ライダーとしての解説は白い魔法使いにて。
概要
後述するが、この名称は後に発表されたものである。
これに基づき、これまで白い魔法使いドライバーとされてきた変身ベルトには「ワイズドライバー」という名称が付けられた。
初出とその後
この名称の一次出典は完結後に出版された『DETAIL OF HEROES 仮面ライダーウィザード特写写真集 STYLE』(ホビージャパン/2014年)であるとされる(帯にもしっかりと記述されており、同社の『宇宙船vol.144』付録の『宇宙船YEAR BOOK2014』でもそれに準じている)。
その他にも「仮面ライダーオフィシャルパーフェクトファイル 189号」(デアゴスティーニ/2018年)、「仮面ライダーOfficial Mook 仮面ライダー平成 vol.14 仮面ライダーウィザード」(講談社/2015年)といった他社の出版物、「全仮面ライダー大投票」でも「白い魔法使い(仮面ライダーワイズマン)」と表記されている。DVDVol.13の映像特典でも「仮面ライダーワイズマン」表記である。
一方で「てれびくんデラックス 愛蔵版仮面ライダーウィザード超全集」(小学館/2013年/P23より)といった一次資料や「S.H.Figuarts」(2013年6月7日より予約開始)、「仮面ライダーバトルガンバライジング」(2013年10月31日稼働開始)、「仮面ライダーバトルラッシュ」(2016年7月25日サービス開始)、「仮面ライダーバトライド・ウォー創生」(2013年5月23日)、TCG「バトルスピリッツ」(2020年9月26日発売)、「SHODO-O 仮面ライダー10」(2022年11月頃発売)、「HENSHIN SOUND CARD」など多数のバンダイ/バンダイナムコの商品・ゲームでは従来の表記を取る傾向にあり、表記としてこちらが圧倒的多数。ただし、2023年に稼働開始したガンバレジェンズや、2024年に開催された「レジェンドライドケミートレカ大投票」では仮面ライダーワイズマン(白い魔法使い)表記となっており、バンダイ側も一枚岩ではない様子。
(ここで挙げたメディアは全て放送終了後のもの。なお、「君が選ぶ!欲しいDXライドウォッチ大投票タイム」では白い魔法使い(ワイズマン)表記となっている(参考))。)
なお、この表記揺れはコヨミが変身した「白い魔法使い(コヨミ)」にも波及している(傾向としてはやはりバンダイのメディアでは「白い魔法使い(コヨミ)」表記が多い)。
東映公式の「仮面ライダー図鑑」では「仮面ライダーワイズマン(白い魔法使い)」とワイズマンがメインの表記に落ち着いたようだが、仮面ライダーストアでの表記は例の**「白い魔法使い(仮面ライダーワイズマン)」**となっている。
と現在に至るまで表記揺れが生じている。
余談
名称の由来である「ワイズマン」=「wise man」は賢者や魔法使いの意味を持ち、「wise」単体でも「賢い」という意味を持つ。
「カーバンクル」が名乗ったこの偽名自体が正体のヒントになっている他、物語のキーアイテムが「賢者の石」となっている点も見逃せない。
名前を日本語訳すると「仮面ライダー賢者」あるいは「仮面ライダー魔法使い」という意味合いになる。
つまり一般名詞としてのワイズマンが存在する以上、白い魔法使い=仮面ライダーワイズマンが正式名称でも問題はないと言えるが、ウィザード作中で「ワイズマン」というと先述した人物を指すので(コヨミ版を含めたこのライダーの正式名称に採用するのは)違和感を感じるというファンも少なくはない。
それだけ白い魔法使いという呼び名が定着していた事の証左とも言えるが…。
関連タグ
ウルトラの父/ウルトラの母:後年に正式名称が設定された例。しかし、こちらも知名度の関係からか、玩具展開などでは従来の表記を取っている。
アナザーアギト:正規ライダーでありながら、公式名称に『仮面ライダー』と後付けされた先例。