概要
『逆転検事』第1話の登場人物。29歳。
ピンクのユニフォーム、白いスーツにメダルを首から下げている。
地方検事局の上級検事で、同じ上級検事の御剣怜侍とは執務室が隣同士。
運動神経が良く、検事局きっての肉体派検事と呼ばれており、爽やかな笑顔と正々堂々としたスポーツマンシップの持ち主。
肉体派検事と言われるだけあって日頃からトレーニングを欠かさないようで、自分の執務室である1203号室前の廊下には私物のバスケットゴールを置いている。
自分の相棒の刑事を響きの良さから「リョウ」と呼ぶ習慣があり、第1話の被害者である仲間戸真治刑事も同様だった。(ちなみに仲間戸刑事は3人目の「リョウ」。御剣はその扱いを“まるでペット感覚”と評した。)
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ネタバレ
この先ネタバレがあります!
第1話にて、仲間戸刑事を殺害した真犯人であり、その正体は世界中で暗躍している密輸組織の一員。
天野河グループをはじめとする組織と深い繋がりのある企業や人間の容疑を有耶無耶にするのが彼の役目であり、イトノコ刑事によれば理由がよく分からない不起訴が多かったらしい。
事件当夜、優木は御剣が海外出張で不在の時を狙って彼の執務室である1202号室に侵入するのだが、優木を訪ねてきた仲間戸が誰も居ないはずの1202号室から物音がすることに気づき、仲間戸は中の様子を確認するために部屋に入り、そこで室内を物色している優木の姿を目撃した。
御剣が現在使用している1202号室は、かつて密輸組織を追っていた一条九郎検事が使用しており、部屋の棚には一条が集めた密輸組織に関する資料が現在も残されていた。優木は組織の命令でそれらを見つけ出して処分するために警備員のマコを騙して1202号室に侵入したのだが、目的を果たす前に仲間戸に見つかってしまい、動揺する彼の隙をついて拳銃を奪って射殺した。
仲間戸を殺害した後は現場に偽のダイイングメッセージを残し逃走。その後検事局に戻って相棒の敵討ちに燃える体を装い、御剣の捜査に協力していた。
罪を逃れるためにイトノコ刑事やマコを犯人に仕立て上げようとするが、仲間戸が殺される直前に優木の執務室に遺したメモと彼の血痕が付着した証拠品が決め手となり、御剣に犯行を暴かれて逮捕された。
ちなみに御剣が仲間戸の遺体発見時、現場にいた拳銃を所持し、威嚇で発砲した人物は彼ではない。
ある事件の資料を持ち出すため、御剣の執務室に忍び込んだ者であった。