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土御門夏目

つちみかどなつめ

富士見ファンタジア文庫より刊行されているライトノベル「東京レイヴンズ」のメインヒロイン。
目次 [非表示]

概要

 本作のメインヒロイン主人公春虎の幼馴染であり、安倍晴明を祖先に持つ陰陽道の名門『土御門』本家の次期当主。そして、現代呪術の礎そのものにして、東京に霊災をもたらす因となった魔人『土御門夜光』の転生体と噂される彼女は、この物語におけるキーパーソンでもある。


CV:花澤香菜

(男装/巫女服姿)

ひまわりまた会う日を楽しみに

能力

 恵まれた才能を有し、また努力を惜しまない性格のため、同世代の中では別格の呪的能力を誇る。符呪・真言・隠形・式神の作成および操作など、呪術全般で高い成績を残しており、まだ学生ながらプロ以上の実力を持つ。特に『簡易式(式神の一種)』に関する技術は達人の領域に入っており、彼女が動かす式神はまるで本当に生きているかのように滑らかな動きをする。

 しかし、実戦に弱い性格のため、その実力が正しく発揮される機会は少ない。

 所有する『使役式』は、土御門家に代々仕えてきた『』の北斗霊獣としてトップクラスの存在である『龍』を使役していること自体、彼女の実力の証左にもなっている。


性格

 次期当主としての自覚から、普段は生真面目かつ遊びのない態度をとる。凜とした雰囲気の美少女で、どこか他者を寄せ付けない雰囲気を持っている。だが実際の性格はかなり幼く、一度気を許した人間には素直になる傾向がある。特に春虎相手となると感情表現がストレートになり、遠慮のない物言いになる。

 天才と呼ばれているが、本番に弱い性格をしており、いざとなるとテンパって冷静さを欠いてしまうことも多い。

 厳格な父親との二人暮らし、外部から隔絶された山奥での生活、土御門夜光転生体ではないかという噂。そうした様々な要因から、アンバランスな夏目の性格が形成されたと思われる。春虎への強い執着も、そこに起因している。春虎は彼女にとって唯一の友人で、幼い頃からずっと一緒にいてくれた大切な男の子なのである。


キャラクター

 特殊な生活環境で生じた能力面と精神面の齟齬(ギャップ)や、複雑な変遷を経て来た春虎との関係など、様々な要因が組み合わさった結果なのか、夏目の萌え要素は非常に多い。列挙すると、


天才清楚優等生ツンデレ・テンパリ暴走人見知りヘタレ泣き虫無邪気天然・一途・嫉妬ヤンデレペロリスト変態(無自覚)・巫女服黒髪ロング男装貧乳ボクっ娘ご主人様幼馴染……etc


 実に多彩である。しかし、これだけの萌え要素を抱えているにもかかわらず、公式でのキャッチコピーは『残念幼馴染』だったりする。ニュアンスとしては「可愛いのに残念な幼馴染」ではなく、「残念なところが可愛い幼馴染」に近い。

「夏目の神髄が何だかご存知だろうか?」





 






         「答えは、『残念』です」







 




 登場当初は高いスペック清楚な外見という優等生キャラだったのだが、1巻終了時に全ての真相が明らかになり、『残念』疑惑が浮上。そしてドラゴンマガジンに掲載される短編で、凄まじくアレな所業を重ね続けた結果、『夏目=残念』という等式ファンの中で成立してしまった。これは公式も認めているようで、漫画版一巻の帯に書かれた宣伝文句は「オレの主は残念幼なじみ」である。ルビも振られており、そちらは「式神のあるじはエリート陰陽塾生」。…公式は血も涙もないのか。


 以下、夏目さんの『残念』ポイントまとめ(※ネタバレを含みます。)












夏目とシークレット北斗

1巻(本編)

・簡易式の練習中、偶発的にストーカー行為を開始。

・別人になりすまして、春虎と仲良くするようになる。

・その偽装に、自身の天才性を遺憾なく発揮。

・春虎くんクンクン

お祭り小学生並みのテンションではしゃぎまくる名門土御門の次期当主。

年下腹黒少女に春虎を取られて大泣き。勢いで告白

・春虎くんナメナメ

・戦闘では天才(笑)

(あまりのへっぽこ振りに萌え悶える読者多数発生)

・夏目さんは龍のおまけ説浮上

2巻(本編)

・夏目さんは豆腐メンタルかわいい

・夏目さんはのおまけ説確定(3巻で払拭)

4巻(本編+短編)

・夏目さんはストーカー説完全確定。

バストサイズの比較対象は男性。

引きこもりと大差ないライフスタイル。

・春虎が他の娘とデートした際の、妨害行為の数々。

・地震発生。

武闘派ヤンキーを黙らせるほどの眼力。

・春虎に人権はない。

(あまりの狂気ドン引き&爆笑する読者多数発生。)

・春虎のデート相手と修羅場。→あっさり完敗して涙目。

5巻(短編+本編)

・春虎との思い出は月単位で脳内フォルダに保管。

・酒を飲んでハイテンションな次期当主

・そして子どものように甘え出す。

・春虎くんクンクンペロペロ

・春虎くんと一緒のお布団。

・春虎くんに体を洗ってもらう(未遂)。

邪神召喚


 以上である。無駄にハイスペック天然ストーカーと、鈍感バカラブコメするとどうなるか、という良い見本である。こうなったのも全部春虎くんのせいなので、春虎くんは責任を取ると良いと思います。


 一応フォローしておくと、上記のような行為を行ってしまうほど、夏目にとって春虎は大切な存在とも言える。暴走してしまうこともあるが、夏目の春虎への気持ちは正しくであり、そのに生きている彼女の姿は、おかしくも実にかわいらしく、そして美しいと言えるだろう。






14巻にて或人物と縁が存在

ネタバレ

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