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六人の同志

ろくにんのどうし

六人の同志とは、漫画「るろうに剣心」に登場する集団である。本項目では、実写版における縁一派に関しても触れる。
目次 [非表示]

概要

緋村剣心への人誅を果たすべく集まった6人組。

人員を集めたのは上海マフィア雪代縁だが、上下関係はなく人斬り抜刀斎=剣心への復讐という共通の目的を果たす為に協力し合っている……という形になっているが、実際本気で剣心を恨んでいる者は半数以下で、単に雇われたり暴れたいだけな者もいる烏合の衆に過ぎない。

しかし、それ故に復讐を目的にしながらも剣心という標的への執着が薄く、剣心以外を狙うことへのハードルが低く動かしやすいと言う、首謀者にとってこの上ないメリットを持つ。


資金や武器の提供、計画の立案は全て縁が行っており、縁の私兵集団と言ってもいい(だが縁と直接手を組んでいる外印以外の面々は「縁が何を企もうと抜刀斎の首は自分が取る」と出し抜く気満々である)。

縁曰く「抜刀斎に対する恨みを持つ者を選りすぐった」集団だが、メンバーには幕末に剣心と戦った闇乃武の関係者が多い。


メンバー

人誅に加わった目的も記載。


雪代縁(ゆきしろ えにし)

雪代縁

目的:姉の雪代巴を斬った緋村剣心への人誅

白髪の青年。姉(巴)とその許婚(清里)を殺した抜刀斎(剣心)に復讐するため、抜刀斎への人誅を計画。その一端として武器組織を立ち上げた。初登場時23歳。


外印(げいん)

るろうに剣心 外印 筆ペン画

目的:機巧(からくり)技術向上の為に戦場に身を置くこと

自らを芸術家と称するフリーの傀儡師で、髑髏が書かれた黒子肖像に身を包む男性。死体を加工した替え玉人形や、数メートルもの大型傀儡を自在に操る凄腕にして卑劣な技術者。

実写版では、武田観柳の配下として登場したため、「THE FINAL」では未登場。


戌亥番神(いぬい ばんじん)

「るろうに剣心」から戌亥番神&乙和瓢湖

目的:自身の流派である術式無敵流が最強であることの証明(あとついでに師匠の仇討ち)

「術式無敵流」を継承する武道家で、師匠(辰巳)の仇討ちを名目に、無敵流を継承する自分のプライドを満足させたい格闘バカ。

実写版では、武田観柳の配下として登場したため、「THE FINAL」では彼のポジションを乾天門が務めることとなった。


乙和瓢湖(おとわ ひょうこ)

乙和さん

目的:友の仇討ちという名目で自信作の暗器を用いた殺戮のテストを楽しむこと

全身に13種の暗器を仕込む男。女性のような長髪、細身で化粧もしていることから左之助には「オカマモドキ」呼ばわりされている。幕末期に通り魔的な殺しを行なっていた快楽殺人者(特に実写版ではより狂気性が増している)。


八ツ目無名異(やつめ むみょうい)

るろうに剣心 八ツ目無名異 筆ペン画

目的:一族の秘密である改造した肉体を見た緋村剣心の抹殺

越後の佐渡金山で活動する金掘り衆の一族の男。

幕末期、金がほとんど採掘されなくなったことを背景に、人体精製を施された身体を戦闘にも活かせると証明するべく闇乃武に加わる。剣心に敗北を喫して以降、彼を殺すべく六人の同志に加わる。


鯨波兵庫(くじらなみ ひょうご)

武身合体

目的:自身の片腕を奪い、そのままとどめを刺さず武人としての最期を否定した緋村剣心への報復

戊辰戦争で幕府方の武士として抜刀斎と戦い、龍翔閃を喰らって右腕を失う。その際、武人としての死を望んだが、その時点で既に不殺の信念を抱いていた抜刀斎に拒否され、以後彼を恨んでいる。


実写版

実写映画版並びにキネマ版では、外印と番神が武田観柳の私兵として登場した他、のちに雪代縁率いる他のメンバーも登場しているが、「THE FINAL」では「六人の同志」ではなく、単に「同志」としか呼ばれておらず、外印も番神も未登場。その代わりに、乾天門が番神のポジションで登場している。


同作では、外印をカットした影響により原作では彼に始末された呉黒星傘下の上海マフィアが合流を果たし、手投げ弾による東京の無差別爆撃など原作以上の大規模なテロを行った。


あくまで「戦術」的な行動しか行っていなかった原作に比べ、「戦略」規模まで行動が甚大化しているのは、縁の逆恨みの対象が剣心やその周辺人物だけではなく「明治の世」そのものまで膨れ上がっているからである。


余談

  • 構想の途中では、「剣心に子供や家族を殺された」など、より直接的に剣心に恨みを持つ存在として構想されていたが、少年誌のキャラクターとしては重すぎる設定になり、また、読者からの剣心の心象が悪くなり商品展開などにも影響が出るだけでなく、剣心の贖罪を描くことの難易度が大きくなりすぎたため、より「逆恨み」的な目的を持つ存在に変更されたとされる。
    • 首謀者である縁に関しては、直接家族を喪っているという上記の条件に当てはまっているが、巴の死は彼女が剣心と辰巳との戦いに自ら割って入った結果の、半ば事故の様な形で起こっており、当然ながら剣心自身は巴を殺すつもりは全くなかった。また、この時の剣心は闇之武の人結界による「五感剥奪」によりまともに五感が働かず、自分で斬ってしまうまで巴が戦いに割って入った事に気付く事も出来なかった為、闇之武こそが本来討つべき巴の仇であったとも解釈出来る。
    • 鯨波に関しては剣心にも鯨波にもそれぞれの理があるため、単に逆恨みと切り捨てるのも不適当であるため、「復讐」というテーマに重みを加えている。
    • 剣心に家族を殺された完全な被害者は、劇場版維新志士への鎮魂歌に登場した高槻朱鷺が存在する。こちらは剣心から兄を殺したことを告白された際、幕末の時代はお互い立場があってのことと剣心を許した。

関連タグ

るろうに剣心 人誅編

六大団長ダイの大冒険に登場する6人組の敵対集団。各メンバーに6人の同志と似通った部分がある。

ハドラーハドラー親衛騎団:同じくダイの大冒険に登場する5人組の敵対集団とその主。各メンバーに6人の同志と似通った部分がある。

十勇士陰謀編:るろ剣のRPG作品。「今十勇士」という10人の集団が登場する。

脚本の被害者:読者からの剣心の心象が悪くなることを防ぐ為に、あまり同情出来ない逆恨み的な動機を持った悪役として描かれたという意味では当てはまるかもしれない。

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