経歴
1971年7月25日生まれ、鹿児島県霧島市出身。
ポジションは外野手、左投左打。
鹿児島商業高校時代に高校通算40本塁打を記録、また左投げの投手としての実力で注目を集め、1989年オフのドラフト会議にて中日ドラゴンズから2位指名を受けプロ入りした。プロ入り後当初は投手としてプレーしたが、1991年からの2年間で1軍通算9試合の登板に終わり1994年から野手転向。
星野仙一監督時代の1998年、打撃コーチに就任した水谷実雄の指導法が彼に合い、翌1999年には開幕から21試合連続安打を放つなど、7番打者としてリーグ優勝に貢献。以降外野手のレギュラーとして、落合博満監督時代の時もチームを引っ張った。打撃不振に陥った2009年シーズンをもって現役を引退。
引退後も2013年まで中日球団に残り、1軍打撃コーチや2軍監督を歴任。
また中日所属経験者である矢野燿大からの誘いを受け、2020年から22年まで阪神タイガースで1軍打撃コーチ・ヘッドコーチを担当した。
2023年10月に来シーズンの2軍監督として中日に復帰。
その期間以外は野球解説者として活動。
エピソード
- 現役時代は鮮やかなピンク色のリストバンドを着用、「ピンキー」の愛称で呼ばれていた。本人曰く、「メーカーの人にいろんな色を用意してもらった中で、ピンク色のバンドを見てこれだ!と思った」。
- 書道三段。落合博満監督時代に選手会長となり「(自らの達筆で)選手を漢字一文字で表し、宣伝ポスターを制作」という企画が開催されると、これらポスターはファンから大好評でポストカード化されて入場客に配布されたりした。
- 「宇宙戦艦ティラミス」では、アニメ第2期に井上本人が登場。声は東地宏樹が担当した。
