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乳袋

ちちぶくろ

服を着ているのに、乳のラインが袋のようにくっきり出ているさまを表現した言葉。
目次 [非表示]
  1. ちぶくろ:乳房のこと。ミルクタンク
  2. ちぶくろ:三味線の膨らんだ部位。
  3. ちちぶくろ布地乳房に貼り付いているような描き方のこと。

本項では 3. について記述する。

解説

乳袋とは、普通の材質のを着ているはずなのにボディスーツのように布地がおっぱいに貼り着いて谷間下乳、乳房全体の形が露わになっている様。転じて「まるで服におっぱいの形をしたがついているようだ。」という意味で作られた言葉である。

広義には「重力に逆らって胸の下が引き絞られた服装」という意味も含まれている。


服を着ていても胸周辺のボディラインがはっきりしているので巨乳でも細く見せたり、胸の形がダイレクトに伝わるためセックスアピールが強くなる効果がある。(詳しくは後述。)


一般的には現実に存在しないとされている物だが、布の伸縮により現実でも多少張り付いた様に見せる事ができる。(ボディコンなど伸縮性の高い生地を用いた小さめの服がわかりやすい。)

またコルセット等の胸の下部を締め付ける衣服を使用すれば擬似的に乳袋の視覚効果が得られる。


広義の乳袋に相当する服は立体裁断などによって実現されており、胸が大きくてもお洒落を楽しみたい女性達の需要を確立している。


おっぱいアーマー」もボディラインがはっきりと出ているという点では乳袋と同じではあるが、硬い金属等で作られる為、重力と無関係にの形に形成できる点を考えると似て非なる物である。


乳袋が生まれた理由

これには二つあり、

  1. あまりに現実的に描いてしまうと見栄えが悪くなるから
  2. 画力不足や服の構造の認識不足により無意識に乳袋を描いてしまうから

という理由である。


見栄えを良くするため

心理学精神分析学において対象の悪い部分を無視する、全てを肯定的に認知することを理想化という。乳袋は、いわば人体描写の理想化(デフォルメ)である。

現実の衣類は乳房に限らず、漫画的な描写に反し、肌に密着せず、たわみ、膨らんでいる。

特に乳房の下に布は張り付かないため、乳頭部分から真下に布地が下がり、胴回りが膨らんで胴体が太いように錯覚させてしまう

実際、胸の大きい人は、大き過ぎるが故に着られる服が少ないことが悩みとなっている。


絵画は、目が三次元で捉えている情報を二次元に落とし込む技術であり、精緻な描写を重ねても違和感は必ず起きる。従って絵の技術の進歩は、理想化と共にあったと言っても良い。

要は、現実と違う描き方をしなければ、むしろ違和感を無くすことが出来ないという課題である。

また画法とは、美しい絵を描く技術である。そこを突き詰めていくと現実と異なる描写であれ、美しく見えることの方が重視されると考えられて来た。

このために実際より大きく描く、角度を着ける、暗くする、取り去る(描かない)などの手法が取り入れられて来た。


そのような画法の理想化(=現実の不快な部分を取り去る)が辿り着いたのが、古代エジプトの壁画、日本の浮世絵、カートゥーン調、漫画絵(アニメ絵)である。

これらはいずれも現実から大きくかけ離れた描写をしているが、美しく、より違和感なく認知されるように発展した技術である。


玄人の描く乳袋=リアリティこそ無くとも、より不都合なく絵を見せる為の技術」なのである。


画力及び理解不足のため

人物を描くとき、まずは裸の状態を下描きしてから、その上に服を描くという手順の人は多い。

その際、巨乳キャラの胸周辺は布がピーンと張っているか幕のように垂れるかの状態になる。

しかし服を着た時の構造を理解していないと、ほぼそのままの状態で仕上げまで行うことになる。

その結果、意図せずに乳袋が生じてしまうのである。


このため、一部では「乳袋=リアリティが無くて気持ち悪い、下手な絵」と認識されている。


問題点

乳袋には使用に至る二つの理由が混在している。

一つは上記でも述べられている胴回りをスッキリと見せるための視覚効果。

もう一つはボディライン強調によるセックスアピールである。


大雑把な段階分けとしては、

  1. コルセットなどの胸の下部を締め付ける衣服を使用せず、それらと同様の効果が確認できる(締め付けがスカートやズボンの位置で起こった場合は乳テントとなる)。
  2. 二つの乳房を一つにまとめて包んだ形になる(谷間は確認できないか、ごく自然な凹凸やシワのみで確認できる程度)。
  3. 一つの袋から完全に分かれているわけではないが、二つの乳房の形が確認でき、谷間はしっかりとした凹凸や輪郭線で描かれ、脱いだ時乳房の形が想像できる(男性向けはこの段階の物が多い)。
  4. 想像しなくとも乳房とほぼ変わりない、ボディペイント状態。

等が挙げられるのだがこの内一番上の段階ではセックスアピールの意味合いはほぼ無く女性向けでも見られる事もある。

対して一番下になると視覚効果よりもセックスアピールの意味合いが強くなり卑猥な表現となる。


人によってどの段階の事を指すかバラバラなため、話し合いの上で誤解を招く原因となっている(中には1.の段階の作品を卑猥な使用法ではないにもかかわらず乳袋と言う言葉で一纏めにし、

4.に対して発言するかのように卑猥な存在として批判している事例もある)。


結局のところ

様々な性癖に代表されるように乳袋が好きな人もいれば嫌いな人もいるので「乳袋はリアリティが無いからダメだ!」とか「リアリティが無くとも綺麗に見えればそれでOK!」と一方的に押し付けず、各々上手いこと棲み分けをすることが大事である。


余談

2022年のパリコレにて、「特殊な素材をスプレーで吹き付け素材が固まることで制作される服」というものがお目見えした。

その服は、登場したパンツのみをまとったモデル(当然ノーブラであるため手ブラで隠している)の体に直接素材を吹き付けその場で制作する過程をみせるというものであり、その結果現場では立体的で立派な乳袋がついたドレス(乳首もばっちり浮き出ている)が披露されることになった。


関連タグ

巨乳 爆乳 着エロ ぴっちりスーツ 乳テント 乳カーテン


外部リンク(参考)

同人用語の基礎知識

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