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その形象は剣客


永世の継承の果て剣力を極めし


その本質は兵器


永世の研鑽の果て銃火を凌ぎし


我等 劍客兵器


概要

るろうに剣心-北海道編-」に登場する主な敵対者。

剣客としての力を兵器の域に到達させた者であると同時に組織としての呼称を指す。構成員の服装・履き物は黒い革靴と裏地に青色の柄が入った頭巾付きの黒装束で統一されている。


その正体は500年前、二度に渡る元寇を戦い外敵の侵略を阻止した鎌倉武士団の末裔元寇以降は日本国内の戦争には手出しせず、北上した果てに北海道内に潜伏し、来るべき外国勢力との戦争に備えるべく、心技体の鍛錬を重ねていた(ただしあくまで手出ししなかっただけであり、函館戦争時には偵察・土方歳三の勧誘・武器の鹵獲といった形で関わっていたことから、恐らく会津戦争西南戦争・それ以前にも日本国内で起きた多くの争乱に任務の体で関わっている可能性が高い)。


そして富国強兵の末に10年〜15年以内に日本が清朝もしくはロシアとの戦争を起こすこと・その先にある欧州列強との対世界戦争が起きることを予測し、護国の切り札として世界に勝つために明治十六年に表舞台に姿を表す(史実では劍客兵器たちが予測していた通り明治二十七年に日清戦争・明治三十七年に日露戦争が起き、昭和十六年には太平洋戦争が起きている)。


ただし本当に鎌倉武士の末裔なのか・どういう経緯で北海道まで北上したのかという情報の真偽は歴史が古すぎるため凍座たちにも確かめようがないとのこと(しかし実際に自分たちが存在していることから、凍座本人としては真偽に関して重要視していない)。


組織としての力は志々雄一派や雪代縁が統括していた武器組織を凌いでおり、500年かけて蓄えた莫大な量の砂金を資産として保持していることに加えて当時の西洋ではまだ最新であったアルミニウムと鉄の43倍の強度を有する特殊な蜘蛛の糸を編み込んだ金属を素材とした武器を製造できるなどその技術力は明治時代はおろか令和の時代でも実現不可能なオーバーテクノロジーの域に達している。

情報収集力も並外れており、国内と海外の情勢を把握して対世界戦争が起きる時期を正確に予測できることに加え前述のアルミニウムや鉄の43倍の強度を有する特殊な蜘蛛の情報を手に入れそれらを仕入れることができ、かつて弾切れが原因で観柳は剣心に敗北したという細かなことまで把握していることから現時点では明言されていないが北海道産の砂金を500年かけて蓄えてきたように、情報網も500年かけて広げ続けてその結果巨大かつ細かな網目の情報網を日本全土だけでなく海外にも張り巡らせていることが示唆されている。


常人を凌駕した身体能力と各々のスタイルに合わせた殺人奇剣に加え、血流による秘術を駆使した一騎当千の戦闘能力を誇り、兵器としての存在を強調されているためか名前とコードネームの振り仮名は全員がカタカナ表記であり、一人ではなく一機と言う呼び方で通ることもある。

戦い方は多種多様に分かれており、凍座や寒郷のように前線で獅子奮迅として戦う者・霜門寺や土居のように後方から奇襲で撃破する者・本多のように戦列の外から牙と刃を隠し偽り仕掛ける者など様々である。


また幼い頃から世界戦争で勝利するための兵器に成るべく教育を受けてきたためか、大半の劍客兵器たちの戦闘においての姿勢は殺るか殺られるかで統一されており、虐殺に対しても躊躇いが無いに等しく生きて逃げ帰る事も死すべき恥とさえ考えている。


メンバーの大半は同郷であるが劍客兵器全体の質の低下を防ぐために古くから外部からも猛者の勧誘を行っており、これまでにも少数ながら劍客兵器として取り入れている(函館の実検戦闘を開始する前にも、本陣の外から猛者を3人迎え入れていた模様)。通常は部隊将が勧誘を行い取り入れるが、隊兵が猛者を迎え入れることを試みる際は部隊将への推挙が必要となる。


情報が極力漏れないよう任務内容は部隊将と限られた者しか知らされない方式であり、その他の隊兵たちは自らの本質が兵器である以上、担い手の意に従い戦うというスタンスを遵守している。


北上、潜伏と言うがやった事は日本(天皇を頂点として、その下に武士、公家が存在するヤマト王権)と今は北海道(より正しく言えば日本列島東側全域だが)と呼ばれてる地域の歴史をみればやった事は侵略、やっている事は現地での略奪でしかない。


将君

詳細については当該記事を参照。


部隊将

詳細については当該記事を参照。


隊兵

詳細については当該記事を参照。


本陣を防衛する劍客兵器たち(仮称)

於野曰く極少数とのことであり、凍座ともう1人を除く部隊将たちが本陣に集結したときもその背後に控えていた(極少数の割に大勢いたことに関しては突っ込んではいけない)。


部隊将たちにそれぞれ直属の配下がいること・正確には本陣にいる将君はもちろん非戦闘員・関連する居住区や施設等を守る立場であろうことを考えると事実上、将君直下の近衛兵である可能性が高い。


劍客兵器に至るまでのプロセス

本陣で生まれた子供(とある剣客兵器の正体を見るに女子も含まれると思われる)は7歳になると心身共に壮健な者とそうでない者に振り分けられ、壮健と判断された者は耳を塞がれ目を隠されて、本陣の外に出される。


その後、北海道各地に点在する修練の組に入れられて山岳原野を移動しながら八割五分の耐えられない者は死に至るほどの過酷な訓練で更に振り分けられる。

その上で訓練を耐え抜いて劍客兵器に成れる者はたったの五分であり、耐え抜くことができても赫力を修得できなかった一割の者は工作員か諜報員に成る(そこから更に部隊将に昇格・あるいは本陣防衛の任に就くための条件は現時点では不明)。


関連用語

本陣

北海道のとある山の中にある本拠地であり、凍座白也をはじめとした大半の構成員の出生地。

本陣の位置は外にいる構成員の中では部隊将のみが知ることができる最高機密であるため本陣防衛の任に就いた者を除いた大半の隊兵・それ以外の工作員や諜報員は生涯本陣に帰ることはできない。

万が一場所を知った人間・もしくは本陣から脱走した人間が出た場合、例外なく抹殺の対象となる。


実検戦闘

対世界戦争の正義の下、猛者の発掘と育成・実際の戦争で行われる占領や攪乱・襲撃・暗殺及びそれらに関する影響・対処方法を測り、敵対する猛者たちとの実戦経験を積み自らの戦闘能力を知らしめすための模擬戦も兼ねた実地検分(回数は不明であるが7人の部隊将がそれぞれの管轄で行うことから最大でも7回までと思われる)。

方法として必要ならば虐殺も厭わないため凍座は自分が過去に味わった経験から実検戦闘を地獄の顕現と称しており、度を越えたその行為から左之助は悪業暴挙を誤魔化し逆上せた正義と糾弾している。


また劍客兵器たちの台詞から実検戦闘を行う場所の中で函館が最も重要な場所であることが示唆されており、それを指し示すかのように凍座の配下たちが函館山山頂では築城を進めている(今後の任務のための拠点作りというだけでなく寒郷と田所の会話から将君も何らかの目的のためにいずれ函館に来ることが仄めかされていることから、将君を迎え入れるための築城でもある可能性が高い)。


加えて函館の実検戦闘は未だ継続中であり、実検戦闘終了後に脱走した囚人たちの動向と樺戸集治監再建の監視にあたっていた樺戸隊が四稜郭に集結したこと・小樽隊も本来なら実検戦闘終了後に函館に向かう予定ではあったこと(こちらは於野と本多を霜門寺が殺害したことで隊としては事実上崩壊しており、今後の予定は現在検討中である)を踏まえると、全部隊将及び全ての実働部隊が実検戦闘を完遂させるために函館に集結すると思われる


宿願

仔細は不明であるが実検戦闘の先にある最大の目的であり、劍客兵器たちと将君は実検戦闘の開始を契機に冬が来る前に達成させることを目論んでいる(将君のいた場所の背後に巨大な機械が設置されており、それに何らかの関係があると思われる)。


密議

現時点での詳細は不明。実検戦闘を起こす度に山縣有朋に対して北海道へ来るよう要請している。


戦型

劍客兵器が戦闘で用いる闘法と武器を合わせた独自の呼び名。劍客兵器が使う闘法と武器は戦型・◯◯と先に戦型が付く形で名付けられているが、この呼称は劍客兵器ではない猛者たちの戦闘スタイルにも適用されている。


陰技

劍客兵器の切り札としての呼称。


赫力

血液の震動+その震動を鎮静化させる筋肉を利用してブーストをかけることで、技の威力を底上げして一撃必殺に昇華する秘術(呼称は血の赤肉の赤に擬えており、発動させるときは目が赤く染まる)。練度によっては応用もできるためか作中では雹辺が腕の速度・凍座は肉体の硬度の底上げを可能にしている。

ただし血流を根源とするその性質上、身体に多大な負荷がかかる上に発動する前になんらかの要因で一定量の出血があった場合、その出力は激減してしまう。

使用できる回数には個人差があるものの本陣生まれの劍客兵器たちは全員がこれを修得しており、幼少期から修練を積み重ねた後に一人前の劍客兵器と認められるための必須条件でもある。逆に勧誘されて劍客兵器に成った猛者は別枠扱いであるため、赫力を修得する必要はない模様。


猛者人別帳

劍客兵器が代々に渡り調べ上げた猛者の名簿記録。

日本各地の猛者たちの人相や身体的特徴・過去・性格・動向・武器・技・攻略法・関係者にいたる情報が記されており、劍客兵器たちはこの猛者人別帳を通して全ての猛者とその関係者の情報を共有している。

ただし大抵の情報を調査しているだけに留まっているだけで全てを網羅しているわけではなく、左之助が明治政府に関することで本当に嫌っているものや雅桐倫具の出自・新選組の幹部が3人がかりでやっと斃すことができた服部武雄のような御陵衛士の猛者に関する情報は記載されておらず、東京編〜人誅編・裏幕・零幕に関わる情報だけと思われる。


兵部所

劍客兵器の武器を製造する場所。本陣内にあるのかは現時点では不明。


万鉄刀

小樽での実検戦闘を行う際に作られた刀。

固い金属の筒の中に柔らかい鉄を入れて刀の形に成型するという簡素化した工程で作られており、その分大量生産に特化している。

雅桐倫具に委託した際に箔付けで桐紋を付けて雅桐刀と名付けられ、手始めにヤクザにばら撒いた後は押収品の横流し・捨て値でバラ撒かれたこともあって小樽の住人ほぼ全員に行き渡っている。実検戦闘が終わった後、雅桐倫具が拠点にしていた蔵にあった雅桐刀の残りの在庫は軍部によって全て回収された。


陣抜けの男

本名は現時点では不明(本陣内の非戦闘員・あるいは本陣を防衛する劍客兵器たちの一人なのかも現時点では判明していない)。

なんらかの理由で本陣から脱走したことで抹殺対象となり、劍客兵器に今なお追跡されている。本多が小樽隊に入る前にこの追跡任務に従事していた。

1話から断片的に出てきている情報を繋ぎ合わせるとの可能性が有力である。


コードネーム

全ての劍客兵器が○○號というコードネームを持っており、本人の人物像や容姿・戦法などを象徴したものとなっている。

異名本名表現要素
異號凍座白也劍客兵器の中でも質な存在
髏號雹辺双(雹辺又佐・雹辺又佑)=死神の化身
覇號寒郷豪人不明
仁號冬甲斐不明
宝號霜門寺瑠璃男不明
変號冷泉不明
地號土居潜具羅に連なる物質全てが体であり武器である
轟號権宮剛豪不明
不明伊差川糸魚不明
恵號天智実命神通力という形での天からの
斧號於野冨鷹を武器として用いる
記號本多雨読入道具である本を武器として用いる
愛號田所家族に対して情深い性格
飛號不明び道具である棒火矢を用いる

余談

  • 組織内で将君との謁見ができるのは部隊将たちと本陣を防衛する劍客兵器たちであることは現在判明しているが、外で活動している他の劍客兵器たちと諜報員・工作員たちは本陣に帰還できないことから直接の接点はない可能性が濃厚である。

  • 書・裏・剣や細々刃金といった各々の武器を製造するため、素材探しの過程で名称は明言こそされていないが、2010年に発見された生き物を19世紀の時点で発見しているという、何気にすごいことをやらかしている

  • 砂金の用途に関しては土居や糸魚が現金ではなく砂金を直接報酬として渡している描写があり、このことから砂金が現金よりも資産価値の安定性が高いこと・尚且つ現金よりも足がつきにくく、国外では相場も上がるという利点も熟知していると思われる。

  • 劍客兵器には何かしらの刀剣要素が含まれているが、これは十本刀が名前の割にメインウェポンを刀にしているのが瀬田宗次郎不二沢下条張の3人しかいなかったため、その反省から来ている模様。加えて大半のメンバーが時代設定を無視した奇天烈なビジュアルであるため(和月先生曰く、るろうに剣心の世界観はバーチャル明治とのこと)、初期には一部で武装錬金エンバーミングっぽいとの声もちらほら挙がっていた。

関連タグ

るろうに剣心

鎌倉時代

元寇

北海道編

凍座白也

志々雄一派

明治政府

闇乃武

部隊将

和月伸宏

隊兵


黒の組織名探偵コナン)…各々のコードネームを持っていることが共通しているが、こちらは幹部のみである。


幻影旅団HUNTER×HUNTER)…下のメンバーがリーダーに対してタメ口を叩いている面ではこちらと似ており、構成員の大半が同郷であるという点も似ている。


産屋敷家刀鍛冶の里鬼滅の刃)…こちらも組織の最大の秘匿事項であることが共通しており、幹部はトップとの謁見が可能・修練を担当する者たちがいる・スタートラインに立つ前に死に至るという点では育手最終選別とも共通している。また、劍客兵器に成れなかった者が組織内の別の役職に就くことからこちらとも通ずるものがある。


宇髄天元…死に至る危険が伴う過酷な修練を経験した点では劍客兵器と同じである。


志々雄真実…諸外国との戦いを見据えた強国論を主張し、その主張を通すための暴虐という点では全く同じである。


石動雷十太…彼自身は思想に酔っただけの小物ではあったが、彼の掲げる「真古流」の理念は剣客兵器に通じるものがある。一方で令和アニメ版の雷十太は人を傷つける事はできても、殺人だけはどうしても犯せないという善性も抱えていたため、掲げた理念こそ通じるが、本質的には相容れないと見る事も出来る。


魚沼宇水…斎藤は宇水のことを負け犬と吐き捨てていたが、劍客兵器側も宇水が志々雄に戦わずして負けたうえに命を狙うフリをしていたことを把握している可能性がある。


八ツ目無名異…八ツ目は人誅編で自らを人間を超えた者と称していたが、そういう意味では規格外の武器・赫力・人間離れした身体能力を兼ね備え自分たちの本質を兵器と称する劍客兵器たちもある意味では人間を超えた存在とも言える。


雪代縁…劍客兵器の情報網は海外にも及んでいることから、縁が上海にいたときの仔細についても把握している可能性がある。

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