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概説

TCGにおいて、不要になった自身のカードを置く「捨て山(墓地)」を意図的に増やすテクニックの事。


主に山札(デッキ)を削って行うため、山札切れ=敗北とするルールが多い事やキーカードを引く前に落としてしまう危険性がある事から、TCGに疎い人からすると自殺行為に映るだろう。

しかし、大量の捨て山を活用するカードと組み合わせる事で、手札と遜色ない資源として活用可能なゲームも多く存在するのである。

そのため、大幅な墓地肥やしが可能なカードや任意のカードを墓地へ落とせるカードは使用規制が掛けられる事も多い。

使用禁止にまでなっている例としては、遊戯王OCGの「苦渋の選択」やデュエル・マスターズの「ロスト・チャージャー」などが挙げられる。


以下、墓地を活用するカードの一例

  • 墓地にあるカードの枚数を参照として能力値が上がる
  • 墓地のカードをフィールドや手札へ再利用する
  • 墓地のカードを別の場所へ移動させる事をコストとして要求する
  • 墓地へ行った、墓地にある場合に効果を発揮する

墓地肥やし戦術があるTCG

※情報が足りないため、追記募集中


遊戯王OCG

初期の(第1~2期)頃においては、「天使の施し」や「死者への手向け」で「青眼の白龍」等の大型モンスターを捨てて「死者蘇生」等で復活させる“捨て蘇生”戦法くらいであった。

第3期には「カオス・ソルジャー-開闢の使者-」や「混沌帝龍-終焉の使者-」が登場し、その特殊召喚コストとして注目された。


明確な転換期は第4期で、「黄泉ガエル」を筆頭に“墓地で発動する効果を持つモンスター”と、墓地肥やしを基本戦術とするカテゴリ「ライトロード」が登場した事によって墓地利用の価値が大きく上がる事となる。


以降も多少の流行り廃りはあるが、墓地肥やし戦術を主としたデッキが環境の主流として台頭するケースは多く、特にインフェルニティは手札0枚から大量のモンスターを蘇生しいていくというTCG全体で見ても異次元の動きをするデッキとして知られる。


アニメ作品でも、第4~5期に放送されていた『遊戯王デュエルモンスターズGX』の頃から取り入れ始めており、特にヘルカイザー亮が罠カード「パワー・ウォール」でデッキのカードを投げ捨てる姿は印象的である。


遊戯王ラッシュデュエル

遊戯王OCGの子作品と言える本作でも墓地は重要な要素となっており、特にアニメ『遊戯王SEVENS』の主人公である王道遊我の切り札「セブンスロード・マジシャン」は、墓地の属性数を参照とした自己強化効果を持つため、墓地を肥やす事を意識した立ち回りは多い。


デュエル・マスターズ

商品第一弾収録の「ボルシャック・ドラゴン」を始め墓地利用カードは初期からあったが、不死鳥編期でリアニメイトカードが充実した事で本格化する。

一例としては


といった墓地肥やしと相性の良いクリーチャーがいくつか存在する。


Magic The Gathering

こちらでの墓地肥やしから勝ちを狙うデッキとしては以下のような例がある。

  • 墓地にマナコストの重いクリーチャーを落とし、それを場に戻すカードを使いマナコストを踏み倒す。
  • 墓地のカードを参照とするカード、あるいは墓地のカードをコストとするカードの効力を最大限発揮させるために墓地にカードを貯める。
  • 事前にクリーチャーを墓地に貯めておき、戦場のクリーチャーと墓地のクリーチャーを入れ替えるカードを使い盤面をひっくり返す。
  • 条件を満たすと墓地から戦場に戻る効果を持つクリーチャーを事前に墓地に貯めておき、まとめて条件を達成して盤面制圧する。

と言った墓地を活用するデッキはいくつか存在する。


また、エキスパンション(拡張パック)ごとにキーワード能力が登場するのが常だが、その中には墓地利用を意識したものも多数存在する。以下はその一例。

能力名効果登場セット
発掘ドローする代わりにライブラリーのカードを指定された枚数だけ墓地に置くことで回収するラヴニカ・ギルドの都
探査コストを支払う代わりにカードを追放し、それはコスト(1)を支払う未来予知 タルキール・ブロック
フラッシュバックカードごとに定められたコストを支払らい追放することで、墓地にある状態から使用できるオデッセイ・ブロック 時のらせん・ブロック イニストラード・ブロック
脱出カードごとに定められた枚数の墓地にあるカードを追放しコストを支払うことで、墓地にある状態から使用できるテーロス還魂記

特に発掘は墓地肥やしを何度も行えると言った点から壊れ能力の一つとして有名で、また探査を持つドローカードは最新弾がメインのルールでは使えるものの、過去のカードも使用可能なルールでの使用が禁じられると言った事案も起こっている。


カードファイト!!ヴァンガード

クランファイト単位ではグランブルー、Dシリーズ導入後の国家ファイト単位ではストイケイア程度だが双闘が主軸の頃はクラン関係なく行われていた。


この「双闘」は相手のヴァンガードがグレード3以上の際に「ドロップゾーンからカード4枚を山札に戻す」ことで成立するからである。


それ以降もドロップゾーンを活用するカードは幾度か登場しているが、無理矢理大量に稼ぐ必要があるのは2022年7月第1週時点ではグランブルーと双闘程度である。


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TCG

戦術 墓地 復活

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