概要
2003年10月に、NHK教育テレビの番組『おかあさんといっしょ』で発表された楽曲である(2006年12月にも再度放送されている)。
子供向け番組の楽曲にもかかわらず平沢節&平沢ワールド全開であり、「子供にも容赦しないすすむおじさん」の言葉も生まれたほど。
そしてコレを見事に歌いきった当時のうたのおにいさん&うたのおねえさんである、今井ゆうぞう、はいだしょうこの力量にも注目(後のインタビュー記事によると “デモテープを聞いた瞬間「これは本気で歌わないとならない」と感じた” という)。
「この曲調と映像のせいで泣き出した子供がでた」……とNHKは抗議を受けた模様。
また、当時の母親達の一部も「気持ち悪い曲」と不快感を顕にしたらしい。
……どうしてNHKはすすむおじさんに依頼したのだろうか?
余談
- この曲を聴いた今敏が平沢に依頼して出来た曲が『夢の島思念公園』(『妄想代理人』OP)である。今曰く「わざと似せるように」リクエストしたとの弁。
- CDボックス『HALDYN DOME』にはすすむおじさん自らが歌うバージョンが収録されている。気になる人は買って聴いてみよう。ただしHALDYN DOMEは平沢の公式サイトから通販するしか入手方法がない上に、そのお値段3万1500円とお財布にも容赦しないが。
- 2016年に開催された平沢の公式ファンクラブイベント「景観する循環カフェ」において、ファンからの質問コーナーでこの曲の依頼経緯についての質問が出たが、その回答の中で「映像についてはノータッチ」である事実が判明。映像の作者は何者なんだ……。
- メロディラインはP-MODEL時代の楽曲『CLUSTER』(『Big Body』収録)が元ネタ説があり、更にルーツを遡ると『Zebra』(『ONE PATTREN』収録)に行きつく。聴き比べてみるのも一興だろう。