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概要

ニコニコ動画におけるカテゴリの一種で、2010年1月13日のカテゴリ再編により、ファッションカテゴリに代わって新規追加されたカテゴリタグの一つである。


それまで別のカテゴリを独占していたレスリングシリーズや、ファッションカテゴリで多数を占めていた動画(ここでは主に必須アモト酸関連の動画のことを指すと思われる)用に設けられた専用カテゴリ。それまでファッションカテゴリに属していた動画のうち上記ジャンルに当たる動画のカテゴリはカテゴリ再編発表後、強制的に『例のアレ』に差し替えられタグロックされた。


カテゴリタグ戦争が決着したかに見え喜ぶエア本民もいたものの、一方で無理矢理カテゴリを変え、投稿者によるカテゴリ変更も許さないという運営の強硬姿勢に憤慨しすぐさま反旗を翻す。その矛先は「日記」カテゴリに向けられた。

とはいえ着々とカテゴリ強制変更が進むので、現在エア本動画の殆どは例のアレに収まり、後に大量削除で壊滅させられている。えーどうしてー・・・


文化的背景

初期例のアレはflash黄金時代2ちゃんねるニコニコ動画全盛期を経験した世代が主体であった。アングラカルチャーとしては1990年代頃に鬼畜系・電波系文化が存在しており、2ちゃんねるに影響を与えたという説もあるがインターネット先史時代の話であるため定かではない。


当時、ブロードバンドと動画サイトの拡大でMAD動画が黄金時代を迎えていた一方、ネットの大衆化によりオタク文化が急速に陳腐化しているという意識が背景にあり、アングラカルチャーのルネッサンスが勃興。実験芸術、前衛芸術表現の場(意味深)として2010年代のネット文化に良くも悪くも大きな影響を与えた。


非常にアナーキーで百鬼夜行なコンテンツであり、その過激さゆえ下手に物申すと、リプライ爆撃やサジェスト汚染、果ては家に怪しい贈り物が届いたりするので、世間や評論家が取り上げることは少ない(できない)。

そのため、「ファッ!?」などの例のアレ系のネット流行語などが紹介されるときでも何故か由来が書かれていないことがほとんど。


淫夢以降の動き

2010年代前半における「真夏の夜の淫夢」の台頭を境に例のアレ観が大きく変わっており、現在は運営ではなくユーザーによって、真夏の夜の淫夢とそれに関連付けられたなんJ等のジャンルのみを例のアレと定めており、それらとの関連性を見出だされなかったジャンルは例のアレ入りしたくても例のアレとは認めないとする考えが強くなっている。ただし、ゼEROのように淫夢との関連性が無いジャンルだが例のアレとして認められているものもある。


2010年代後半には、例のアレの中心であった平成初期生まれ=パソコン世代と、その後のスマホ世代との世代交代が起こる。これまでの例のアレはインターネット新古典主義ともいえるスタイルが顕著であったが、スマホ世代となるともはやその昔の時代を知らず、さらにスマホやWindows以外のパソコンではどうしてもMAD動画作成が難しいといった理由から動画文化自体が衰退。

例のアレは大きく変質していき、語録での会話、リアルでの犯罪、動画転載による晒し上げなどを重視する方向に変わっていった。この変質については衰退の始まりとするものや第二の黄金期とみなすものまで様々である。


平成末期になると殆ど新ネタが尽き、かつての作者たちも次々と引退し往年の勢いを完全に失ってしまったものの、ニコ動などでは他のコンテンツがそれ以上に衰退してしまったため、相対的に有力なコンテンツではあり続けている。淫夢語録に至っては、流行り廃りの早いネットスラングとしては異例の10年以上に渡ってネットに君臨している。

ただ、盛期は過ぎたという意見は概ね一致しており、2020年代にはflash黄金時代と同じ道をたどって次の世代に影響(悪影響?)を与える伝説的存在と化しつつある。


該当コンテンツ






  • その他
    • 削除対象(利用規約違反削除されかねない動画から、ネタとしての削除対象まで)
    • ネタ成分が他と比べて極度に強く、病院系・誰得系のタグが付きやすい動画
    • 釣り動画(中身は必須アモト酸やレスリングシリーズとは限らず)


pixivでは、主に元ネタとなったものを濁す意味でタグ付けされている場合が多く、ジャンルや作品の傾向はバラバラである。


関連イラスト

  • イラスト内の隅っことキャプションが例のアレ

性教育は中学生から


関連タグ

pixiv ニコニコ動画 アウト 例の漫画

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