか公序良俗健全育成法が崩壊する際、莫大な利益を見通して、その利権を手中に収めるため、むしろ規制を助長している。

物腰こそ柔らかいが狡猾で悪辣な性格。娘を溺愛しているのだが、裏の仕事で出会う度に女装姿やオナニーと言うおぞましい姿を披露し、娘の大きな心の傷となっている。


アニメ版11話にて、台詞抜きだがほんのワンシーンだけ姿がみられる。勿論、普通の姿で。


  • 禁欲の魔人

「震撃の尻」の最高幹部。菩薩の様なアルカイックスマイルを讃え、狸吉曰く後光を差していると感じていたが、実際は内に欲求を溜めて妄想をしているオナ禁。


  • 若頭五人衆

「震撃の尻」のメンバー。慶介配下における現場担当であり、頭目の禁欲の魔人以上に出番が多い。そのため、アンナ・錦ノ宮と言う化け物と出遭い、トラウマを患った。


  • 羅武マシーン

「ベーコンレタス母の会」の最高幹部。常にBLを妄想する腐女子。強烈な腐ったオーラをまき散らし、彼女の同人誌は現在でも多くの女性への影響力は計り知れない怪人物。3児の母であるが、その娘たちも相当腐っている。その娘たちが原作ラノベ8巻より登場する。


  • 二足歩行の獣

「絶対領域」の最高幹部であるが、SOXの様に平和的なテロ活動に従事していたが、若い世代に託して前線から退いている(正確には若い世代に責任を丸投げした)。


  • 二足歩行の社畜

「絶対領域」の実質的な代表だが、実は責任を押し付けられて組織を背負わされている。腰が低く哀愁溢れる哀れな雰囲気を醸し出している。


  • 乳を愛でる者(ギガバスター)

「哺乳類」の最高幹部。


  • アニー・ブラウン

原作ラノベ8巻より登場。海外からの留学生。金髪巨乳美女!メガネっ娘!だが見るからにアニオタという残念な美女。裏の顔は「セクシャリティ・ノー」反政府勢力の頭目。

ふとしたことで奥間狸吉が面倒をみることになるのだが・・・?


なんとアニメ12話EDのワンシーンで登場、濡衣ゆとりとのツーショットしている人物こそ彼女!


  • 底辺の黒

アニメ版12話にて登場。一見、「群れた布地」の残党とおもいきあ別物。正真正銘の黒下着フェチである。


アニメオリジナルキャラ

物事にビンカンする名もなき少女…のはずだった。アニメのどこかで必ず登場しているまさかの配役であった。


アニメ版


主題歌

OPテーマ:声優陣が歌う「B地区戦隊SOX

EDテーマ:上坂すみれが歌う「Inner Urge


各話リスト

話数サブタイトル
#01「公領秩序は誰がた為に」
#02「妊娠のなぞ」
#03「人の愛し方」
#04「世界いわく、愛は正義」
#05「下ネタテロは誰が為に」
#06「手作りのぬくもり!」
#07「SOXが作りし者」
#08「悪魔が来たりしてホラをふく」
#09「アンドロイドは電気アンマの夢をみるか」
#10「ジイ級クエスト」
#11「テクノブレイク」
#12「下ネタよ永遠に」


余談

本作の元ネタ、アニメ限定の演出に関するデータなどを紹介。


  • 『PM』 - 本作に登場する通信機器にして監視装置。日本国民すべてに着用を義務づけられている為、卑猥な言葉等に反応したら善導課が迎えに行くから覚悟。貞操帯も考案されていた。
  • 変態仮面』 - 「雪原の青」がパンツをマスクのごとくかぶる姿は当然こちらから流用。
  • まぼろしパンティ』 - けっこう仮面のプロトタイプ作品。上述した「頂きの白」に感化された生徒達がパンツに目を通す穴をあけてアイマスクにしてかぶる姿はこちらから流用。
  • エロ本』 - 言うまでもなく一般的にある卑猥な本のこと指す。本作の世界では処分の対象にして貴重な書物として扱われている。
  • 『愛の蜜』 - ある事件をきっかけにアンナの下の口からでてくるモノを指す。 → 詳しい事は愛液の方へ移項。
  • 田中圭一』 - ごぞんじ実在する下ネタ漫画家、アニメ版にて早乙女乙女が描き上げたイラストであるがどうみても彼が描いてくれた様なモノである。
  • 例のプール』 - アニメOPで爆破されるワンシーンが見られる。第6話・ED背景にて実物が使用された。
  • マジックミラー号』 - 上記の「例のプール」とともに爆破される。18歳未満なのに意味がわかった奴のところには善導課が迎えに行くから覚悟。
  • 水玉コラ』 - 実際にある『グラビアアイドルは実際ビキニ水着か裸なのか?』と思わせる演出効果。マン●編単行本表紙やアニメEDのワンシーンでも使われる。
  • 秘宝館』 - 日本の観光地のどこか存在していた珍名所。アニメ版12話より当然、善導課に対象として倒壊されていた。現実でも維持費に負担がかかる為に各地閉館が相次ぐ。
  • プリウス』 - 単純にモデリングの都合である可能性もあるが、善導課のパトカーとしてZVW30型が使用されている。これらHVを筆頭とするエコカーはミニバンと並んで実際の自動車業界で「官能的なクルマ(スポーツ&スペシャリティカーなど)を駆逐した存在」である点は否めず、そういう意味ではエロを駆逐する善導課にはお似合いである。

関連イラスト

センシティブな作品センシティブな作品


関連タグ

ガガガ文庫 ライトノベル 赤城大空 下セカ

作者は病気 公式が病気 / 公式が末期

ディストピア 表現の自由 / 表現規制

性教育 ツイフェミ 下セカ100users入り

下セカ500users入り 下セカ1000users入り

下セカ5000users入り 下セカ10000users入り


図書館戦争-同じく(!?)表現規制との戦いを描いた作品


外部リンク

アニメ版公式サイト

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