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「どけよ。先頭はオレが走るんだよ!!」

「総北のエースはオレです」

プロフィール

学年千葉県立総北高校1年3組→2年2組
出身中学市葉第三中
タイプオールラウンダー
愛車青と白のSCOTT
身長181㎝
体重65㎏
BMI19.8
誕生日1992年5月18日
星座牡牛座
血液型A型
ゼッケン番号175(IH1年目)2(2年目)1(3年目)
イメージ動物ウサギ
声優鳥海浩輔
幼少時代:新田早規(1期)→藤村歩(2期)
俳優太田基裕 / 和田雅成 / 山﨑晶吾 / 猪野広樹 / 砂川脩弥(舞台)
木村達成(ドラマ)
伊藤健太郎(映画)

人物

千葉県立総北高校の新入生であり、小野田坂道と同じく高校一年(のちに二年→三年に進級する)。

181cmと言う長身に横跳ねに飛び出ている何本ものくせ毛(?)のある短髪と釣り目でクールな顔つきを持つ。

非常にクールな性格で、大抵の事には無感動。

その風情を癪に思ってか、鳴子章吉からは「スカシ」という渾名で呼ばれている。

マネージャーの寒咲幹とは、幼少からの顔見知り(幼馴染だが恋愛関係とはなっていない)。

女子の間ではイケメンで有名。同級生だけでなく上級生女子からも人気で、人前に出る度に黄色い声を浴びている。


地形に拘わらず力を発揮するオールラウンダータイプで、新生エースの素質を買われて金城真護のアシストに就き、金城脱落後や翌年のIHではエースを務めている。

同じく負けず嫌いなために、言い争いが絶えない鳴子とは何かと張り合う節がある一方で、坂道のことは(本人は意識していないが)その言葉や頑張りを見て何度も助けてもらってると言い強く信頼している。


概要

冷静な計算に基づくシフトチェンジを使いこなしたライディングを売りにしているが、その実は、「世界最速」を目標として勝利に拘る極度の負けず嫌い。時に理性を越えた感情的な走りを見せ、物語の中で獣性を会得していく。

中学時代は県内屈指の自転車レーサーだったが、大会で1位のある人物に大差をつけられ準優勝で終わったことを痛恨に思い(実写映画版のみ別の人物にゴール前で逆転を喫している)、それをバネとし高校入学後もさらに厳しい自主トレを積み続けている。自室には3本ローラーが置いてあり、部屋の中で自主トレができる広さ。練習後には胃腸回復のために乳酸菌飲料を欠かさず飲んでいる(公式ガイドブックⅡより)。


連載初期は運転手付きの送迎車で通学している描写があり、巻島邸を見てもさほど驚かなかったため家が金持ちであることが窺え、後述のハワイに行く話をした時は鳴子も僻むほど。家の大きさ(アニメ1期2話Cパートでの坂道の家と比較してもやはり大きい)や複数台の自家用車があることも然ることながら、アニメ2期16話の回想では送迎付きで制服のある私立の小学校に通っていたり、夕食がステーキだったことからその家庭環境が窺える。

家族は両親の他に妹がおり、前述の中学レースでも述べた”ある人物”に「事故で死んだ」と言われていた母親(CV:蓮未エリナ)もしっかりと健在である。


経歴・レース戦績

1年生

入学~裏門坂バトル

入学間もなく、学校裏の激坂を歌いながらママチャリで登る姿を見て坂道に興味と脅威を感じ、自転車勝負を仕掛ける(ただ仕掛けるだけではなく、もし勝負に負けたら坂道が募集をかけていたアニメ研究部に入るという条件で)。

レースは正門坂入り口にある神社から裏門坂を登るという至ってシンプルなもので、ママチャリ且つレース初心者の坂道がスタートの15分後に走るというハンデを自らに課し、スタート前に坂道の自転車にサイコン(サイクルコンピュータ)を装着する。

坂道がスタートしてから15分後にスタートし、10分もかからないうちに追い抜き、その際に見た坂道のペダリングを、ペダルの回転数の高い高回転走登(ハイケイデンスクライム)と見抜く。

その後、幹からのアドバイスとサドルを上げたことで走りの変わった坂道に追いつかれたことで再び引き離すが、溝蓋の隙間にタイヤを取られたところでまた追いつかれ、接戦の末に僅差で先にゴールする。

勝負そのものは勝利するが、のちに坂道がサイコンを返却しに教室を訪れたときにその実力を買って自転車競技部へ誘うも、この時はまだ坂道は運動部が苦手という意識を持っていたため無理には誘わなかった(サイコンは安物だからと坂道に譲っている)。

この後に、今泉のクラスメイトと思しき人物から坂道に「あんなにしゃべってる今泉、初めて見た」と声をかけ、坂道は今泉のことを「優しくて気さくてとってもいい人」と返している(そのクラスメイトは「気さくは嘘だろ」と呟く)。

この辺りで自転車競技部への入部は済ませていた模様で、次の週から本格的に練習に入ることを坂道に伝えており、後日先輩と走る姿を見た坂道も入部している。


ウェルカムレース

新入生によるウェルカムレースは入部したての坂道・鳴子・杉元を含めた6人で走ることとなり、田園地帯の追い越し禁止解除後は鳴子とのバトルとなる。そこに当初はママチャリで走り、途中でロードに乗り換えた坂道が峰ヶ山で追い付き、山岳に弱い鳴子が失速して坂道との一騎打ちとなり、山頂で坂道に僅差で敗れる。坂道はそこで力尽きてリタイアとなり、再び追いついた鳴子との最終ステージのバトルをまた僅差で制した。

レース後の個人練習では金城と組み、全開で走る金城との差が縮まらないことに焦りを見せた。


1年生レースを制したことにより、以後その年の主将から学年をまとめる役目を言い渡される(なお本人は「こういう役目が一番苦手だ」と後に胸中でこぼしていた)。


県予選~合宿

県予選は3年生のみで走ることから県予選自体があることを聞かされず、2年の情報で県予選の情報を得て坂道・鳴子に声をかけて会場に向かい、駆け付けた時には残り2周の所で先頭に大きく差をつけられながらも残りの周で逆転し差を広げる3年生の走りを見て、彼らが卒業するまでに金城を倒してエースの座から引きずり下ろすことを決意する。ちなみに3年生から呼ばれなかったのは県外から来た他校の偵察対策で、金城からIHで暴れてもらうと言われ、そのために合宿に参加するよう促される。


合宿ではスタート直前に金城にシフター封印を言い渡され、固定ギア(重いギアのまま)で走ることとなり、フラットバーにされた鳴子と共にそのハンデに苦しむこととなる(坂道にも部室に転がっていた年代物のホイールを装着していたが、本人にはそれを伝えていなかった)。

さらに3日目には2年生組(手嶋純太青八木一)に勝負を挑まれることとなり、当初こそは手嶋の挑発に苦しめられるが、追い越し禁止のボードが出たことで追い禁になる直前に5人で横並びになっての接戦の末に坂道・鳴子と共に勝負を制する。

3日目終了後、力を使い果たしリタイアとなった手嶋から悔しいと本音を告げられた上で、3年を表彰台に上げてこいと檄を飛ばされる。

最終日は雨の中鳴子と共に17時42分にゴールするが、18周の差をつけられた金城らには追い付くことはできなかった。


インターハイ神奈川大会

初めて参加するインターハイでは、開会式にマイクを向けられた御堂筋に挑発される。

1日目のレースでは最終ステージを金城のアシストとして走るが、ゴール前で金城を発射した直後に背後から追いあげてきた御堂筋を抑えられず、ゴール後にはテント内で御堂筋に敗北した悔しさに苛まれてジャージを乱雑に掴むが、金城からそれを注意された上で「チームを1位に導いてくれた走りだ」と感謝の言葉を告げられる。


2日目もまた御堂筋の口車に乗せられて先に行かれたことで遂にメンタルが崩壊、ヘルメットを地面に叩き落として足を止めるが、ここでもまた金城から「引かなくてもいいから一緒に走れ」と命じられ、スタート時に体調を崩して後れを取った田所迅を救出に向かい合流後にチームを引っ張る坂道を見てモチベーションを取り戻し、箱根学園と京都伏見に追い付いたところで力を出し切った坂道を抱える鳴子の手から離れかけて落車しそうになりかけるところを抱きかかえて「リタイヤは許さない」と言って坂道を励まし、「想いは届く」と鼓舞する。

最終ステージでもまた御堂筋の走りを見て崩れかけるが、金城から「最高の仕事をした」と励まされ、自身の心を託す。


3日目は山岳ステージ直前で金城から1年生を切り離すオーダーを出されていたが、山岳入口直前で金城の膝の痛みが悪化して戦線離脱することでオーダーを変更。巻島裕介と1年生3人の誰でもいいから真っ先にジャージをゴールに叩き込むようオーダーを言い渡される。

この後に鳴子の全力の走りで箱学に追い付いてリタイアし、福富寿一から誰が金城に代わるエースかと聞かれたときは自ら金城に代わるエースであることを宣言、そして福富とのバトルの末に山岳ステージを制す。

この後に再び御堂筋とのバトルとなった際にフレームに致命的なクラックが発生し、不利な状態になりながらも御堂筋を抑えるが、後続から追い上げてきた真波山岳に追い抜かれて絶体絶命になりかけたところに遅れて坂道が追いつき、戦線離脱した他の4人の想いと共にゴールを託す。

この時の福富との会話で、箱学が考えていた最高の戦略を読んでいたのかと聞かれるがあえてそれを否定し、坂道がついてくることを信じてたこと、坂道についてこいと言ったら「わかった」と返されてついてきたと返し、「信じて あずけて まかされて 全力で走る」というシンプルな戦略だったことを伝える。

最終的にレースは6位でゴールし、総北は坂道がトップでゴールしたことでチーム優勝を果たす。


峰ヶ山ヒルクライムレース

金城ら3年生が引退し、手嶋・青八木体制となって初めてのレース。巻島の渡英で坂道がモチベーションを落とす中、坂道・手嶋と共にレースへと参加する。そこに箱学から葦木場拓斗が参戦するが、その葦木場は持ち前の天然ぶりを発揮し、レース中に坂道を含めた別の同学年部員と間違えられる(公式レースに参加していない杉元照文に間違えられたときは相当ショックを受けていた)。

その後、手嶋と葦木場の一騎打ちでその走りを見て身震いを感じ、坂道の手嶋達に追い付きたいという気持ちを後押しする。

レースは坂道が葦木場を抜いて優勝し、自身も4番手でゴールする。


1年秋~2年生

金城ら3年の抜けた穴の大きさを痛感し、鳴子にオールラウンダーに転向するよう進言する

(鳴子はその後帰阪し、その時に御堂筋との草勝負に負けてオールラウンダーに転向する)。

更に杉元からも強くなりたいと頭を下げられ、練習メニューとアドバイスをする。


杉元の弟、杉元定時が総北高校に訪れた時は定時が練習に参加することに反対し、用意したローラーに乗りこなせなければ帰るよう命じるも定時はそれをクリア、練習時も兄とシンクロする走りを見て絶望するが、手嶋からのアドバイスで定時に兄の教わったイロハを捨て、先を走る坂道のフォームを真似て追いつくよう指示、定時はそれにも応え一瞬ながらも坂道に追い付きその実力を認めるが、人を意識して褒めるのが苦手なためか、その笑顔は異様に引きつっていた。


ウェルカムレース

新1年生対抗のウェルカムレースでは、自身が後輩とスマートに話をする姿を見た坂道が焦りを見せるも、その坂道に1年から坂道の事ばかり聞かれると言い、「1年が話しかけないのは、坂道がすごすぎるから」と聞かせ、1年の意気を上げてやれとアドバイスする。


レースでは寒咲通司が運転するワゴン車の中間座席右側に搭乗、2年生ながら参加する杉元にアドバイスと声援を送り、杉元が鏑木一差に僅差で敗れた時もこれまでの努力を称えた。


県予選~合宿

県大会予選では鏑木がエースとなりたいと申し出てたことから、鳴子と共に不満を漏らしつつもアシストに回る。

レース序盤で鏑木のロードのパンクで足を止めて1周遅れのハンデになりつつも、手嶋の策略やチームの走りなどで9周目に差を縮め、最終周で鏑木を引きゴール前で発射して2位でゴールして勝利を収める。

ゴール後は鳴子と共に不満を吐き出しながら鏑木のことを「イキリ」という渾名をつけることで同調している。


2度目となる合宿では鳴子と共にホイールにハンデを課し、途中での手嶋と古賀公貴の主将の座をかけたバトルを見守りながら、1000㎞走破を鳴子と僅差で2番手でゴールする。


インターハイ栃木大会

2年目となる栃木大会では、スタート前に1番のゼッケンを受け取って動揺する坂道に鼓舞をして士気を高める。


1日目は坂道が途中他校のブロックで後退させられたのちに追い上げ、代わりに真波と山岳争いをする手嶋のもとに向うという坂道に「追い付かない」と現実を突きつけるも、それでも行くと言ったことでボトルを託して後押しする。

その後の1日目の最終ステージでは同じオールラウンダーに転向した鳴子とのちぐはぐな組み合わせで箱根学園を翻弄しつつも、後続から追い上げた京都伏見も加わり、岸神小鞠の陽動作戦で先行された御堂筋を追うべく黒田雪成と協調を組んで先頭に追い付き、御堂筋と共に先行していた鳴子にこの日のゴールを委ねる。

この日の鳴子は御堂筋と同着の2位だったが、レース後のテントで表彰式での鳴子の姿に怒りを見せる鏑木に、髪の毛を掴んで鳴子の走りを言い聞かせた。直後にその鏑木が蓄積していた疲労でいきなり倒れた時には焦りの表情を見せている。


2日目は着順スタートで鳴子より少し後にスタート、鏑木が体調不良で後退し青八木が救出に向かう中、坂道らと合流後も自分たちの走りに追い付けず遅れる手嶋に苛つきを見せ、更に御堂筋からも煽られて心が壊れかけてしまい、遂に手嶋に暴言を吐いてしまう。しかし青八木が鏑木を連れて合流したことで気持ちを取り戻し(この時坂道から「今泉くんの判断のおかげ」と言われたのも後押しになっていた)、坂道と共にラストゴールを狙いに先行する。その坂道は2日目の山岳ゴールで真波と戦いたいと事前に話していたが、戦況がそうでなくなっていたことで坂道に詫びと励ましをしつつ御堂筋らと戦う鳴子に追い付いて攻守交替し、御堂筋と新開悠人の3人でラストステージに挑むが、僅差で御堂筋に敗れて2位となってしまう。


3日目は自身と坂道以外のメンバーが次々とリタイアする中、御堂筋との雨のバトルを制するが、後続から追い上げてきた真波が先行し自身も足を使い切ったことで坂道に最終ゴールを委ねる。レースは坂道がラストステージをトップでゴールし有終の美を飾るが、自身は黒田との3位争いに敗れ4位でゴールした。


インターハイ後

IHが終わり、直後の練習では坂道の提案で再び秋葉原へと向かい、秋葉原探索を満喫した後、坂道の偉業を陰で称えると同時に「望まないところに連れていくかもしれない」という懸念の表情も見せていた。同時期に監督のピエールのもとに総北の選手を一人レースに召集するという電話が入るが、これについては以後の音沙汰はない。


短い部の夏休み、坂道はひょんなことからMTBを知ってMTBの世界へ突入し、一方の鳴子は帰阪して海水浴を楽しむ中、自身は家族でハワイに行きゴルフを楽しむが(それを聞いた鳴子からは僻まれている)、気遣いが面倒とぼやき、自転車に乗りたい気持ちがうずうずしていた(帰国後真っ先に自転車に乗りたいと思っていたが、寿司屋に寄り道したいという家族の多数決に負けてしまう)。ちなみにゴルフの腕も父親やその知り合いからは評判らしい。


夏休みが終わり、手嶋ら3年生の引退と新たな主将の発表の入れ替え式では、当日まで新たな主将の発表はサプライズとして伏せられていたが(通常は前日までに新たに主将となる人物に声がかかる)、手嶋の推薦から坂道が次の世代の主将に選ばれ、推薦の言葉を聞いて鳴子と共に納得し、二人で坂道の背中を叩く。当然今泉が主将になるとばかり思ってた坂道にアドバイスを送り、やってみろと鼓舞し鳴子と共に支えると伝える。そして坂道の挨拶で部内が沸き上がった。

以後、部のマネジメントやフロントマン的ポジションを引き受けている模様で、鳴子と共に坂道をサポートしている。


峰ヶ山ヒルクライムが終わってから、1年の時に退部した川田拓也と、川田の誘いで桜井剛の二人が再入部、特に川田は再入部後数々の問題行動を起こし、坂道に自身が有利になるハンデバトル(坂道にペットボトルの水を背負わせる)を挑ませるも結果的に坂道の勝利で終わり、敗れた川田に現実を告げるとともに、坂道の意外性の部分も伝えている。

ちなみに川田はその後部に残り、桜井は元にいた部の問題が解決したことで退部した。


箱根学園の追い出し走行会(ファンライド)があったときも鳴子と共に箱根に向かおうとするが、時間的に間に合わず断念。鳴子と共に、真波と連絡を取り合っている坂道に来年の日程を聞き出そうして2人増えると伝えるよう頼んでいた。

また、箱学の在校生側のエースが誰になるかという話題になり、鳴子と共に消去法で悠人だろうと確信し、自分たちの甘さを感じて練習後にも拘わらずローラー台に乗った。


3年目

3年目は基本的にはこれまでと変わらず、1年生レースが終わってインターハイの県予選になるが、県予選では1年生レースで活躍した1年を起用した3年・1年組で挑む(鏑木は温存のため出場しない)。

1年生にはコースの戦略上あらかじめ補給物資を持たせて走らせるが、鏑木がスタート直前に1年生を登録していることを伝えたため準備に手間取り最後尾からのスタートとなってしまったことに加え、序盤から予想外の暑さも加わって苦しめられることとなる。しかしその1年が追い上げてきて合流して先を走る鳴子と合流し、鳴子を抜いて首位を走る地元高校の選手を抜いた後は鳴子とのゴールまでの一騎打ちとなるも、僅差で敗れている。この身内同士の戦いに選手として起用された1年生は驚きを見せるが、坂道はそれに対して「ロードレースの勝利は特別なものだから」と伝えた。


合宿

3年目となる合宿ではこれまでの機材ハンデの代わりに今回新たに導入された「相棒(バディ)システム」で二人一組でペアを組むことになり、杉元からペアを申し込まれ「今杉コンビ」として走ることとなる。

坂道と鳴子もコンビを組み、お互いペースを上げてそれぞれの弱点個所を強化する「人間仕掛け」として走るが、今泉もまた「非力な杉元を連れて1000㎞を走る」という人間仕掛けを課す。

自身の走りについては特に大きな描写はなく、杉元が段竹との5番目ゼッケンを争う勝負に敗れて戦線離脱する中、鳴子・坂道の3人で同時ゴールをしている。


その杉元からは段竹との最終勝負前に、その勝負に勝てたらという前提で自身のことを「照」と呼んでほしいと頼まれ、ゴールで力尽きて倒れた際に水をかけながら「照」と言って労った。


インターハイ福岡大会

最後の大会となるIH福岡大会では鳴子の提案で3人で話し合いゼッケン番号を変更、2年前の金城の番号であった「171」にちなんで、エースナンバーである1番を付ける。更に杉元が欠員の出た選抜チームからの出場を打診された際には、あまりにも突然のことで戸惑う杉元の背中を押して「走ってこい」と鼓舞する。

スタート直前もあまりの緊張で固まる坂道の代わりに、開催県である福岡県の高校の選手と握手を交わすシーンがあり、スタート後のパレードランでも無視して飛び出そうとする鏑木を抑えつつ、1年生でメンバーに選ばれた六代蓮太に「参考にする先輩は選べ」とアドバイスする。



実写映画版

実写映画版は千葉県予選までの内容で、原作とは合宿以降のストーリーが他媒体と異なる。


合宿では金城との室内コースでの練習に代わったこと(撮影時は原作やアニメで登場したサイクルスポーツセンターがオリンピックの関係で使えなかったため)で、シフター封印のハンデは設定されていない。

夜の自主トレで中学時代にゴール直前で他校選手(ただし御堂筋翔ではない)に抜かれたことを思い出した苛立ちから感情を露わにし、ベンチに置いていたボトルを叩き投げる姿も見せている。


千葉県予選では途中で坂道が集団落車に巻き込まれたり、先を走る集団が南総学園の足止めを食らいながらも、後続から追いついた坂道をアシスト役として巻き返しを図り、山頂ポイントを坂道が制した後にスパートをかけて、南総の選手と共にゴールへと向かい僅差で接戦をものにした。



寒咲幹との関係

寒咲幹とは親同士が顔見知りである模様でその縁から知り合っているが、初めて顔合わせをした時には幹に対しそっけない態度を見せている。その幹からはウェルカムレース時のワゴン車内で「昔から変わった子」と前置きされたうえで、「不器用でまっすぐに自転車が大好きで、いつも遠くを見て走ってる」と評されている。

他にも幹はいろいろな今泉の姿を見ているが、互いの呼称が苗字であることから察して恋愛関係にまでは発展していない模様。これは作者である渡辺航が「恋愛要素を入れるといろいろとネックになる(要約)」と考えていたから(出典)。


使用車両について

使用車両はは青のSCOTT。原作では具体的なモデルを明らかにしていないが、原作初期の車体デザイン(車体色は除く)はメーカー名が旧ロゴタイプの06年モデルCR1 Team Issueが近い。

1年目のIHでフレームのダウンチューブ側(ハンドルとペダルを繋いてる場所、主にメーカー名が入ってる箇所)に致命的なクラックが入ったためIH終了後に車両を一新している。その新車は少し明るめの青の車体に電動コンポ(シフトを電動で操作できる。シマノでは『Di2』の呼称を使用)を搭載し、同時にホイールも一新している。なお、こちらの車両は2015モデルのFoilがモデルとされている。


SCOTTにしたきっかけは、少年時代の誕生日プレゼントに両親に小さくなった自転車(アニメでは緑色のマウンテンバイク)の買い替えを勧められ寒咲自転車店に訪れた時に通司から試乗用に貸し出されたジュニアサイズのロードに乗ったことだった。当初こそ自転車はどれでもいいと言っていたが、この車両に乗った途端その乗りやすさに感動して購入を決め、以後同じメーカーと車体色にこだわっている模様。


ドラマ版ではCR-1の後継モデルであるADDICTをベースにしているが、近年は青いフレームのラインナップはないためデザインを新たに起こして黒/赤のフレームをベースにリペイントを施している。この車両に搭載されている駆動系機材(コンポーネント、コンポ)は11速が使用されており、原作では「ギア10枚(10速)のロードレーサー」と口にするが、本作ではそのまま変更せずに使用している(ただしフロントは原作通りコンパクトクランク(※)に交換している)。

なお、この車両は2019年6月の『週刊少年チャンピオン 創刊50周年記念企画』のチャリティオークションにて出品された。

(※):歯数の少ないチェーンリング、主に50-34(枚:通常は53-39枚)を指すが、アウター(外側)については46枚も存在する。


実写映画版もADDICT10(2019モデル、黒/蛍光イエロー)がベースとなっており、新たに同じカラーで製作された車両である。ただしダウンチューブのSCOTTロゴがドラマ版のと比べ小さい。さらに、他作ではシマノ製のコンポを装着しているのに対し、本作ではカンパニョーロのコンポを使用しているという大きな違いがある。

車体塗装施工についてのページはこちら

なお、当該車両はのちにワイズロードにて販売された(参照)。


IH1年目の合宿では「シフター封じ」として固定ギアでの1000キロ走破となった。原作、アニメではブレーキ/シフター兼用レバー(シマノではSTIレバーの呼称を使用)を変速機のないブレーキと交換したシフター封じを行っているが、ドラマ版では撮影の都合ですぐに戻せるよう中間寄りのシングルギア仕様にして物理的にシフトできないよう施されている。なお、実写映画版ではこのような機材ハンデは行われていない。

2年目は鳴子と共に坂道が前年に課されたハンデと同じ、重いホイールを履いての1000キロ走破というハンデを自らにも課し、鳴子と1000キロ走破一番乗りを争うが僅差で敗れている。


スコットは単行本ではアメリカと表記があるが、wikiや新聞記事などではスイス製とされている(これはどちらかが間違っているという訳ではなく、アメリカでアメリカ人、エド・スコットが起業し、現在はスイスに本社があるということ)。


その他

当初のネーム段階では「今原」という名前だったが、当時の担当編集だった武川新吾(2017~23年まで週チャン誌の編集長を務めていた)が今泉と呼び間違えたことから「今泉」に変更されている。


古典が得意科目、苦手なのは後輩を誉めること、映画のサントラをよく聞いている


1年目のIHで坂道が優勝した時に「アニ研を復活させるために走り始めたこと」を思い出し、IH後に坂道が自転車部を辞めるのではないかと思っていたが、それが杞憂に終わったことをのちに坂道に話している。その後、3年IHで九州入りする直前の船内で坂道が個人としてのIHの目標として、1年からの悲願だったアニ研を復活させることを宣言したときは「最高の目標だ」と後押しし、一見すれば頓珍漢な目標に聞こえるそれが部の意思をまとめる結果となり、改めて坂道の「意外性」を再認識することとなった。


アニメ版のおまけ部分では、坂道の影響からか段々とアニメに触れていくようになっていく彼の姿が見られる(一部では「ヲタ泉」と呼ばれている)。


彼のキャラソンは異様なまでに声のトーンが高くなるため、3期OPである「Be As One」ではなかなか彼のパートが見つからないという声も少なくなく、今泉単独のキャラソンの場合も普段はクールな今泉からは想像もできないような歌声を発揮する。

今となっては、pixiv内の作品でもそういう漫画も少なくない。


実写映画版で彼の役を演じる俳優田所迅中の人と同姓同名ではあるが、もちろん別人である。


進級のたびに奇抜なヘアスタイルにする鳴子の頭を掻き乱し、元の髪型に戻すことはお約束となっている。


人称・口調・呼称だ

一人称
二人称
  • お前
  • 年上の人物→あなた
口調
  • 年上の人物・一目置かれる人物・頭が全く上がらない人物⇒敬語
  • 親しい人物・同い年以下の人物→男性口調でタメ口
呼称
  • 年上の人物・馴染みが薄い人物・一目置かれる人物・頭が全く上がらない人物 →「苗字・名前+さん」
  • 親しい人物・同い年以下の人物⇒「苗字や名前」

関連人物の呼称と変遷だ

※第三称含む

関連人物呼び方呼ばれ方
小野田坂道小野田または坂道今泉くん
鳴子章吉お前または鳴子スカシたまに今泉
金城真護金城さん今泉
田所迅田所さん今泉
巻島裕介巻島さん今泉
手嶋純太手嶋さん今泉
青八木一青八木さん今泉
杉元照文杉元 / 照(748話)今泉
古賀公貴古賀さん今泉
鏑木一差鏑木たまにイキり今泉さん
段竹竜包段竹今泉さん
杉元定時定時今泉さん
真波山岳真波今泉くん
福富寿一福富さん今泉
東堂尽八東堂さん今泉くん
荒北靖友細目1年
新開隼人新開さん今泉くん
泉田塔一郎泉田さん今泉くん
黒田雪成黒田さん今泉
葦木場拓斗葦木場さん今泉
銅橋正清現時点接点なし現時点接点なし
新開悠人新開現時点接点なし
御堂筋翔御堂筋弱泉クン、他
石垣光太郎現時点接点なし現時点接点なし
岸神小鞠現時点接点なし今泉さん
待宮栄吉現時点接点なし現時点接点なし
浦久保優策現時点接点なし現時点接点なし
寒咲幹寒咲今泉君
寒咲通司寒咲さん今泉
寒咲幸司(実写映画版)おやじさん俊輔
Mr.ピエール監督今泉クン
宮原すずこ現時点接点なし現時点接点なし
坂道母お母さん(坂道の、と言う意味で)今泉くん

関連イラスト

おめでと!今泉俊輔

先頭が好きなんだ授業はあんまり聞いていな泉君


関連タグ

弱虫ペダル

ブルーヒーロー

小野田坂道  鳴子章吉  杉元照文


降谷暁スポーツ漫画のキャラで、同学年トリオの中では身長も高く何気に容姿も似てる。グッズ化の際のイメージカラーが青色繋がり。また、張り合っている同級生がいるのも同じ。

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