概要
兵士達が戦に臨む際に抱く意気込みや気力の事を指す。
また、組織や集団が何かに臨む際に持つ熱意も意味する。
物凄くざっくりと表現すれば「軍や集団におけるやる気のようなもの」といったところか。
心理的・精神的な要素の一種ではあるが決して非科学的なものではなく、心理学的にも古くから研究されている要素であり、士気の高低が兵士達の能力に与える影響は非常に大きい。
兵士達の士気が高ければ、恐怖心や無力感が薄れ果敢に敵に立ち向えるようになることで劣勢を跳ね返したり、あるいは大きな戦功を立てることもあるし、逆に士気が低いとやる気の無い腑抜けた兵士が続出し、判断力低下による戦死や自軍への忠誠が薄れて投降が相次いだり、恐怖心にかられて脱走や敵前逃亡を図るなど問題が多発し、最悪の場合敗北につながりかねない。
そのため、太古の昔から現代に至るまで「士気の向上と維持」は軍隊における重要な課題として位置付けられ続けており、士気向上を目的としたさまざまな方法が考案・実行されている。
戦国時代や三国志といったテーマを扱うゲーム作品などにおけるステータスの一種としても用いられる事も多く、大抵は士気が高ければ高いほど味方側の能力が強化されたり有利な状況が発生し、逆に士気が低いと能力が弱体化したり、数値が低過ぎる(あるいは0になる)と敗北扱いになるといった仕様になっている事も。