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中川典子

なかがわのりこ

中川典子とは、小説・映画・漫画『バトル・ロワイアル』の登場人物。
目次 [非表示]

※以下は、小説版をもとに作成しています。


概要

城岩中学校3年B組女子出席番号15番。支給武器はブーメラン。


本作のヒロイン。主人公・七原秋也に想いを寄せる、ごく普通の少女。


内海幸枝を中心とする、3年B組女子中間派グループに所属している。


国語が得意科目で、その文才はクラス一で音楽にうるさい七原や川田章吾も感心するほど。将来の夢は教師で、弟が1人いる。


穏やかな性格だが、言うときは言う芯の通った一面もある。作中では若干ポエマーとなっている。国信慶時から好意を寄せられていたが、これが彼女の運命を大きく変えることとなる。



プログラムでは、開始前に国信をかばって軍人の田原に撃たれ、足を負傷するハンデを負う。


出発早々、赤松義雄の襲撃から逃れる為に七原と行動を共にすることになり、途中で出会った川田章吾とも意気投合。3人でプログラムからの脱出を計画する。


ゲーム中、負傷のせいで熱が出るなど、思うように活動できなかったが、極限の状況下でも挫けない精神力を持ち、何かと血気に逸りがちな七原を諌めるなど、現実的な視野も持っていた。



最終的に強敵・桐山和雄の不意を突き、倒すことに成功(川田と共に銃弾を浴びせているが、どちらの弾が致命代に至ったかは定かではない)、その後川田に首輪を外され、七原と共に沖木島から脱出。共に戦って来た川田を亡くすも、七原と共に国外へ逃げる道を選び、家族と別れ、七原と共に全国から指名手配されるようになる。(記録上は)41番目の死亡者。


容姿

体型は小柄で、肩より少し長めの髪。

柔らかなまつ毛のラインで、黒目がちな目をしている。

ハッキリとした眉に丸顔、丸めの鼻にふくよかな唇をしている。


漫画版のプロフィールでは、身長156センチメートル、体重49キログラムであるとされている。


映画版

演じた俳優は前田亜季。支給武器は双眼鏡。


映画版では設定が異なり、クラスメイトがキタノのいい加減な授業をボイコットしている中、一人だけ真面目に授業に出ていた為、一部のクラスメイトから腫れ物扱いされてしまい、陰湿ないじめに遭っていた。

キタノからは「唯一担任に心を開いていた生徒」として、ある意味神聖視されていた。


映画版では軍人に撃たれた箇所が腕となっており、原因もBR内容説明中にキタノが藤吉文代をナイフで刺殺したため周囲がパニックになり、それをおさめるために軍が威嚇射撃した際の跳弾が当たったためとなっている。ゲーム中でも、相馬に殺害されそうになった時にキタノに助けられており、キタノから殺されるなら彼女が良いと思われていた節がある。


特別編ではキタノとの交流が回想シーンで追加されている。


続編である『バトル・ロワイアルⅡ』ではラストシーンに登場。作中でキタノの娘・キタノシオリの発言などで名前も出て来る。当作の主人公である青木拓馬と共に、全てが終わった後、七原と再会した。


なお、キャスティング当初は、中川典子役は前田亜希の姉・前田愛がキャスティングされるはずだったが、その当時、前田愛が怪我を負っていた為、前田亜希が典子役を務めることとなった。前田愛は前回のプログラムの優勝者の女の子役として出演している。


漫画版

支給武器はブーメラン。

漫画版のプロフィールでは、部活動は無し、得意科目は国語(作文を得意とする)、苦手科目は数学とされる。


プログラムでは、開始前に国信をかばって嘉門米美に撃たれ、足を負傷する。また、桐山との最終決戦では、彼を銃で撃つシーンがあるが、殺害はしていない。


漫画版で行われた人気投票では、第1回・第2回いずれも6位に入賞。


余談

名実共に本作のヒロインではあるものの、主人公格の七原秋也と川田章吾や、女子生徒の相馬光子や千草貴子などの生徒に比べて、彼女の視点の語りや個性を感じさせる場面は少ない。


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